JP2583145Y2 - 電磁クラッチ - Google Patents
電磁クラッチInfo
- Publication number
- JP2583145Y2 JP2583145Y2 JP4371291U JP4371291U JP2583145Y2 JP 2583145 Y2 JP2583145 Y2 JP 2583145Y2 JP 4371291 U JP4371291 U JP 4371291U JP 4371291 U JP4371291 U JP 4371291U JP 2583145 Y2 JP2583145 Y2 JP 2583145Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- compressor
- rotor
- rotation
- electromagnetic clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ロータとアーマチュ
アとのすべり現象を検出する回転検出部材を備えた電磁
クラッチに関する。
アとのすべり現象を検出する回転検出部材を備えた電磁
クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭58−180842号公報
に提案されている「圧縮機の回転数検出装置」では、カ
ーエアコン用のコンプレッサに装着された電磁クラッチ
のアーマチュアハブやこのアーマチュアハブに固定され
る板ばねに回転検出用の突起を設け、この突起と対向す
る回転検出部材としての電磁ピックアップを、コンプレ
ッサのハウジングに固定されたブラケットに固定支持し
ている。
に提案されている「圧縮機の回転数検出装置」では、カ
ーエアコン用のコンプレッサに装着された電磁クラッチ
のアーマチュアハブやこのアーマチュアハブに固定され
る板ばねに回転検出用の突起を設け、この突起と対向す
る回転検出部材としての電磁ピックアップを、コンプレ
ッサのハウジングに固定されたブラケットに固定支持し
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】このような「圧縮機
の回転検出装置」では、励磁コイルを内設したフィール
ドコアに溶着された取付けフランジをコンプレッサのハ
ウジングに固定する。そして、このフィールドコアをロ
ータの環状溝内に挿入しながら、内周面に嵌合固定され
た軸受を介してこのロータをコンプレッサの円筒部に回
転自在に嵌合支持する。次にロータの摩擦面とアーマチ
ュアの摩擦面との間の隙間を徴調整しながら、アーマチ
ュアハブをコンプレッサの回転軸に装着する。電磁クラ
ッチをコンプレッサに装着した後は、回転検出用の突起
と電磁ピックアップとの間の隙間を調整しながら、電磁
ピックアップが固定支持されたブラケットをコンプレッ
サのハウジングに固定する。このように電磁ピックアッ
プをコンプレッサ側に固定支持する構造であると、電磁
クラッチをコンプレッサに装着する組立工程において、
電磁クラッチのアーマチュア・ロータ間の隙間調整と回
転数検出用の突起・電磁ピックアップ間の隙間調整とが
必要となり、生産性が著しく低下する。この考案では、
コンプレッサに電磁クラッチを装着する組立工数を少な
くしてコンプレッサの生産性向上に寄与することを目的
とする。
の回転検出装置」では、励磁コイルを内設したフィール
ドコアに溶着された取付けフランジをコンプレッサのハ
ウジングに固定する。そして、このフィールドコアをロ
ータの環状溝内に挿入しながら、内周面に嵌合固定され
た軸受を介してこのロータをコンプレッサの円筒部に回
転自在に嵌合支持する。次にロータの摩擦面とアーマチ
ュアの摩擦面との間の隙間を徴調整しながら、アーマチ
ュアハブをコンプレッサの回転軸に装着する。電磁クラ
ッチをコンプレッサに装着した後は、回転検出用の突起
と電磁ピックアップとの間の隙間を調整しながら、電磁
ピックアップが固定支持されたブラケットをコンプレッ
サのハウジングに固定する。このように電磁ピックアッ
プをコンプレッサ側に固定支持する構造であると、電磁
クラッチをコンプレッサに装着する組立工程において、
