JP2582862B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
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- JP2582862B2 JP2582862B2 JP14256988A JP14256988A JP2582862B2 JP 2582862 B2 JP2582862 B2 JP 2582862B2 JP 14256988 A JP14256988 A JP 14256988A JP 14256988 A JP14256988 A JP 14256988A JP 2582862 B2 JP2582862 B2 JP 2582862B2
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- Japan
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- reverse blocking
- power supply
- terminal
- switching element
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は誘導加熱調理器に関するものである。
従来の技術 従来の誘導加熱調理器を第3図の回路図に基づいて説
明する。
明する。
第3図において、1は直流電源であり、この直流電源
1に鍋2を加熱する加熱コイル3と、たとえばタィオー
ドとトランジスタとを直列接続して構成した逆阻止型ス
イッチング素子4とが直列に接続され、加熱コイル31に
共振コンデンサ5が並列に接続されている。6は逆阻止
型スイッチング素子4をオン・オフ制御する制御部であ
る。
1に鍋2を加熱する加熱コイル3と、たとえばタィオー
ドとトランジスタとを直列接続して構成した逆阻止型ス
イッチング素子4とが直列に接続され、加熱コイル31に
共振コンデンサ5が並列に接続されている。6は逆阻止
型スイッチング素子4をオン・オフ制御する制御部であ
る。
上記構成の誘導加熱調理器の動作を第4図(a)およ
び(b)の動作波形図により説明する。第4図(a)は
入力電力を小さくしたときの動作波形図、第4図(b)
は入力電力を大きくしたときの動作波形図であり、第4
図(a)および(b)に示すように、入力電力を変化す
る際には、制御部6にて逆阻止型スイッチング素子4を
オンするオン時間TONを変え、スイッチング素子電流ISW
が流れる時間を変化させている。逆阻止型スイッチング
素子4をオフすると加熱コイル3と共振コンデンサ5が
共振して、スイッチング素子両端電圧VSWは振動する。
このようにオン時間TONを増減させるため、オン・オフ
制御する周期Tが変化し、発振周波数f(=1/T)は変
化していた。
び(b)の動作波形図により説明する。第4図(a)は
入力電力を小さくしたときの動作波形図、第4図(b)
は入力電力を大きくしたときの動作波形図であり、第4
図(a)および(b)に示すように、入力電力を変化す
る際には、制御部6にて逆阻止型スイッチング素子4を
オンするオン時間TONを変え、スイッチング素子電流ISW
が流れる時間を変化させている。逆阻止型スイッチング
素子4をオフすると加熱コイル3と共振コンデンサ5が
共振して、スイッチング素子両端電圧VSWは振動する。
このようにオン時間TONを増減させるため、オン・オフ
制御する周期Tが変化し、発振周波数f(=1/T)は変
化していた。
発明が解決しようとする課題 しかし、従来の構成における誘導加熱調理器において
は、入力電力の変化によりあるいは負荷である鍋2の材
質などの変化により発振周波数が変わるため、複数バー
ナとすると各々の発振周波数に差が生じ鍋2に干渉音が
発生するという問題があり、複数バーナ化することは非
常に困難であった。
は、入力電力の変化によりあるいは負荷である鍋2の材
質などの変化により発振周波数が変わるため、複数バー
ナとすると各々の発振周波数に差が生じ鍋2に干渉音が
発生するという問題があり、複数バーナ化することは非
常に困難であった。
本発明は上記問題を解決するものであり、一定周波数
にて入力電力の可変および各種材質の鍋への対応を実現
可能とする誘導加熱調理器を提供することを目的とする
ものである。
にて入力電力の可変および各種材質の鍋への対応を実現
可能とする誘導加熱調理器を提供することを目的とする
ものである。
課題を解決するための手段 上記問題を解決するため本発明は、直流電源と、中点
端子を前記直流電源の一方の端子に接続した加熱コイル
と、前記加熱コイルの両端端子と前記直流電源の他方の
