JP2582689B2 - クローラ用芯金 - Google Patents
クローラ用芯金Info
- Publication number
- JP2582689B2 JP2582689B2 JP3244288A JP24428891A JP2582689B2 JP 2582689 B2 JP2582689 B2 JP 2582689B2 JP 3244288 A JP3244288 A JP 3244288A JP 24428891 A JP24428891 A JP 24428891A JP 2582689 B2 JP2582689 B2 JP 2582689B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crawler
- core
- rib
- metal
- parallel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Harvester Elements (AREA)
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、農業用コンバインや
ハーベスタ、更には建設機械等を走行させるためのクロ
ーラ走行装置に用いられる芯金に関する。
ハーベスタ、更には建設機械等を走行させるためのクロ
ーラ走行装置に用いられる芯金に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のクローラ走行装置は、駆動輪と従
動輪との間に多数の転輪を配し、これらにクローラを巻
きつけ、車両がその上部に乗るものが一般的である。か
かるクローラはその長手方向に対して直角に多数の芯金
が互いに平行になるように埋設され、芯金間に駆動用穴
が穿設されている。そして、駆動輪としてスプロケット
ホイールを使用し、このスプロケットホイールが駆動用
穴に順次噛み合い、芯金を蹴ることにより車両を走行さ
せるものである。特に芯金は一対の突起が形成してあ
り、転輪はこの突起との係合によって転輪の脱輪防止等
が図られている。
動輪との間に多数の転輪を配し、これらにクローラを巻
きつけ、車両がその上部に乗るものが一般的である。か
かるクローラはその長手方向に対して直角に多数の芯金
が互いに平行になるように埋設され、芯金間に駆動用穴
が穿設されている。そして、駆動輪としてスプロケット
ホイールを使用し、このスプロケットホイールが駆動用
穴に順次噛み合い、芯金を蹴ることにより車両を走行さ
せるものである。特に芯金は一対の突起が形成してあ
り、転輪はこの突起との係合によって転輪の脱輪防止等
が図られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】この従来のクローラ
走行装置において、転輪や従動輪かクローラ面の弾性材
料に接触する際、クローラ面の強度が十分でなく、転輪
や従動輪が上下動することによってクローラ走行装置に
振動が生じ、クローラ面を傷つけることがあり、更には
転輪や従動輪の接触通過により芯金が揺動し、このため
クローラ内より芯金の脱落等を生じ、クローラの寿命を
短くすることもあった。本発明はクローラ走行装置の振
動の発生を防止すると共に、クローラの寿命を向上さ
せ、更には、クローラの軽量化を達成する芯金を提供す
るものである。
走行装置において、転輪や従動輪かクローラ面の弾性材
料に接触する際、クローラ面の強度が十分でなく、転輪
や従動輪が上下動することによってクローラ走行装置に
振動が生じ、クローラ面を傷つけることがあり、更には
転輪や従動輪の接触通過により芯金が揺動し、このため
クローラ内より芯金の脱落等を生じ、クローラの寿命を
短くすることもあった。本発明はクローラ走行装置の振
動の発生を防止すると共に、クローラの寿命を向上さ
せ、更には、クローラの軽量化を達成する芯金を提供す
るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は次の構成を採用しかかる欠点を解消した
ものである。即ち、本発明の要旨は、弾性材料中に埋設
される芯金基部と、これよりのびてクローラ本体の内側
に突出する一対の突起と、この一対の突起の外側に段部
をもって形成された張出しリブと、よりなる芯金であっ
て、前記芯金の幅よりも狭い幅を有する平行リブを前記
張出しリブに添えたことを特徴とするクローラ用芯金に
係るものである。
め、この発明は次の構成を採用しかかる欠点を解消した
ものである。即ち、本発明の要旨は、弾性材料中に埋設
される芯金基部と、これよりのびてクローラ本体の内側
に突出する一対の突起と、この一対の突起の外側に段部
をもって形成された張出しリブと、よりなる芯金であっ
て、前記芯金の幅よりも狭い幅を有する平行リブを前記
張出しリブに添えたことを特徴とするクローラ用芯金に
係るものである。
【０００５】
【作用】転輪か常時接触するような構造のクローラ内面
