JP2582941Y2 - シャフト固定装置 - Google Patents

シャフト固定装置

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JP2582941Y2
JP2582941Y2 JP2524392U JP2524392U JP2582941Y2 JP 2582941 Y2 JP2582941 Y2 JP 2582941Y2 JP 2524392 U JP2524392 U JP 2524392U JP 2524392 U JP2524392 U JP 2524392U JP 2582941 Y2 JP2582941 Y2 JP 2582941Y2
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JP
Japan
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shaft
press
curl
fixing device
outer diameter
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JP2524392U
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JPH0584429U (ja
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裕 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、板材端部のカール部に
シャフトを固定するためのシャフト固定装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7に一般的な自動販売機の商品収納ラ
ックLの斜視図を示す。ラックLは商品となる缶入り飲
料を収納するものであり、前後に配設した前ラックL1
及び後ラックL2とから構成され、それぞれ上端部に商
品投入口1、2を有し、後ラックL2の商品投入口2は
前ラックL1の商品投入口1の上側に位置している。ま
た、前後ラックL1、L2内は更に前後に区画されて第
1乃至第4のコラム3、4、5、6が構成され、各コラ
ム3、4、5、6内にはサーペンタイン7がそれぞれ取
り付けられている。更に、前後ラックL1、L2の下端
部には商品出口8が構成されており、上端部の商品投入
口1、2から投入され、各コラム3、4、5、6内のサ
ーペンタイン7に装填された商品は、自動販売機の販売
動作に伴って各コラム3、4、5、6毎に選択的に商品
出口8より排出される。
【0003】前後ラックL1、L2は金属板材によって
構成されており、後ラックL2の商品投入口2の両側に
位置する部分の側板9、9前端部は後方に折り返して巻
かれ、内部中空円筒状のカール部11、11が構成され
ており、このカール部11、11には上方より金属製の
シャフト12、12が挿通されている。一方、前ラック
L1の商品投入口1の両側に位置する部分の側板13、
13前端部は後方に折り返され、後方に開放した断面略
U字状のカール部14、14が構成されており、前記シ
ャフト12、12はこのカール部14、14内まで進入
している。即ち、前後ラックL1、L2はシャフト1
2、12によって少許間隔を存して連結される形となっ
ている。
【0004】係る、前後ラックL1、L2を図示しない
自動販売機から取り外す際には、先ず前ラックL1を上
方に持ち上げ、下端部における自動販売機との係合を解
除し、次に前ラックL1を前方に引く。これによってシ
ャフト12、12はラックL1のカール部14、14よ
り脱出して取り外され、その後、後ラックL2を外す。
また、前後ラックL1、L2を取り付ける際にはこの逆
の操作を行う。
【0005】このように、前後ラックL1、L2の取り
付け、取り外しの際に、前ラックL1のカール部14、
14はシャフト12、12に挿通されたまま後ラックL
2のカール部11、11に近接及び離間可能とされなけ
ればならない。そのため従来ではゴム材から成る弾性部
品をシャフト12、12に挿通して取り付け、この弾性
部品を後ラックL2のカール部11、11下端に位置さ
せ、シャフト12、12を押さえ付けて後ラックL2の
側板9、9に固定すると共に、弾性部品の弾性力によっ
て常には前ラックL1のカール部14、14を下方に押
さえ付け、取り外す際にそれが収縮することにより上方
への前ラックL1の移動を許容する構成としていた。ま
た、弾性部品の外径をカール部11、11、14、14
の外径より大きくすることにより、カール部11、1
1、14、14の端面におけるバリによる使用者の負傷
を防止していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、係るゴ
ム材から成る弾性部品ではシャフト12、12を押さえ
付ける力が不足し、シャフト12、12が動いてしまう
問題がある。特に、前ラックL1を上方に持ち上げた場
合、弾性部品のシャフト12、12を押さえる部分が広
がってしまい、シャフト12、12を固定できなくな
る。また、温度変化や経年劣化によって弾性部品の弾性
力が減衰し、シャフト12、12の固定効果が劣化する
問題があった。
【0007】本考案は係る従来の課題を解決するために
成されたものであり、板材のカール部にシャフトを容
易、且つ、確実に固定できるシャフト固定装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本考案のシャフト
固定装置は、板材(側板)9端部を折り返して形成した
内部中空円筒状のカール部11内にシャフト12を挿通
して固定するものであって、カール部11の外径よりも
大きな外径を有してシャフト12に巻回された巻回部2
1と、この巻回部21の端部よりシャフト12の長手方
向に延在し、カール部11とシャフト12の間隙24に
圧入された圧入部22とを具備した異形コイルスプリン
グ20から成る。
【0009】
【作用】シャフト12は板材(側板)9のカール部11
内に挿通する。異形コイルスプリング20の巻回部21
はシャフト12に巻回し、その圧入部22をシャフト1
2とカール部11の間隙24に圧入する。圧入部22は
圧入されて変形するが、復元力によってカール部11内
壁面に圧接或いは食い込んで、シャフト12をカール部
11内壁面に圧接させ、保持する。その状態で巻回部2
1はカール部11端面に位置するが、その外径はカール
部11の外径よりも大きいため、使用者の指がカール部
