JP2519013Y2 - 穀稈引起し装置の引起し爪倒伏装置 - Google Patents

穀稈引起し装置の引起し爪倒伏装置

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JP2519013Y2
JP2519013Y2 JP4682390U JP4682390U JP2519013Y2 JP 2519013 Y2 JP2519013 Y2 JP 2519013Y2 JP 4682390 U JP4682390 U JP 4682390U JP 4682390 U JP4682390 U JP 4682390U JP 2519013 Y2 JP2519013 Y2 JP 2519013Y2
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raising
claw
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raising device
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保男 加納
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、コンバイン等の刈取機に備えられる穀稈引
起し装置の引起し爪倒伏装置に関する。
(ロ)従来の技術 コンバイン等の刈取機には、倒伏穀稈を引き起こすた
めの穀稈引起し装置が備えられている。この穀稈引起し
装置は、多数の引起し爪を倒伏自在に取り付けた無端チ
ェンを、引起しケース内部の上部駆動輪と下部従動輪に
巻き掛けてなり、無端チェンの回動に伴って移動する起
立状態の引起し爪で倒伏穀稈の穂先を引き起こすように
なっている。そして、引起し爪は穀稈の引起し作用を終
えると倒伏状態となって引起しケース内部を移動する。
引起しケース内部の引起し作用終端部には、起立状態に
ある引起し爪を倒伏状態に変える爪倒伏具(ストッパ)
が設けられている。引起し爪はこの爪倒伏具に接当する
ことによって倒伏する。
引起しケース内部の引起し作用終端部において起立状
態にある引起し爪を倒伏状態に変える爪倒伏具は、無端
チェンの回動で移動する引起し爪が高速で衝突するの
で、この衝突力を緩和する必要がある。従来の爪倒伏具
は、ゴム等の弾性材料によって構成されており、その弾
性材料の持つ衝撃吸収力で衝突力を緩和している。爪倒
伏具としての弾性材料は引起しケースの所定位置に固定
される(例えば、実開昭58−21224号公報等参照)。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、弾性材料の持つ衝撃吸収力には限界がある。
従って、上記従来の爪倒伏具においては引起し爪の衝突
力が高い場合、その緩衝性能が著しく低下する問題があ
った。
そこで本考案は、上述事情に鑑みてなされたもので、
引起し爪の衝突力が高い場合においても所定の緩衝性能
が得られる穀稈引起し装置の引起し爪倒伏装置を提供す
ることを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上記目的を達成するため、例えば第1図お
よび第3図を参照して示すと、多数の引起し爪(2)を
起伏自在に取り付けた無端チェン(3)を、引起しケー
ス(4)内部の上部駆動輪(5)と下部従動輪(6)と
に巻き掛けてなる穀稈引起し装置(1)において、固定
部(12a)に対して傾斜して伸張された自由部(12b)を
有すると共に、該自由部(12b)が前記引起し爪(2)
に当接する面を有し、前記自由部(12b)が前記面に対
して略々直交する方向に揺動自在な板状の弾性支持部材
(12)と、前記自由部面(12b)に装着された弾性爪当
て部材(13)とからなる爪倒伏具(10)を、前記自由部
(12b)が前記引起し爪(2)の移動方向に揺動するよ
うに、前記引起しケース(4)内部の引起し作用終端部
に取り付けたことを特徴とする。
(ホ)作用 上記構成の引起し爪倒伏装置によれば、無端チェン
(3)の回動によって移動する引起し爪(2)が弾性爪
当て部材(13)に接当すると、弾性支持部材(12)の自
由部(12b)が引起し爪(2)の衝突力に応じて揺動す
る。
なお、カッコ内の符号は、図面を参照するためのもの
であって、何等構成を限定するものではない。
(ヘ)実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案による引起し爪倒伏装置を備えた穀稈
引起し装置の平面図である。なお、この図は引起しケー
スの前部ケースを取り外した状態を示している。
穀稈引起し装置1は、多数の引起し爪2を起伏自在に
取り付けた無端チェン3を、引起しケース4内部の上部
駆動輪(スプロケット)5と下部従動輪(スプロケッ
ト)6とに巻き掛けた構造になっている。引起しケース
4は、第2図に示すように、後部ケース7と前部ケース
