JP2583161B2 - 荷役車両のプッシュプル装置 - Google Patents

荷役車両のプッシュプル装置

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JP2583161B2
JP2583161B2 JP3206195A JP20619591A JP2583161B2 JP 2583161 B2 JP2583161 B2 JP 2583161B2 JP 3206195 A JP3206195 A JP 3206195A JP 20619591 A JP20619591 A JP 20619591A JP 2583161 B2 JP2583161 B2 JP 2583161B2
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mast
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義文 内藤
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Komatsu Forklift KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車体を移動させずに荷
取り作業が可能な荷役車両のプッシュプル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来フォークリフトトラックのような荷
役車両には、図3に示すようなプッシュプル装置を装着
したものがある。上記プッシュプル装置はパンダグラフ
状に組合されたリンク機構a及びプッシュプルシリンダ
bにより前後動が自在なフェイスcを有していて、この
フェイスcの下部に荷役すべき荷dの下に敷かれたシー
トパレットeの端部を把持するシートグリップfが設け
られている。
【0003】そして荷役に当っては、図3に示すように
前方へ押出されたフェイスcの下部に設けられたシート
グリップfでシートパレットeの端部を把持し、この状
態でフェイスcを車体g側へ引込みながら、フェイスc
の移動速度と同じ速度で車体gを前進させて、荷dの位
置を変えることなくシートパレットeの下側にフォーク
hを差し込んで荷取りを行うようになっている。またフ
ォークh上に載設された荷dを荷置きする場合は、フェ
イスcを押出しながら同じ速度で車体gを後退させるこ
とにより、荷置きが可能になる。しかし上記のようなプ
ッシュプル装置では、フェイスcの移動速度と同じ速度
で車体gを前後進させなければならないため、荷役作業
に熟練を要する欠点がある。かかる欠点を改善するもの
として、フェイスcの移動量と車体gの移動量を検出し
て、車体gの移動量と同じ量フェイスcが移動するよう
にしたプッシュプル装置も提案されている。例えば実開
昭62−100999号公報など。
【0004】しかし上記公報に記載のものも、荷役する
場合車体を移動させる必要があるため、自動倉庫のよう
に車体を停止させた状態で荷役する必要がある場合には
採用できないなどの不具合があった。上記不具合を改善
するため図2に示すようなプッシュプル装置が提案され
ている。上記プッシュプル装置は、自走自在な車体1の
前部にマスト2に沿って上下動自在にフォーク6を取付
け、かつこのフォーク6にリンク機構5により前後動自
在にフェイス7を取付けると共に、上記フェイス7の下
部に荷11の載置されたシートパレット12の端部を把
持するシートグリップ13を設けたもので、まずフェイ
ス7を前進させてシートグリップ13によりシートパレ
ット12を把持し、次にフォーク6を前進させながら、
フォーク6の移動量と同じ量のフェイス7のリンク機構
5を縮小することにより、車体1を移動せずにシートパ
レット12上の荷11の荷役が行えるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記プッシュプ
ル装置は車体1からフォーク6までの距離を検出する距
離センサ8と、車体からフェイス7までの距離を測定す
る距離センサ10の2個の距離センサを必要として高価
になると共に、フォーク6及びフェイス7上にそれぞれ
設けられた距離センサ8,10の配線を各リンク機構
4,5を経て車体1側へ引込まなければならないため、
配線が複雑で、かつ断線などが発生しやすいため信頼性
に欠けるなどの不具合があった。この発明は上記不具合
を改善する目的でなされたもので、1個の距離センサで
上記従来のプッシュプル装置と同様な機能が得られるよ
うにしたプッシュプル装置を簡単な構成で提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、自走自在な車体の前部にマストに沿って
上下動自在なフィンガボードを設け、このフィンガボー
ドにリンク機構により上下動自在にフォークを取付け、
かつこのフォークにリンク機構により前後動自在にフェ
イスを取付けると共に、上記フェイス7の下部に荷の載
置されたシートパレットの端部を把持するシートグリッ
プを設けた荷役車両のプッシュプル装置において、上記
マストにマストからフェイスまでの距離を検出する距離
センサを設け、かつ荷役時上記リンク機構の一方を手動
操作で伸縮させた場合に、上記距離センサが検出した距
離が変化しないように他方のリンク機構を制御装置によ
り伸縮制御するようにしたものである。
【0007】
【作 用】上記構成により車体を移動させずに荷取
り、荷置きなどの荷役作業が可能になると共に、マスト
に距離センサを1個設けるだけでよいことから、構成が
簡単になる。
【0008】
【実 施 例】この発明の一実施例を図1を参照して詳
述する。図1においては1は自走自在な荷役車両の車体
で、前部にマスト2が立設されており、このマスト2に
図示しないリフトシリンダにより上下動自在なフィンガ
ボード3が取付けられている。
【0009】そしてこのフィンガーボード3にリンク機
