JP2582979Y2 - コンパクト - Google Patents

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JP2582979Y2
JP2582979Y2 JP1993061696U JP6169693U JP2582979Y2 JP 2582979 Y2 JP2582979 Y2 JP 2582979Y2 JP 1993061696 U JP1993061696 U JP 1993061696U JP 6169693 U JP6169693 U JP 6169693U JP 2582979 Y2 JP2582979 Y2 JP 2582979Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、容器本体に形成した
凹部に化粧皿を収容する際に化粧皿内の化粧料に手が触
れて汚れることがないコンパクトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、化粧用のコンパクトは、図21
に示すように、上面の前後に2つの凹部31a,31b
が形成された容器本体31と、この容器本体31の上面
を蓋する蓋体32とからなり、上記後側の凹部31aに
化粧料33aが充填された化粧皿33を収容し、前側の
凹部31bにパフ34を収容して構成されている。そし
て、上記化粧料33aを使い果たした後は、レフィル用
化粧料と取り替えて繰り返し使用することが行われてい
る。このようなレフィル用化粧料は、例えば図22に示
すようなレフィル容器に収容されている。このレフィル
容器は、図示のように、容器本体40と蓋体41とを後
部でヒンジ連結して構成されており、この容器本体40
の内部に、上記化粧料33aが充填された化粧皿33が
収容されている。この化粧皿33は、その底面に設けた
接着剤層42を介して容器本体40の内部底面に仮固定
されている。このレフィル容器から化粧皿33を取り外
してコンパクトにセットする場合、まず蓋体41をあ
け、ついで容器本体40の底部にあけた貫通穴43に細
い棒を挿入して、上記容器本体40の底部に仮固定され
ている化粧皿33を上方に押し上げることにより、容器
本体40から化粧皿33を取り外し、そののち、この蓋
が付いていない化粧皿33を手に取って移動させ、コン
パクトに形成した後側の凹部31aの上方に位置決め
し、そのまま手で化粧皿33の外周部等を押圧しながら
上記後側の凹部31a内に押し込むことが行われてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ンパクトでは、化粧料33aを使い尽くして化粧皿33
を新たな化粧皿33(化粧料33aが充填されている)
に交換する場合に、蓋の付いていない化粧皿33を手に
持って移動させる際や、化粧皿33の外周部等を押圧し
ながら後側の凹部31a内に押し込む際に、誤って手で
化粧料33aの表面を押さえてしまい、化粧料33aの
表面に手の跡が付いたり、化粧料33aで手が汚れたり
するという問題を有している。しかも、化粧皿33をコ
ンパクトに収容する場合には、まずレフィル容器の蓋体
41をあけ、ついで細い棒を容器本体40の貫通穴43
に挿入して化粧皿33を押し上げることにより容器本体
40から化粧皿33を取り外さなければならないため、
上記コンパクトに収容する作業が煩雑になるという問題
をも有している。さらに、携帯時等にはコンパクトはハ
ンドバッグ等の中に立てて入れられるが、このような時
に上記ハンドバッグ等に振動が加わると、この振動がコ
ンパクトの側面から(容器本体31の側壁方向から)上
記後側の凹部31aの底面に接着剤42を介して固定さ
れた化粧皿33に伝わり、この化粧皿33に対し横振れ
として作用する。このため、上記化粧皿33が接着剤層
42から剥がれて離脱するという問題をも有している。
【0004】この考案は、このような事情に鑑みなされ
たもので、容器本体に形成した凹部に化粧皿を収容する
際に化粧皿内の化粧料が手が汚れたり、携帯時等に振動
等が加わっても上記凹部から化粧皿が離脱したりするこ
