JP2601024Y2 - コンパクト - Google Patents

コンパクト

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JP2601024Y2
JP2601024Y2 JP1993061697U JP6169793U JP2601024Y2 JP 2601024 Y2 JP2601024 Y2 JP 2601024Y2 JP 1993061697 U JP1993061697 U JP 1993061697U JP 6169793 U JP6169793 U JP 6169793U JP 2601024 Y2 JP2601024 Y2 JP 2601024Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動組み立てが可能
なコンパクトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンパクトは、容器本体の後端
部に蓋体をヒンジ連結して構成され、蓋体が開閉自在に
なっている。このようなコンパクトとして、例えば、図
15に示すようなものがある。このコンパクトは、上面
に化粧皿33収容用の凹部31aが形成された容器本体
31の後端部の左右両側壁31bに、蓋体32の後端部
の中央から垂下する連結部32aをヒンジ軸37により
ヒンジ連結して構成されている。このコンパクトの閉蓋
状態は、上記容器本体31の前端部の切欠凹部31cの
奥面に形成された係合突起34と上記蓋体32の前端部
から垂下する係合爪35との係合により保持されるよう
になっている。そして、蓋体32の開蓋は、上記切欠凹
部31cに取り付けられた操作片36を奥側に押圧して
上記係合を解除したのち、蓋体32の前面や左右両側面
を手指で持って後方に回動させることにより行われる。
しかしながら、このコンパクトでは、上記係合を解除し
たのち蓋体32を後方に回動させるときに、容器本体3
1と蓋体32との間に隙間がないため、蓋体32の前面
や左右両側面を手指で持ちにくいという問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、開蓋時に蓋体
32を持ちやすくしたものとして、図16に示すよう
に、蓋体32の連結部32aの右側面に凹部38を設
け、この凹部38にコイルばね39を、ヒンジ軸37に
巻き付けた状態で収容し、この収容状態で、上記コイル
ばね39の一端39aを上記凹部38の後側面38aに
接当させるとともに、他端39bを容器本体31の後端
部に形成した切欠部40の底面40aに接当させるよう
にしたものがある。このものでは、操作片36を奥側に
押圧して上記係合を解除したときに、上記コイルばね3
9のばね力で蓋体32が開蓋方向に少し回動し、容器本
体31と蓋体32との間に隙間ができるようになる。と
ころが、このようなコンパクトでは、その組立て時に、
図17に示すように、ヒンジ軸37にコイルばね39を
挿通してこれを連結部32aの軸穴41および凹部38
に組付ける作業を要し、この作業は手先の細かな(器用
な)動きが必要とされるため、手作業により行われてい
た。したがって、上記組立て作業の作業効率が悪く、上
記手作業を自動化して作業の効率アップを図ることが強
く要望されている。
【0004】この考案は、このような事情に鑑みなされ
たもので、組み立て作業の自動化が可能なコンパクトの
提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案のコンパクトは、容器本体の前端部に係合
部を設けるとともに蓋体の前端部に上記係合部と着脱自
在に係合する係合爪を垂設し、上記容器本体の後端部に
切欠部を上下貫通状に設けるとともに上記蓋体の後端部
から上記切欠部内に連結部を垂下させてヒンジ連結し、
上記連結部に貫通孔を垂直方向に穿設し、この貫通孔に
U字状の合成樹脂製のばね材を、上記U字状の二股部を
上方に向けた状態で上記貫通孔の下端開口から挿通して
取付け、上記二股部を、その上部が前側に向かってテー
パー状に折り曲げ形成されているとともに前側にいくほ
ど厚みが薄くなるように形成された前側片と、後側片と
で構成し、上記後側片を上記蓋体の一部に接当させると
ともに、上記前側片の上部を上記貫通孔の上端開口から
飛び出させて容器本体の切欠部の前面上端部に圧縮状態
かつ傾斜姿勢で接当させたという構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この考案のコンパクトは、容器本体
の後端部に設けた切欠部内に蓋体の後端部から連結部を
下垂させてヒンジ連結し、上記連結部に垂直方向に穿設
した貫通孔にU字状の合成樹脂製のばね材を、上記U字