11端面に触れることを阻止する。
【0010】
【実施例】次に、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。適用する対象としては図7の自動販売機の商品収納
ラックLであり、各図中図7と同一符号は同一のものを
示す。図1は本考案のシャフト固定装置を構成する異形
コイルスプリング20部分のシャフト12の拡大図、図
2は同平断面図、図3は異形コイルスプリング20の側
面図、図4は同上面図である。尚、各図において板材と
しての前後ラックL1、L2の側板9及び13はカール
部11、14付近の部分を代表して矩形状に示されてい
る。また、側板9のカール部11の外径は4.2mm、
内径は3.0mmであるものとし、シャフト12の外径
は2.2mmであるものとする。
【0011】異形コイルスプリング20は例えば直径
0.6mmの鋼線によって構成されており、図3及び図
4に示すように外径4.5mmで巻回された巻回部21
と、この巻回部21の端部から連続して巻回部21の長
手方向に所定長さで延在する圧入部22とから成る。巻
回部21は中央部に巻回ピッチが疎となった疎巻部23
を有しており、圧入部22の先端は鉤状に折り返されて
いる。
【0012】次に、係る異形コイルスプリング20にて
側板9にシャフト12を固定する作業を説明する。先
ず、後ラックL2の側板9前端のカール部11内に図5
に示す如くシャフト12を挿通する。次に、圧入部22
を上にした状態でシャフト12の下端を異形コイルスプ
リング20の巻回部21内に挿通する。それによって圧
入部22はシャフト12の長手方向に延在する形とな
る。
【0013】ここで、シャフト12の外径とカール部1
1の内径の関係上、シャフト12をカール部11内に挿
通した状態では、シャフト12とカール部11間に図2
の如き間隙24が構成される。この間隙24内に異形コ
イルスプリング20の圧入部22をカール部11下端よ
り圧入する。圧入部22は直線状の線材を鉤状に屈曲さ
せたものであり、間隙24はシャフト12がその内面に
当接した状態で三日月状を呈するため、圧入部22は間
隙24内でその形状に沿い内側に変形され、その反発力
によって圧入部22の端部切断面は外側のカール部11
内壁面に圧接し、或いは食い込むことになる。これによ
ってシャフト12はカール部11に固定される。この圧
入部22の弾性力はゴム等に比べて経年変化により劣化
し難いので、シャフト12の固定は確実に行われる。
尚、圧入部22の端部切断面はシャフト12には食い込
まないため、シャフト12を引き抜くことは可能であ
る。
【0014】また、このとき巻回部21は図6の如くカ
ール部11の下端部に位置しており、前述の如く巻回部
21の外径はカール部11の外径よりも大きいため、カ
ール部11の下端面全体を巻回部21が被覆する形とな
る。従って、カール部11の下端面に使用者の手が触れ
ることがなくなり、そこのバリによって負傷することが
防止される。
【0015】前ラックL1の側板13のカール部14は
前述の如く断面U字形状を成しており、カール部14に
シャフト12を挿通する際には図5の如くカール部14
の上端縁を異形コイルスプリング20の巻回部21下端
にあてがって下方から持ち上げ、異形コイルスプリング
20の疎巻部23を圧縮させて側板13を側板9に近接
させ、その後全体を下ろして前ラックL1の下端を自動
販売機に係合させる。以後は疎巻部23が伸長して巻回
部21下端部によりカール部14上端縁を下方に押さえ
付けるので、前後ラックL1、L2は安定的に連結され
ることになる。この疎巻部23の弾性力はゴム等に比較
して経年変化により劣化し難く、また、前ラックL1を
持ち上げることにより圧縮されても、圧入部22には何
ら影響を及ぼさないので、シャフト12の固定も確実と
なる。
【0016】尚、実施例では自動販売機の商品収納ラッ
クLに本考案のシャフト固定装置を適用したが、それに
限らず、板材のカール部にシャフトを挿通して固定する
構造のものであれば、本考案は極めて有効である。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、異形コイルスプリング
の圧入部をシャフトと板材のカール部との間隙に圧入
し、変形させてその復元力によりシャフトをカール部内
面に圧接させて保持するので、シャフトを板材のカール
部に容易、且つ、確実に固定することができる。また、
ゴム等の弾性体に比較して経年劣化が少なく寿命も長
い。特に、異形コイルスプリングの巻回部はカール部端
面に位置することになり、しかもその外径がカール部の
外径よりも大きいため、使用者の指がカール部端面に触
れることが阻止され、負傷を確実に防止することができ
る等、実用的効果の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシャフト固定装置を構成する異形コイ
ルスプリング部分のシャフトの拡大図である。
【図2】異形コイルスプリング部分のシャフトの平断面
図である。
【図3】異形コイルスプリングの側面図である。
【図4】異形コイルスプリングの上面図である。
【図5】シャフトの固定手順を示す図である。
【図6】側板に固定された状態のシャフトの側面図であ
る。
【図7】自動販売機の商品収納ラックの斜視図である。
【符号の説明】
9 側板 11 カール部 12 シャフト 20 異形コイルスプリング 21 巻回部 22 圧入部 24 間隙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材端部を折り返して形成された内部中
    空円筒状のカール部内にシャフトを挿通して固定するシ
    ャフト固定装置において、前記カール部の外径よりも大
    きな外径を有して前記シャフトに巻回された巻回部と、
    該巻回部の端部より前記シャフトの長手方向に延在し、
    前記カール部とシャフトの間隙に圧入された圧入部とを
    具備した異形コイルスプリングから成るシャフト固定装
    置。
JP2524392U 1992-04-20 1992-04-20 シャフト固定装置 Expired - Lifetime JP2582941Y2 (ja)

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JPH0584429U JPH0584429U (ja) 1993-11-16
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