JP2583854Y2 - 車両用工具入れ - Google Patents

車両用工具入れ

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JP2583854Y2
JP2583854Y2 JP1992028413U JP2841392U JP2583854Y2 JP 2583854 Y2 JP2583854 Y2 JP 2583854Y2 JP 1992028413 U JP1992028413 U JP 1992028413U JP 2841392 U JP2841392 U JP 2841392U JP 2583854 Y2 JP2583854 Y2 JP 2583854Y2
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勝人 倉地
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スパナー等の工具が収
納でき、かつ車止めとしても使用できる車両用工具入れ
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のトランクルームには必携品とし
て、図5及び図6に示すような、坂道等に車を止めた際
の滑り止め用の車止め80と、スパナー等の工具が収容
された縫物製の工具入れ82が備えられている。
【0003】ところで、車止め80は、車重を支持する
強度が要求されるので、板金で加工されている。このた
め、重く持ち運びに不便である。また、一般にコンパク
トに設計されているので、接地面積が小さいため、雪道
や軟弱路面では、沈み込んでしまい車止めとして機能し
ないことがある。さらに、縫物製の工具入れ82は、製
造コストが高く、汚れ易い欠点もある。
【0004】また、これらの用具は、通常トランクルー
ムに収納されているが、固定されていないので、走行中
に移動して騒音を生じることがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は係る事実を考
慮し、トランクルーム内に固定でき、車止めとして機能
し、軽量で持ち運びが便利な車両用工具入れを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車両用
工具入れは、樹脂材で成形されスパナー等の工具が収納
可能な車両用工具入れであって、裏面に滑り止め用の溝
が刻設され路面上に接地される底板と、前記底板の長手
方向端部から底板の上方に向かって上斜め方向へ湾曲し
ながら延出され車輪との当接面を形成する車止め板と、
前記底板と前記車止め板との幅方向両端部を連結し車止
め板に掛かる荷重を支持する側板と、前記側板と前記底
の間に形成された工具収納部と、前記車止め板の幅方
向の両端部を切り残して形成され、前記工具収納部に収
納された工具が車止め板の外側へ突出するのを許容する
開口部と、前記底板に着脱可能に装着され前記工具収納
部に収納された工具を押えるホルダーカバーと、を有す
ることを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の車両用工具入れは、前記
車止め板の上端部から前記底板と略平行に突設された把
持部と、前記底板に穿設された取付孔と、前記取付孔か
らトランクルームの底部に穿設された孔内へ嵌入され前
記底板を固定するファスナーと、を有することを特徴と
している。
【0008】
【作用】上記構成の車両用工具入れは、持ち運びの便を
考慮して、樹脂材で成形され軽量化が図られている。
【0009】この車両用工具入れには、車輪の外周面と
対応するようにその当接面が湾曲する車止め板が設けれ
ている。この車止め板に掛かる車重は、その幅方向両端
部と路面上に接地される底板とを連結する側板で支持さ
れる。したがって、従来のように車止め板を板金製とし
なくても充分に車重を支持できる。また、底板の裏面に
は、滑り止め用の溝が刻設されているので、雪道等でも
滑ることがない。さらに、車両用工具入れは樹脂材で成
形されているので、軟弱路面等での沈み込みを防止する
ために底板の接地面積を大きくしても、重量が大きくな
らず、持ち運びが容易である。
【0010】また、側板と底板の間に工具収納部が形成
されており、スパナー等の工具が収納できるようになっ
ている。そして、収納された工具は、車止め板に形成さ
れた開口部から突出できるようになっているので、長物
の工具でも収納できる。 さらに、開口部は、車止め板の
幅方向の両端部を切り残して形成されているので、車重
が作用しても問題がない。また、工具収納部に収納され
た工具は、底板に着脱可能に装着されホルダーカバーで
押えられるので、自動車の走行中にガタ付くことがな
い。
【0011】さらに、車両用工具入れには、車止め板の
