JP2583573Y2 - フロントシートクッションにおけるパッド受けの支持構造 - Google Patents
フロントシートクッションにおけるパッド受けの支持構造Info
- Publication number
- JP2583573Y2 JP2583573Y2 JP2746293U JP2746293U JP2583573Y2 JP 2583573 Y2 JP2583573 Y2 JP 2583573Y2 JP 2746293 U JP2746293 U JP 2746293U JP 2746293 U JP2746293 U JP 2746293U JP 2583573 Y2 JP2583573 Y2 JP 2583573Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- pad receiver
- torsion bar
- receiver
- support structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、トーションバーを主ば
ね体とするフロントシートクッションにおけるパッド受
けの支持構造に関するものである。
ね体とするフロントシートクッションにおけるパッド受
けの支持構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】トーションバーを主ばね体とするフロン
トシートクッションは未だ実用化していないが、主ばね
体としてトーションバーを使用することは、荷重に対す
るたわみを予め計算で求めることができるので、乗り心
地向上の上で極めて有効な手段である。しかしながら、
トーションバーは負荷に対する変位が角変位となるた
め、パッド受けを取付ける場合、リンク等を介して取付
けなければならず、パッド受けを完全に浮かした状態に
することが難しく、パッドをメイン部とサイド部に分割
する必要があった。
トシートクッションは未だ実用化していないが、主ばね
体としてトーションバーを使用することは、荷重に対す
るたわみを予め計算で求めることができるので、乗り心
地向上の上で極めて有効な手段である。しかしながら、
トーションバーは負荷に対する変位が角変位となるた
め、パッド受けを取付ける場合、リンク等を介して取付
けなければならず、パッド受けを完全に浮かした状態に
することが難しく、パッドをメイン部とサイド部に分割
する必要があった。
【０００３】上記従来技術を用いて説明すると、図３及
び図４に示す如くである。即ち、サイドフレーム１に取
付けられたトーションバー２にはリンク３を介してパッ
ド受け４が支持されている。このような構成のパッド受
け支持構造では、前述したようにパッド受け４を完全に
浮かした状態にすることは難しくパッドをメイン部とサ
イド部に分割してメイン部のみを浮上させている。
び図４に示す如くである。即ち、サイドフレーム１に取
付けられたトーションバー２にはリンク３を介してパッ
ド受け４が支持されている。このような構成のパッド受
け支持構造では、前述したようにパッド受け４を完全に
浮かした状態にすることは難しくパッドをメイン部とサ
イド部に分割してメイン部のみを浮上させている。
【０００４】言い換えれば、従来のパッド受け支持構造
は、パッド受け４がトーションバー２の端末に吊られて
いる構造となっており、トーションバー２を固定してい
るサイドフレーム１よりもパッド受け４を高い位置に設
置することが難しかったのである。
は、パッド受け４がトーションバー２の端末に吊られて
いる構造となっており、トーションバー２を固定してい
るサイドフレーム１よりもパッド受け４を高い位置に設
置することが難しかったのである。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、パッド
受けの位置が低いことに起因してパッドをメイン部とサ
イド部とに分割する従来構造においては、カバー構造が
複雑となると共に、ガタが生じたり、時には作動不良を
起こす等の不具合があり問題となっている。
受けの位置が低いことに起因してパッドをメイン部とサ
イド部とに分割する従来構造においては、カバー構造が
複雑となると共に、ガタが生じたり、時には作動不良を
起こす等の不具合があり問題となっている。
【０００６】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、パッドのカバー構造を簡単にすることができる
と共に、ガタもなく、作動不良も起こすことがないフロ
ントシートクッションにおけるパッド受け支持構造を提
供することを目的とするものである。
であり、パッドのカバー構造を簡単にすることができる
と共に、ガタもなく、作動不良も起こすことがないフロ
ントシートクッションにおけるパッド受け支持構造を提
供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、サイドフレームに取付けられたトーショ
ンバーにスライドブロックを回転自由に取付けると共
に、パッド受けにガイドブロックを取付け、パッド受け
の上下動に伴い前記ガイドブロックをガイドとして前記
スライドブロックがスライドするように両ブロックを係
合させたことを特徴とするものである。
め、本考案は、サイドフレームに取付けられたトーショ
ンバーにスライドブロックを回転自由に取付けると共
に、パッド受けにガイドブロックを取付け、パッド受け
の上下動に伴い前記ガイドブロックをガイドとして前記
スライドブロックがスライドするように両ブロックを係
合させたことを特徴とするものである。
【０００８】
【作用】上記構成とすることにより、パッド受けの上下
動を、パッド受けに取付けられたガイドブロックをガイ
ドとするトーションバー側のスライドブロックの横方向
のスライド移動で受けるようにしたので、パッド受けを
トーションバーの端末に載せることが可能となり、パッ
ド受けはサイドフレームよりも高い位置に設置できるよ
うになると共に、パッドにおいてもメイン部、サイド部
共に浮上状態とすることが可能となった。
動を、パッド受けに取付けられたガイドブロックをガイ
ドとするトーションバー側のスライドブロックの横方向
のスライド移動で受けるようにしたので、パッド受けを
トーションバーの端末に載せることが可能となり、パッ