(フロントカバー)8と側部ケース(サイドカバー)9
とからなり、無端チェン3は後部ケース7に取り付けら
れている。そして、起立状態で倒伏穀稈の引き起しをす
る引起し爪2は、その引起し作用を終えると倒伏状態と
なって引起しケース4内部を移動する。引起し爪2は、
引起しケース4内部の引起し作用終端部に設けられた爪
倒伏具10に接当して倒伏する。爪倒伏具10は側部ケース
9の側板9a部分にボルト11で取り付けられている。
爪倒伏具10は、第3図に示すように、引起しケース4
(側板9a)に固定される固定部12aと、この固定部12aに
対して傾斜して伸張された一体的な自由部12bを有する
と共に、この自由部12bが前記引起し爪2に当接する面
を有し、更に前記自由部12bが前記面に対して略々直交
する方向に揺動自在な板バネ製の弾性支持部材12と、自
由部12b面に装着(貼着)されたスポンジ製の弾性爪当
て部材13とからなる。そして、このような爪倒伏具10
は、上述のように側部ケース9の側板9a部分に取り付け
られて、その自由部12bが引起し爪2の移動方向に揺動
するようになっている。
上記の爪倒伏具10は、無端チェン3の回動で移動する
引起し爪2がその弾性爪当て部材13に接当すると、弾性
支持部材12の自由部12bが引起し爪2の衝突力に応じて
揺動することになる。このため、引起し爪2の衝突力
は、弾性爪当て部材13の持つ衝撃吸収力と弾性支持部材
12の自由部12bがその揺動によって発揮する衝撃吸収作
用とで緩和される。従って、本実施例の爪倒伏装置にお
いては引起し爪2の衝突力が高い場合でもそれを十分に
緩衝する能力がある。
また、上記爪倒伏具10は、引起し爪2によって巻き込
まれたワラ屑等を引起しケース4の前後方向(第1図に
おいて紙面に垂直な方向)に逃すことができるので、そ
れらが詰まって自由部12bの揺動に支障を来たすことが
ない。
なお、上記実施例の爪倒伏具10では、弾性支持部材12
に板バネを用い、弾性爪当て部材13にスポンジを用いた
が、いずれも他の弾性材料に変更することが可能であ
る。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案の穀稈引起し装置の引起
し爪倒伏装置は、引起しケース(4)に対して固定され
る固定部(12a)と、該固定部(12a)に対して傾斜して
伸張された自由部(12b)を有すると共に、該自由部(1
2b)が前記引起し爪(2)に当接する面を有し、前記自
由部(12b)が前記面に対して略々直交する方向に揺動
自在な板状の弾性支持部材(12)と、前記自由部(12
b)面に装着された弾性爪当て部材(13)とからなる爪
倒伏具(10)を、前記自由部(12b)が前記引起し爪
(2)の移動方向に揺動するように、前記引起しケース
(4)内部の引起し作用終端部に取り付けた構成とされ
ている。このため、弾性支持部材(12)の自由部(12
b)がその揺動作用で引起し爪(2)の衝突力を揺和す
ることになり、引起し爪(2)の高い衝突力に対しても
所定の緩衝性能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
図面はそれぞれ本考案の一実施例を示し、第1図は本考
案の引起し爪倒伏装置を備えた穀稈引起し装置の平面
図、第2図は同穀稈引起し装置の引起しケースを示した
縦断面図、第3図は爪倒伏具を示した斜視図である。 1…穀稈引起し装置、2…引起し爪、3…無端チェン、
4…引起しケース、5…上部駆動輪、6…下部従動輪、
10…爪倒伏具、12…弾性支持部材、12a…固定部、12b…
自由部、13…弾性爪当て部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の引起し爪を起伏自在に取り付けた無
    端チェンを、引起しケース内部の上部駆動輪と下部従動
    輪とに巻き掛けてなる穀稈引起し装置において、 固定部に対して傾斜して伸張された自由部を有すると共
    に、該自由部が前記引起し爪に当接する面を有し、前記
    自由部が前記面に対して略々直交する方向に揺動自在な
    板状の弾性支持部材と、 前記自由部面に装着された弾性爪当て部材とからなる爪
    倒伏具を、 前記自由部が前記引起し爪の移動方向に揺動するよう
    に、前記引起しケース内部の引起し作用終端部に取り付
    けた、 ことを特徴とする穀稈引起し装置の引起し爪倒伏装置。
JP4682390U 1990-05-01 1990-05-01 穀稈引起し装置の引起し爪倒伏装置 Expired - Lifetime JP2519013Y2 (ja)

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JPH046633U JPH046633U (ja) 1992-01-22
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