上端部から底板と略平行に把持部が設けられており、持
ち運び易いようになっている。この車両用工具入れは、
底板に穿設された取付孔からトランクルームの底部に穿
設された孔内へファスナーを嵌入することによって、ト
ランクルームに固定される。このため、自動車の走行中
に、車両用工具入れがトランクルーム内でがた付き、騒
音を発生させることがない。
【0012】
【実施例】図1に示すように、本実施例に係る車両用工
具入れ10は、スパナー12等の工具(図2参照)を収
納する工具収納部14と、自動車のタイヤT(図3参
照)を支持する車止め板16とで構成されている。
【0013】工具収納部14は、路面上に接地される底
板18で構成され、この底板18の裏面には、路面との
滑りを防止する滑り止め溝20が、その幅方向に沿って
刻設されている。底板18の幅方向両端からは、側板2
2が立設されている。
【0014】この側板22は略直角三角形の板材で、そ
の斜辺Sは大きな曲率で凹状に湾曲し、また内側面に
は、図3に示すように、補強用のリブ24がクロス状に
配設されている。また、側板22の斜辺Sの間には、タ
イヤTを支持する車止め板16が掛け渡されている。こ
れによって、車止め板16に作用する車重は、ステーと
して機能する側板22に支持されるようになっている。
この車止め板16は、斜辺Sに沿って湾曲し、タイヤT
の外周面と密接するようになっている。また、図1に示
すように、車止め板16の湾曲面には、幅方向に沿って
所定の間隔で滑り止め用の突起26が突設されている。
【0015】さらに、車止め板16の上端には、把手2
8が設けられており、車両用工具入れ10の持ち運びが
便利なように配慮されている。また、車止め板16の下
端部は、幅方向両端を切り残して開口部30が形成され
ている。この開口部30を設けることによって、図2に
示すように、ボックスレンチ32等の長物の工具でも、
工具収納部14に収納可能となっている。
【0016】この工具収納部14には、図2に示すよう
に、ボックスレンチ32、プライヤー34、スパナ1
2、ジャッキ用ロッド36、及びドライバー38等の工
具を保持するため、ホルダー40が設けられている。こ
のホルダー40は、それぞれの工具の形状に則した拡径
可能な収容部を有し、工具を押し込むことによって、工
具を保持するようになっている。
【0017】また、これらの工具が工具収納部14内へ
収納された際、これらの工具を一体に収束し、がた付を
押さえるホルダーカバー42が設けられている。図1に
示すように、ホルダーカバー42は、工具収納部14の
上方に位置し工具全体を押さえる押え板44と、この押
え板44の両端部からそれぞれ下方へ屈曲する固定片4
6、48とで構成されている。この押え板44及び固定
片46、48の表面には、連続する補強用のリブ50が
形成され、また押え板44の下面には、ボックスレンチ
32の首部等(図2参照)を押さえる円形の凹部52が
設けられている。
【0018】また、固定片48の下端部には、図4に示
すように、フック状の連結部54が形成されている。こ
の連結部54は、底板18から立設された図示しない係
止部に回動可能に連結されている。一方、固定片46の
下端部には、片持ち状の爪56が形成されている。この
爪56は、その外面から突設された操作面58を押圧す
ることによって工具収納部14側へ撓むようになってい
る。図2に示すように、底板18からは、門型状のスト
ッパー部60が立設されている。このストッパー部60
の上面には、開口62が切開かれその縁部に、爪56が
係止されるようになっている。
【0019】これによって、ホルダーカバー42は、こ
の連結部54を回転中心として工具収納部14に対して
接離し、ストッパー部60に係止される爪56によって
脱着可能とされている。
【0020】また、図1に示すように、底板18には、
ファスナーFが挿入される取付孔64が穿設されてい
る。この取付孔64は、円孔の向かい合う円周部が、半
径方向へ扇状に拡幅された略長円形とされている。ま
た、トランクルームの取付パネルPに穿設された孔66
も同じ形状に形成されている。
【0021】この取付孔64に挿入されるファスナーF
は、取付孔64の縁周部に係止される頭部68と、この
頭部68から上方へ立設される摘み部70を有してい
る。頭部68の下面からは、脚部72が延設されてい
る。この脚部72の挿入方向の先端には、半径方向へ広
がる係止片74が設けられている。これによって、取付
孔64及び孔66の孔芯を一致させた後、取付孔64の
長孔方向へ脚部72の係止片74を合わせて挿入し、係
止片74が孔66を貫通した後、頭部68を約90°回
転させれば、車両用工具入れ10が取付パネルPに固定
される。
【0022】次に、本実施例に係る車両用工具入れ10
