JPH0584429U - シャフト固定装置 - Google Patents

シャフト固定装置

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JPH0584429U
JPH0584429U JP2524392U JP2524392U JPH0584429U JP H0584429 U JPH0584429 U JP H0584429U JP 2524392 U JP2524392 U JP 2524392U JP 2524392 U JP2524392 U JP 2524392U JP H0584429 U JPH0584429 U JP H0584429U
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JP
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shaft
curl
press
curl portion
winding
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JP2524392U
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裕 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材のカール部にシャフトを容易、且つ、確
実に固定できるシャフト固定装置を提供する。 【構成】 側板9端部を折り返して内部中空円筒状のカ
ール部11を構成する。シャフト12をカール部11に
挿通する。カール部11の外径よりも大きな外径を有し
た巻回部21と、巻回部21の端部よりシャフト12の
長手方向に延在する圧入部22とから成る異形コイルス
プリング20を準備する。巻回部21をシャフト12に
巻回する。圧入部22をカール部11とシャフト12の
間隙に圧入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、板材端部のカール部にシャフトを固定するためのシャフト固定装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7に一般的な自動販売機の商品収納ラックLの斜視図を示す。ラックLは商 品となる缶入り飲料を収納するものであり、前後に配設した前ラックL1及び後 ラックL2とから構成され、それぞれ上端部に商品投入口1、2を有し、後ラッ クL2の商品投入口2は前ラックL1の商品投入口1の上側に位置している。ま た、前後ラックL1、L2内は更に前後に区画されて第1乃至第4のコラム3、 4、5、6が構成され、各コラム3、4、5、6内にはサーペンタイン7がそれ ぞれ取り付けられている。更に、前後ラックL1、L2の下端部には商品出口8 が構成されており、上端部の商品投入口1、2から投入され、各コラム3、4、 5、6内のサーペンタイン7に装填された商品は、自動販売機の販売動作に伴っ て各コラム3、4、5、6毎に選択的に商品出口8より排出される。
【0003】 前後ラックL1、L2は金属板材によって構成されており、後ラックL2の商 品投入口2の両側に位置する部分の側板9、9前端部は後方に折り返して巻かれ 、内部中空円筒状のカール部11、11が構成されており、このカール部11、 11には上方より金属製のシャフト12、12が挿通されている。一方、前ラッ クL1の商品投入口1の両側に位置する部分の側板13、13前端部は後方に折 り返され、後方に開放した断面略U字状のカール部14、14が構成されており 、前記シャフト12、12はこのカール部14、14内まで進入している。即ち 、前後ラックL1、L2はシャフト12、12によって少許間隔を存して連結さ れる形となっている。
【0004】 係る、前後ラックL1、L2を図示しない自動販売機から取り外す際には、先 ず前ラックL1を上方に持ち上げ、下端部における自動販売機との係合を解除し 、次に前ラックL1を前方に引く。これによってシャフト12、12はラックL 1のカール部14、14より脱出して取り外され、その後、後ラックL2を外す 。また、前後ラックL1、L2を取り付ける際にはこの逆の操作を行う。
