JPH0586709U - 車両用工具入れ - Google Patents
車両用工具入れInfo
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- JPH0586709U JPH0586709U JP2841392U JP2841392U JPH0586709U JP H0586709 U JPH0586709 U JP H0586709U JP 2841392 U JP2841392 U JP 2841392U JP 2841392 U JP2841392 U JP 2841392U JP H0586709 U JPH0586709 U JP H0586709U
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トランクルーム内に固定でき、車止めとして
機能し、軽量で持ち運びが便利な車両用工具入れを得
る。 【構成】 車両用工具入れ10は、樹脂材で成形され、
軽量化が図られている。工具収納部14は、車輪の外周
面と対応する車止め板16と、車止め板16に掛かる車
重を支持する側板22、及び滑り止めの溝20が刻設さ
れた底板18で構成されている。この工具収納部14に
は、ホルダー40、ホルダーカバー42が設けられてお
り、スパナー等の工具を脱着可能に装着することができ
る。また、持ち運びの便を考慮して把手28が取付けら
れている。さらに、底板18に穿設された取付孔64か
らトランクルームの取付パネルPに穿設された孔66内
へファスナーFを嵌入することによって、車両用工具入
れ10がトランクルームに固定することができる。
機能し、軽量で持ち運びが便利な車両用工具入れを得
る。 【構成】 車両用工具入れ10は、樹脂材で成形され、
軽量化が図られている。工具収納部14は、車輪の外周
面と対応する車止め板16と、車止め板16に掛かる車
重を支持する側板22、及び滑り止めの溝20が刻設さ
れた底板18で構成されている。この工具収納部14に
は、ホルダー40、ホルダーカバー42が設けられてお
り、スパナー等の工具を脱着可能に装着することができ
る。また、持ち運びの便を考慮して把手28が取付けら
れている。さらに、底板18に穿設された取付孔64か
らトランクルームの取付パネルPに穿設された孔66内
へファスナーFを嵌入することによって、車両用工具入
れ10がトランクルームに固定することができる。
Description
【0001】
本考案は、スパナー等の工具が収納でき、かつ車止めとしても使用できる車両 用工具入れに関する。
【0002】
自動車のトランクルームには必携品として、図5及び図6に示すような、坂道 等に車を止めた際の滑り止め用の車止め80と、スパナー等の工具が収容された 縫物製の工具入れ82が備えられている。
【0003】 ところで、車止め80は、車重を支持する強度が要求されるので、板金で加工 されている。このため、重く持ち運びに不便である。また、一般にコンパクトに 設計されているので、接地面積が小さいため、雪道や軟弱路面では、沈み込んで しまい車止めとして機能しないことがある。さらに、縫物製の工具入れ82は、 製造コストが高く、汚れ易い欠点もある。
【0004】 また、これらの用具は、通常トランクルームに収納されているが、固定されて いないので、走行中に移動して騒音を生じることがある。
【0005】
本考案は係る事実を考慮し、トランクルーム内に固定でき、車止めとして機能 し、軽量で持ち運びが便利な車両用工具入れを提供することを目的とする。
【0006】
請求項1に記載の車両用工具入れは、樹脂材で成形されスパナー等の工具が収 納可能な車両用工具入れであって、裏面に滑り止め用の溝が刻設され路面上に接 地される底板と、前記底板の長手方向端部から底板の上方に向かって上斜め方向 へ湾曲しながら延出され車輪との当接面を形成する車止め板と、前記底板と前記 車止め板との幅方向両端部を連結し車止め板に掛かる荷重を支持する側板と、前 記側板と前記底板によって形成された工具収納部に備えられ工具が脱着可能に装 着されるホルダーと、を有することを特徴としている。
【0007】 請求項2に記載の車両用工具入れは、前記車止め板の上端部から前記底板と略 平行に突設された把持部と、前記底板に穿設された取付孔と、前記取付孔からト ランクルームの底部に穿設された孔内へ嵌入され前記底板を固定するファスナー と、を有することを特徴としている。
【0008】
上記構成の車両用工具入れは、持ち運びの便を考慮して、樹脂材で成形され軽 量化が図られている。
【0009】 この車両用工具入れには、車輪の外周面と対応するようにその当接面が湾曲す る車止め板が設けれている。この車止め板に掛かる車重は、その幅方向両端部と 路面上に接地される底板とを連結する側板で支持される。したがって、従来のよ うに車止め板を板金製としなくても充分に車重を支持できる。また、底板の裏面 には、滑り止め用の溝が刻設されているので、雪道等でも滑ることがない。さら に、車両用工具入れは樹脂材で成形されているので、軟弱路面等での沈み込みを 防止するために底板の接地面積を大きくしても、重量が大きくならず、持ち運び が容易である。
【0010】 また、側板と底板によって形成された工具収納部には、ホルダーが設けられて おり、スパナー等の工具を脱着可能に装着することができる。
【0011】 さらに、車両用工具入れには、車止め板の上端部から底板と略平行に把持部が 設けられており、持ち運び易いようになっている。この車両用工具入れは、底板 に穿設された取付孔からトランクルームの底部に穿設された孔内へファスナーを 嵌入することによって、トランクルームに固定される。このため、自動車の走行 中に、車両用工具入れがトランクルーム内でがた付き、騒音を発生させることが ない。