とがなく、かつ、化粧皿の収容作業を簡単に行うことの
できるコンパクトの提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案のコンパクトは、上面に化粧皿収容凹部が
形成されたコンパクト容器本体と、上記容器本体の化粧
皿収容凹部に収容される化粧皿とを備え、複数の仮蓋か
ら適宜に1つ選択されて上記化粧皿の上面を蓋する仮蓋
を設け、各仮蓋には、任意の側縁に取付部を形成し、上
記取付部の内側に第1の係合部を形成し、上記第1の係
合部に対応する上記化粧皿の左右両側面の前後両端部お
よび前後両側面の左右両端部に、上記第1の係合部に着
脱自在に係合する被係合部を形成し、上記各仮蓋の任意
の側縁に、上記係合時に化粧皿の側部に接当し閉蓋時に
それ自身の弾性力により仮蓋を化粧皿側に押圧する弾性
体部を形成し、上記化粧皿の被係合部に対応する上記容
器本体の化粧皿収容凹部の周壁面に上記被係合部に着脱
自在に係合する第2の係合部を形成したという構成をと
る。
【0006】
【作用】すなわち、この考案のコンパクトは、化粧皿を
容器本体の化粧皿収容凹部に収容する場合には、まず、
仮蓋を付けた状態の化粧皿を化粧皿収容凹部の上側に移
動し位置決めし、その状態で、上記化粧皿を下方に降ろ
し化粧皿収容凹部内に押し込むことが行われる。これに
より、仮蓋の取付部が弾性変形してこの取付部に形成さ
れた第1の係合部と化粧皿の外周面に形成された被係合
部との係合が解除されるとともに、上記被係合部が化粧
皿収容凹部の周壁面に形成された第2の係合部に係合
し、化粧皿が化粧皿収容凹部に固定されるようになる。
このように、化粧皿に仮蓋を付けた状態で、この化粧皿
を移動させたり、化粧皿収容凹部内に押し込んだりする
ことができるため、従来例のように手で化粧皿内の化粧
料の表面を押さえてしまい、化粧料の表面に手の跡が付
いたり、化粧料で手が汚れたりするという問題がなくな
る。しかも、上記化粧皿を化粧皿収容凹部内に収容する
ためには、化粧皿を、仮蓋を付けたままの状態で、化粧
皿収容凹部内に押し込むだけでよく、上記収容作業が簡
単になる。さらに、化粧皿を化粧皿収容凹部の周壁面を
利用して取り付けているため、携帯時等に振動等が加わ
っても、化粧皿収容凹部の周壁が化粧皿の振れ止めの働
きをし、化粧皿が化粧皿収容凹部から離脱することがな
くなる。
【0007】一方、上記化粧皿に仮蓋を組み付ける場合
には、まず、複数の仮蓋から1つを適宜選択する。つい
で、この適宜選択した仮蓋を立てた状態にしてこの仮蓋
の任意の側縁に対応する化粧皿の一側部に配置し、つぎ
に、上記仮蓋の任意の側縁に形成された第1の係合部を
この第1の係合部に対応する化粧皿の被係合部に位置合
わせして仮蓋の第1の係合部を化粧皿の被係合部に係合
する。この係合状態では、仮蓋に設けた弾性体部が上記
化粧皿の側部に接当している。そののち、仮蓋を化粧皿
側に少し回動させることが行われる。これにより、仮蓋
が自動的に化粧皿側に倒れて閉蓋される。閉蓋後は、上
記弾性体部の弾性力が仮蓋を開蓋する力に対して逆向き
に作用するため、上記閉蓋状態が保持される。そして、
このような組み付けの手順は、複数の仮蓋のいずれを選
択した場合にも、同様である。このように、上記組み付
け時に、化粧皿に仮蓋を回動自在に連結したのち、仮蓋
を化粧皿側に少し回動させるだけで自動的に閉蓋するこ
とができ、この作業に手間がかからない。また、1つの
化粧皿に対する仮蓋の取付け態様が複数種類あるため、
化粧皿を各種のレフィル用の容器(例えば、化粧皿の長
手方向の端部に仮蓋を取付け長手方向に開閉自在にした
縦置きタイプや、長手方向に直交する方向の端部に仮蓋
を取付け上記直交する方向に開閉自在にした横置きタイ
プのレフィル用の容器等)に共用することができる等、
部品の共通化を図ることができる。したがって、本発明
のコンパクトは、少量多品種の化粧皿に対応可能なもの
となる。しかも、化粧皿に仮蓋を取付けるようにしてい
るため、化粧皿を収容する容器本体の略厚み分だけ厚み
が薄くなってコンパクトになる。また、上記弾性体部が
上記各仮蓋の側縁に2条の切り欠き部を相対峙する状態
