JP2583586Y2 - 盗難防止機構付き荷物固定装置 - Google Patents

盗難防止機構付き荷物固定装置

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JP2583586Y2
JP2583586Y2 JP4898192U JP4898192U JP2583586Y2 JP 2583586 Y2 JP2583586 Y2 JP 2583586Y2 JP 4898192 U JP4898192 U JP 4898192U JP 4898192 U JP4898192 U JP 4898192U JP 2583586 Y2 JP2583586 Y2 JP 2583586Y2
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直幸 稲富
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は盗難防止機構付き荷物固
定装置、特に荷物固定具(アタッチメント)を取り替え
ることにより様々な荷物を積荷できるようにしたシステ
ムキャリアにおける盗難防止機構付き荷物固定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の荷物固定装置を示し、1は
横方向に延びる本体、2はこの本体1の後端部にその後
端部を回動自在に枢支し、前端部を上記本体1の前端部
に鎖錠できるようにしたアーム、3,4は夫々上記本体
1の上面とこれに対向する上記アーム2の下面に設けた
パッド、5は自動車の屋根、6はこの屋根5に脚部7を
介して固定したバー、8は上記本体1の後端部を上記バ
ー6に固定するための枢着部側固定部材、9は上記本体
1の前端部を上記バー6に固定するための前側固定部
材、10,11は夫々上記本体1の後端部及び前端部
上記固定部材8,9取り付けるためのノブである。
【0003】図8は上記本体1の前端部側のノブ11
ねじ12した例を示す。
【0004】このような従来の荷物固定装置において
は、アーム2を本体1に対して開いた状態で荷物を本体
1のパッド3上に載置し、次いでアーム2を閉じてアー
ム2の前端部を本体1の前端部に鎖錠することによって
荷物を固定できるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】然しながら図7に示す
上記従来の荷物固定装置においては、ノブ10,11を
緩めて外すことによって主として本体1とアーム2とに
より構成される荷物固定具をバー6から除去できる構成
となっているので、その盗難防止のためには例えば少な
くとも前側固定部材9のためのノブ11の取り外しがで
きないように上記ノブ11に上記アーム2の前端部がか
ぶさる形とした後上記アーム2の前端部を上記本体1の
前端部に鎖錠する構成とする必要があり、従ってこの場
合にはノブ11の横幅に相当するだけアーム2の前端部
の横幅を大きくしなければならないため、外観上本体1
とアーム2の一体感が失われるようになり好ましくな
い。
【0006】また上記前側固定部材9は上記本体1の前
端部の真下に位置し、またこの前側固定部材9は図7に
示すように上記脚部7の内側に位置するか、または図9
に示すように外側に位置せしめる必要があり、従って上
記本体1の前端部を上記脚部7の真上に位置せしめて外
観上一体感を感じさせるようにすることができない欠点
があった。
【0007】更に図8に示す上記従来の荷物固定装置に
おいては、前側固定部材9によって本体1の前端部を
ー6に固定する際、図10に示すようにドライバー等の
工具13が必要となる。
【0008】本考案は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の盗難防止機構付
き荷物固定装置は、本体と、この本体に対し開閉自在な
アームと、このアームと上記本体とを閉状態で一体に鎖
錠する鎖錠部と、上記本体を支持固定するためのバーに
上記本体を固定するため上記バーに固定される固定部材
と、この固定部材上記アームに係止する係止部材とよ
り成り、上記アームが上記本体に鎖錠された状態では上
記係止部材による係止状態が維持され、上記固定部材
上記バーから離脱できないことを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下図面によって本考案の実施例を説明す
る。
【0011】本考案の盗難防止機構付き荷物固定装置
は、図1〜図4に示すように本体1と、この本体1に対
し開閉自在なアーム2と、このアーム2と上記本体1と
を閉状態で一体に鎖錠する鎖錠部19と、上記本体1を
バー6に固定するための固定部材8,9と、この固定部
材8,9の少なくとも一方バー6から釈放されないよ
に係止する係止部材とにより構成し、上記アーム2が
上記本体1に鎖錠された状態では上記係止部材による係
止状態が維持され、上記固定部材、従って上記本体1を
上記バー6から離脱できないようにする。
【0012】 上記アーム2を上記本体1に開閉自在なら
しめるためには、例えば、 アーム2の後端部を本体1の
後端部に両者に共通に貫通して設けた枢支軸14を介し
回動自在に枢支する
【0013】また、上記係止部材は、一端に係合部16
aを形成した係合杆15と、この係合部16aに係合す
るよう上記枢着部側固定部材8の上端に設けた係合部1
6bとにより形成し、上記アーム2を図2,図3に示す
ように本体1に対して閉じた場合、上記係合杆15の係
合部16aが上記係合部16bに係合して互いに離間不
能となり、上記バー6から上記固定部材8を釈放でき
ず、従って上記本体1をバー6から釈放できないように
するが、上記アーム2を本体1に対して開いた場合、上
記係合杆15の係合部16aが上記係合部16bから離
間して上記本体1をバー6から釈放できるようにする。
【0014】 なお図4において17はアーム2を常時時
計方向に回動するよう抑制するためのねじりばね、図1
〜図3において18は弾性体バンドである。
【0015】 本考案の盗難防止機構付き荷物固定装置は
上記のような構成であるから、アーム2を閉じれば係合
杆15の係合部16aが固定部材8の係合部16bと係
合関係になるから、鎖錠部19によりアーム2を閉じた
状態で本体1に鎖錠すれば、アーム2を開くことができ
ないのでこの状態では係合部16a,16b間の係合を
解除することはできず本体1をバー6から離脱すること
はできず荷物固定具の盗難防止を図ることができる。
【0016】 また本考案の盗難防止機構付き荷物固定装
置によれば、アーム2の前端部によってノブ11をカバ
ーする必要がなく、従ってまた前側固定部材9を本体1
の前端部の真下に位置せしめる必要がなく、図5に示す
ように本体1の前端部下面に脚部7を位置せしめて外観
上、脚部7と荷物固定具との一体感を出すことができ
る。
【0017】 また図6に示すように本体1の前端部と前
側固定部材9を脚部7より前方に位置せしめることがで
き、バー6の長さが短くても長い荷物固定具を取り付け
ることができる。
【0018】
【考案の効果】上記のように本考案の盗難防止機構付き
荷物固定装置によれば、アームを閉じた状態では荷物固
定具をバーに係止でき、このままでは荷物固定具をバー
から離脱することはできず、従ってまた盗難防止のため
アームの先端部によってノブをカバーする必要がなく、
アームの先端部の横幅を大きくする必要がない。また前
側固定部材を本体の任意の部分に固定することができ、
外観上、脚部と荷物固定具との間に一体感を作ることが
できる等大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】アームを開いた状態の本考案の盗難防止機構付
き荷物固定装置の断面図である。
【図2】アームを閉じた状態の本考案の盗難防止機構付
き荷物固定装置の断面図である。
【図3】アームを閉じた状態の本考案の盗難防止機構付
き荷物固定装置の側面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本考案の盗難防止機構付き荷物固定装置を脚付
きバーに固定した状態の説明図である。
【図6】本考案の盗難防止機構付き荷物固定装置を脚付
きバーに固定した状態の説明図である。
【図7】従来の荷物固定装置の説明図である。
【図8】従来の他の荷物固定装置の説明図である。
【図9】図7に示す荷物固定装置の説明図である。
【図10】図8に示す荷物固定装置の説明図である。
【符号の説明】 1 本体 2 アーム 3 パッド 4 パッド 5 屋根 6 バー 7 脚部 8 枢着部側固定部材 9 前側固定部材 10 ノブ 11 ノブ 12 ねじ 13 工具 14 枢支軸 15 係合杆 16a 係合部 16b 係合部 17 ねじりばね 18 弾性体バンド 19 鎖錠部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、この本体に対し開閉自在なアー
    ムと、このアームと上記本体とを閉状態で一体に鎖錠す
    る鎖錠部と、上記本体を支持固定するためのバーに上記
    本体を固定するため上記バーに固定される固定部材と、
    この固定部材上記アームに係止する係止部材とより成
    り、上記アームが上記本体に鎖錠された状態では上記係
    止部材による係止状態が維持され、上記固定部材を上記
    バーから離脱できないことを特徴とする盗難防止機構付
    き荷物固定装置。
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JPH06969U JPH06969U (ja) 1994-01-11
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