電磁クラッチのアーマチュア・ロータ間の隙間調整と回
転数検出用の突起・電磁ピックアップ間の隙間調整とが
必要となり、生産性が著しく低下する。この考案では、
コンプレッサに電磁クラッチを装着する組立工数を少な
くしてコンプレッサの生産性向上に寄与することを目的
とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】このような目的を達成
するためにこの考案では、一体に設けられた取付けフラ
ンジがコンプレッサのハウジングに固定されると共に励
磁コイルを内設したフィールドコアと、前記コンプレッ
サに回転自在に支持されると共に前記フィールドコアが
挿入される環状溝を有し外周面をプーリ溝としたロータ
と、このロータの摩擦面と摩擦係合される摩擦面を有す
るアーマチュアと、このアーマチュアを軸線方向にのみ
移動可能に弾性支持すると共に前記コンプレッサの回転
軸に装着されるアーマチュアハブとを備え、前記アーマ
チュアまたはアーマチュアハブ側に回転検出用の突起を
設けると共に、この突起に対向して配置された回転検出
部材を、前記取付けフランジに固定されたブラケットに
進退自在に固定支持したことを特徴とする。
するためにこの考案では、一体に設けられた取付けフラ
ンジがコンプレッサのハウジングに固定されると共に励
磁コイルを内設したフィールドコアと、前記コンプレッ
サに回転自在に支持されると共に前記フィールドコアが
挿入される環状溝を有し外周面をプーリ溝としたロータ
と、このロータの摩擦面と摩擦係合される摩擦面を有す
るアーマチュアと、このアーマチュアを軸線方向にのみ
移動可能に弾性支持すると共に前記コンプレッサの回転
軸に装着されるアーマチュアハブとを備え、前記アーマ
チュアまたはアーマチュアハブ側に回転検出用の突起を
設けると共に、この突起に対向して配置された回転検出
部材を、前記取付けフランジに固定されたブラケットに
進退自在に固定支持したことを特徴とする。
【0005】
【作用】フィールドコアとロータをコンプレッサのハウ
ジングに装着し、アーマチュアとアーマチュアハブをコ
ンプレッサの回転軸に装着すると、取付けフランジに固
定されたブラケットに固定支持された回転検出部材と、
アーマチュアやアーマチュアハブ側に設けた突起とが、
対向して配置される。
ジングに装着し、アーマチュアとアーマチュアハブをコ
ンプレッサの回転軸に装着すると、取付けフランジに固
定されたブラケットに固定支持された回転検出部材と、
アーマチュアやアーマチュアハブ側に設けた突起とが、
対向して配置される。
【0006】
【実施例】図1はこの考案の第1実施例である電磁クラ
ッチの断面図を示し、電磁クラッチ1がカーエアコン用
のコンプレッサに装着されている。コンプレッサ2のハ
ウジング正面には、励磁コイル4を内設したフィールド
コア5の底面に溶着された取付けフランジ3がねじ止め
されており、フィールドコア5がコンプレッサ2に固定
支持されている。取付けフランジ3の半径方向外側への
延長部3aには、断面コ字状を呈する形状に折り曲げら
れたブラケット6の一方の折り曲げ部6aが溶着され、
ブラケット6の他方の折り曲げ部6bには、回転検出部
材としての電磁ピックアップ7が固定支持されている。
電磁ピックアップ7は外周を雄ねじ7aとし折り曲げ部
6bのねじ孔6cに螺合され、電磁ピックアップ7の雄
ねじ7aに螺合されたナット7bを折り曲げ部6b側に
強固に締め付けることにより、電磁ピックアップ7はブ
ラケット6に進退自在に固定支持されている。なお、ナ
ット7bは図面上1個のみ図示されているが、2個使用
することもある。
ッチの断面図を示し、電磁クラッチ1がカーエアコン用
のコンプレッサに装着されている。コンプレッサ2のハ
ウジング正面には、励磁コイル4を内設したフィールド
コア5の底面に溶着された取付けフランジ3がねじ止め
されており、フィールドコア5がコンプレッサ2に固定
支持されている。取付けフランジ3の半径方向外側への
延長部3aには、断面コ字状を呈する形状に折り曲げら
れたブラケット6の一方の折り曲げ部6aが溶着され、
ブラケット6の他方の折り曲げ部6bには、回転検出部
