JP2582671B2 - ベルトラッパー - Google Patents
ベルトラッパーInfo
- Publication number
- JP2582671B2 JP2582671B2 JP2314745A JP31474590A JP2582671B2 JP 2582671 B2 JP2582671 B2 JP 2582671B2 JP 2314745 A JP2314745 A JP 2314745A JP 31474590 A JP31474590 A JP 31474590A JP 2582671 B2 JP2582671 B2 JP 2582671B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding drum
- winding
- belt
- web
- swing arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Winding Of Webs (AREA)
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフィルム等の長尺ウエブを巻付けベルトを用
いて巻取ドラムに巻き付け、該ウエブの巻取りを容易に
するためのベルトラッパーに関し、詳しくは、巻取ドラ
ムの巻取方向によってウエブを表巻きと裏巻きの巻取操
作を変えることのできるベルトラッパーに関するもので
ある。
いて巻取ドラムに巻き付け、該ウエブの巻取りを容易に
するためのベルトラッパーに関し、詳しくは、巻取ドラ
ムの巻取方向によってウエブを表巻きと裏巻きの巻取操
作を変えることのできるベルトラッパーに関するもので
ある。
(従来の技術) フィルム等の長尺ウエブを巻き取る装置として、張設
された巻付けベルトを巻取ドラムの外周に巻き掛け、こ
の巻付けベルトとこの巻取ドラムとの間に上記長尺ウエ
ブを案内し、ウエブをこの巻付ベルトによりドラム外周
に押圧しながら巻き付けるベルトラッパーが知られてい
る。このようなベルトラッパーに関する従来技術として
は特開昭62−130714号公報あるいは実開昭55−27231号
公報に記載されたものがある。
された巻付けベルトを巻取ドラムの外周に巻き掛け、こ
の巻付けベルトとこの巻取ドラムとの間に上記長尺ウエ
ブを案内し、ウエブをこの巻付ベルトによりドラム外周
に押圧しながら巻き付けるベルトラッパーが知られてい
る。このようなベルトラッパーに関する従来技術として
は特開昭62−130714号公報あるいは実開昭55−27231号
公報に記載されたものがある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記前者の装置はベルトラッパー全体
を旋回させて表巻きと裏巻きの操作を変更しており、こ
の旋回のための大きなスペースを必要とする。また、こ
の旋回のために、巻取ドラムにベルトを巻き掛けるアク
チュータとは別のアクチュータが必要とされ、装置コス
トが高価になる等の問題がある。
を旋回させて表巻きと裏巻きの操作を変更しており、こ
の旋回のための大きなスペースを必要とする。また、こ
の旋回のために、巻取ドラムにベルトを巻き掛けるアク
チュータとは別のアクチュータが必要とされ、装置コス
トが高価になる等の問題がある。
また、後者の装置は、巻回されたウエブの外周に接触
させたドラム径検出ローラによってドラム径を検出し、
これによりウエブの案内部材の配設位置を設定するよう
にしているが、このような検出ローラはウエブの表面と
接触させておく必要があるためこの表面に多数の傷がつ
いてしまうという問題がある。
させたドラム径検出ローラによってドラム径を検出し、
これによりウエブの案内部材の配設位置を設定するよう
にしているが、このような検出ローラはウエブの表面と
接触させておく必要があるためこの表面に多数の傷がつ
いてしまうという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、装置稼動の
ためのスペースを小さくすることができるとともにベル
ト巻掛用のアクチュータ以外のアクチュータを不要とす
ることができ、さらにドラム径検出ローラによるウエブ
表面の損傷を回避し得るベルトラッパーを提供すること
を目的とするものである。
ためのスペースを小さくすることができるとともにベル
ト巻掛用のアクチュータ以外のアクチュータを不要とす
ることができ、さらにドラム径検出ローラによるウエブ
表面の損傷を回避し得るベルトラッパーを提供すること
を目的とするものである。
本発明は更に又、ウエブ先端折れ等の品質故障の生じ
ないベルトラッパーを提供することも目的としている。
ないベルトラッパーを提供することも目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明のベルトラッパーは、張設されたベルトを巻取