状の二股部を上方に向けた状態で取付け、上記ばね材の
U字状の二股部の一方を上記蓋体の一部に接当させると
ともに他方を容器本体の一部に圧縮状態で接当させてい
る。したがって、閉蓋状態(容器本体の前端部に設けた
係合部を蓋体の前端部に垂設した係合爪に係合させた状
態)から開蓋状態にするため、上記係合を解除する場合
には、圧縮されたばね材の二股部が伸長し、この伸長に
より蓋体が開蓋側に押圧されて後方に(すなわち、上方
に)回動する。このため、容器本体と蓋体との間に隙間
ができ、蓋体の前面や左右両側面を手指で持ち上げやす
くなる。しかも、蓋体にばね材を取付ける作業は、蓋体
の連結部に穿設した貫通孔の下端開口にばね材を位置合
わせし、そのままばね材を貫通孔内に押し込むだけで行
うことができ、従来例のように手先の細かな動きを必要
とせず、自動化が容易になる。
【0007】つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0008】
【実施例】図1および図2はこの考案のコンパクトの一
実施例を示している。この実施例では、コンパクトは、
合成樹脂製のケース3と金属製の中枠4とからなる容器
本体1と、合成樹脂製の蓋体2とを備えている。上記ケ
ース3は皿状に形成されており、その底壁には、図3に
示すように、その上面前部に環状の(すなわち、四角形
の枠状に繋がる)凸部5が形成されているとともに、そ
の後壁およびこれに続く底壁の後端部には切欠部6が形
成されている。図2において、20は操作片で、21は
化粧皿で、22はパフである。また、図3において、5
aは通気孔である。
【0009】上記中枠4の前部には、図4〜図6に示す
ように、上記ケース3の凸部5に囲まれた部分に対応す
る位置に四角形状の穴7が穿設され、この穴7の周縁部
から角筒状のパフ収容用枠体8が垂下しているととも
に、後部には化粧皿収容用凹部9が形成されている。上
記枠体8には、その前壁の前面中央に係合凸部10aが
形成されている。また、上記中枠4の前端部には、その
中央の前端縁から中枠4の前壁に至る部分に、上記操作
片20が摺動しうる切欠部10が形成されており、後端
部には、上記ケース3の切欠部6に対応する部分に切欠
部11が形成されている。この切欠部11には、その左
右両側部からそれぞれ縦壁12が垂下しており、これら
両縦壁12に、左右一対の軸孔12aが穿設されてい
る。そして、このような中枠4をケース3の周側壁の上
面に取付けることにより、図7に示すように、容器本体
1の上面の前側に、ケース3の凸部5と中枠4の枠体8
とからなるパフ収容用凹部が形成され、後側に中枠4の
化粧皿収容用凹部9からなる化粧皿収容用凹部が形成さ
れ、かつ、容器本体1の前端部に操作片20を摺動自在
に収容しうる空間が形成され、後端部にケース3の切欠
部6と中枠4の切欠部11とからなる切欠部13が形成
されるようにしている。
【0010】上記蓋体2には、図8に示すように、その
前端部に、上記中枠4の係合凸部10aに着脱自在に係
合しうる係合爪2aが垂設されているとともに、図9に
示すように、その後端部に連結部16が垂設されてい
る。この連結部16は、図10および図11に示すよう
に、上記蓋体2の後端部から垂下する後側支持部分16
aと、この後側支持部分16aの左右両側から前方に向
かって延びる横側支持部分16bと、これら各支持部分
16a,16bの下端部に支持される横長円柱部分16
c(この横長円柱部分16cの上面は前側に向かって下
る傾斜面に形成されている)とからなり、上記蓋体2の
下端部の下面と横長円柱部分16cの傾斜面との間に隙
間が形成されるようにしている。また、上記横長円柱部
分16cには、その中央部に貫通穴17が垂直方向に穿
設されており、この貫通孔17の上端開口17aが上記
横長円柱部分16cの傾斜面に開口し、下端開口17b
が上記横長円柱部分16cの下面に開口している。図8
において、15は蓋体2の裏面に貼着された鏡である。
また、図10において、18は蓋体2の連結部16の左
右両側面に形成された軸穴である。
【0011】上記貫通孔17には、図12に示す合成樹
脂製のばね材19が抜け止め状に取付けられている。こ
のばね材19は、断面略U字状に形成されており、その
U字状の二股部(すなわち、前後の2片)19a,19
bの前側片19aは、その上部(上記貫通孔17から飛
び出す部分)が前側に向けて折り曲げ形成されており、
この折曲げ部19cの前面が上記容器本体1の切欠部1
3(すなわち、中枠4の切欠部11)の前面に接当する
ようにしている。また、上記二股部19a,19bの後
側片19bには、その上部に上記連結部16の後側支持
部分16aに抜け止め状に係合する係合凸部19dが形