で切り欠き形成することにより、上記各仮蓋と一体に設
けられている場合には、仮蓋に、この弾性体部と同様の
役割をするものを別に設ける必要がないため、構成部品
数が少なくなるとともに構造が簡単となる。
【0008】つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0009】
【実施例】図1はこの考案の一実施例を示している。図
において、1は容器本体であり、その上面には後側に化
粧皿収容凹部1aが、前側にパフ収容凹部1bが形成さ
れている。2は蓋体である。3は平面視で長方形に形成
され上記化粧皿収容凹部1aに収容される合成樹脂製の
化粧皿であり、図2に示すように、上面に凹部3aが形
成されこの凹部3aに化粧料4が収容されている。この
化粧皿3は、レフィル用として販売される際には、その
上面が合成樹脂製の仮蓋6で蓋されている。この仮蓋6
は、上記化粧皿3の前端部もしくは後端部に取付けられ
る(図2には、仮蓋6を化粧皿3の前端部に取付けるよ
うにしたものが示されている)。そして、古い化粧皿3
を新しい化粧皿3に取り替える際には、古い化粧皿3を
容器本体1の化粧皿収容凹部1aから取り外した後、上
記仮蓋6で蓋された化粧皿3を上記化粧皿収容凹部1a
の上側に位置決めし、そのまま下方に降ろし、上記新し
い化粧皿3から仮蓋6を取り外すとともに、新しい化粧
皿3を化粧皿収容凹部1aに固定・収容するようにして
いる。図において、5はパフである。
【0010】より詳しく説明すると、上記容器本体1の
化粧皿収容凹部1aには、図3および図4に示すよう
に、左右両側面の前端部に、相対峙する状態で、凹部7
が形成されており、これら両凹部7内の底面に、図5お
よび図6に示すように、外側に向かって少し撓みうる弾
性板8が立設されている。これら両弾性板8には、その
上端部に、上記化粧皿収容凹部1a内に突出する状態
で、凸部9が形成されている。また、化粧皿収容凹部1
aには、図7に示すように、その後側面の中央部に、そ
の上面が下り傾斜面に形成された断面四角形の突条10
が形成されており、また、その前側壁(化粧皿収容凹部
1aとパフ収容凹部1bとを区画する隔壁)11は、そ
の中央部が切り欠かれており、この切欠部11aを、化
粧皿3取り外し時の指挿入用空間としている。図3にお
いて、18は容器本体1の前端部の凹部に回動自在に取
付けられた押しボタンであり、上記容器本体1の凹部の
奥面に形成された係合用突条1cと蓋体2の前端部に形
成された被係合用突条(隠れて見えない)との係合を解
除する。また、図4において、1dは容器本体1の後端
部の凹部の左右両側面に相対峙するように形成された軸
受孔であり、蓋体2の後端部に設けたヒンジ軸(隠れて
見えない)に回動自在に係合している。
【0011】上記化粧皿3には、図8に示すように、そ
の左右両側面の前後両端部および前後両側面の左右両
部に、上記容器本体1の弾性板8の凸部9に着脱自在に
係合する一対の凹部12a,12b,12c,12dが
形成されている。また、上記化粧皿3には、その左右両
側面および前後両側面の中央部に、図9および図10に
示すように、各側面の上端縁から下方に向けて切欠かれ
た切欠き部19a,19b,19c,19dが形成され
ており、これら各切欠き部19a〜19dに1条の突条
20a,20b,20c,20dが形成されているとと
もに、これら各切欠き部19a〜19dの下側に、上記
化粧皿収容凹部1aの後側面の突条10に着脱自在に係
合する凹部13a,13b,13c,13dが、上記切
欠き部19a〜19dの横幅よりも長く形成されてい
る。
【0012】上記化粧皿3は、レフィル用として販売さ
れる際には、仮蓋6で蓋されている。この仮蓋6には、
図11に示すように、その天井壁6aの角部が大きな丸
みを有する長方形に形成されており、図12および図1
3に示すように、その外周部のうち左右両側部およびこ
れに続く後側部の下面から縦壁14が垂下している。こ
の縦壁14には、その左右両側部の後半部の下面から左
右一対の取付部15が垂下し、これら両取付部15の前