構4を介してオーク6が取付けられている。上記リンク
機構4はパンダグラフ状に組合されていて、一端側が上
記フィンガーボード3に取付けられ、他端側にフォーク
6が取付けられていて、図示しないプッシュプルシリン
ダによりリンク機構4を伸縮することにより、フォーク
6が前後動できるようになっている。
【0010】また上記フォーク6の前面にはリンク機構
5を介してフェイス7が取付けられている。上記リンク
機構5もパンダグラフ状に組合されていて、一端側がフ
ォーク6に取付けられ、他端側にフェイス7が取付けら
れていて、プッシュプルシリンダ9によりリンク機構5
を伸縮することにより、フェイス7を前後動できるよう
になっていると共に、フェイス7の下部には荷役すべく
荷11の下側に敷かれたシートパレット12の端部を把
持するシートグリップ13が設けられている。
【0011】一方上記マスト2の前面にはマスト2から
フェイス7までの距離を測定する距離センサ14が設け
られている。そしてこの距離センサ14により検出され
たマスト2からフェイス7までの距離Lは、車体1に搭
載された制御装置15へ入力されて、この距離Lをもと
にフェイス7を前後動するプッシュプルシリンダ9が制
御されるようになっている。
【0012】次に作用を説明すると、荷役すべき荷11
の近傍に車体1を停止させ、次にリンク機構4を一杯に
縮小した状態でリンク機構5を伸長させてフェイス7を
荷11に向けて前進させ、フェイス7下部のシートグリ
ップ13により図1に示すようにシートパレット12の
一端を把持する。そしてこの状態で運転者が手動で図示
しない作業機レバーを操作してリンク機構4を伸長させ
ると、制御装置15は距離センサ14が検出したマスト
2からフェイス7までの距離Lが変化しないようにプッ
シュプルシリンダ9を収縮させる。
【0013】すなわちリンク機構4が伸長してフォーク
6が前進すると、フォーク6にリンク機構5を介して取
付けられたフェイス7も前進しようとするが、制御装置
15は予め距離センサ14が検出したマスト2からフェ
イス7まで距離Lが変化しないように、フォーク6が前
進された分プッシュプルシリンダ9によりリンク機構5
を収縮させる。これによってフェイス7下部のシートグ
リップ13がシートパレット12の一端を固定した状態
でシートパレット12の下側へフォーク6を挿入するこ
とができるため、車体1を移動することなく荷取りが行
えるようになる。またフォーク6上の荷11を荷置する
場合は、上記荷取り時と逆の動作を行えばよい。
【0014】なお上記実施例ではフォーク6を前後動す
るリンク機構4を手動操作により伸縮動させ、これに応
じてフェイスを前後動するリンク機構5の伸縮を制御装
置15により制御するようにしたが、リンク機構5を手
動で操作し、リンク機構4を制御装置15により制御し
ても同様な効果が得られる。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、車体を
移動せずに荷役が行えることから、従来のフェイスと同
じ速度で車体を移動させて荷役を行うものに比べて何等
熟練を必要とせずに荷役作業が行えると共に、自動倉庫
などのように車体を移動せずに荷役を行う必要がある場
所での荷役作業も容易に行えるようになる。またマスト
にフェイスまでの距離を検出する距離センサを1個設け
るだけよいことから、従来の2個設けていたものに比べ
て価格低減が図れると共に、距離センサより制御装置へ
信号を送るケーブルをリンク機構に配線する必要がない
ため、配線が簡単で、かつ断線などの心配もなくなるこ
とから信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になる荷役車両のプッシュ
プル装置を示す側面図である。
【図2】従来の荷役車両のプッシュプル装置を示す側面
図である。
【図3】従来の荷役車両のプッシュプル装置を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 車体、2 マスト、3 フィンガーボード、4,5
リンク機構、6 フォーク、7 フェイス、11
荷、12 シートパレット、13 シートグリップ、1
4 距離センサ、15 制御装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走自在な車体1の前部にマスト2に沿
    って上下動自在なフィンガボード3を設け、このフィン
    ガボード3にリンク機構4により前後動自在にフォーク
    6を取付け、かつこのフォーク6にリンク機構5により
    前後動自在にフェイス7を設けると共に、上記フェイス
    7の下部に荷11の載置されたシートパレット12を端
    部を把持するシートグリップ13を設けた荷役車両のプ
    ッシュプル装置において、上記マスト2にマスト2から
    フェイス7までの距離Lを検出する距離センサ14を設
    け、かつ荷役時上記リンク機構4,5の一方を手動操作
    で伸縮させた場合に、上記距離センサ14が検出した距
    離Lが変化しないように他方のリンク機構4,5を制御
    装置15により伸縮制御することを特徴とする荷役車両
    のプッシュプル装置。
JP3206195A 1991-07-24 1991-07-24 荷役車両のプッシュプル装置 Expired - Lifetime JP2583161B2 (ja)

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JPH0524799A JPH0524799A (ja) 1993-02-02
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CN114249275A (zh) * 2021-12-20 2022-03-29 聂新宇 一种原位移动叉车

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