成されている。
【0012】上記ばね材19を上記蓋体2の連結部16
の貫通孔17に取付ける場合には、図13に示すよう
に、ばね材19を圧縮し、この圧縮したばね材19を上
記貫通孔17の下端開口17bの下方に位置決めし、そ
のまま上方に移動させ、ばね材19の下面と連結部分1
6bの下面とが面一になるまで貫通孔17内に押し込む
ことが行われる(図1参照)。そして、このような作業
は、機械を用いて行われる。
【0013】このような構成において、保管時(閉蓋
時)には、図1に示すように、中枠4の係合凸部10a
に蓋体2の係合爪2aが係合されており、この状態で、
圧縮状態のばね材19の折曲げ部19cの先部が中枠4
の切欠部8の前面に接当している。そして、この閉蓋状
態から開蓋状態にする場合には、操作片20を奥側に押
して上記係合を解除する。これにより、図14に示すよ
うに、上記ばね材19のばね力で蓋体2が開蓋側に押圧
されて少し上方に回動し、容器本体1と蓋体2との間に
隙間ができる。そののち、上記蓋体2を手指で持ち後方
に回動して開蓋することが行われる。
【0014】このように、上記コンパクトでは、操作片
20を奥側に押して中枠4の係合凸部10aと蓋体2の
係合爪2aとの係合を解除すると、自動的に蓋体2が開
蓋側に少し回動するため、容器本体1と蓋体2との間に
隙間ができ、蓋体2を手指で持ちやすくなる。しかも、
蓋体2にばね材19を取付ける作業を自動化することが
できる。
【0015】
【考案の効果】以上のように、この考案のコンパクトに
よれば、閉蓋状態(容器本体の前端部に設けた係合部を
蓋体の前端部に垂設した係合爪に係合させた状態)から
開蓋状態にするため、上記係合を解除する場合には、圧
縮されたばね材の二股部が伸長し、この伸長により蓋体
が開蓋側に押圧されて後方に(すなわち、上方に)回動
する。このため、容器本体と蓋体との間に隙間ができ、
蓋体の前面や左右両側面を手指で持ち上げやすくなる。
しかも、蓋体にばね材を取付ける作業は、蓋体の連結部
に穿設した貫通孔の下端開口にばね材を位置合わせし、
そのままばね材を貫通孔内に押し込むだけで行うことが
でき、従来例のように手先の細かな動きを必要とせず、
自動化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】上記実施例の斜視図である。
【図3】容器本体の平面図である。
【図4】中枠の平面図である。
【図5】上記中枠を下から見た図である。
【図6】上記中枠の断面図である。
【図7】上記容器本体に中枠を取付けた状態を示す平面
図である。
【図8】蓋体を下から見た図である。
【図9】上記蓋体の断面図である。
【図10】上記蓋体の要部の説明図である。
【図11】上記蓋体の要部の拡大断面図である。
【図12】ばね材の斜視図である。
【図13】上記蓋体にばね材を組み付けている状態を示
す説明図である。
【図14】この考案の作用を示す断面図である。
【図15】従来例を示す断面図である。
【図16】他の従来例の要部を示す断面図である。
【図17】上記他の従来例の組み付け要領を示す説明図
である。
【符合の説明】
1 容器本体 2 蓋体 2a 係合爪 3 ケース 4 中枠 10a 係合凸部 13 切欠部 16 連結部 17 貫通孔 19 ばね材 19a 前側片 19b 後側片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体1の前端部に係合部10aを設
    けるとともに蓋体2の前端部に上記係合部10aと着脱
    自在に係合する係合爪2aを垂設し、上記容器本体1の
    後端部に切欠部13を上下貫通状に設けるとともに上記
    蓋体2の後端部から上記切欠部13内に連結部16を
    させてヒンジ連結し、上記連結部16に貫通孔17を
    垂直方向に穿設し、この貫通孔17にU字状の合成樹脂
    製のばね材19を、上記U字状の二股部19a,19b
    を上方に向けた状態で上記貫通孔17の下端開口から挿
    通して取付け、上記二股部19a,19bを、その上部
    が前側に向かってテーパー状に折り曲げ形成されている
    とともに前側にいくほど厚みが薄くなるように形成され
    た前側片19aと、後側片19bとで構成し、上記後側
    19bを上記蓋体2の一部に接当させるとともに、上
    記前側片19aの上部を上記貫通孔17の上端開口から
    飛び出させて容器本体1の切欠部13の前面上端部に圧
    縮状態でかつ傾斜姿勢で接当させたことを特徴とするコ
    ンパクト。
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