材としての電磁ピックアップ7が固定支持されている。
電磁ピックアップ7は外周を雄ねじ7aとし折り曲げ部
6bのねじ孔6cに螺合され、電磁ピックアップ7の雄
ねじ7aに螺合されたナット7bを折り曲げ部6b側に
強固に締め付けることにより、電磁ピックアップ7はブ
ラケット6に進退自在に固定支持されている。なお、ナ
ット7bは図面上1個のみ図示されているが、2個使用
することもある。
【0007】コンプレツサ2のハウジングには、正面よ
り突設された円筒部2aが形成され、この円筒部2aに
軸受8を介してロータ9が回転自在に支持されている。
ロータ9は、フィールドコア5が挿入された環状溝9a
と、エンジン側のプーリに掛止されるベルト(図示せ
ぬ)が掛止される外周面のV溝9bとが形成されてい
る。そして、ロータ9の摩擦面9cには、所定の隙間を
介してアーマチュア10の摩擦面10aが対向配置され
ている。
り突設された円筒部2aが形成され、この円筒部2aに
軸受8を介してロータ9が回転自在に支持されている。
ロータ9は、フィールドコア5が挿入された環状溝9a
と、エンジン側のプーリに掛止されるベルト(図示せ
ぬ)が掛止される外周面のV溝9bとが形成されてい
る。そして、ロータ9の摩擦面9cには、所定の隙間を
介してアーマチュア10の摩擦面10aが対向配置され
ている。
【0008】コンプレッサ2の回転軸2b先端には、ア
ーマチュアハブ11がセレーション嵌合されボルトで抜
け止めされており、このアーマチュアハブ11のフラン
ジに基端部が固定された板ばね12の自由端部をアーマ
チュア10に固定している。板ばね12の自由端部に
は、半径方向外側に延びた延長部12aが形成され、こ
の延長部12aを回転検出用の突起として構成してい
る。
ーマチュアハブ11がセレーション嵌合されボルトで抜
け止めされており、このアーマチュアハブ11のフラン
ジに基端部が固定された板ばね12の自由端部をアーマ
チュア10に固定している。板ばね12の自由端部に
は、半径方向外側に延びた延長部12aが形成され、こ
の延長部12aを回転検出用の突起として構成してい
る。
【0009】このような構造からなる電磁クラッチ1
は、励磁コイル4に通電することにより発生する磁束に
よりアーマチュア10をロータ9に磁気吸着させて、摩
擦面9cと摩擦面10aを摩擦係合させると、エンジン
の回転が伝達されているロータ9の回転がコンプレッサ
2の回転軸2bに伝達される。このとき、電磁ピックア
ップ7のコイルの磁束が板ばね12の延長部12aで切
られることにより起電力が発生するため、この起電力は
回転パルスとして回転検出回路の入力信号になる。ここ
で、コンプレッサ2の内部に異常が発生してロータ9と
アーマチュア10の摩擦面間にすべり現象が発生する
と、そのすべり現象は回転検出回路により検出される。
そして、励磁コイル4への通電が断たれこの励磁コイル
4の磁束は消滅する。したがって、アーマチュア10
は、板ばね12の復元力によりロータ9から離間される
ので、コンプレッサ2への回転の伝達は遮断される。
は、励磁コイル4に通電することにより発生する磁束に
よりアーマチュア10をロータ9に磁気吸着させて、摩
擦面9cと摩擦面10aを摩擦係合させると、エンジン
の回転が伝達されているロータ9の回転がコンプレッサ
2の回転軸2bに伝達される。このとき、電磁ピックア
ップ7のコイルの磁束が板ばね12の延長部12aで切
られることにより起電力が発生するため、この起電力は
回転パルスとして回転検出回路の入力信号になる。ここ
で、コンプレッサ2の内部に異常が発生してロータ9と
アーマチュア10の摩擦面間にすべり現象が発生する
と、そのすべり現象は回転検出回路により検出される。
そして、励磁コイル4への通電が断たれこの励磁コイル
4の磁束は消滅する。したがって、アーマチュア10
は、板ばね12の復元力によりロータ9から離間される
ので、コンプレッサ2への回転の伝達は遮断される。
【0010】図2は第2実施例である電磁クラッチのフ
ィールドコア組立体を示す断面図である。この実施例
は、第1実施例の電磁クラッチ1のコンプレッサ2の正
面とロータ9のV溝9bとの間の軸線方向の寸法が長く