【0012】
図1に示すように、本実施例に係る車両用工具入れ10は、スパナー12等の 工具(図2参照)を収納する工具収納部14と、自動車のタイヤT(図3参照) を支持する車止め板16とで構成されている。
【0013】 工具収納部14は、路面上に接地される底板18で構成され、この底板18の 裏面には、路面との滑りを防止する滑り止め溝20が、その幅方向に沿って刻設 されている。底板18の幅方向両端からは、側板22が立設されている。
【0014】 この側板22は略直角三角形の板材で、その斜辺Sは大きな曲率で凹状に湾曲 し、また内側面には、図3に示すように、補強用のリブ24がクロス状に配設さ れている。また、側板22の斜辺Sの間には、タイヤTを支持する車止め板16 が掛け渡されている。これによって、車止め板16に作用する車重は、ステーと して機能する側板22に支持されるようになっている。この車止め板16は、斜 辺Sに沿って湾曲し、タイヤTの外周面と密接するようになっている。また、図 1に示すように、車止め板16の湾曲面には、幅方向に沿って所定の間隔で滑り 止め用の突起26が突設されている。
【0015】 さらに、車止め板16の上端には、把手28が設けられており、車両用工具入 れ10の持ち運びが便利なように配慮されている。また、車止め板16の下端部 は、幅方向両端を切り残して開口部30が形成されている。この開口部30を設 けることによって、図2に示すように、ボックスレンチ32等の長物の工具でも 、工具収納部14に収納可能となっている。
【0016】 この工具収納部14には、図2に示すように、ボックスレンチ32、プライヤ ー34、スパナ12、ジャッキ用ロッド36、及びドライバー38等の工具を保 持するため、ホルダー40が設けられている。このホルダー40は、それぞれの 工具の形状に則した拡径可能な収容部を有し、工具を押し込むことによって、工 具を保持するようになっている。
【0017】 また、これらの工具が工具収納部14内へ収納された際、これらの工具を一体 に収束し、がた付を押さえるホルダーカバー42が設けられている。図1に示す ように、ホルダーカバー42は、工具収納部14の上方に位置し工具全体を押さ える押え板44と、この押え板44の両端部からそれぞれ下方へ屈曲する固定片 46、48とで構成されている。この押え板44及び固定片46、48の表面に は、連続する補強用のリブ50が形成され、また押え板44の下面には、ボック スレンチ32の首部等(図2参照)を押さえる円形の凹部52が設けられている 。
【0018】 また、固定片48の下端部には、図4に示すように、フック状の連結部54が 形成されている。この連結部54は、底板18から立設された図示しない係止部 に回動可能に連結されている。一方、固定片46の下端部には、片持ち状の爪5 6が形成されている。この爪56は、その外面から突設された操作面58を押圧 することによって工具収納部14側へ撓むようになっている。図2に示すように 、底板18からは、門型状のストッパー部60が立設されている。このストッパ ー部60の上面には、開口62が切開かれその縁部に、爪56が係止されるよう になっている。
【0019】 これによって、ホルダーカバー42は、この連結部54を回転中心として工具 収納部14に対して接離し、ストッパー部60に係止される爪56によって脱着 可能とされている。
【0020】 また、図1に示すように、底板18には、ファスナーFが挿入される取付孔6 4が穿設されている。この取付孔64は、円孔の向かい合う円周部が、半径方向 へ扇状に拡幅された略長円形とされている。また、トランクルームの取付パネル Pに穿設された孔66も同じ形状に形成されている。
【0021】 この取付孔64に挿入されるファスナーFは、取付孔64の縁周部に係止され る頭部68と、この頭部68から上方へ立設される摘み部70を有している。頭 部68の下面からは、脚部72が延設されている。この脚部72の挿入方向の先 端には、半径方向へ広がる係止片74が設けられている。これによって、取付孔 64及び孔66の孔芯を一致させた後、取付孔64の長孔方向へ脚部72の係止 片74を合わせて挿入し、係止片74が孔66を貫通した後、頭部68を約90 °回転させれば、車両用工具入れ10が取付パネルPに固定される。
【0022】 次に、本実施例に係る車両用工具入れ10の機能について説明する。 図1及び図2に示されるように、工具収納部14にはボックスレンチ32、プ ライヤー34等の工具をホルダー40で保持することができる。また、ホルダー カバー42によって、これらの工具は一体に収束され、がた付が押さえられてい る。また、このように工具が収納された状態で、車両用工具入れ10は、ファス ナーFでトランクルームの取付パネルPに固定することができる。
【0023】 ここで、工具を使用する場合、取付パネルPから車両用工具入れ10を取外し あるいは取付けたままで、操作面58を押圧して、爪56とストッパー部60と の係止状態を解除することによって、ホルダーカバー42を工具収納部14から 取外す。これによって各工具がホルダー40から取外し可能となる。なお、車両 用工具入れ10には、把手28が設けられているので、持ち運びが便利である。
【0024】 次に、この車両用工具入れ10を車止めとして使用する場合は、図3に示すよ に、停止した自動車のタイヤTの外周面へ車止め板16を押し当てる。この時、 車止め板16に作用する車重は、リブ24で補強された側板22に支持される構 造になっているので、車止め板16の許容応力度を越えることがない。また、車 止め板16の表面には、滑り止め用の突起26が突設され、さらに、底板18に は、路面との滑りを防止する滑り止め溝20が刻設されているので、滑ることな く確実に車重を支えることができる。