ド受けはサイドフレームよりも高い位置に設置できるよ
うになると共に、パッドにおいてもメイン部、サイド部
共に浮上状態とすることが可能となった。
【０００９】
【実施例】以下、本考案に係る一実施例を図１及び図２
に基づいて説明する。図１及び図２において、サイドフ
レーム１の４隅にそれぞれトーションバー２が取付けら
れており、このそれぞれのトーションバー２の端末には
回転自由にスライドブロック５が取付けられている。
に基づいて説明する。図１及び図２において、サイドフ
レーム１の４隅にそれぞれトーションバー２が取付けら
れており、このそれぞれのトーションバー２の端末には
回転自由にスライドブロック５が取付けられている。
【００１０】一方、パッド受け６にはガイドブロック７
が取付けられており、各々のスライドブロック５はガイ
ドブロック７に横方向にスライド可能に係合している。
即ち、４個のスライドブロック５は、それぞれ４個のガ
イドブロック７に係合して、このガイドブロック７をガ
イドとしてパッド受け６の上下動に伴い横方向（左右）
にスライド移動するようになっている。
が取付けられており、各々のスライドブロック５はガイ
ドブロック７に横方向にスライド可能に係合している。
即ち、４個のスライドブロック５は、それぞれ４個のガ
イドブロック７に係合して、このガイドブロック７をガ
イドとしてパッド受け６の上下動に伴い横方向（左右）
にスライド移動するようになっている。
【００１１】このことは、トーションバー２の端末とパ
ッド受け６を負荷時に双方の動きを拘束することなく組
付けた構成といえるものであり、また、パッド受け６を
トーションバー２の端末に載せた構成ともいえるもので
ある。従って、パッド受け６をサイドフレーム１より完
全に浮上させたものであるから、パッドにおいてもメイ
ン部、サイド部共に浮上状態とすることが可能となり、
クッションフレームとしては４点独立支持の完全浮上ク
ッション構造とすることができると共に、パッドのカバ
ー構造を極めて簡単なものとすることができる。
ッド受け６を負荷時に双方の動きを拘束することなく組
付けた構成といえるものであり、また、パッド受け６を
トーションバー２の端末に載せた構成ともいえるもので
ある。従って、パッド受け６をサイドフレーム１より完
全に浮上させたものであるから、パッドにおいてもメイ
ン部、サイド部共に浮上状態とすることが可能となり、
クッションフレームとしては４点独立支持の完全浮上ク
ッション構造とすることができると共に、パッドのカバ
ー構造を極めて簡単なものとすることができる。
【００１２】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案によれば、クッ
ションフレームとしてはトーションバーによる４点独立
支持の完全浮上クッション構造とすることができると共
に、パッドのカバー構造を極めて簡単なものとすること
ができる。また、ガタを減らすことができると共に、作
動不良も確実に防止することができる。
ションフレームとしてはトーションバーによる４点独立
支持の完全浮上クッション構造とすることができると共
に、パッドのカバー構造を極めて簡単なものとすること
ができる。また、ガタを減らすことができると共に、作
動不良も確実に防止することができる。
【図１】本考案に係る一実施例の分解斜視図である。
【図２】本考案に係る一実施例の正面図である。
【図３】従来技術に係る正面図である。
【図４】従来技術に係るパッド受けの部分斜視図であ
る。
る。
１ サイドフレーム ２ トーションバー ５ スライドブロック ６ パッド受け ７ ガイドブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A47C 7/02 A47C 7/35 A47C 7/30 B60N 2/54
Claims (1)
- 【請求項１】 サイドフレームに取付けられたトーショ
ンバーにスライドブロックを回転自由に取付けると共
に、パッド受けにガイドブロックを取付け、パッド受け
の上下動に伴い前記ガイドブロックをガイドとして前記
スライドブロックがスライドするように両ブロックを係
合させたことを特徴とするフロントシートクッションに
おけるパッド受けの支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2746293U JP2583573Y2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | フロントシートクッションにおけるパッド受けの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2746293U JP2583573Y2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | フロントシートクッションにおけるパッド受けの支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0679346U JPH0679346U (ja) | 1994-11-08 |
| JP2583573Y2 true JP2583573Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=12221788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2746293U Expired - Lifetime JP2583573Y2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | フロントシートクッションにおけるパッド受けの支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583573Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP2746293U patent/JP2583573Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0679346U (ja) | 1994-11-08 |
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