端子との間にそれぞれ接続した逆阻止型スイッチング素
子と、前記それぞれの逆阻止型スイッチング素子に並列
にあるいは前記加熱コイルの中点端子と両端端子間に並
列に接続した一対の共振コンデンサと、前記一対の逆阻
止型スイッチング素子のオン・オフを制御する制御部と
を備えたものである。
端子を前記直流電源の一方の端子に接続した加熱コイル
と、前記加熱コイルの両端端子と前記直流電源の他方の
端子との間にそれぞれ接続した逆阻止型スイッチング素
子と、前記それぞれの逆阻止型スイッチング素子に並列
にあるいは前記加熱コイルの中点端子と両端端子間に並
列に接続した一対の共振コンデンサと、前記一対の逆阻
止型スイッチング素子のオン・オフを制御する制御部と
を備えたものである。
作用 上記構成により、制御部で、一方の逆阻止型スイッチ
ング素子をオン・オフ制御する周期を固定し、他方の逆
阻止型スイッチング素子のオンタイミングをずらして、
すなわち逆阻止型スイッチング素子間に位相差を設けて
オン・オフ制御することによって、入力電力が可変で、
かつ周期が一定、すなわち一定周波数での発振動作が可
能となる。
ング素子をオン・オフ制御する周期を固定し、他方の逆
阻止型スイッチング素子のオンタイミングをずらして、
すなわち逆阻止型スイッチング素子間に位相差を設けて
オン・オフ制御することによって、入力電力が可変で、
かつ周期が一定、すなわち一定周波数での発振動作が可
能となる。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の回
路図である。第1図において、11は直流電源であり、こ
の直流電源11の一方の端子に鍋12を加熱する加熱コイル
13の中点端子を接続し、加熱コイル13の両端端子と直流
電源11の他方の端子との間にそれぞれ、ダイオードとト
ランジスタを直列接続して構成した逆阻止型スイッチン
グ素子14A,14Bを接続し、逆阻止型スイッチング素子14
A,14Bにそれぞれ共振コンデンサ15A,15Bを並列に接続し
ている。逆阻止型スイッチング素子14A,14Bはともに制
御部16にてオン・オフ制御される。
路図である。第1図において、11は直流電源であり、こ
の直流電源11の一方の端子に鍋12を加熱する加熱コイル
13の中点端子を接続し、加熱コイル13の両端端子と直流
電源11の他方の端子との間にそれぞれ、ダイオードとト
ランジスタを直列接続して構成した逆阻止型スイッチン
グ素子14A,14Bを接続し、逆阻止型スイッチング素子14
A,14Bにそれぞれ共振コンデンサ15A,15Bを並列に接続し
ている。逆阻止型スイッチング素子14A,14Bはともに制
御部16にてオン・オフ制御される。
上記構成の誘導加熱調理器の動作を第2図の動作波形
図により説明する。
図により説明する。
第1図の逆阻止型スイッチング素子14Aのオン・オフ
制御の周期Tは固定されており、第2の逆阻止型スイッ
チング素子14Bは第1の逆阻止型スイッチング素子14Aと
位相差ψにてオン・オフ制御され、この位相差ψが周期
Tの2分の1のときに入力電力は最大となり、位相差ψ
が小さくなるにつれて入力電力は小さくなり位相差ψが
零のとき入力電力は最小になる。よって、位相差ψを調
節することにより一定周期T、すなわち一定発振周波数
f(=1/T)での入力電力の可変が可能になる。また異
なる鍋12の材質に対しても同様に位相差ψにて入力電力
を調整することができるので、一定発振周波数にて動作
させることが可能となる。
制御の周期Tは固定されており、第2の逆阻止型スイッ
チング素子14Bは第1の逆阻止型スイッチング素子14Aと
位相差ψにてオン・オフ制御され、この位相差ψが周期
Tの2分の1のときに入力電力は最大となり、位相差ψ
が小さくなるにつれて入力電力は小さくなり位相差ψが
零のとき入力電力は最小になる。よって、位相差ψを調
節することにより一定周期T、すなわち一定発振周波数
f(=1/T)での入力電力の可変が可能になる。また異
なる鍋12の材質に対しても同様に位相差ψにて入力電力
を調整することができるので、一定発振周波数にて動作
させることが可能となる。
このように、一定発振周波数で発振動作を行うことが
できるので、複数バーナとした場合でも鍋2に干渉音が
発生するという問題を解決することができる。
できるので、複数バーナとした場合でも鍋2に干渉音が
発生するという問題を解決することができる。
なお本実施例においては、第1および第2の発振コン
デンサ15A,15Bを第1および第2の逆阻止型スイッチン
グ素子14A,14Bにそれぞれ並列に接続しているが、加熱
コイル13の中点端子と両端端子間にそれぞれ並列に接続
しても基本的動作は同じであり、また本実施例では逆阻
止型スイッチング素子14A,14Bをトランジスタとダイオ
ードの直列接続して構成したが、他の逆阻止型素子の構
成でも良いことは明らかである。
デンサ15A,15Bを第1および第2の逆阻止型スイッチン
グ素子14A,14Bにそれぞれ並列に接続しているが、加熱
コイル13の中点端子と両端端子間にそれぞれ並列に接続
しても基本的動作は同じであり、また本実施例では逆阻
止型スイッチング素子14A,14Bをトランジスタとダイオ
ードの直列接続して構成したが、他の逆阻止型素子の構
成でも良いことは明らかである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、一方の逆阻止型スイッ
チング素子をオン・オフ制御する周期を固定し、他方の
逆阻止型スイッチング素子のオンタイミングをずらし
て、すなわち逆阻止型スイッチング素子間に位相差を設
けてオン・オフ制御することによって、一定周波数にて
入力電力の可変および各種材質の鍋への対応を実現する
ことができ、容易に複数バーナ化することが可能となり
その実用的効果は大なるものがある。
チング素子をオン・オフ制御する周期を固定し、他方の
逆阻止型スイッチング素子のオンタイミングをずらし
て、すなわち逆阻止型スイッチング素子間に位相差を設
けてオン・オフ制御することによって、一定周波数にて
入力電力の可変および各種材質の鍋への対応を実現する
ことができ、容易に複数バーナ化することが可能となり
その実用的効果は大なるものがある。
第1図は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の回路
図、第2図は第1図の動作を示す動作波形図、第3図は
従来の誘導加熱調理器の回路図、第4図(a),(b)
はそれぞれ第3図の動作を示す動作波形図である。 11……直流電源、13……加熱コイル、14A,14B……逆阻
止型スイッチング素子、15A,15B……共振コンデンサ、1
6……制御部。
図、第2図は第1図の動作を示す動作波形図、第3図は
従来の誘導加熱調理器の回路図、第4図(a),(b)
はそれぞれ第3図の動作を示す動作波形図である。 11……直流電源、13……加熱コイル、14A,14B……逆阻
止型スイッチング素子、15A,15B……共振コンデンサ、1
6……制御部。
Claims (1)
- 【請求項1】直流電源と、中点端子を前記直流電源の一
方の端子に接続した加熱コイルと、前記加熱コイルの両
端端子と前記直流電源の他方の端子との間にそれぞれ接
続した逆阻止型スイッチング素子と、前記それぞれの逆
阻止型スイッチング素子に並列にあるいは前記加熱コイ
ルの中点端子と両端端子間に並列に接続した一対の共振
コンデンサと、前記一対の逆阻止型スイッチング素子の
オン・オフを制御する制御部とを備えた誘導加熱調理
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14256988A JP2582862B2 (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14256988A JP2582862B2 (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | 誘導加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01311586A JPH01311586A (ja) | 1989-12-15 |
JP2582862B2 true JP2582862B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=15318375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14256988A Expired - Fee Related JP2582862B2 (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582862B2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-09 JP JP14256988A patent/JP2582862B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01311586A (ja) | 1989-12-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |