JP2584059B2 - 情報トラックの検索用外乱除去装置 - Google Patents

情報トラックの検索用外乱除去装置

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JP2584059B2
JP2584059B2 JP1153388A JP15338889A JP2584059B2 JP 2584059 B2 JP2584059 B2 JP 2584059B2 JP 1153388 A JP1153388 A JP 1153388A JP 15338889 A JP15338889 A JP 15338889A JP 2584059 B2 JP2584059 B2 JP 2584059B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、多数の情報トラックを有する記録担体にお
いて所望する情報トラックを検索する際のトラックずれ
信号に含まれる外乱を除去する情報トラックの検索用外
乱除去装置に関するものである。
従来の技術 従来の装置として、所定の回転数で回転している円盤
状の記録担体上に半導体レーザー等の光源より発生した
光ビームを収束し照射し記録されている信号を再生する
光学式再生装置がある。
この記録担体上には幅0.6μm、トラックピッチ1.6μ
mという微小なトラックがスパイラル状又は同心円上に
設けられている。
記録担体上に記録されている信号の再生は、光ビーム
が常にトラック上に位置するようにトラックキング制御
しながら記録担体上からの反射光を光検出器で受光して
行っている。
トラッキング制御のためのトラックずれ信号の検出も
同様にして記録担体からの反射光より得ている。
トラッキング制御は、記録担体上の光ビームをトラッ
ク方向と略略垂直な方向に移動させるためのトラッキン
グアクチュエータに、トラックずれ信号をフィードバッ
クすることで行っている。尚、記録担体上には多数のト
ラックが設けられており、所望するトラックへ光ビーム
を移動させる検索が行なわれる。
検索は、トラッキング制御を不動作にして光ビームが
トラックを横断する様にトラッキングアクチュエータを
駆動して行われる。
検索を高速かつ安定に行なうために、検索中は光ビー
ムが略略所定の速度で移動するように速度制御が行なわ
れる。速度制御は、トラックを横断したときのトラッキ
ングずれ信号の周期よりトラックに対する光ビームの移
動速度を検出し、この信号をアクチュエータにフィード
バックすることにより行っている。
検索は、光ビームが所望するトラック上に到達すると
再度トラッキング制御を動作させ終了する。
発明が解決しようとする課題 光ビームがトラックを横断する時のトラックずれ信号
は、正弦波状の信号となる。しかしながら、ディスクの
傷、番地信号の影響等の外乱によって周期が乱される。
検索時の光ビームの移動速度は最大1m/s程度になり、
上述のトラックを横断する時のトラックずれ信号は、60
0KHz程度となる。
従って検索時のトラックずれ信号の周波数はDC〜600K
Hzと非常に広範囲に渡って変化し、単一の特性を有する
除去回路で外乱を除去することは非常に困難である。
アクチュエータを速度制御するための速度の検出は、
このトラックずれ信号の周期により行っているため、外
乱が除去されない場合、所望するトラックへの検索が不
正確になり、又アクチュエータが暴走するなど装置の信
頼性が著しく低下する。
本発明は上述した従来の欠点に鑑みてなされたもので
あり、トラックずれ信号にふくまれているディスクの
傷、番地信号の影響等による外乱を除去する情報トラッ
クの検索用外乱除去装置を提供することである。
課題を解決するための手段 記録担体上に記録されている信号を再生する再生手段
と、記録担体上の前記再生手段の再生位置とトラックの
位置ずれを検出するトラックずれ検出手段と、前記トラ
ックずれ検出手段の出力信号を2値化する2値化手段
と、前記2値化手段の出力信号のパルス幅を計測し時間
Wより短いパルスを除去する第1の除去手段と、前記第
1の除去手段の出力信号のレベル変化点より所定の時間
Mの間に発生するパルスを除去する第2の除去手段とを
備えたものである。
作用 本発明は上述した構成によって、検索時の光ビームの
移動速度に応じて第1の除去手段の時間W及び第2の除
去手段の時間Mを切り換え、トラックずれ信号に含まれ
る外乱を効果的に除去できる。
実施例 以下本発明の一実施例の情報トラックの検索用外乱除
去装置について、図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の実施例における情報トラックの検索
用外乱除去装置を用いた検索装置のブロック図を示すも
のである。
記録担体1はモータ2の回転軸に取り付けられて、所
定の回転数で回転している。
記録担体1上には信号が記録された幅0.6μm、トラ
ックピッチ1.6μmのトラックがスパイラル状に設けら
れている。又、このトラックにはトラックを識別するた
めの番地信号が記録されている。
半導体レーザ等の光源3より発生した光ビーム4はカ
ップリングレンズ5で平行光にされた後に偏光ビームス
プリッター6,1/4波長板7を通過し全反射ミラー8で反
射された収束レンズ10で収束され記録担体1上に照射さ
れている。収束レンズ10は記録担体1の面と垂直な方向
にのみ伸縮し水平な方向には伸縮しない2枚の板バネ12
を介してアクチュエータのフレーム13に取り付けられて
いる。
光ビーム4は収束レンズ10を駆動することにより、記
録担体1上にフォーカス制御されるが、本発明と直接関
係しないので説明を省略する。
記録担体1で反射された反射光9は収束レンズ10を通
過して全反射ミラー8で反射され1/4波長板7を通過し
た後に偏光ビームスプリッター6で反射されて光検出器
11上に照射される。
全反射ミラー8及びコイル14が取り付けられたフレー
ム13は、コイル14に電流を流すとコイル14が電気磁気力
を受け、記録担体1の半径方向に移動できる構成になっ
ている。
フレーム13が記録担体1の半径方向に移動すると、板
バネ12によりフレーム13に取り付けられた収束レンズ10
も同様に移動する。
光源3,カップリングレンズ5,偏光ビームスプリッター
6,1/4波長板7及び光検出器11は装置のフレーム(省
略)に固定されている。
光検出器11は2分割構造になっており、この出力はそ
れぞれ増幅器16,17に入力される。増幅器16,17の出力は
差動増幅器18のそれぞれの端子に入力されれおり、差動
増幅器18は両信号の差に応じた信号を出力する。
差動増幅器18の出力は、記録担体1上に収束されてい
る光ビーム4とトラックとの位置ずれを示すトラックず
れ信号となる。
差動増幅器18の出力信号はトラッキング制御系の位相
を補償するための位相補償回路19,スイッチ20,加算回路
21及び電力増幅するための駆動回路22を介してコイル14
に加えられる。従って、収束レンズ10は差動増幅器18の
信号に応じて駆動され、記録担体1上に収束されている
光ビームは、常にトラック上に位置するようトラッキン
グ制御される。
次に所望するトラックの検索について説明する。
現在光ビームが位置している記録担体1上のトラック
の番地を(N1)とする。この番地(N1)は、増幅器16及
び17の出力を加算する加算回路33の出力より番地読み取
り回路34で読み取られる。
所望するトラックの番地(N0)が番地入力回路31に入
力されると、マイクロコンピュータ32は、番地読み取り
回路34及び番地入力回路31より番地(N0),(N1)を取
り込み、所望するトラックまでのトラック本数(N0−N
1)を算出し、データバスライン30を介し計数回路35の
計数値を(N0−N1)と設定する。
尚、今簡単にするためにN0>N1であるとして以後の説
明を行う。
マイクロコンピュータ32は、D/A変換器37に所定の値
をセットしスイッチ20を開放してトラッキング制御を不
動作にする。
D/A変換器37の出力は加算回路21を通して駆動回路22
に入力され、コイル14に電流が流れフレーム13は記録担
体1の半径方向に移動する。
フレーム13が移動すると記録担体1上に収束されてい
る光ビームは所望するトラッキングに向かって移動す
る。
光ビームがトラッキングを横断すると差動増幅器18の
出力にトラックピッチを1周期とする正弦波状のトラッ
クずれ信号が出力される。この信号はディスクの傷、番
地信号の影響等による外乱を含んでいる。この信号は2
値化手段23に入力される。
2値化手段23は、入力信号をハイレベルとローレベル
の2値に変換する。以下、ハイレベルを“H"と、ローレ
ベルを“L"と記す。2値化された信号は、第1の除去手
段24に入力される。
第1の除去手段24は、入力される2値化信号の連続し
た“H"又は“L"の期間を計測し外乱による時間Wより短
い“H"又は“L"のパルスを除去する。尚、時間Wの値
は、w1〜w5の5段階あり、この切り換えはデータバスラ
イン81,第2の除去手段28及びデータバスライン84を介
し速度識別手段25の速度識別結果に従って行われる。
第2の除去手段28は、入力信号の立ち上がり及び立ち
下がりエッジを検出しエッジ検出後の時間Mの期間の外
乱による立ち上がり及び立ち下がりエッジの検出信号を
除去する。尚、時間Mの値は、m1〜m5の段階あり、この
切り換えはデータバスライン81を介し速度識別手段25の
速度識別結果に従って行われる。
第2の除去手段28は、外乱を除去し光ビームが0.5ト
ラック(0.8μm)を移動したことを示す0.5トラック移
動信号を信号ライン82を介して周期検出回路29及び速度
識別手段25に出力する。又、第2の除去手段28は同様に
光ビームがトラックを横断したことを示すトラック横断
信号を信号ライン83を介して計数回路35に出力する。
速度識別手段25は、信号ライン82を介し入力される信
号の周期より光ビームの移動速度を5段階に識別し、そ
の識別結果に従ってデータバスライン81を介し上述した
第2の除去手段28の時間Mを、m1〜m5のうちで外乱を有
効に除去する値に切り換える。又、第1の除去手段24の
時間Wは、第2の除去手段28の動作状態を示すデータバ
スライン84の信号によって、w1〜w5のうちで外乱を有効
に除去する値に切り換わる。
尚、速度識別の動作は、信号ライン36を介してマイク
ロコンピュータ32によって制御されている。
周期検出回路29は、信号ライン82を介し入力される0.
5トラック移動信号の周期を測定する。
計数回路35は、信号ライン83を介しトラック横断信号
が入力される毎に計数値から1を減算してゆく。
マイクロコンピュータ32は、周期検出回路29の測定値
をデータバスライン39を介して読み取り光ビームの移動
速度を演算する。又、計数回路35の計数値をデータバス
ライン38を介して読み取り所望するトラックまでの距離
を演算する。演算した光ビームの移動速度及び所望する
トラックまでの距離を基に、光ビームを所望するトラッ
クに安定かつ高速に駆動する最適値を演算しD/A変換器3
7に出力する。又、計数回路35の計数値が0になった時
即ち光ビームが所望するトラックに到達した時、D/A変
換器37を不動作状態とすると共にスイッチ20を閉じてト
ラッキング制御を動作させ検索を終了する。
以下、各ブロックの動作を詳細に説明する。
先ず第1図に示した2値化手段23の動作を第2図に示
した波形を用いて説明する。
第2図のaは、複数のトラックを光ビームが一定の速
度で横断して行く様子を表している。t0,t11,t23の各時
間は、光ビームがトラックとトラックの中間位置にある
場合で、t4,t15,t27の各時間は、光ビームがトラックの
中心位置にある場合である。
波形bは、aに示したように複数のトラックを光ビー
ムが横断するときのトラックずれ信号を示している。g
0,g1は、ディスクの傷、番地信号の影響等による外乱の
一例を示している。
波形cは、波形bに示したトラックずれ信号を入力と
した場合の2値化手段23の出力波形を示している。波形
bのトラックずれ信号を零レベルを基準にして2値化し
た波形になっている。t0からt4の時間は光ビームが0.5
トラックを移動する時間を示している。同様にt4からt1
1,t11からt15、t15からt23、t23からt27の時間も光ビー
ムが0.5トラックを移動する時間を示している。J0,J1の
パルスは、外乱によるパルスでありt8,t17の各時間の立
ち上がりエッジは、本来の光ビームがトラックとトラッ
クの中間位置にある場合を示していない。同様にt9,t20
の各時間の立ち下がりエッジは、本来の光ビームがトラ
ックの中心位置にある場合を示してない。
次に第1図に示した第1の除去手段24の詳細な動作を
第3図に示した第1の除去手段24のブロック図と第4図
に示した波形を用いて説明する。
先ず第3図に示したブロック図より説明する。
第1の入力端子40は、第1図の信号ライン201に接続
されている。第2の入力端子46は、第1図のデータバス
ライン84に接続されている。又、出力端子52は、第1図
の信号ライン202に接続されている。
入力端子40に入力される2値化手段23の出力は、エッ
ジ検出回路54と第1のラッチ回路44のD端子に入力され
る。
エッジ検出回路54は、立ち上がり及び立ち下がりのエ
ッジを検出しパルスを出力する。エッジ検出回路54の出
力は、カウンター42のCLR端子と第2のラッチ回路45のC
K端子に入力される。
カウンター42のCK端子は、発振回路41に接続されてお
りCLR端子に入力されるパルスの間隔を計測する。尚、
発振回路41の出力のクロックとクロックの中間に、CLR
端子に入力されるパルスが、位置するように構成されて
いる。カウンター42の計数値は、一致検出回路43のa端
子に入力される。
第2のラッチ回路45は、CK端子にパルスが入力される
とそのときのD端子のDを保持する。保持したデータ
は、スイッチ53のCTL端子に入力される。
スイッチ53は、a,b,c,d,eの各端子に入力される値の
内の1つをCTL端子の状態によって切り換え出力する。
a,b,c,d,eの各端子は、それぞれ基準値47、48、49、5
0、51に接続されている。
一致検出回路43は、a端子とb端子の値が一致した場
合に出力が“H"となる。一致検出回路43の出力は、第1
のラッチ回路44のCK端子に入力される。
第1のラッチ回路44は、CK端子に入力される信号の立
ち上がりエジでD端子の“H"又は“L"の状態を保持し出
力する。
次に上述した各回路の動作を第4図に示す波形を用い
て説明する。
第4図の波形aは、上述した第1図の2値化手段22の
動作の詳細の説明において2値化手段23の出力波形の一
例として用いた第2図の波形cである。2値化回路23の
出力は、信号ライン85の介して第1の除去手段24に入力
されているので、第2図の波形cが2値化回路23に入力
されるとして説明する。尚、第2図の波形cと同様に第
4図の波形aのt0,t11,t23の各時間の立ち上がりエッジ
は、光ビームがトラックとトラックの中間位置にある場
合を、t4,t15,t27の各時間の立ち下がりエッジは、光ビ
ームがトラックの中心位置にある場合を示す。外乱によ
るJ0,J1のパルスのt8,t17の各時間の立ち上がりエッジ
は、本来の光ビームがトラックとトラックの中間位置に
ある場合を示さない。同様にt9,t20の各時間の立ち下が
りエッジは、本来の光ビームがトラックの中心位置にあ
る場合を示していない。
第4図の波形bは、第3図のエッジ検出回路54の出力
波形を示す。同様に波形cは、発振回路41の出力波形を
示す。尚、このクロックの周期をTckとする。波形d
は、一致検出回路43の出力波形を示す。波形eは、第1
のラッチ回路44の出力波形を示す。尚、第4図の波形a
が第3図の第1の入力端子40に入力される期間、第2の