なった場合を例示している。コンプレッサ13の正面に
は、取付けフランジ14の内側に延びるフランジ14a
がねじ止めされ、取付けフランジ14の外側に延びるフ
ランジ14bは、フィールドコア15の底面に溶着され
ている。また各フランジ14a・14b間の円筒部14
cの外周面には、電磁ピックアップ16が固定支持され
たブラケット17が溶着されている。このようなフィー
ルドコア組立体を備えた電磁クラッチは、第1実施例と
同じ作用をする。
ィールドコア組立体を示す断面図である。この実施例
は、第1実施例の電磁クラッチ1のコンプレッサ2の正
面とロータ9のV溝9bとの間の軸線方向の寸法が長く
なった場合を例示している。コンプレッサ13の正面に
は、取付けフランジ14の内側に延びるフランジ14a
がねじ止めされ、取付けフランジ14の外側に延びるフ
ランジ14bは、フィールドコア15の底面に溶着され
ている。また各フランジ14a・14b間の円筒部14
cの外周面には、電磁ピックアップ16が固定支持され
たブラケット17が溶着されている。このようなフィー
ルドコア組立体を備えた電磁クラッチは、第1実施例と
同じ作用をする。
【0011】図3は第3実施例である電磁クラッチの断
面図であり、この電磁クラッチ18は、コンプレッサ1
9の円筒部19aが第1実施例のコンプレッサ2の円筒
部2aより短いため、取付けフランジ20に軸受8が嵌
合される円筒部20aが形成されている。したがって、
この取付けフランジ20には予めフィールドコア5とロ
ータ9が組立られているので、コンプレッサ19の円筒
部19a外周面に取付けフランジ20を嵌合しねじ止め
することで、これらフィールドコア5やロータ9がコン
プレッサ19に容易に装着できる。その他構成は第1実
施例と同じであり、作用も同じである。
面図であり、この電磁クラッチ18は、コンプレッサ1
9の円筒部19aが第1実施例のコンプレッサ2の円筒
部2aより短いため、取付けフランジ20に軸受8が嵌
合される円筒部20aが形成されている。したがって、
この取付けフランジ20には予めフィールドコア5とロ
ータ9が組立られているので、コンプレッサ19の円筒
部19a外周面に取付けフランジ20を嵌合しねじ止め
することで、これらフィールドコア5やロータ9がコン
プレッサ19に容易に装着できる。その他構成は第1実
施例と同じであり、作用も同じである。
【0012】図4は第4実施例である電磁クラッチの断
面図であり、第1〜3実施例が普通自動車に装着される
コンプレッサ用電磁クラッチであったのに対して、図4
は大型バスなどに装着されるコンプレッサ用電磁クラッ
チである。この電磁クラッチ21は、アーマチュアハブ
22のボス部22aに軸受23aを介してロータ24を
回転自在に支持するとともに、先端の円筒部22bには
軸受23bと環状部材25とを嵌合してロータ24の正
面開口側をアーマチュアハブ22で支持している。26
はカバーであり、環状部材25にねじ(図示せぬ)で固
定されている。
面図であり、第1〜3実施例が普通自動車に装着される
コンプレッサ用電磁クラッチであったのに対して、図4
は大型バスなどに装着されるコンプレッサ用電磁クラッ
チである。この電磁クラッチ21は、アーマチュアハブ
22のボス部22aに軸受23aを介してロータ24を
回転自在に支持するとともに、先端の円筒部22bには
軸受23bと環状部材25とを嵌合してロータ24の正
面開口側をアーマチュアハブ22で支持している。26
はカバーであり、環状部材25にねじ(図示せぬ)で固
定されている。
【0013】ロータ24の環状溝24aに挿入された励
磁コイル27を内設したフィールドコア28は、取付け
フランジ28aの底面に溝28bが形成されている。そ
してこの溝28b内にブラケット29の一端が嵌合溶着
され、フィールドコア28の取付けフランジ28aの内
周面とコンプレッサ30の正面および回転軸30aとで
形成された空間Sには、ブラケット29の折り曲げ部に
固定支持された電磁ピックアップ31が構成されてい
る。またこの電磁ピックアップ31と対向する回転検出
用の突起32が、コンプレッサ30の回転軸30aに打
ち込み固定されている。
