JP2564250Y2 - レフィル容器 - Google Patents

レフィル容器

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JP2564250Y2
JP2564250Y2 JP5368192U JP5368192U JP2564250Y2 JP 2564250 Y2 JP2564250 Y2 JP 2564250Y2 JP 5368192 U JP5368192 U JP 5368192U JP 5368192 U JP5368192 U JP 5368192U JP 2564250 Y2 JP2564250 Y2 JP 2564250Y2
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dish
adhesive layer
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cosmetic
lid
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宏哲 百合
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Key Trading Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、化粧皿に手を直接触
れることなく簡単にコンパクトにセットすることのでき
るレフィル容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から化粧用のコンパクトは、種々の
ものが開発されて実用化されており、最近では、高級感
のあるコンパクトの人気が高まっている。このようなコ
ンパクトは高価であるため、内部に収容された化粧料を
使い果たした後、レフィル用化粧料と取り替えて繰り返
し使用することが行われている。このようなレフィル用
化粧料は、例えば図7に示すようなレフィル容器に収容
されている。このレフィル容器は、図示のように、容器
本体20と蓋体21とを後部でヒンジ連結して構成され
ており、この容器本体20の底部に貫通穴23が穿設さ
れている。そして、容器本体20の内部に化粧料22が
充填された化粧皿24が収容されている。この化粧皿2
4はその底面に設けた接着剤層25を介して容器本体2
0の内部底面に仮固定されている。このレフィル容器か
ら化粧皿24を取り外してコンパクトにセットする場
合、まず蓋体21をあけ、ついで貫通穴23に細い棒等
を挿入し、仮固定されている化粧皿24を上方に押し上
げることにより、容器本体20から化粧皿24を取り外
し、そののち、この蓋が付いていない化粧皿24を手に
取って移動させ、コンパクトに形成した化粧料収容凹部
(図示せず)の上方に位置決めしたのち上記化粧料収容
凹部にセットすることが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記レ
フィル容器では、貫通穴23に挿入できうる細さの棒等
を特別に用意しないと、容器本体20から化粧皿24を
取り外すことができないという不都合さを有している。
また、容器本体20の貫通穴23に棒等を挿入して化粧
皿24を押し上げなければならないため取り外しが煩雑
になるという欠点も有している。しかも、蓋が付いてい
ない化粧皿24を手に持って移動させなければならず、
化粧皿24を持った手に化粧料が付着して手が汚れると
いう欠点も有している。
【0004】この考案は、このような事情に鑑みなされ
たもので、工具を用いたり、化粧皿を直接持ったりする
ことなく簡単に化粧皿をコンパクトにセットすることの
できるレフィル容器の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案のレフィル容器は、化粧料が収容され底面
に下部接着剤層が設けられた化粧皿と、内部に上記化粧
皿を収容する上面開放状のケースと、上記ケースの上面
を蓋する蓋材とを備え、上記ケースの上面開口の周縁部
に、外側接着剤層を介して蓋材の裏面を接着するととも
に、この蓋材の裏面に、上記下部接着剤層の接着力より
も接着力の弱い内側接着剤層を介して化粧皿の上端部を
接着したという構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この考案のレフィル容器は、化粧皿
を取り外してコンパクトにセットする場合、まず、ケー
スから蓋材を取り外す。この蓋材には、その裏面に化粧
皿が内側接着剤層を介して接着している。ついで、この
蓋材を手に持って運びコンパクトの化粧料収容凹部の上
方に、上記化粧皿を下側にした状態で、位置決めし、そ
の状態で上記化粧料収容凹部内に収容する。これによ
り、上記化粧皿が化粧料収容凹部の底面に下部接着剤層
を介して接着する。そののち、蓋材を持ち上げると、蓋
材の裏面の内側接着剤層の粘着力が化粧皿の底面の下部
接着剤層の粘着力よりも弱いため、化粧皿が化粧料収容
凹部の底面に接着した状態で蓋材だけが離れ、化粧皿が
コンパクトにセットされる。このように、この考案のレ
フィル容器では、蓋材をケースから剥がすだけでケース
から化粧皿を取り外すことができるため、従来例のよう
に、貫通穴に挿入できうる細さの棒等を特別に用意する
必要がなく、また、このような棒等を貫通穴に挿入して
化粧皿を押し上げるというような煩雑を作業をすること
もなく、取り外しが簡単になる。しかも、上記取り出し
後、化粧皿を蓋材で蓋した状態のままでコンパクトにセ
ットすることができるため、蓋材を持つ手に化粧料が付
着して手が汚れることがなくなる。この考案で、接着剤
とは粘着剤をも含むものである。
【0007】つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0008】
【実施例】図1はこの考案の一実施例を示している。図
において、1は内部にレフィル用の化粧料4が収容され
ている化粧皿であり、皿状の金皿1aと、周側縁が折り
曲げ形成されこの折り曲げ部と周側壁との間で嵌合部1
cが形成されたプラスチック製のカバー1bとからな
り、上記嵌合部1cに金皿1aの上端部を抜け止め状に
嵌合した状態でカバー1bが金皿4aの上面に被せられ
ている。そして、上記金皿1aの底面には、粘着力が2
00〜350gfの範囲に設定されたホットメルト接着
剤(HM−651,セメダイン社製)からなる下部接着
剤層5が設けられている。2はプラスチック製のシート
状体からなるケースであり、その上面に化粧皿収容凹部
2aが形成されている。この化粧皿収容凹部2aの深さ