ドラムの外周に巻き掛け、このベルトとこの巻取ドラム
との間にウエブを案内して、このウエブをこの巻取ドラ
ムの外周に押圧しつつ巻き取るベルトラッパーであっ
て、上記ウエブの表巻きが行なわれる場合に、上記巻取
ドラム方向に傾倒して上記ベルトの、この巻取ドラムへ
の巻掛角を増加せしめる第1のスイングアームと、この
第1のスイングアームとは上記巻取ドラムを挟んで略対
称位置に配され、上記ウエブの裏巻きが行なわれる場合
に、この巻取ドラム方向に傾倒して上記ベルトの、この
巻取ドラムへの巻掛角を増加せしめる第2のスイングア
ームと、これら2つのスイングアームを上記巻取ドラム
方向またはこの方向とは反対の方向に駆動する回転部材
と、この回転部材と上記各スイングアームを連結し、こ
の回転部材の回転方向および回転量に応じて上記2つの
スイングアームのいずれか一方または両方を所定量だけ
傾倒せしめるリンク機構と、上記ウエブの巻取情報に基
づいて上記回転部材の回転量を制御する1つのモータか
らなり、上記第1および第2のスイングアームの傾倒中
心位置は、上記巻取ドラムの径の大きさに応じて、それ
らの傾倒中心を結ぶ線が上記巻取ドラムに対して前後動
する方向に移動調節されるものであることを特徴とする
ものである。
ドラムの外周に巻き掛け、このベルトとこの巻取ドラム
との間にウエブを案内して、このウエブをこの巻取ドラ
ムの外周に押圧しつつ巻き取るベルトラッパーであっ
て、上記ウエブの表巻きが行なわれる場合に、上記巻取
ドラム方向に傾倒して上記ベルトの、この巻取ドラムへ
の巻掛角を増加せしめる第1のスイングアームと、この
第1のスイングアームとは上記巻取ドラムを挟んで略対
称位置に配され、上記ウエブの裏巻きが行なわれる場合
に、この巻取ドラム方向に傾倒して上記ベルトの、この
巻取ドラムへの巻掛角を増加せしめる第2のスイングア
ームと、これら2つのスイングアームを上記巻取ドラム
方向またはこの方向とは反対の方向に駆動する回転部材
と、この回転部材と上記各スイングアームを連結し、こ
の回転部材の回転方向および回転量に応じて上記2つの
スイングアームのいずれか一方または両方を所定量だけ
傾倒せしめるリンク機構と、上記ウエブの巻取情報に基
づいて上記回転部材の回転量を制御する1つのモータか
らなり、上記第1および第2のスイングアームの傾倒中
心位置は、上記巻取ドラムの径の大きさに応じて、それ
らの傾倒中心を結ぶ線が上記巻取ドラムに対して前後動
する方向に移動調節されるものであることを特徴とする
ものである。
(作用) 上記構成によれば、巻取ドラムの両側に設けられた2
つのスイングアームのうち、表巻き操作をするときは一
方のスイングアームを、裏巻き操作をするときは他方の
スイングアームを各々巻取ドラム方向に大きく傾倒する
ようにしており、また、これらの傾倒動作は1つの回転
部材および、この回転部材と上記2つのスイングアーム
とを連結するリンク機構により駆動されるようになって
いるのでベルト巻掛部全体を旋回させる必要がなく、ま
た、アクチュータは1つで足りる。これにより装置稼動
スペースを小とすることができ、また装置コストの低廉
化を図ることができる。
つのスイングアームのうち、表巻き操作をするときは一
方のスイングアームを、裏巻き操作をするときは他方の
スイングアームを各々巻取ドラム方向に大きく傾倒する
ようにしており、また、これらの傾倒動作は1つの回転
部材および、この回転部材と上記2つのスイングアーム
とを連結するリンク機構により駆動されるようになって
いるのでベルト巻掛部全体を旋回させる必要がなく、ま
た、アクチュータは1つで足りる。これにより装置稼動
スペースを小とすることができ、また装置コストの低廉
化を図ることができる。
また、上記構成によれば、第1および第2のスイング
アームの傾倒中心位置は、巻取ドラムの径の大きさに応
じて、それらの傾倒中心を結ぶ線が巻取ドラムに対して
前後動する方向に移動調節されるので、巻取ドラムの径
が異なっても常にラッパーベルトの巻取ドラムへの巻掛
角を最大にすることができ、巻取ドラムの径に拘らず常
に長尺ウエブを巻取ドラムに確実にかつ良好に巻き付け
ることができる。
アームの傾倒中心位置は、巻取ドラムの径の大きさに応
じて、それらの傾倒中心を結ぶ線が巻取ドラムに対して
前後動する方向に移動調節されるので、巻取ドラムの径
が異なっても常にラッパーベルトの巻取ドラムへの巻掛
角を最大にすることができ、巻取ドラムの径に拘らず常
に長尺ウエブを巻取ドラムに確実にかつ良好に巻き付け
ることができる。
さらに上記構成によればウエブの巻径を検出するロー
ラを設けておらず、一方、例えば巻取ドラムの径等の巻
取情報に基づきモータによって高精度で上記回転部材の
回転量を制御するようにしているので、ウエブ表面に検