の機能について説明する。図1及び図2に示されるよう
に、工具収納部14にはボックスレンチ32、プライヤ
ー34等の工具をホルダー40で保持することができ
る。また、ホルダーカバー42によって、これらの工具
は一体に収束され、がた付が押さえられている。また、
このように工具が収納された状態で、車両用工具入れ1
0は、ファスナーFでトランクルームの取付パネルPに
固定することができる。
【0023】ここで、工具を使用する場合、取付パネル
Pから車両用工具入れ10を取外しあるいは取付けたま
まで、操作面58を押圧して、爪56とストッパー部6
0との係止状態を解除することによって、ホルダーカバ
ー42を工具収納部14から取外す。これによって各工
具がホルダー40から取外し可能となる。なお、車両用
工具入れ10には、把手28が設けられているので、持
ち運びが便利である。
【0024】次に、この車両用工具入れ10を車止めと
して使用する場合は、図3に示すよに、停止した自動車
のタイヤTの外周面へ車止め板16を押し当てる。この
時、車止め板16に作用する車重は、リブ24で補強さ
れた側板22に支持される構造になっているので、車止
め板16の許容応力度を越えることがない。また、車止
め板16の表面には、滑り止め用の突起26が突設さ
れ、さらに、底板18には、路面との滑りを防止する滑
り止め溝20が刻設されているので、滑ることなく確実
に車重を支えることができる。
【0025】
【考案の効果】本考案に係る車両用工具入れは、上記構
成されているので、トランクルーム内に固定でき、軽量
で持ち運びも便利であり、さらに車止めとして機能する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用工具入れへ工具が収納され
ていない状態を示した全体斜視図である。
【図2】本考案に係る車両用工具入れへ工具が収納され
た状態を示した全体斜視図である。
【図3】本考案に係る車両用工具入れが車止めとして使
用された状態を示した側面図である。
【図4】本考案に係る車両用工具入れのホルダーカバー
を示した側面図である。
【図5】従来の車両用工具入れを示した斜視図である。
【図6】従来の車止めをを示した斜視図である。
【符号の説明】
10 車両用工具入れ 18 底板 16 車止め板 22 側板 40 ホルダー 42 ホルダーカバー 28 把手(把持部) 64 取付孔 F ファスナー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂材で成形されスパナー等の工具が収
    納可能な車両用工具入れであって、裏面に滑り止め用の
    溝が刻設され路面上に接地される底板と、前記底板の長
    手方向端部から底板の上方に向かって上斜め方向へ湾曲
    しながら延出され車輪との当接面を形成する車止め板
    と、前記底板と前記車止め板との幅方向両端部を連結し
    車止め板に掛かる荷重を支持する側板と、前記側板と前
    記底板の間に形成された工具収納部と、前記車止め板の
    幅方向の両端部を切り残して形成され、前記工具収納部
    に収納された工具が車止め板の外側へ突出するのを許容
    する開口部と、前記底板に着脱可能に装着され前記工具
    収納部に収納された工具を押えるホルダーカバーと、を
    有することを特徴とする車両用工具入れ。
  2. 【請求項2】 前記車止め板の上端部から前記底板と略
    平行に突設された把持部と、前記底板に穿設された取付
    孔と、前記取付孔からトランクルームの底部に穿設され
    た孔内へ嵌入され前記底板を固定するファスナーと、を
    有することを特徴とする請求項1に記載の車両用工具入
    れ。
JP1992028413U 1992-04-28 1992-04-28 車両用工具入れ Expired - Lifetime JP2583854Y2 (ja)

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JPH0586709U JPH0586709U (ja) 1993-11-22
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JPS5147133U (ja) * 1974-10-03 1976-04-07
JPS52158444U (ja) * 1976-05-25 1977-12-01
JPS5926059U (ja) * 1982-08-12 1984-02-17 村山 徹男 自動車用ストツパ
JPS6153251U (ja) * 1984-09-14 1986-04-10

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