端下部の内面から左右一対の凸部16が相対峙するよう
に突出形成さている。また、上記両取付部15の上端部
が、前端縁から後方に向かって所定距離切り欠かれてお
り、この切欠き部17により、上記天井壁6aの前端部
が弾性体部18として天井壁6aに一体形成されてい
る。また、上記縦壁14の後側部の中央から係合片21
が垂下し、この係合片21の内面に、上記化粧皿3の各
側面に形成された突条20a〜20dと着脱自在に係合
する突条22が形成されている。
【0013】このような構成において、レフィル用の化
粧皿3に仮蓋6を取付ける場合には、まず、図14に示
すように、化粧皿3の前方に仮蓋6を垂直姿勢にして配
置し、仮蓋6の両取付部15に設けられた凸部16を化
粧皿3に設けられた左右両側面の前側凹部12aに位置
合わせする。ついで、仮蓋6を化粧皿3側に移動させ、
化粧皿3の左右両側面の前縁に仮蓋6の両取付部15を
接当させ、さらに、仮蓋6の両取付部15を外側に弾性
変形させながら化粧皿3側に押し込み、仮蓋6の両取付
部15の凸部16を化粧皿3の前側凹部12aに係合さ
せる(この状態で、図15に示すように、仮蓋6の弾性
体部18は少し反り返った状態で化粧皿3の前側面に接
当する)。つぎに、仮蓋6を後方に向かって回動させる
と、少し回動したのち上記弾性体部18の反り返りによ
り生じた弾性力により勢いよく後方に倒れ、自動的に蓋
される。この閉蓋状態では、仮蓋6の弾性体部18の弾
性力が仮蓋6を開蓋する力に対して逆向きに作用するた
め、閉蓋状態が保持される。また、閉蓋後、仮蓋6を手
で持ち、上記仮蓋6の弾性体部18の弾性力に抗して上
方に回動させて垂直姿勢にすると、上記仮蓋6の弾性体
部18の弾性力と両取付部15とが相作用しあって、上
記垂直姿勢が保持される(図15参照)。また、上記化
粧皿3の後端部に仮蓋6を取付ける場合には、化粧皿3
の後方に仮蓋6を垂直姿勢にして配置し、仮蓋6の両取
付部15に設けられた凸部16を化粧皿3に設けられた
左右両側面の後側凹部12bに位置合わせし、そのの
ち、上記と同様にして取付ける。
【0014】上記化粧皿3には、その右端部および左端
部に、図16に示す仮蓋20を取付けることができる。
この仮蓋20は、上記仮蓋6とは異なり、その右端部の
前後両側部が切欠かれている。それ以外の部分は上記仮
蓋6と同様であり、同様の部分には同じ符号を付してい
る。このような仮蓋20を化粧皿3の右端部に取付ける
場合には、化粧皿3の右方に仮蓋20を垂直姿勢にして
配置し、仮蓋20の両取付部分15に設けられた凸部1
6を化粧皿3に設けられた前後両側面の右側凹部12c
に位置合わせし、そののち、上記と同様にして取付け
る。また、上記仮蓋20を化粧皿3の左端部に取付ける
場合には、化粧皿3の左方に仮蓋20を垂直姿勢にして
配置し、仮蓋20の両取付部分15に設けられた凸部1
6を化粧皿3に設けられた前後両側面の左側凹部12d
に位置合わせし、そののち、上記と同様にして取付け
る。
【0015】また、図2に示す化粧皿3を容器本体1の
化粧皿収容凹部1aに収容する場合には、図17に示す
ように、まず、仮蓋6で蓋された化粧皿3を容器本体1
の化粧皿収容凹部1aの上側に位置させる。ついで、化
粧皿3を下方に降ろし化粧皿収容凹部1aに置く。この
状態では、図18に示すように、仮蓋6の縦壁14の下
端面が容器本体1の左右両側壁上に載置されている。つ
ぎに、化粧皿3の後端部を下方に傾斜させて、図19に
示すように、化粧皿3の後側面に設けた後側凹部13を
上記化粧皿収容凹部1aの後側面に設けた突条10に係
合させながら、化粧皿3の前端部を下方に押圧する。こ
れにより、化粧皿3の前面が上記化粧皿収容凹部1aの
前側壁11の側面(すなわち、化粧皿収容凹部1aの前
側面11b)に沿って下降し、この下降に伴って上記仮
蓋6の両取付部15が上方に撓み、上記化粧皿3の凹部
12と弾性片部15の凸部17との係合が解除される。
さらに、上記化粧皿3を下方に押圧すると、上記化粧皿
3の前側凹部12aが化粧皿収容凹部1aの左右両側面
に設けた弾性板8の突条9に係合する(図20参照)。
一方、化粧皿3を化粧皿収容凹部1aから取り出す場合