【0025】
本考案に係る車両用工具入れは、上記構成されているので、トランクルーム内 に固定でき、軽量で持ち運びも便利であり、さらに車止めとして機能することが できる。
【図1】本考案に係る車両用工具入れへ工具が収納され
ていない状態を示した全体斜視図である。
ていない状態を示した全体斜視図である。
【図2】本考案に係る車両用工具入れへ工具が収納され
た状態を示した全体斜視図である。
た状態を示した全体斜視図である。
【図3】本考案に係る車両用工具入れが車止めとして使
用された状態を示した側面図である。
用された状態を示した側面図である。
【図4】本考案に係る車両用工具入れのホルダーカバー
を示した側面図である。
を示した側面図である。
【図5】従来の車両用工具入れを示した斜視図である。
【図6】従来の車止めをを示した斜視図である。
10 車両用工具入れ 18 底板 16 車止め板 22 側板 40 ホルダー 42 ホルダーカバー 28 把手(把持部) 64 取付孔 F ファスナー
Claims (2)
- 【請求項1】 樹脂材で成形されスパナー等の工具が収
納可能な車両用工具入れであって、裏面に滑り止め用の
溝が刻設され路面上に接地される底板と、前記底板の長
手方向端部から底板の上方に向かって上斜め方向へ湾曲
しながら延出され車輪との当接面を形成する車止め板
と、前記底板と前記車止め板との幅方向両端部を連結し
車止め板に掛かる荷重を支持する側板と、前記側板と前
記底板によって形成された工具収納部に備えられ工具が
脱着可能に装着されるホルダーと、を有することを特徴
とする車両用工具入れ。 - 【請求項2】 前記車止め板の上端部から前記底板と略
平行に突設された把持部と、前記底板に穿設された取付
孔と、前記取付孔からトランクルームの底部に穿設され
た孔内へ嵌入され前記底板を固定するファスナーと、を
有することを特徴とする請求項2に記載の車両用工具入
れ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992028413U JP2583854Y2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 車両用工具入れ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992028413U JP2583854Y2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 車両用工具入れ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586709U true JPH0586709U (ja) | 1993-11-22 |
JP2583854Y2 JP2583854Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=12247972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992028413U Expired - Lifetime JP2583854Y2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 車両用工具入れ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583854Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114212060A (zh) * | 2021-11-03 | 2022-03-22 | 浙江浦数科技有限公司 | 一种新能源汽车用防滑坡装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5147133U (ja) * | 1974-10-03 | 1976-04-07 | ||
JPS52158444U (ja) * | 1976-05-25 | 1977-12-01 | ||
JPS5926059U (ja) * | 1982-08-12 | 1984-02-17 | 村山 徹男 | 自動車用ストツパ |
JPS6153251U (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-10 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP1992028413U patent/JP2583854Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5147133U (ja) * | 1974-10-03 | 1976-04-07 | ||
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JPS6153251U (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-10 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114212060A (zh) * | 2021-11-03 | 2022-03-22 | 浙江浦数科技有限公司 | 一种新能源汽车用防滑坡装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2583854Y2 (ja) | 1998-10-27 |
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