入力端子46は、スイッチ53においてc端子の値を出力す
る信号となっているとする。又、基準値49の値を3とす
る。
第4図の波形aが第3図の第1の入力端子40に入力さ
れエッジ検出回路54の出力は、エッジを検出した第4図
の波形bとなる。
第4図の波形bのt0の時間のパルスが、第2のラッチ
回路45に入力されるとD端子のデータを保持し、スイッ
チ53はc端子の値を出力する。c端子は基準値49に接続
されており、スイッチ53の出力は3となる。
カウンター42は、第4図の波形bのt0の時間のパルス
がCLR端子に入力されると計数値を一旦クリアーし、CK
端子に入力されるクロックの計数を開始する。第4図の
波形cのt1の時間のクロックが入力されると計数値が3
となり、一致検出回路43のa端子に3が入力される。
一致検出回路43のb端子には3が入力されているの
で、一致検出回路43の出力は、第4図の波形dに示すよ
うにt1の時間に“H"になる。第1のラッチ回路44は、t1
の時間のD端子の“H"を保持する。
エッジ検出回路54の出力である第4図の波形bのt4,t
9,t11,t15,t17,t20,t23の各時間のパルスについてもt0
の時間のパルスと同様にカウンター42の計数値が、それ
ぞれ第4図の波形cのt5,t10,t12,t16,t19,t21,t24の各
時間のクロックが入力された時に3となる。よって、一
致検出回路43の出力は、第4図波形dのt5,t10,t12,t1
6,t19,t21,t24の時間に“H"となる。
第1のラッチ回路44は、第4図の波形aのt5,t10,t1
2,t16,t19,t21,t24の各時間のD端子の“H"又は“L"を
保持し出力する。
エッジ検出回路54の出力である第4図の波形bのt8の
時間のパルスは、カウンター42の計数値が3になる以前
にCLR端子に第4図の波形bのt9の時間のパルスが入力
され計数値がクリアーされる。よって一致検出回路43の
出力は“L"のままであり、第1のラッチ回路44の出力は
以前の信号“L"を保持し、第4図の波形aのJ0のパルス
が除去され出力端子52に出力されない。
尚、この場合上述した時間Wは、w3でありw3はほぼ
(2.5*Tck)となる。又、基準値47、48、50、51は、そ
れぞれw1、w2、w4、w5に対応する。
第3図の基準値49を3として(2.5*Tck)より短いJ0
のパルスを除去する動作を説明したが、時間Wとその時
間を切り換える第2の入力端子46の入力信号の関係は後
述する。
次に第1図に示した第2の除去手段28の詳細な動作を
第5図に示した第2の除去手段28のブロック図と第6図
に示した波形を用いて説明する。先ず第5図に示したブ
ロック図より説明する。
第1の入力端子58は、信号ライン202に接続されてい
る。第2の入力端子61は、第1図のデータバスライン81
に接続されている。第1の出力端子59は、第1図の信号
ライン82に接続されている。
第2の出力端子60は第1図の信号ライン83に、第3の
出力端子200は第1図のデータバスライン84にそれぞれ
接続されている。
第1の入力端子58に入力される第1の除去手段24の出
力は、エッジ検出回路55と立ち下がりエッジ検出回路57
に入力される。
エッジ検出回路55は、入力信号の立ち上がり及び立ち
下がりのエッジを検出し、パルスを出力する。エッジ検
出回路55の出力は、アンドゲート56に入力される。アン
ドゲート565のもう一方の入力にはゲート発生回路62の
出力が入力されている。尚、ゲート発生回路62の出力
は、初期状態で“H"となるように構成されている。よっ
て、エッジ検出回路55の最初の出力パルスはアンドゲー
ト56を介し遅延回路71,アンドゲート64,ラッチ回路63の
CK端子及び第1の出力端子59に入力される。
ラッチ回路63は、CK端子にパルスが入力されるとその
時のD端子のデータを保持し出力する。ラッチ回路63の
出力は、スイッチ65のCTL端子及び第3の出力端子200に
送られる。従って、速度識別結果による第1の除去手段
24の時間Wの切り換えは、第2の除去手段28の時間Mを
切り換えた後に行われる。
スイッチ65は、a,b,c,d,eの各端子に入力される値の
内の1つをCTL端子の状態によって切り換え出力する。
a,b,c,d,eの各端子は、それぞれ基準値66、67、68、6
9、70に接続されている。
基準値66、67、68、69、70の出力値は、上述した時間
Mのそれぞれm1,m2,m3,m4,m5とする。スイッチ65の出力
は、ゲート発生回路62の1N2端子に入力される。
ゲート発生回路62は、アンドゲート56の出力パルスが
遅延回路71を介して1N1の端子に入力されると、1N2端子
に入力されている値に対応する時間出力が“L"となる。
ゲート発生回路62の出力が“L"の期間、エッジ検出回
路55の出力パルスはアンドゲート56で阻止され遅延回路
71を介しゲート発生回路62の1N1端子に入力されない。
よって、第1の出力端子の信号は、エッジ検出回路55の
出力パルスの内でゲート発生回路62の出力が“H"の期間
のパルスとなる。
立ち下がりエッジ検出回路57は、入力信号の立ち下が
りエッジのみを検出しパルスを出力する。立ち下がりエ
ッジ検出回路57の出力は、アンドゲート64に入力され
る。よって、第2の出力端子の信号は、立ち下がりエッ
ジ検出回路57の出力パルスの内でゲート発生回路62の出
力が“H"の期間のパルスとなる。
次に上述した各回路の動作を第6図に示す波形を用い
て説明する。
第6図の波形aは、上述した第1図の第1の除去手段
24の動作の詳細の説明で第1の除去手段24の入力波形の
一例として用いた第4図の波形aと同様な波形である。
同様に波形bは、第1の除去手段24の出力波形であり
第4図の波形eと同様な波形である。
第1の除去手段24の出力は、信号ライン202を介して
第2の除去手段28に入力されているので第4図の波形e
が、第2の除去手段28に入力されるとして説明する。
第4図の波形aと同様に第6図の波形aのt0,t11,t23
の各時間の立ち上がりエッジは、光ビームがトラックと
トラックの中間位置にある場合を、t4,t15,t27の各時間
の立ち下がりエッジは、光ビームがトラックの中心位置
にある場合を示す。J0,J1のパルスは、外乱により発生
したパルスでありこのパルスのt8,t17の各時間の立ち上
がりエッジは、本来の光ビームがトラックとトラックの
中間位置にある場合を示さない。同様にt9,t20の各時間
の立ち下がりエッジは、本来の光ビームがトラックの中
心位置にある場合を示さない。
第4図の波形eと同じ第6図の波形bのt1,t12,t24の
各時間の立ち上がりエッジは、遅延があるものの光ビー
ムがトラックとトラックの中間位置にある場合に対応
し、t5,t16の各時間の立ち下がりエッジは、光ビームが
トラックの中心位置にある場合に対応する。J3のパルス
は、外乱によるJ1のパルスが遅延したパルスである。よ
って、t19の時間の立ち上がりエッジは、本来の光ビー
ムがトラックとトラックの中間位置にある場合に対応し
ない。同様にt21の時間の立ち下がりエッジは、本来の
光ビームがトラックの中心位置にある場合に対応しな
い。
第6図の波形cは、第5図のエッジ検出回路55の出力
波形を示す。同様に波形dは、立ち下がりエッジ検出回
路57の出力波形を示す。波形eは、ゲート発生回路62の
出力波形を示す。波形fは、第1の出力端子59の波形を
示す。波形gは、第2の出力端子60の波形を示す。尚、
第6図の波形bが第5図の第1の入力端子58に入力され
ている期間、第2の入力端子61は、スイッチ65において
c端子の値を出力する信号で、かつc端子に接続されて
いる基準値68の値がm3であるとして説明する。
第6図の波形bが第5図の第1の入力端子58に入力さ
れるとエッジ検出回路55の出力は、エッジを検出した第
6図の波形cとなる。ゲート発生回路62の出力は、第6
図の波形eのt1の時間に示すように“H"であるので、第
6図の波形cのt1の時間のパルスは、アンドゲート56を
介し、遅延回路71,第1の出力端子59,アンドゲート64及
びラッチ回路63のCK端子に入力される。
ラッチ回路63はD端子のデータを保持し、スイッチ65
はc端子の値m3を出力する。
遅延回路71は、入力されたパルスをt2の時間まで遅延
し出力する。
ゲート発生回路62は、第6図の波形eのt2からt3の時
間m3の期間出力を“L"とする。同様にエッジ検出回路55
の出力である第6図の波形cのt5,t12,t16,t24の時間の
パルスについてもそれぞれt6からt7,t13からt14,t18か
らt21,t25からt26の時間m3の期間出力を“L"とする。
尚、ゲート発生回路62の出力が“L"であるt18からt22の
期間、エッジ検出回路55の出力である第6図の波形cの
t19,t21の時間のパルスは、アンドゲート56で阻止され
る。よって、第1の出力端子59は、第6図の波形fに示
すものになる。
第6図の波形fのt1,t12,t24の各時間のパルスは、遅
延があるものの光ビームがトラックとトラックの中間位
置にある場合に対応しており、t5,t16の各時間のパルス
は、光ビームがトラックの中心位置にある場合に対応し
ている。よって、波形fは、第6図の波形bの外乱によ
るJ3のパルスの影響が除去され、光ビームが0.5トラッ
ク移動したことを示す0.5トラック移動信号となる。
立ち上がりエッジ検出回路57に第1の入力端子より第
6図の波形bが入力されると、t5,t16,t21の時間の立ち
下がりエッジを検出し、出力は第6図の波形dとなる。
第2図の出力端子60は、アンドゲート56の出力と立ち
下がりエッジ検出回路57の出力が共に“H"のときに“H"
となり第6図の波形gとなる。
第6図の波形gのt5,t16の各時間のパルスは、遅延が
あるものの光ビームがトラックの中心位置にある場合に
対応している。よって、第6図の波形bの外乱によるJ3
のパルスの影響が除去され、光ビームがトラックを横断
したことを示すトラック横断信号となる。
第5図の基準値49の値をm3として動作を説明したが、
時間Mとその時間を切り換える第2の入力端子61の入力
データの関係は後述する。
次に第1図に示した速度識別手段25の詳細な動作を第
7図に示した速度識別手段25のブロック図と第8図及び
第9図に示した波形を用いて説明する。
先ず第7図のブロック図から説明する。
第1図の入力端子72は、第1図の信号ライン82に接続
されている。
第2の入力端子112は、第1図の信号ライン36に接続
されている。
第1の出力端子114,第2の出力端子115,第3の出力端
子116,第4の出力端子117及び第5の出力端子118は、デ
ータバスを形成し第1図のデータバスライン81に接続さ
れている。尚、各出力端子は、速度識別の結果を示して
