JP2583228Y2 - パネル連結構造 - Google Patents

パネル連結構造

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JP2583228Y2
JP2583228Y2 JP1991073989U JP7398991U JP2583228Y2 JP 2583228 Y2 JP2583228 Y2 JP 2583228Y2 JP 1991073989 U JP1991073989 U JP 1991073989U JP 7398991 U JP7398991 U JP 7398991U JP 2583228 Y2 JP2583228 Y2 JP 2583228Y2
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JP
Japan
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panel
gap
panels
flange
opening
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JP1991073989U
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JPH0524710U (ja
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琢洋 谷川
康裕 白井
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパネル連結構造に係り、
特に一方のパネルにバネ金具を固着し、他方のパネルを
該バネ金具で該一方のパネルに固定するようにしたパネ
ル連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本考案に近似した従来技術として、実開
平2−150304号のものが挙げられる。同号におい
ては、第11図の如く、パネル1のフランジ1aにコ字
形状のバネ金具3をねじ4で固定し、他方のパネル2の
フランジ2aをバネ金具3の自由片3aとフランジ1a
との間の間隙に差し込み、パネル1、2同志を連結して
いる。
【0003】なお、片方のパネルがフランジのないタイ
プである場合も、同様にしてバネ金具によってパネル同
志が連結される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】第11図のパネル連結
構造においては、パネル1、2同志は離反方向には拘束
されているが、この離反方向と直交する方向(フランジ
1a、2aが摺動する方向)に対しては、フランジ1
a、2a同志の摩擦力のみによって拘束されるものであ
り、パネル1、2同志がずれ易い。
【0005】また、パネル2のフランジ2aをバネ金具
3の自由片3aとフランジ1aとの間に差し込む場合、
フランジ2aをどこまで差し込むのが丁度良いのか分か
らないため、連結作業に手間取るという問題もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のパネル連結構
造は、パネル同志を連結した構造において、少なくとも
片方のパネルの端縁には後方に起立するフランジが設け
られており、一方のパネルの端部に自由片を有したバネ
金具を、該自由片とパネルとの間にパネル差込用間隙を
あけて固着し、他方のパネルの端部を該間隙に差し込ん
で両パネルを連結した構造において、前記一方のパネル
の前記間隙に臨む面に突起を形成し、前記他方のパネル
の前記間隙に差し込まれる部分に、該突起と係合する凹
部又は開口を形成し、該突起と凹部又は開口とを係合さ
せてパネル連結部において両パネルを位置決めしたパネ
ル連結構造であって、前記突起は、前記一方のパネルに
ねじ込まれたボルト又はビスの頭部であることを特徴と
するものである。
【0007】請求項のパネル連結構造は、パネル同志
を連結した構造において、少なくとも片方のパネルの端
縁には後方に起立するフランジが設けられており、一方
のパネルの端部に自由片を有したバネ金具を、該自由片
とパネルとの間にパネル差込用間隙をあけて固着し、他
方のパネルの端部を該間隙に差し込んで両パネルを連結
した構造において、前記一方のパネルの前記間隙に臨む
面に突起を形成し、前記他方のパネルの前記間隙に差し
込まれる部分に、該突起と係合する凹部又は開口を形成
し、該突起と凹部又は開口とを係合させてパネル連結部
において両パネルを位置決めしたパネル連結構造であっ
て、前記バネ金具の自由片の基端側にL状の折曲部が形
成されており、該折曲部を前記一方のパネルに当接させ
ることにより、該折曲部の幅よりなる間隙幅を有した前
記間隙を一方のパネルと該自由片との間に形成したこと
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】かかる請求項1、2の考案のパネル連結構造に
あっても、該他方のパネルの端部をバネ金具と一方のパ
ネルとの間の間隙に差し込んでパネル同志の連結を行な
う。
【0009】のパネル連結構造においては、該一方の
パネルに設けられた突起と他方のパネルの凹部又は開口
とが係合するため、パネルの位置決めが行なわれる。
【0010】即ち、パネルが離反方向と直交する方向
(以下、摺動方向ということがある。)に動くのを防止
できる。
【0011】また、他方のパネルを前記間隙に差し込ん
でいくに際し、凹部又は開口が突起と係合するまで差し
込むことにより、該他方のパネルを該間隙に対し規定深
さまで差し込んだことになる。従って、パネルの連結作
業時にパネルの間隙への差し込み深さを目視している必
要がなくなり、作業がきわめて簡単になる。
【0012】請求項1の考案では、この突起はボルト又
はビスにて形成されており、この突起の形成が簡便であ
る。
【0013】請求項のパネル連結構造においては、バ
ネ金具の自由片と一方のパネルとの間の前記間隙の間隙
幅が一律に定まる。従って、他方のパネルを挟み付ける
力が一定になる。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は請求項1の考案の実施例に係るパネル連結
構造を示す縦断面図、第2図は同構造を示す斜視図、第
3図は連結方法を示す断面図である。
【0015】本実施例では、パネル5とパネル6とがバ
ネ金具7により連結されている。パネル5、6は、それ
ぞれ周縁部分にフランジ5a、6aが立設されており、
フランジ5aにバネ金具7がビス8で固着されている。
バネ金具7はL字形のものであり、7aで示す部分が自
由片となっている。この自由片7aとパネル5のパネル
面との間に間隙Sがあくように該バネ金具7がフランジ
5aにビス8で固定されている。パネル5のパネル面の
うちフランジ5a近傍にはビス9がねじ込まれており、
該ビス9の頭部9aがパネル5の表側に突出している。
フランジ6aには、この頭部9aが入り込む開口10が
設けられている。
【0016】パネル5、6の連結を行なうには、第3図
に示す如く、予めバネ金具7をビス8でフランジ5aに
固定しておく。そして、フランジ6aを間隙Sに差し込
む。このフランジ6aを間隙Sに差し込んでいくと、開
口10がビス頭部9aに係合し、フランジ6aの位置決
めが行なわれる。なお、フランジ6aを間隙Sに差し込
むときには、第3図の2点鎖線で示すように自由片7a
がパネル5から離反する方向に撓む。
【0017】第1、2図に示す如く連結されたパネル連
結構造においては、自由片7aがフランジ6aを押え込
むことにより、パネル5、6の離反が阻止されている。
また、ビス頭部9aが開口10に入り込むことにより、
フランジ6aの摺動方向への移動も阻止されている。従
って、パネル5、6はきわめてしっかりと連結されてい
る。加えて、第3図に示す如く、フランジ6aを間隙S
に挿入するに際しては、開口10とビス頭部9aとが係
合するまでフランジ6aを差し込むようにすれば良く、
フランジ6aの差し込み深さを目視観察しながら連結作
業を行なうことが不要であり、連結作業性がきわめて良
い。
【0018】上記実施例ではパネル5のパネル面にフラ
ンジ6aを当接させているが、第4図の如くパネル5の
フランジ5aとパネル6のフランジ6aとを重ね合わせ
るようにしてパネル5、6を連結しても良い。なお、第
4図ではバネ金具7Aはコ字形状となっており、ボルト
11及びナット12によりフランジ5aに固定されてい
る。このボルト11の頭部11aはフランジ6aの開口
10に入り込んでいる。この第4図の実施例でも、上記
実施例と同様の作用効果が奏される。
【0019】第5図は請求項2の考案の実施例に用いら
れるバネ金具13の断面図である。このバネ金具13の
自由片13aの基端側にはL形の折曲部14が設けられ
ている。この折曲部14をパネル5のパネル面に当接さ
せるようにしてビス8でバネ金具13をフランジ5aに
固定すると、パネル5の前面と自由片13aとの間に
は、折曲部14の幅に合致しただけの間隙幅を有した間
隙Sが形成される。この第5図のバネ金具13を用いる
と、間隙Sが一律に定まるため、自由片13aとパネル
5とによりフランジ6aを一定の力にて挟み付けること
が可能となる。
【0020】上記実施例では、開口10は円形孔となっ
ているが、本考案では、第6図に示す如くこの開口10
を長孔としても良い。
【0021】また、上記実施例では開口を用いている
が、この開口の替わりに凹部を形成しても良い。パネル
6がFRPにて構成されているときは上記の如く開口を
形成するのが好適であるが、パネル6がアルミ等の金属
にて構成されている場合は、凹部を形成しても良い。も
ちろん、パネルが金属製であっても、上記の如き開口を
形成しても良いことは明らかである。
【0022】第7図は請求項1の考案の別の実施例を示
す斜視図である。本実施例では、バネ金具7Bの両脇部
分に合計2本のビス9がねじ込まれている。フランジ6
aにはこのビス9に対応して合計2個の開口10が設け
られている。このように、金具7Bからずれた位置にビ
ス9をねじ込むようにした場合には、金具7Bをフラン
ジ5aに固定した後でもビス9をパネル5にねじ込むこ
とが容易である。
【0023】第8図では、バネ金具7Cの自由片の中央
部分に切欠15が設けられており、この切欠15に臨む
位置においてビス9がパネル5にねじ込まれている。こ