磁コイル27を内設したフィールドコア28は、取付け
フランジ28aの底面に溝28bが形成されている。そ
してこの溝28b内にブラケット29の一端が嵌合溶着
され、フィールドコア28の取付けフランジ28aの内
周面とコンプレッサ30の正面および回転軸30aとで
形成された空間Sには、ブラケット29の折り曲げ部に
固定支持された電磁ピックアップ31が構成されてい
る。またこの電磁ピックアップ31と対向する回転検出
用の突起32が、コンプレッサ30の回転軸30aに打
ち込み固定されている。
【0014】したがってこの電磁クラッチ21は、電磁
クラッチ1・18と同様にアーマチュアハブ22に板ば
ね33を介して弾性支持されたアーマチュア34がロー
タ24に磁気吸着されると、ロータ24のV溝24bに
掛止されるベルト(図示せぬ)によりエンジン側の回転
がこのロータ24に伝達されているので、この回転がコ
ンプレッサ30の回転軸30aに伝達される。ここでロ
ータ24とアーマチュア34との間にすべり現象が発生
すると、電磁ピックアップ31でこれを検出して励磁コ
イル27への通電は断たれる。なおこの実施例では、回
転検出用の突起32をコンプレッサ30の回転軸30a
に設けたが、アーマチュアハブ22のボス部22aにコ
ンプレッサ30側に延びる突起を設けてこれを回転検出
用の突起としてもよい。
クラッチ1・18と同様にアーマチュアハブ22に板ば
ね33を介して弾性支持されたアーマチュア34がロー
タ24に磁気吸着されると、ロータ24のV溝24bに
掛止されるベルト(図示せぬ)によりエンジン側の回転
がこのロータ24に伝達されているので、この回転がコ
ンプレッサ30の回転軸30aに伝達される。ここでロ
ータ24とアーマチュア34との間にすべり現象が発生
すると、電磁ピックアップ31でこれを検出して励磁コ
イル27への通電は断たれる。なおこの実施例では、回
転検出用の突起32をコンプレッサ30の回転軸30a
に設けたが、アーマチュアハブ22のボス部22aにコ
ンプレッサ30側に延びる突起を設けてこれを回転検出
用の突起としてもよい。
【0015】
【効果】以上のようにこの考案の電磁クラッチでは、一
体に設けられた取付けフランジがコンプレッサのハウジ
ングに固定されると共に励磁コイルを内設したフィール
ドコアと、前記コンプレッサに回転自在に支持されると
共に前記フィールドコアが挿入される環状溝を有し外周
面をプーリ溝としたロータと、このロータの摩擦面と摩
擦係合される摩擦面を有するアーマチュアと、このアー
マチュアを軸線方向にのみ移動可能に弾性支持すると共
に前記コンプレッサの回転軸に装着されるアーマチュア
ハブとを備え、前記アーマチュアまたはアーマチュアハ
ブ側に回転検出用の突起を設けると共に、この突起に対
向して配置された回転検出部材を、前記取付けフランジ
に固定されたブラケットに進退自在に固定支持したの
で、電磁クラッチを圧縮機に装着することで前記突起と
回転検出部材とが対向配置される。したがって、従来の
ように電磁クラッチをコンプレッサに装着した後で回転
検出部材をコンプレッサに装着する必要はなく、コンプ
レッサに電磁クラッチを装着する組立工数が少なくなり
コンプレッサの生産性向上に寄与することができる。
体に設けられた取付けフランジがコンプレッサのハウジ
ングに固定されると共に励磁コイルを内設したフィール
ドコアと、前記コンプレッサに回転自在に支持されると
共に前記フィールドコアが挿入される環状溝を有し外周
面をプーリ溝としたロータと、このロータの摩擦面と摩
擦係合される摩擦面を有するアーマチュアと、このアー
マチュアを軸線方向にのみ移動可能に弾性支持すると共
に前記コンプレッサの回転軸に装着されるアーマチュア
ハブとを備え、前記アーマチュアまたはアーマチュアハ
ブ側に回転検出用の突起を設けると共に、この突起に対
向して配置された回転検出部材を、前記取付けフランジ
に固定されたブラケットに進退自在に固定支持したの
で、電磁クラッチを圧縮機に装着することで前記突起と
回転検出部材とが対向配置される。したがって、従来の
ように電磁クラッチをコンプレッサに装着した後で回転
検出部材をコンプレッサに装着する必要はなく、コンプ