は上記化粧皿1の高さより少し深く形成されている。ま
た、上記ケース2の上面開口の周縁部2bには、図2に
示すように、その一隅に把持部2cが形成されている。
3は透明な厚手のプラスチック板からなる蓋材であり、
この蓋材3には、その裏面の全面に、粘着力が70〜1
50gfの範囲に設定された接着剤(TGシート,持田
商工社製)からなる接着剤層6(すなわち、この接着剤
層6の粘着力は上記化粧皿1底面の下部接着剤層5の粘
着力よりも弱く設定されている)が形成されており、こ
の接着剤層6の外側部分6aに上記ケース2の上面開口
の周縁部2bが接着し、内側部分6bに上記化粧皿1の
上端部1dが接着している。このような蓋材3の形状
は、ケース2の上面開口の周縁部2bを蓋したときに、
上記周縁部2bが略覆われるとともにこの周縁部2bの
一隅の把持部2cが露呈する形状に形成されている。
【0009】このような構成のレフィル容器は、コンパ
クト内部に収容された化粧料が使い果たされた後に新し
い化粧料4と取り替える場合、まず、ケース2の把持部
2cを一方の手で把持した状態でもう一方の手で蓋材3
を持ち上げ、図3に示すように、ケース2から蓋材3を
取り外す。このとき、蓋材3の裏面には接着剤層6を介
して化粧皿1が接着している。ついで、図4に示すよう
に、蓋材3を手で運んでコンパクト10の化粧料収容凹
部10aの上方に移動し、そこで化粧皿1が下側になる
ように上記化粧皿収容凹部10aの上方に位置決めす
る。そののち、蓋材3を下降させて上記化粧料収容凹部
10a内に収容し、図5に示すように、化粧皿1の底面
に設けた下部接着剤層5を上記化粧料収容凹部10aの
底面に接着させる。つぎに、蓋材3を持ち上げる。この
とき、図6に示すように、接着剤層6の粘着力が下部接
着剤層5の粘着力よりも弱いため、化粧皿1は上記化粧
皿収容凹部10aの底面に接着したままで蓋材3が化粧
皿1の上端部から離れる。これにより、新しい化粧料4
に取り替えることができる。
【0010】このように、この考案のレフィル容器で
は、レフィル容器のケース2から、このケース2の上面
開口の外周部2bに接着剤層6を介して接着している蓋
材3を取り外すだけで、ケース2から化粧皿1を取り外
すことができ、取り外しが簡単になる。しかも、化粧皿
1を蓋する蓋材3を手に持って運ぶため、手に化粧料4
が付着して手が汚れることがない。
【0011】なお、上記実施例では、蓋材3の裏面の全
面に1種類の接着剤で接着剤層6を設けるようにしてい
るが、これに限定するものではなく、上記蓋材3の裏面
のうちケース2の上面開口の外周部2bを接着する予定
領域に1種類の接着剤で外側接着剤層6aを設け、化粧
皿1の上端部1dを接着する予定領域に別の種類の接着
剤で内側接着剤層6bを設けるようにしてもよい。この
場合、内側接着剤層6bの粘着力は化粧皿1の下部接着
剤層5の粘着力よりも弱く設定しておく。
【0012】また、ケース2の化粧皿収容凹部2aの底
面に突部を設け、この突部に化粧皿1を載せた状態で、
ケース2の上面開口の外周部2bと化粧皿1の上端部1
dとが略同じ高さになるようにすることも考えられる。
この場合には、ケース2内に化粧皿1を収容したのち、
蓋材3を上記ケース2の上面開口の外周部2bに接着す
るだけで、化粧皿1の上端部1dをも蓋材3の裏面に接
着することができるようになる。また、上記突部と化粧
皿1の下部接着剤層5との接着面積が小さいため、蓋材
3を持ち上げたときに、化粧皿1が蓋材3と一緒に持ち
上がるようにもなる。
【0013】
【考案の効果】以上のように、この考案のレフィル容器
によれば、ケースから蓋材を剥がすだけでケースから化
粧皿を取り外すことができるため、従来例のように、貫
通穴に挿入できうる細さの棒等を特別に用意する必要が
なく、また、このような棒等を貫通穴に挿入して化粧皿
を押し上げるというような煩雑を作業をする必要がな
く、取り外しが簡単になる。しかも、化粧皿を蓋材で蓋
した状態にしてコンパクトに運びその化粧料収容凹部内
に収容することができるため、蓋材を持つ手に化粧皿に
収容される化粧料が付着して手が汚れることがなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すレフィル容器の断面
図である。
【図2】上記レフィル容器の斜視図である。
【図3】化粧皿をコンパクトに装着する手順を示す説明
図である。
【図4】化粧皿をコンパクトに装着する手順を示す説明
図である。
【図5】化粧皿をコンパクトに装着する手順を示す説明
図である。
【図6】化粧皿をコンパクトに装着する手順を示す説明
図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 化粧皿 2 ケース 3 蓋材 4 化粧料 5 下部接着剤層 6 接着剤層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧料4が収容され底面に下部接着剤層
    5が設けられた化粧皿1と、内部に上記化粧皿1を収容
    する上面開放状のケース2と、上記ケース2の上面を蓋
    する蓋材3とを備え、上記ケース2の上面開口の周縁部
    に、外側接着剤層6aを介して蓋材3の裏面を接着する
    とともに、この蓋材3の裏面に、上記下部接着剤層5の
    接着力よりも接着力の弱い内側接着剤層6bを介して化
    粧皿1の上端部を接着したことを特徴とするレフィル容
    器。
JP5368192U 1992-07-30 1992-07-30 レフィル容器 Expired - Lifetime JP2564250Y2 (ja)

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JP5368192U JP2564250Y2 (ja) 1992-07-30 1992-07-30 レフィル容器

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Publication Number Publication Date
JPH0613708U JPH0613708U (ja) 1994-02-22
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JP5368192U Expired - Lifetime JP2564250Y2 (ja) 1992-07-30 1992-07-30 レフィル容器

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