には、化粧皿収容凹部1aの前側壁11の切欠部11a
から人指し指,親指等を挿し入れ、化粧皿3の前面を持
ち上げる。これにより、上記化粧皿3の前側凹部12a
と弾性板8の突条9との係合および上記化粧皿3の後側
凹部13dと化粧皿収容凹部1aの突条10との係合が
解除され、化粧皿3が上方に持ち上がる。また、後端部
に仮蓋6が取付けられた化粧皿3および左右両端部の一
方に仮蓋20が取付けられた化粧皿3も、上記と同様に
して、コンパクトの容器本体1の化粧皿収容凹部1aに
収容され、化粧皿収容凹部1aから取り出される。
【0016】このように、上記コンパクトは、化粧皿3
の交換時等に、化粧皿3を仮蓋6,20で蓋した状態
で、この化粧皿3を移動させたり、容器本体1の化粧皿
収容凹部1a内に押し込んだりすることができるため、
上記交換時に化粧料4の表面に手の跡が付いたり、化粧
料4で手が汚れたりすることがなくなる。しかも、化粧
皿3を化粧皿収容凹部1aに取り付けるには、上記のよ
うに化粧皿3を化粧料収容凹部1aに押し込むだけでよ
く、その作業が簡単である。また、上記化粧皿収容凹部
1aの左右両側面の弾性板8に形成した凸部9および化
粧皿収容凹部1aの後側面に形成した突条10を利用し
て化粧皿3を取り付けているため、携帯時に振動等が加
わってコンパクトを左右方向,前後方向に動かす力が作
用しても、上記化粧皿収容凹部1aの左右両側面および
後側面が横振れに対し振れ止め作用を奏し、化粧皿3が
化粧皿収容凹部1aから離脱しない。
【0017】しかも、上記化粧皿3に仮蓋6,20を組
み付ける時に、仮蓋6を垂直姿勢にして化粧皿3の後端
部に回動自在に取付けたのち、仮蓋6を化粧皿3側に少
し回動させるだけで自動的に閉蓋することができるた
め、この作業に手間がかからない。しかも、2種類の仮
蓋6,20を用いることにより、化粧皿3を縦置きタイ
プや横置きタイプのレフィル用の容器等に共用すること
ができる。さらに、化粧皿3に仮蓋6を直接取付けるよ
うにしているため、レフィル用の容器の全体がコンパク
トになる。そのうえ、閉蓋後に、仮蓋6を上方に回動さ
せて垂直姿勢にした場合には、この垂直姿勢を保持する
ことができるため、仮蓋6を開蓋して化粧皿3内の化粧
料を直接見る際に、仮蓋6を手で持っている必要がな
く、この作業が煩わしくない。
【0018】なお、上記実施例では、仮蓋6の両弾性片
部15が容器本体1の化粧皿収容凹部1aに載置したと
きに、容器本体1の左右両側壁に載置されるようにして
いるが、これに限定するものではなく、仮蓋6が化粧皿
収容凹部1aに収まるようにしてもよい。この場合に
は、弾性板8は化粧皿収容凹部1a内に立設される。
【0019】
【考案の効果】以上のように、この考案のコンパクトに
よれば、化粧皿に仮蓋を付けた状態で、この化粧皿を移
動させたり、化粧皿収容凹部内に押し込んだりすること
ができるため、従来例のように手で化粧皿内の化粧料の
表面を押さえてしまい、化粧料の表面に手の跡が付いた
り、化粧料で手が汚れたりするという問題がなくなる。
しかも、上記化粧皿を化粧皿収容凹部内に収容するため
には、化粧皿を、仮蓋を付けたままの状態で、化粧皿収
容凹部内に押し込むだけでよく、上記収容作業が簡単に
なる。さらに、化粧皿を化粧皿収容凹部の周壁面を利用
して取り付けているため、携帯時等に振動等が加わって
も、化粧皿収容凹部の周壁が化粧皿の振れ止めの働きを
し、化粧皿が化粧皿収容凹部から離脱することがなくな
る。また、上記化粧皿に仮蓋を組み付ける時に、化粧皿
に仮蓋を回動自在に連結したのち、仮蓋を化粧皿側に少
し回動させるだけで自動的に閉蓋することができ、この
作業に手間がかからない。また、1つの化粧皿に対する
仮蓋の取付け態様が複数種類あるため、化粧皿を各種の
レフィル用の容器(例えば、化粧皿の長手方向の端部に
仮蓋を取付け長手方向に開閉自在にした縦置きタイプ
や、長手方向に直交する方向の端部に仮蓋を取付け上記
直交する方向に開閉自在にした横置きタイプのレフィル
用の容器)に共用することができる等、部品の共通化を
図ることができる。したがって、本発明のコンパクト