おり第5の出力端子114が“H"の場合を第5の速度領域
とする。同様に第4,第3,第2,第1の各出力端子がそれぞ
れ“H"の場合を第4,第3,第2,第1の速度領域とする。
速度識別結果に従って切り換わる第2の除去手段28の
m1,m2,m3,m4,m5は、それぞれ第1,第2,第3,第4,第5の速
度領域の場合であるとする。又、第1の除去手段24の時
間Wは、第2の除去手段28が速度識別手段25の識別結果
によって切り換わった後切り換わるが、w1,w2,w3,w4,w5
は、それぞれ第1,第2,第3,第4,第5の速度領域の場合で
あるとする。
速度識別は、第2の除去手段28の出力である0.5トラ
ック移動信号より光ビームが0.5トラック移動する時間
を計測して7個取り込み、それぞれの時間を基準時間T
1,T2,T3,T4とそれぞれの時間を基準時間T1,T2,T3,T4と
それぞれ比較してT1より大きいものが4個以上ある場合
第1の速度領域、T1より大きいものが3個以下でT2より
大きいものが4個以上の場合第2の速度領域、T2より大
きいものが3個以下でT3より大きいものが4個以上の場
合第3の速度領域、T3より大きいものが3個以下でT4よ
り大きいものが4個以上の場合第4の速度領域、T4より
大きいものが3個以下の場合第5の速度領域と識別す
る。尚、T1>T2>T3>T4とする。T1,T2,T3,T4により識
別する速度領域を設定できる。以下、動作を説明する。
第2の入力端子112に入力される信号は、速度識別動
作のON/OFFを制御する信号で“L"でONとなる。第2の入
力端子112が“H"から“L"になるとオアゲート76を介し
てカウンター77のCLR端子が“L"となりカウンター77
は、計数を開始する。、同様にオアゲート75を介してカ
ウンター73,88,92,104,107はCLR端子が“L"となり、計
数を開始する。尚、遅延回路74は、初期状態で出力が
“L"となるよう構成されている。
第1の入力端子72に入力される第2の除去手段28の出
力である0.5トラック移動信号は、カウンター73のCK端
子とオアゲート76を介してカウンター77のCLR端子に入
力される。
カウンター77は、クリアー端子にパルスが入力される
と計数値をクリアーし、CK端子に入力される発振回路78
出力のクロックを計数する。カウンター77の計数値は、
一致検出回路87,91,103,106のa端子に入力される。
一致検出回路87,91,103,106のb端子は、それぞれ基
準値79,84,85,86に接続されており、a端子とb端子の
値が一致すると出力が“H"となる。尚、基準値79,84,8
5,86は、それぞれ基準時間T4,T3,T2,T1に対応する。一
致検出回路87,91,103,106の出力は、それぞれカウンタ
ー88,92,104,107のCK端子に入力される。
カウンター88,92,104,107は、CK端子に入力される信
号の立ち上がりエッジを計数する。この計数値は、それ
ぞれ比較回路89,93,105,108のa端子に入力される。
比較回路89,93,105,108のb端子には、基準値109が接
続されており、a端子の値がb端子の値以上の場合出力
が“H"となる。尚、基準値104の値は、4である。
カウンター73は、CK端子に入力されるパルスを計数
し、計数値を一致検出回路119のa端子に出力する。
一致検出回路119のb端子には、基準値118が接続され
ており、a端子とb端子の値が一致すると出力が“H"と
なる。尚、基準値118の値は、7である。一致検出回路1
19の出力は、ラッチ回路90,94,97,100のCK端子及び遅延
ゲート74に接続されている。
ラッチ回路90,94,97,100は、CK端子に入力される信号
の立ち上がりエッジを検出しその時のD端子の“H"又は
“L"を保持し出力する。尚、第2の入力端子112が“H"
の場合はラッチ回路90,04,97,100の出力は、セット状態
となり“H"となる。
第5の出力端子114は、ラッチ回路90の出力が“L"の
ときインバータ120を介して“H"となる。第4の出力端
子115は、ラッチ回路90の出力が“H"でラッチ回路94の
出力が“L"のとき“H"となる。
第3の出力端子116は、ラッチ回路94の出力が“H"で
ラッチ回路97の出力は“L"のとき“H"となる。
第2の出力端子117は、ラッチ回路97の出力が“H"で
ラッチ回路100の出力が“L"のとき“H"となる。
第1の出力端子118は、ラッチ回路100の出力が“H"の
とき“H"となる。
遅延回路74は、入力を遅延し出力する。入力信号が
“H"になると遅延し出力しオアゲート75を介してカウン
ター73,88,92,104、107をクリアーする。
次に上述した各回路の動作を第8図及び第9図に示す
波形を用いて説明する。
第8図の波形aは、上述した第1図の第2の除去手段
28の出力である0.5トラック移動信号の一例である。
尚、t0,t6,t11,t16,t23,t28,t33,t39の各時間のパルス
は、遅延があるものの光ビームがトラックとトラックの
中間位置にある場合又は光ビームがトラックの中心位置
にある場合に対応している。よって、パルスの間隔は、
光ビームが0.5トラックを移動する時間である。
第8図の波形b〜lは、第8図の波形aが第1の入力
端子72に入力された場合の各端子の出力波形である。
第8図の波形bは、遅延回路74の出力を示す。