レッサに電磁クラッチを装着する組立工数が少なくなり
コンプレッサの生産性向上に寄与することができる。
【図1】この考案の第1実施例である電磁クラッチの断
面図である。
面図である。
【図2】この考案の第2実施例である電磁クラッチのフ
ィールドコア組立体の断面図である。
ィールドコア組立体の断面図である。
【図3】この考案の第3実施例である電磁クラッチの断
面図である。
面図である。
【図4】この考案の第4実施例である電磁クラッチの断
面図である。
面図である。
3 取付けフランジ 4 励磁コイル 5 フィールドコア 7 電磁ピックアップ 9 ロータ 10 アーマチュア 11 アーマチュアハブ 12 板ばね 14 取付けフランジ 17 ブラケット 20 取付けフランジ 24 ロータ 28 フィールドコア 29 ブラケット 31 電磁ピックアップ 32 突起
Claims (1)
- 【請求項1】 一体に設けられた取付けフランジがコン
プレッサのハウジングに固定されると共に励磁コイルを
内設したフィールドコアと、前記コンプレッサに回転自
在に支持されると共に前記フィールドコアが挿入される
環状溝を有し外周面をプーリ溝としたロータと、このロ
ータの摩擦面と摩擦係合される摩擦面を有するアーマチ
ュアと、このアーマチュアを軸線方向にのみ移動可能に
弾性支持すると共に前記コンプレッサの回転軸に装着さ
れるアーマチュアハブとを備え、前記アーマチュアまた
はアーマチュアハブ側に回転検出用の突起を設けると共
に、この突起に対向して配置された回転検出部材を、前
記取付けフランジに固定されたブラケットに進退自在に
固定支持したことを特徴とする電磁クラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4371291U JP2583145Y2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 電磁クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4371291U JP2583145Y2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 電磁クラッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04128540U JPH04128540U (ja) | 1992-11-24 |
JP2583145Y2 true JP2583145Y2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=31924008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4371291U Expired - Lifetime JP2583145Y2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 電磁クラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583145Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040082164A (ko) * | 2003-03-18 | 2004-09-24 | 한라공조주식회사 | 클러치 |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP4371291U patent/JP2583145Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040082164A (ko) * | 2003-03-18 | 2004-09-24 | 한라공조주식회사 | 클러치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04128540U (ja) | 1992-11-24 |
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