は、少量多品種の化粧皿に対応可能なものとなる。しか
も、化粧皿に仮蓋を取付けるようにしているため、化粧
皿を収容する容器本体の略厚み分だけ厚みが薄くなって
コンパクトになる。また、上記弾性体部が上記各仮蓋の
側縁に2条の切り欠き部を相対峙する状態で切り欠き形
成することにより、上記各仮蓋と一体に設けられている
場合には、仮蓋に、この弾性体部と同様の役割をするも
のを別に設ける必要がないため、構成部品数が少なくな
るとともに構造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】化粧皿および仮蓋を示す斜視図である。
【図3】容器本体を示す斜視図である。
【図4】上記容器本体の要部の平面図である。
【図5】上記容器本体の要部の斜視図である。
【図6】化粧皿収容凹部の凸部を示す断面図である。
【図7】上記化粧皿収容凹部の突条を示す断面図であ
る。
【図8】化粧皿の平面図である。
【図9】上記化粧皿の正面図である。
【図10】上記化粧皿の断面図である。
【図11】上記仮蓋を下から見た図である。
【図12】上記仮蓋を後から見た図である。
【図13】上記仮蓋の側面図である。
【図14】この考案の作用を示す説明図である。
【図15】この考案の作用を示す説明図である。
【図16】上記仮蓋とは別の仮蓋を化粧皿に取付けてい
る状態を示す斜視図である。
【図17】この考案の作用を示す断面図である。
【図18】この考案の作用を示す平面図である。
【図19】この考案の作用を示す断面図である。
【図20】この考案の作用を示す断面図である。
【図21】従来例を示す斜視図である。
【図22】従来例のレフィル容器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 1a 化粧皿収容凹部 2 蓋体 3 化粧皿 4 化粧料 5 パフ 6,20 仮蓋 9 凸部 10 突条 12a,12b,12c,12d 凹部 15 取付部 16 凸部 18 弾性体部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−43913(JP,U) 実開 平6−62913(JP,U) 実開 昭62−7905(JP,U) 実公 昭64−5525(JP,Y2) 実公 平1−21606(JP,Y2) 実公 平4−46657(JP,Y2) 実公 昭63−40162(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45D 33/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に化粧皿収容凹部1aが形成された
    コンパクト容器本体1と、上記容器本体1の化粧皿収容
    凹部1aに収容される化粧皿3とを備え、複数の仮蓋
    6,20から適宜に1つ選択されて上記化粧皿3の上面
    を蓋する仮蓋6,20を設け、各仮蓋6,20には、任
    意の側縁に取付部15を形成し、上記取付部15の内側
    に第1の係合部16を形成し、上記第1の係合部16に
    対応する上記化粧皿3の左右両側面の前後両端部および
    前後両側面の左右両端部に、上記第1の係合部16に着
    脱自在に係合する被係合部12を形成し、上記各仮蓋
    6,20の任意の側縁に、上記係合時に化粧皿3の側部
    に接当し閉蓋時にそれ自身の弾性力により仮蓋6,20
    を化粧皿3側に押圧する弾性体部18を形成し、上記化
    粧皿3の被係合部12に対応する上記容器本体1の化粧
    皿収容凹部1aの周壁面に上記被係合部12に着脱自在
    に係合する第2の係合部9を形成したことを特徴とする
    コンパクト。
  2. 【請求項2】 弾性体部18は、上記各仮蓋6,20の
    側縁に2条の切り欠き部17を相対峙する状態で切り欠
    き形成することにより、上記各仮蓋6,20と一体に設
    けられている請求項1記載のコンパクト。
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