にあって、接触面に対して張出しリブ面が露呈するべく
形成されだ芯金であって、このためかかる芯金を弾性材
料中に埋設して使用したクローラにあっては、転輪が接
触走行する際の支え強度が略一定であり、かつクローラ
面を傷つけることも少なくなるものである。そして、何
よりも張出しリブの頂面か比較的長く形成されているこ
とは転輪との接触距離がそれだけ長いということであ
り、転輪の安定した走行がもたらされるものである。一
方、この張出しリブに対しては芯金基部と平行する平行
リブが添えられており、このため、張出しリブの強度の
アップがもたらされ、かつ、平行リブが弾性体との接触
面積を増大させることによって、弾性体中での芯金の前
後動及び揺動に対して抵抗力が強まることとなり、この
ことにより弾性体中に芯金を確実に保持することとな
る。
にあって、接触面に対して張出しリブ面が露呈するべく
形成されだ芯金であって、このためかかる芯金を弾性材
料中に埋設して使用したクローラにあっては、転輪が接
触走行する際の支え強度が略一定であり、かつクローラ
面を傷つけることも少なくなるものである。そして、何
よりも張出しリブの頂面か比較的長く形成されているこ
とは転輪との接触距離がそれだけ長いということであ
り、転輪の安定した走行がもたらされるものである。一
方、この張出しリブに対しては芯金基部と平行する平行
リブが添えられており、このため、張出しリブの強度の
アップがもたらされ、かつ、平行リブが弾性体との接触
面積を増大させることによって、弾性体中での芯金の前
後動及び揺動に対して抵抗力が強まることとなり、この
ことにより弾性体中に芯金を確実に保持することとな
る。
【０００６】そして、係る芯金において、張出しリブが
芯金基部とは段部をもって区画されているため、芯金基
部は完全に弾性材料中に埋設することとなり、走行中に
おける外力に十分抗することができ、芯金の弾性材料よ
り脱落するようなこととは生じなくなったものである。
芯金基部とは段部をもって区画されているため、芯金基
部は完全に弾性材料中に埋設することとなり、走行中に
おける外力に十分抗することができ、芯金の弾性材料よ
り脱落するようなこととは生じなくなったものである。
【０００７】
【実施例】以下にこの発明の好適な実施例について説明
する。図１は本考案のクローラ用芯金の正面図、図２は
図１の芯金の平面図、図３はこの芯金の側面図である。
さて、かかる芯金１０は、芯金基部１１と、一対の突起
部１２、１２と、これとは段部１３をもって区画された
張出しリブ１４、１４と、この張出しリブ１４、１４に
添えられた芯金基部１１と平行に形成した平行リブ１５
とからなる。そして、芯金基部１１は、点線で表したク
ローラ本体２０の長手方向に対して直角になるようにか
つ互いに平行になるようにクローラ本体２０内に完全に
埋設されることになる。又、上記突起部１２、１２は、
クローラ本体２０の内側に突出形成される。又、張出し
リブ１４、１４は、突起部１２の両側、即ち芯金基部１
１の両端側の芯金基部２１上面に段部１３をもって張出
しリブ１４、１４のみがクローラ本体１１の内側に露呈
するように形成されている。
する。図１は本考案のクローラ用芯金の正面図、図２は
図１の芯金の平面図、図３はこの芯金の側面図である。
さて、かかる芯金１０は、芯金基部１１と、一対の突起
部１２、１２と、これとは段部１３をもって区画された
張出しリブ１４、１４と、この張出しリブ１４、１４に
添えられた芯金基部１１と平行に形成した平行リブ１５
とからなる。そして、芯金基部１１は、点線で表したク
ローラ本体２０の長手方向に対して直角になるようにか
つ互いに平行になるようにクローラ本体２０内に完全に
埋設されることになる。又、上記突起部１２、１２は、
クローラ本体２０の内側に突出形成される。又、張出し
リブ１４、１４は、突起部１２の両側、即ち芯金基部１
１の両端側の芯金基部２１上面に段部１３をもって張出
しリブ１４、１４のみがクローラ本体１１の内側に露呈
するように形成されている。
【０００８】本発明は、言ってみれば芯金基部１１上に
段部１３をもって形成した張出しリブ１４を芯金基部１
１と平行する平行リブ１５によって補強した構造であっ
て、かかる平行リブ１５の存在によって強度アップが図
られることとなった。このため、芯金基部１１の厚さを
薄くできることは勿論、転輪の支え輪が走行する張出し
リブ１４をも薄くすることができ、又、芯金全体として
も、小型化が図られることとなったものである。
段部１３をもって形成した張出しリブ１４を芯金基部１
１と平行する平行リブ１５によって補強した構造であっ
て、かかる平行リブ１５の存在によって強度アップが図
られることとなった。このため、芯金基部１１の厚さを
薄くできることは勿論、転輪の支え輪が走行する張出し
リブ１４をも薄くすることができ、又、芯金全体として
も、小型化が図られることとなったものである。
【０００９】尚、車両に備えられた転輪３０は、その両
側端に設けられだ支え輪３１、３１を有し、クローラ内
面を走行するに際し、支え輪３１、３１が芯金１０の張
出しリブ１４、１４と常時接触可能と成して走行するも
のである。
側端に設けられだ支え輪３１、３１を有し、クローラ内
面を走行するに際し、支え輪３１、３１が芯金１０の張
出しリブ１４、１４と常時接触可能と成して走行するも
のである。
【００１０】しかるに、芯金１０は転輪３０の走行時に
前後に揺動（図３の矢印）することは避けられず、この
ため弾性体であるクローラ本体２０中より脱落してしま
うという可能性がある。本発明にあってはこの揺動方向
に対して平行リブ１５、１５が芯金基部１１上に備えら
れているものであり、平行リブ１５、１５とクローラ本
体２０との接触面積が増大し、これによって芯金１０の
前後の揺動に抵抗力を生じ揺動を最小限とすることがで
きる。このため、クローラの寿命を向上させることとな
ったものである。
前後に揺動（図３の矢印）することは避けられず、この
ため弾性体であるクローラ本体２０中より脱落してしま
うという可能性がある。本発明にあってはこの揺動方向
に対して平行リブ１５、１５が芯金基部１１上に備えら
れているものであり、平行リブ１５、１５とクローラ本
体２０との接触面積が増大し、これによって芯金１０の
前後の揺動に抵抗力を生じ揺動を最小限とすることがで
きる。このため、クローラの寿命を向上させることとな
ったものである。
【００１１】図４は上記芯金１０にあって、特に好まし
い芯金１０の平面図を示すものであり、この図から分か
るように、張出しリブ１４、１４は、芯金１０における
クローラ本体２０の長手方向の幅を越えた長さを有して
おり、このため、支え輪３１、３１の走行が安定する。
い芯金１０の平面図を示すものであり、この図から分か
るように、張出しリブ１４、１４は、芯金１０における
クローラ本体２０の長手方向の幅を越えた長さを有して
おり、このため、支え輪３１、３１の走行が安定する。
【００１２】図５及び図６は、本発明のクローラ用芯金
の第２の例を示す正面図及び側面図である。図にあっ
て、芯金の突起部１２、１２に連なって張出しリブ１
４、１４及び平行リブ１５、１５が形成され、芯金基部
とは段部１３をもって区画されている例である。勿論、
前例のようにクローラ本体１２の長手方向の幅を越えた
長さを有するのもよい。
の第２の例を示す正面図及び側面図である。図にあっ
て、芯金の突起部１２、１２に連なって張出しリブ１
４、１４及び平行リブ１５、１５が形成され、芯金基部
とは段部１３をもって区画されている例である。勿論、
前例のようにクローラ本体１２の長手方向の幅を越えた
長さを有するのもよい。
【００１３】
【効果】以上説明したように、この発明の芯金は、クロ
ーラを構成する弾性材料中に芯金基部が完全に埋設され
ると共に、クローラの内面に露呈された一対の張出しリ
ブが平行リブによって補強されているため、芯金基部の
厚みや長さ等も全体として薄肉化でき、クローラ本体の
軽量化が可能となったものである。そして、この張出し
リブ上を転輪が常時安定した走行を可能としたものであ
り、振動の発生や転輪の脱輪或いはクローラのフレーム
との接触事放を防止することができ、かつ、平行リブが
弾性体中に埋設されて芯金の揺動を低減できることとな
っだため、弾性体中からの芯金の脱落も防ぐことができ
る。
ーラを構成する弾性材料中に芯金基部が完全に埋設され
ると共に、クローラの内面に露呈された一対の張出しリ
ブが平行リブによって補強されているため、芯金基部の
厚みや長さ等も全体として薄肉化でき、クローラ本体の
軽量化が可能となったものである。そして、この張出し
リブ上を転輪が常時安定した走行を可能としたものであ
り、振動の発生や転輪の脱輪或いはクローラのフレーム
との接触事放を防止することができ、かつ、平行リブが
弾性体中に埋設されて芯金の揺動を低減できることとな
っだため、弾性体中からの芯金の脱落も防ぐことができ
る。
【図１】図１は本発明の好適な実施例を示す芯金の正面
図である。
図である。
【図２】図２は図１の芯金の平面図である。
【図３】図３はその芯金の側面図である。
【図４】図４は図１〜３に示す芯金の変形例を示す平面
図である。
図である。
【図５】図５は芯金の更に別例を示す正面図である。
【図６】図６は図５の芯金の側面図である。
１０・・・・芯金 １１・・・・芯金基部 １２・・・・突起部 １３・・・・段部 １４・・・・張出しリブ １５・・・・平行リブ ２０・・・・クローラ本体 ３０・・・・転輪 ３１・・・・支え輪
Claims (1)
- 【請求項１】 弾性材料中に埋設される芯金基部と、こ
れよりのびてクローラ本体の内側に突出する一対の突起
と、この一対の突起の外側に段部をもって形成された張
出しリブと、よりなる芯金であって、前記芯金の幅より
も狭い幅を有する平行リブを前記張出しリブに添えたこ
とを特徴とするクローラ用芯金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3244288A JP2582689B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | クローラ用芯金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3244288A JP2582689B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | クローラ用芯金 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59249273A Division JPH0698944B2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | クロ−ラ走行装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7324025A Division JP2696314B2 (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | クローラ用芯金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0516844A JPH0516844A (ja) | 1993-01-26 |
| JP2582689B2 true JP2582689B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=17116514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3244288A Expired - Lifetime JP2582689B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | クローラ用芯金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2582689B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2696314B2 (ja) * | 1995-11-16 | 1998-01-14 | 株式会社ブリヂストン | クローラ用芯金 |
| JP7002595B2 (ja) * | 2020-05-12 | 2022-01-20 | 鎔宰 崔 | 弾性クローラ |
| US12049268B2 (en) * | 2020-05-12 | 2024-07-30 | Yong Jae Choi | Elastic crawler |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5520793B2 (ja) * | 1974-05-21 | 1980-06-05 | ||
| JPS5261818U (ja) * | 1975-11-04 | 1977-05-07 | ||
| JPS549302U (ja) * | 1977-06-22 | 1979-01-22 | ||
| JPS549801U (ja) * | 1977-06-24 | 1979-01-23 | ||
| JPS54146338A (en) * | 1978-05-09 | 1979-11-15 | Iseki & Co Ltd | Crawler for movable agricultural machine using rubber shoe belt |
| JPS55102683U (ja) * | 1979-01-12 | 1980-07-17 | ||
| JPS56112369A (en) * | 1980-02-07 | 1981-09-04 | Bridgestone Corp | Core metal for rubber crawler |
| JPS5954377U (ja) * | 1982-10-02 | 1984-04-10 | オ−ツタイヤ株式会社 | 弾性履帯 |
| JP2654620B2 (ja) * | 1987-07-24 | 1997-09-17 | 株式会社ブリヂストン | ゴムクローラ |
| JPH02141587U (ja) * | 1989-12-25 | 1990-11-28 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3244288A patent/JP2582689B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0516844A (ja) | 1993-01-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |