JP2583206Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2583206Y2
JP2583206Y2 JP1993011698U JP1169893U JP2583206Y2 JP 2583206 Y2 JP2583206 Y2 JP 2583206Y2 JP 1993011698 U JP1993011698 U JP 1993011698U JP 1169893 U JP1169893 U JP 1169893U JP 2583206 Y2 JP2583206 Y2 JP 2583206Y2
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JP
Japan
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wire
electric wire
connector
cover
housing
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JP1993011698U
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喜次 澤田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコネクタ、特にワイヤー
ハーネス等の多数本の電線を接続するコネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ハーネスや多数の電線をワンタッチ接続
する需要は幅広いものがあり、コネクタ接続が有効な手
段として広範に使用されている。しかし、これら利用分
野のなかで、プリンタヘッドのようにコネクタ自身が接
続電線を伴い自走する場合や、自動車等輸送機器の車載
機器のようにコネクタが揺動下に置かれる場合には、電
線とコネクタのカバーとが接触することにより、所謂
「擦れ」が生じ、電線の被覆剥離による導線露出をはじ
め、導線露出に至らずとも、被覆破損による電線寿命の
短縮が問題となっている。
【0003】これを解決すべく、従来技術では図4に示
されるように、コネクタカバー101に設けた電線取出
し間口102の開口周縁の鋭角部分にR付け、すなわち
曲率部103を付与して擦れを緩和するものが提案され
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、一方に
おいてカバー部材の軽量化が求められることから、部材
の肉厚は薄くなる傾向にある。これに伴い、前記電線取
出し間口102の開口周縁に十分な曲率を取ることが難
しくなりつつあり、この結果、電線とカバー部材との接
触時における酷しい擦れを効果的に防止することが困難
になっている。
【0005】更に、電線は、通常全方位つまり電線とコ
ネクタとの相対位置関係において上下左右方向に揺動し
てカバー部材の電線取出し間口102の全周にわたって
接触する。しかし、従来のコネクタでは、このような全
方位の揺動を抑制できず、それによる擦れに対応できな
い。このため、擦れによる電線被覆剥離や導線損傷の弊
害を避け得る構成のコネクタが望まれているが、コネク
タ側においてこの振れ発生時における擦れを抑制するに
効果的な構造が未だ提案されていない。
【0006】本考案はこのような課題や欠点を解決する
ためになされたもので、その目的は振れ発生時の擦れに
よる電線被覆剥離または導線損傷を防止する構成のコネ
クタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題は、電線が接続
されるハウジングと、該電線を外部に取り出すための電
線取出し間口を備えるカバーとから構成されるコネクタ
において、前記カバーには、前記電線取出し間口の開口
周に沿って大曲率面を有する電線保護用リブ及び、曲率
面を有する電線ストッパ用突起が前記電線取り出し間口
を分離するように配設されていることを特徴とするコネ
クタにより解決される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面の図1乃至
図3に基づいて説明する。但し、本考案は実施例に限定
されるものではなく、種々の変更が可能である。図1は
本考案に係るコネクタの構成斜視図、図2は図1のコネ
クタのカバーの構成図であり、同中(a)は上面図、
(b)はB〜B断面図、(c)はC〜C断面図、(d)
は下面図である。図3は本考案に係るコネクタの電線担
持状態の説明図であり、(a)は上面図、(b)はE〜
E断面図である。
【0009】図1に示されるように、本考案に係るコネ
クタ1は、ハウジング2とカバー3とから構成される。
ハウジング2は、その内部にターミナル(図示せず)を
内蔵し、多数本の電線4が接続される。また、カバー3
と嵌合して一体化するための嵌合片5a及び5bが突設
されている。
【0010】カバー3は、薄肉のケーシングからなり、
ハウジング2と一体化した際に電線4を収容する電線取
回し空間6(図2(b)参照)を備えるとともに、一側
面が開口してハウジング2に接続された電線4を外部に
導出する電線取出し間口7を構成している。この電線取
出し間口7には、その開口周に沿って電線保護用リブ8
及び電線ストッパ用突起9が配設されている。電線保護
用リブ8は、図2(b)に示されるように、その端部が
大曲率面10になるように成形されている。この大曲率
面10は、厚肉あるいは中空構造に一体成形しても良い
し、カバー3を形成する薄肉の材料を巻き込み加工によ
り中空構造として成形することもできる。
【0011】また、電線ストッパ用突起9は、図2
(c)及び(d)に示されるように、露出する角部が面
取りされて曲率面11が形成された柱状部材からなり、
電線取出し間口7の先端部に複数本並んで櫛状に配設さ
れている。またカバー3には、ハウジング2の嵌合片5
a及び5bの対応する箇所に、それらと嵌合する嵌合ロ
ック部12a及び12bが配設されている。更に、側壁
に規制板13を付設することにより、ハウジング2と一
体化した際の振れを抑制することもできる。
【0012】コネクタ1の組立ては、先ずハウジング2
に端子(図示せず)を挿入した後、電線4をカバー3の
電線取出し間口7方向に取回し、カバー3の嵌合ロック
部12a及び12bと、ハウジング2の嵌合片5a及び
5bとを嵌合して、ハウジング2とカバー3とを一体化
することにより行われる。コネクタ1の組立状態を、図
3に示す。
【0013】図示されるように、電線4は、複数本の束
となって電線ストッパ用突起9間に挟持されるととも
に、電線保護用リブ8によりハウジング2側に屈曲され
て同方向に押圧された状態でコネクタ1に担持される。
このような状態で、電線4が左右方向に揺動する場合
(図3(a)参照)、電線4は、電線ストッパ用突起9
により同方向への振れが規制されて、振れ幅が小さくな
るとともに、電線ストッパ用突起9との接触部分が曲率
面11であるために、局所的な剪断力を受けることがな
く擦れ力が緩和される。
【0014】一方、上下方向に揺動する場合(図3
(b)参照)も、電線4は、電線保護用リブ8に設けら
れた大曲率面10と接触するため、接触面積が大きくな
り、局所的に強く作用する擦れ力が緩和される。また、
通常電線4は、電線取回し空間6内にある程度のアソビ
分、即ち余裕分をもって収容されているが、この余裕分
を備える電線4aが、振動等により電線取出し間口7方
向に引っ張られて、端子の電線接続部分に張力が加わ
り、電線の抜けや断線を発生させることがある。更に、
引き出された分だけ電線4が長くなった恰好となり、結
果として電線4の振れの幅が大きくなり、カバー3との
擦れの問題を増長させる。
【0015】しかし、本考案のコネクタ1では、電線保
護用リブ8及び電線ストッパ用突起9により電線4を押
圧及び挟持するため、電線取回し空間6内にある電線4
aの電線取出し間口7方向への延びを抑えて、電線4の
抜けや断線を防止するとともに、電線の振れ幅の増加を
抑えてカバー3との擦れをより緩和させることができ
る。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るコネク
タは、大曲率面を持つ電線保護用リブ及び、曲率面を有
する電線ストッパ用突起をカバーに配設して構成したた
め、電線またはコネクタ側の振れや揺動により電線とカ
バーとが接触しても、電線に加わる局所的な剪断力を緩
和でき、よって電線の被覆剥離や導線露出が引き起こす
断線や短絡の発生を未然に防止できる。
【0017】更に、電線を電線保護用リブ及び電線スト
ッパ用突起により押圧及び挟持する構造としたため、電
線の抜けや断線を防止するとともに、カバーとの擦れを
より効果的に緩和させることができる。このように本考
案にコネクタによれば、簡単な構造により電線とカバー
との擦れや、電線の端子からの抜けや断線を防止するこ
とができ、従来に比べて電線の寿命を大幅に延長させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコネクタの構成斜視図である。
【図2】図1のコネクタのカバーの構成図であり、
(a)は上面図、(b)はB〜B断面図、(c)はC〜
C断面図、(d)は下面図である。
【図3】本考案に係るコネクタの電線担持状態の説明図
であり、(a)は上面図、(b)はE〜E断面図であ
る。
【図4】従来のコネクタのカバーの構成図であリ、
(a)は上面図、(b)はA〜A断面図、(C)はD〜
D断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 ハウジング 3 カバー 4、4a 電線 5a、5b 嵌合片 6 電線取回し空間 7 電線取出し間口 8 電線保護用リブ 9 電線ストッパ用突起 10 大曲率面 11 曲率面 12a、12b 嵌合ロック部 13 規制板 101 カバー 102 電線取出し間口 103 曲率部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−43974(JP,A) 特開 平5−242925(JP,A) 特開 平5−258800(JP,A) 特開 平5−87844(JP,A) 特開 平5−290924(JP,A) 実開 平1−160471(JP,U) 実開 平4−72476(JP,U) 実開 平5−69868(JP,U) 実開 平6−58529(JP,U) 特公 平3−22862(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/56 - 13/639

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線が接続されるハウジングと、一端に
    電線取出し間口を備えるカバーとから構成されるコネク
    タにおいて、前記カバーには、前記電線取出し間口の開
    口周に沿って大曲率面を有する電線保護用リブ及び、曲
    率面を有する電線ストッパ用突起が前記電線取り出し間
    口を分離するように配設されていることを特徴とするコ
    ネクタ。
JP1993011698U 1993-02-23 1993-02-23 コネクタ Expired - Lifetime JP2583206Y2 (ja)

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JPH0668333U JPH0668333U (ja) 1994-09-22
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JP3106938B2 (ja) * 1995-10-24 2000-11-06 住友電装株式会社 電線導出カバー付コネクタ
JP4529087B2 (ja) * 2005-06-17 2010-08-25 住友電装株式会社 コネクタ

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JPH0668333U (ja) 1994-09-22

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