の切欠15を設けると、金具7Cをフランジ5aに固定
した後でも、ビス9をパネル5に容易にねじ込むことが
できる。
【0024】なお、第7図及び第8図に示したバネ金具
7B、7Cにおいては、爪状の起立片16が設けられて
おり、この起立片16をフランジ5aの端部に引掛ける
ことによりバネ金具7B、7Cの位置決めを行なうこと
ができる。
【0025】第9図及び第10図は、第4図に示した如
く、フランジ5a、6aを重ね合わせて連結する場合に
用いられる別のバネ金具17、18の斜視図である。バ
ネ金具17は、自由片17aと、ベースプレート17b
とを有しており、このベースプレート17bの中央部分
にのみ自由片17aが設けられている。この自由片17
aの側方部分にビス孔17cが穿設されている。
【0026】第10図のバネ金具18においては、ベー
スプレート18bの長手方向両端側にそれぞれ自由片1
8aが設けられており、自由片18a、18aの間の部
分において、ベースプレート18bにビス孔18cが穿
設されている。
【0027】これら第9、10図のバネ金具17、18
にあっては、自由片17a、18aがビス止めの際の邪
魔にならず、きわめて取り付けし易いという効果が奏さ
れる。
【0028】
【考案の効果】以上の通り、請求項1、2の考案のパネ
ル連結構造は、バネ金具によってパネルの端部を挟み付
けてパネル同志の連結を行なった構造において、一方の
パネルに設けられた突起と、他方のパネルの開口又は凹
部とを係合させてパネルの位置決めを行なうようにした
ものであり、パネルのずれが防止されると共に、パネル
端部の差し込み時の差し込み深さを一定にすることがで
き、作業が容易になる。
【0029】なお、請求項においては、この突起をき
わめて容易に形成することができる。
【0030】請求項にあっては、パネルを挟み付ける
力が一定になり、パネル同志の連結構造の信頼性が高い
と共に、パネル端部を差し込む際にきつくてはまりにく
いなどの問題がなく、作業性がきわめて良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例構造を示す縦断面図である。
【図2】本考案の実施例構造を示す斜視図である。
【図3】実施例構造とするための連結構造を示す断面図
である。
【図4】別の実施例構造を示す断面図である。
【図5】バネ金具13の形状を示す断面図である。
【図6】パネルの要部斜視図である。
【図7】更に別の実施例を示す斜視図である。
【図8】更に異なる実施例を示す斜視図である。
【図9】バネ金具17の斜視図である。
【図10】バネ金具18の斜視図である。
【図11】従来構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2,5,6, パネル 1a,2a,5a,6a フランジ 3,7,7A,7B,7C,13,17,18 バネ金
具 3a,7a,13a,17a,18a 自由片 10 開口

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル同志を連結した構造において、 少なくとも片方のパネルの端縁には後方に起立するフラ
    ンジが設けられており、 一方のパネルの端部に自由片を有したバネ金具を、該自
    由片とパネルとの間にパネル差込用間隙をあけて固着
    し、 他方のパネルの端部を該間隙に差し込んで両パネルを連
    結した構造において、 前記一方のパネルの前記間隙に臨む面に突起を形成し、 前記他方のパネルの前記間隙に差し込まれる部分に、該
    突起と係合する凹部又は開口を形成し、 該突起と凹部又は開口とを係合させてパネル連結部にお
    いて両パネルを位置決めしたパネル連結構造であって、 前記突起は、前記一方のパネルにねじ込まれたボルト又
    はビスの頭部である ことを特徴とするパネル連結構造。
  2. 【請求項2】 パネル同志を連結した構造において、 少なくとも片方のパネルの端縁には後方に起立するフラ
    ンジが設けられており、 一方のパネルの端部に自由片を有したバネ金具を、該自
    由片とパネルとの間にパネル差込用間隙をあけて固着
    し、 他方のパネルの端部を該間隙に差し込んで両パネルを連
    結した構造において、 前記一方のパネルの前記間隙に臨む面に突起を形成し、 前記他方のパネルの前記間隙に差し込まれる部分に、該
    突起と係合する凹部又は開口を形成し、 該突起と凹部又は開口とを係合させてパネル連結部にお
    いて両パネルを位置決めしたパネル連結構造であって、 前記バネ金具の自由片の基端側にL状の折曲部が形成さ
    れており、該折曲部を前記一方のパネルに当接させるこ
    とにより、該折曲部の幅よりなる間隙幅を有し た前記間
    隙を一方のパネルと該自由片との間に形成した ことを特
    徴とするパネル連結構造。
JP1991073989U 1991-09-13 1991-09-13 パネル連結構造 Expired - Lifetime JP2583228Y2 (ja)

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