同様に波形cは、発振回路78の出力を示す。波形d
は、一致検出回路87の出力を示す。波形e,f,gは、それ
ぞれ一致検出回路91,103,106の出力を示す。波形hは、
比較回路89の出力を示す。波形i,j,kは、それぞれ比較
回路93,105,108の出力を示す。波形lは、カウンター73
の出力を示す。
第8図の波形aが、第1の入力端子72に入力されると
して動作を説明する。尚、基準値79,84,85,86の値をそ
れぞれ2,3,4,5とする。又、第8図の波形aが第7図の
第1の入力端子72に入力されている期間は第2の入力端
子112が“L"で、第8図の波形aのt0の時間のパルスが
入力されるとカウンター73の計数値が7になるとする。
第2の入力端子112が“L"でカウンター73,77,88,92,1
04,107は、クリアー状態ではない。よって、第1の入力
端子72より第8図の波形aのt0の時間のパルスが入力さ
れると、カウンター77がクリアーされ、カウンター73の
計数値が7となる。
一致検出回路119は、a端子に7が入力され、出力が
“H"となる。
遅延回路74の出力は、遅延してt1の時間に“H"とな
り、オアゲート75を介してカウンター73,88,92,104,107
をクリアーする。カウンター77の計数値は、発振回路78
の出力を示す第8図の波形cのt2の時間のクロックで2
となる。この時、一致検出回路87のa端子とb端子の値
が一致し出力が“H"となる。よって、カウンター88の計
数値は、1となる。又、カウンター77の計数値は、t3の
時間で3となり一致検出回路91のa端子とb端子の値が
一致し出力が“H"となる。よって、カウンター92の計数
値は、1となる。同様にt4,t5のそれぞれの時間にカウ
ンター104,107の計数値が1となる。
以降同様な動作を行い一致検出回路87の出力が、第8
図の波形dに示すt17の時間に“H"となるとカウンター8
8の計数値が4になる。この時、比較回路89の出力は、
a端子に4が入力され第8図の波形hに示すようにt17
の時間に“H"となる。同様に比較回路93,105,108の出力
は、第8図の波形i,j,kに示すようにそれぞれt18,t20,t
21の時間に“H"となる。
第1の入力端子72より第8図の波形aに示すt39の時
間のパルスが入力されるとカウンター73の計数値は、7
となる。
一致検出回路119の出力は、a端子とb端子の値が一
致し“H"となる。ラッチ回路90,94,97,100は、CK端子に
立ち上がりエッジが入力され、D端子の“H"を保持し、
出力は“H"となる。
第1の出力端子118のみ“H"となり、他の出力端子11
4,115,116,117は“L"となる。
第1の入力端子72に第8図の波形aが入力されると、
第1の速度領域に識別されることになる。
入力される第8図の波形aのパルス間隔が短くなるに
したがって第2,第3,第4,第5の各速度領域に識別される
ことになる。
尚、基準時間T4,T3,T2,T1に対応する基準値79,84,85,
86の出力をそれぞれk4,k3,k2,k1としk4<k3<k2<k1の
条件で変更することで、第1〜第5の速度領域で識別す
る速度範囲を変更できる。
以上、0.5トラック移動時間を7個取り込み、それぞ
れの時間を基準時間T1,T2,T3,T4とそれぞれ比較し基準
時間より大きいものが4個以上あるかどうかで速度識別
する場合を説明したが、速度識別の特性が許容できる範
囲で取り込む0.5トラック移動時間の個数及び判定する
個数を変更できる。又、基準時間の個数と時間W及び時
間Mの個数を変更することで速度識別の段数を変更する
ことができる。
速度識別結果と時間Wと時間Mの関係を説明する。
第1の速度領域に識別される場合の0.5トラック移動
時間の範囲をL0以上L1以下とする。尚、第1の速度領域
での時間Mはm1で、時間Wはw1とする。
m1は、本来の信号を除去しないようにする為L0未満に
設定する。w1の設定範囲は、第9図を用いて説明する。
第9図の波形aは、第1の除去手段24の入力の一例を
示す。t0からt5の時間が0.5トラックの移動時間とす
る。又、t1からt2及びt3からt4の“L"の期間は、外乱に
よる影響とする。尚、t0からt5の時間はw1より長いが、
t0からt1,t2からt3及びt4からt5の時間はw1より短いと
する。
第9図の波形bは、第9図の波形aが入力された場合
の第1の除去手段24の出力を示す。
第9図の波形aに示すように外乱により本来の“H"の
期間が3分割されw1より短くなり、0.5トラック移動を
示す“H"の期間が除去され常時“L"となる。よって、w1
はm1程度に大きくできない。又、第1の除去手段24の出
力に対し第2の除去手段28が動作するため、m1<w1とす
ると第2の除去手段28は機能しない。
以上より、m1>w1とすることで第2の除去手段28の外
乱除去能力を高くするとともに第1の除去手段24により
本来の信号が除去されることを防止する。
他の速度領域についても同様である。
速度識別結果による第1の除去手段24の時間Wの切り
換えを、第2の除去手段28の時間Mを切り換えた後に行
う構成について説明する。
仮に切り換えを同時に行う場合の弊害を第10図の波形
を用いて説明する。
第10図の波形aは、第1の除去手段24の入力を示す。
同様に波形bは、第1の除去手段24の出力を示す。波
形cは、第2の除去手段28の時間Mの期間であり、第5
図のゲート発生回路62の出力である。尚、t2の時間に速
度識別結果が、第1の速度領域から高速な第2の速度領
域に切り換わるとする。又、m1>m2,w1>w2とする。
第2の除去手段28の時間Mは、t2以前でm1、t2以後は
m2となる。第1の除去手段24での遅延時間は、t2以前で
w1、t2以後はw2となる。よって、第10図の波形bのt1か
らt4の時間の“H"の期間は、入力された第10図の波形a
のt0からt3の時間“H"の期間に比べ(w1−w2)時間短く
なる。
第10図の波形bの時間t1のエッジでの第2の除去手段
28の時間Mはm1であり、本来の信号を除去することを防
止するためにm1を小さくする必要がある。尚、m1を小さ
くすると第2の除去手段28の外乱除去能力は低下する。
第2の除去手段28の時間Mを切り換えた後に第1の除
去手段24の時間Wを切り換える場合を第11図の波形を用
いて説明する。
第11図の波形aは、第1の除去手段24の入力を示す。
尚、第10図の波形aと同じ波形である。
同様に波形bは、第1の除去手段24の出力を示す。波
形cは、第2の除去手段28の時間Mの期間を示す。尚、
同様にt2の時間に速度識別結果が、第1の速度領域から
第2の速度領域に切り換わるとする。
第1の除去手段24での遅延時間は、t6以前でw1、t6以
後はw2となる。よって、第11図の波形bのt5からt7の時
間“L"の期間は、第11図の波形aのt3からt6の時間“L"
の期間に比べ(w1−w2)時間短くなる。しかしながら、
第11図の波形cのt5の時間にエッジに対する第2の除去
手段28の時間Mはm2でm2<m1であり、上述した同時に切
り換える場合に比べm1を大きくできる。
よって、第2の除去手段28の時間Mを切り換えた後に
第1の除去手段24の時間Wを切り換える。
以上述べてきたようにトラックずれ信号に含まれるデ
ィスクの傷、番地信号の影響等による外乱が除去され正
確な目的トラックの検出とトラックに対する光ビームの
移動速度の検出が可能となる。
発明の効果 本発明は、外乱除去特性が多段階に切り換え可能な除
去手段を、トラックに対する光ビームの移動速度を多段
に識別する速度識別手段の識別結果により切り換え、広
い速度範囲で効果的に外乱を除去することができ、安定
な検索が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明するためのブロック
図、第2図は光ビームとトラックの位置とトラックずれ
信号の関係とトラックずれ信号を2値化した波形図、第
3図は第1の除去手段のブロック図、第4図は第1の除
去手段を説明するための波形図、第5図は第2図の除去
手段のブロック図、第6図は第2の除去手段を説明する
ための波形図、第7図は速度識別手段のブロック図、第
8図は速度識別手段を説明するための波形図、第9図は
第1の除去手段の時間W及び第2の除去手段の時間Mの
関係を説明するための波形図、第10図及び第11図は時間
W及び時間Mの切り換えタイミングを説明するための波
形図である。 1……記録担体、3……光源、4……光ビーム、10……
収束レンズ、11……光検出器、12……板バネ、13……フ
レーム、14……コイル、16,17……増幅器、18……差動
増幅器、19……位相補償回路、20,26……スイッチ、21
……加算回路、22……駆動回路、23……2値化手段、24
……第1の除去手段、25……速度識別手段、28……第2
の除去手段、29……周期検出回路、31……番地入力回
路、32……マイクロコンピュータ、33……加算回路、34
……番地読み取り回路、35……計数回路、37……D/A変
換器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録担体上に記録されている信号を再生す
    る再生手段と、記録担体上の前記再生手段の再生位置と
    トラックの位置ずれを検出するトラックずれ検出手段
    と、前記トラックずれ検出手段の出力信号を2値化する
    2値化手段と、前記2値化手段の出力信号のパルス幅を
    計測し時間Wより短いパルスを除去する第1の除去手段
    と、前記第1の除去手段の出力信号のレベル変化点より
    所定の時間Mの間に発生するパルスを除去する第2の除
    去手段と、前記第2の除去手段の出力信号よりトラック
    に対する再生位置の移動速度を検出し速度に応じて前記
    第2の除去手段の時間Mを切り換えその後に前記第1の
    除去手段の時間Wを切り換える速度識別手段とを有する
    ことを特徴とする情報トラックの検索用外乱除去装置。
  2. 【請求項2】記録担体上に記録されている信号を再生す
    る再生手段と、記録担体上の前記再生手段の再生位置と
    トラックの位置ずれを検出するトラックずれ検出手段
    と、前記トラックずれ検出手段の出力信号を2値化する
    2値化手段と、前記2値化手段の出力信号のパルス幅を
    計測し時間Wより短いパルスを除去する第1の除去手段
    と、前記第1の除去手段の出力信号のレベル変化点より
    所定の時間Mの間に発生するパルスを除去する第2の除
    去手段とを備え、時間Wを時間M未満とすることを特徴
    とする情報トラックの検索用外乱除去装置。
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