【0005】 このように、前後ラックL1、L2の取り付け、取り外しの際に、前ラックL 1のカール部14、14はシャフト12、12に挿通されたまま後ラックL2の カール部11、11に近接及び離間可能とされなければならない。そのため従来 ではゴム材から成る弾性部品をシャフト12、12に挿通して取り付け、この弾 性部品を後ラックL2のカール部11、11下端に位置させ、シャフト12、1 2を押さえ付けて後ラックL2の側板9、9に固定すると共に、弾性部品の弾性 力によって常には前ラックL1のカール部14、14を下方に押さえ付け、取り 外す際にそれが収縮することにより上方への前ラックL1の移動を許容する構成 としていた。また、弾性部品の外径をカール部11、11、14、14の外径よ り大きくすることにより、カール部11、11、14、14の端面におけるバリ による使用者の負傷を防止していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、係るゴム材から成る弾性部品ではシャフト12、12を押さえ 付ける力が不足し、シャフト12、12が動いてしまう問題がある。特に、前ラ ックL1を上方に持ち上げた場合、弾性部品のシャフト12、12を押さえる部 分が広がってしまい、シャフト12、12を固定できなくなる。また、温度変化 や経年劣化によって弾性部品の弾性力が減衰し、シャフト12、12の固定効果 が劣化する問題があった。
【0007】 本考案は係る従来の課題を解決するために成されたものであり、板材のカール 部にシャフトを容易、且つ、確実に固定できるシャフト固定装置を提供すること を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案のシャフト固定装置は、板材(側板)9端部を折り返して形成し た内部中空円筒状のカール部11内にシャフト12を挿通して固定するものであ って、カール部11の外径よりも大きな外径を有してシャフト12に巻回された 巻回部21と、この巻回部21の端部よりシャフト12の長手方向に延在し、カ ール部11とシャフト12の間隙24に圧入された圧入部22とを具備した異形 コイルスプリング20から成る。
【0009】
【作用】
シャフト12は板材(側板)9のカール部11内に挿通する。異形コイルスプ リング20の巻回部21はシャフト12に巻回し、その圧入部22をシャフト1 2とカール部11の間隙24に圧入する。圧入部22は圧入されて変形するが、 復元力によってカール部11内壁面に圧接或いは食い込んで、シャフト12をカ ール部11内壁面に圧接させ、保持する。その状態で巻回部21はカール部11 端面に位置するが、その外径はカール部11の外径よりも大きいため、使用者の 指がカール部11端面に触れることを阻止する。
【0010】
【実施例】
次に、図面に基づき本考案の実施例を説明する。適用する対象としては図7の 自動販売機の商品収納ラックLであり、各図中図7と同一符号は同一のものを示 す。図1は本考案のシャフト固定装置を構成する異形コイルスプリング20部分 のシャフト12の拡大図、図2は同平断面図、図3は異形コイルスプリング20 の側面図、図4は同上面図である。尚、各図において板材としての前後ラックL 1、L2の側板9及び13はカール部11、14付近の部分を代表して矩形状に 示されている。また、側板9のカール部11の外径は4.2mm、内径は3.0 mmであるものとし、シャフト12の外径は2.2mmであるものとする。
【0011】 異形コイルスプリング20は例えば直径0.6mmの鋼線によって構成されて おり、図3及び図4に示すように外径4.5mmで巻回された巻回部21と、こ の巻回部21の端部から連続して巻回部21の長手方向に所定長さで延在する圧 入部22とから成る。巻回部21は中央部に巻回ピッチが疎となった疎巻部23 を有しており、圧入部22の先端は鉤状に折り返されている。
【0012】 次に、係る異形コイルスプリング20にて側板9にシャフト12を固定する作 業を説明する。先ず、後ラックL2の側板9前端のカール部11内に図5に示す 如くシャフト12を挿通する。次に、圧入部22を上にした状態でシャフト12 の下端を異形コイルスプリング20の巻回部21内に挿通する。それによって圧 入部22はシャフト12の長手方向に延在する形となる。
【0013】 ここで、シャフト12の外径とカール部11の内径の関係上、シャフト12を カール部11内に挿通した状態では、シャフト12とカール部11間に図2の如 き間隙24が構成される。この間隙24内に異形コイルスプリング20の圧入部 22をカール部11下端より圧入する。圧入部22は直線状の線材を鉤状に屈曲 させたものであり、間隙24はシャフト12がその内面に当接した状態で三日月 状を呈するため、圧入部22は間隙24内でその形状に沿い内側に変形され、そ の反発力によって圧入部22の端部切断面は外側のカール部11内壁面に圧接し 、或いは食い込むことになる。これによってシャフト12はカール部11に固定 される。この圧入部22の弾性力はゴム等に比べて経年変化により劣化し難いの で、シャフト12の固定は確実に行われる。尚、圧入部22の端部切断面はシャ フト12には食い込まないため、シャフト12を引き抜くことは可能である。
【0014】 また、このとき巻回部21は図6の如くカール部11の下端部に位置しており 、前述の如く巻回部21の外径はカール部11の外径よりも大きいため、カール 部11の下端面全体を巻回部21が被覆する形となる。従って、カール部11の 下端面に使用者の手が触れることがなくなり、そこのバリによって負傷すること が防止される。
【0015】 前ラックL1の側板13のカール部14は前述の如く断面U字形状を成してお り、カール部14にシャフト12を挿通する際には図5の如くカール部14の上 端縁を異形コイルスプリング20の巻回部21下端にあてがって下方から持ち上 げ、異形コイルスプリング20の疎巻部23を圧縮させて側板13を側板9に近 接させ、その後全体を下ろして前ラックL1の下端を自動販売機に係合させる。 以後は疎巻部23が伸長して巻回部21下端部によりカール部14上端縁を下方 に押さえ付けるので、前後ラックL1、L2は安定的に連結されることになる。 この疎巻部23の弾性力はゴム等に比較して経年変化により劣化し難く、また、 前ラックL1を持ち上げることにより圧縮されても、圧入部22には何ら影響を 及ぼさないので、シャフト12の固定も確実となる。
【0016】 尚、実施例では自動販売機の商品収納ラックLに本考案のシャフト固定装置を 適用したが、それに限らず、板材のカール部にシャフトを挿通して固定する構造 のものであれば、本考案は極めて有効である。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、異形コイルスプリングの圧入部をシャフトと板材のカール部 との間隙に圧入し、変形させてその復元力によりシャフトをカール部内面に圧接 させて保持するので、シャフトを板材のカール部に容易、且つ、確実に固定する ことができる。また、ゴム等の弾性体に比較して経年劣化が少なく寿命も長い。 特に、異形コイルスプリングの巻回部はカール部端面に位置することになり、し かもその外径がカール部の外径よりも大きいため、使用者の指がカール部端面に 触れることが阻止され、負傷を確実に防止することができる等、実用的効果の大 なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシャフト固定装置を構成する異形コイ
ルスプリング部分のシャフトの拡大図である。
【図2】異形コイルスプリング部分のシャフトの平断面
図である。
【図3】異形コイルスプリングの側面図である。
【図4】異形コイルスプリングの上面図である。
【図5】シャフトの固定手順を示す図である。
【図6】側板に固定された状態のシャフトの側面図であ
る。
【図7】自動販売機の商品収納ラックの斜視図である。
【符号の説明】
9 側板 11 カール部 12 シャフト 20 異形コイルスプリング 21 巻回部 22 圧入部 24 間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材端部を折り返して形成された内部中
    空円筒状のカール部内にシャフトを挿通して固定するシ
    ャフト固定装置において、前記カール部の外径よりも大
    きな外径を有して前記シャフトに巻回された巻回部と、
    該巻回部の端部より前記シャフトの長手方向に延在し、
    前記カール部とシャフトの間隙に圧入された圧入部とを
    具備した異形コイルスプリングから成るシャフト固定装
    置。
JP2524392U 1992-04-20 1992-04-20 シャフト固定装置 Expired - Lifetime JP2582941Y2 (ja)

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JP2524392U JP2582941Y2 (ja) 1992-04-20 1992-04-20 シャフト固定装置

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JPH0584429U true JPH0584429U (ja) 1993-11-16
JP2582941Y2 JP2582941Y2 (ja) 1998-10-15

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001055024A1 (fr) * 2000-01-27 2001-08-02 Iris Ohyama,Inc. Touret a tuyaux

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001055024A1 (fr) * 2000-01-27 2001-08-02 Iris Ohyama,Inc. Touret a tuyaux

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JP2582941Y2 (ja) 1998-10-15

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