出ローラ接触による傷をつけることなくスイングアーム
の位置を制御することができる。
ラを設けておらず、一方、例えば巻取ドラムの径等の巻
取情報に基づきモータによって高精度で上記回転部材の
回転量を制御するようにしているので、ウエブ表面に検
出ローラ接触による傷をつけることなくスイングアーム
の位置を制御することができる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について図面を用いて説明す
る。
る。
第1図は本発明の実施例に係るベルトラッパーを示す
側面図である。すなわち、このベルトラッパーはフイル
ムからなる長尺のウエブ1を巻き取る巻取ドラム2と、
この巻取ドラム2の外周に巻き掛けられ、巻取ドラム2
との間に上記ウエブ1を挾持してこのウエブ1の巻取り
を良好に行なわしめるエンドレスベルトよりなるラッパ
ーベルト3と、ウエブ1の表巻き操作時に、巻取ドラム
2方向に大きく傾倒してこのラッパーベルト3の巻取ド
ラム2への巻掛角を大きくする第1のスイングアーム5A
と、この第1のスイングアーム5Aとは巻取ドラム2を挟
んで対称となる位置に配され、ウエブ1の裏巻き操作時
に、巻取ドラム2方向に大きく傾倒して上記ラッパーベ
ルト3の巻取ドラム2への巻掛角を大きくする第2のス
イングアーム5Bと、この2つのスイングアーム5A,5Bの
うちいずれか一方を巻取ドラム2方向に大きく傾倒せし
め、他方をこの方向に若干量傾倒せしめるように回転す
る回転部材4と、この回転部材4と上記2つのスイング
アーム5A,5Bとを連結し、この回転部材4の回転動作に
応じてこれら2つのスイングアーム5A,5Bに所定の動作
をなさしめるリンク機構42A,B,51A,B,53,54,55A,B,56A,
B(以下リンク機構42A,B等と称する)と、上記巻取ドラ
ム2の径等の巻取情報に基づいて回転部材4を所定の角
度だけ回転せしめるモータ、例えばパルスモータ41とか
らなっている。
側面図である。すなわち、このベルトラッパーはフイル
ムからなる長尺のウエブ1を巻き取る巻取ドラム2と、
この巻取ドラム2の外周に巻き掛けられ、巻取ドラム2
との間に上記ウエブ1を挾持してこのウエブ1の巻取り
を良好に行なわしめるエンドレスベルトよりなるラッパ
ーベルト3と、ウエブ1の表巻き操作時に、巻取ドラム
2方向に大きく傾倒してこのラッパーベルト3の巻取ド
ラム2への巻掛角を大きくする第1のスイングアーム5A
と、この第1のスイングアーム5Aとは巻取ドラム2を挟
んで対称となる位置に配され、ウエブ1の裏巻き操作時
に、巻取ドラム2方向に大きく傾倒して上記ラッパーベ
ルト3の巻取ドラム2への巻掛角を大きくする第2のス
イングアーム5Bと、この2つのスイングアーム5A,5Bの
うちいずれか一方を巻取ドラム2方向に大きく傾倒せし
め、他方をこの方向に若干量傾倒せしめるように回転す
る回転部材4と、この回転部材4と上記2つのスイング
アーム5A,5Bとを連結し、この回転部材4の回転動作に
応じてこれら2つのスイングアーム5A,5Bに所定の動作
をなさしめるリンク機構42A,B,51A,B,53,54,55A,B,56A,
B(以下リンク機構42A,B等と称する)と、上記巻取ドラ
ム2の径等の巻取情報に基づいて回転部材4を所定の角
度だけ回転せしめるモータ、例えばパルスモータ41とか
らなっている。
また、上記ラッパーベルト3は複数個の案内プーリ9A
〜Eおよび可動プーリ92A,Bによって案内され、その張
力はテンションバー91によって調節されている。また、
上記リンク機構42A,B等は複数個のリンクを回り継手に
より連結したものであり、その先端には巻取ドラム2に
巻回されたウエブ1を案内するガイド爪52A,Bが取り付
けられている。なお、このリンク機構42A,B等における
各リンクの長さの比は次のようになっている。すなわ
ち、回転部材4の回転軸位置から回り継手42Aの中心ま
での距離をA、回り継手42Aの中心と回り継手53の中心
との距離をB、回り継手53の中心と回り継手54の中心と
の距離をC、回り継手53の中心と案内プーリ9Eの中心
(スイングアーム5Aの回転中心)との距離をD、案内プ
ーリ9Eの中心と可動プーリ92Aの中心(ガイド爪52Aの回
転中心)との距離をE、回り継手54の中心と回り継手51
Aの中心との距離をF、回り継手51Aの中心と可動プーリ
92Aの中心との距離をGとすれば、 A:B:C:D:E:F:G≒2:6:2:1:6:5:1 となっている。
〜Eおよび可動プーリ92A,Bによって案内され、その張
力はテンションバー91によって調節されている。また、
上記リンク機構42A,B等は複数個のリンクを回り継手に
より連結したものであり、その先端には巻取ドラム2に
巻回されたウエブ1を案内するガイド爪52A,Bが取り付
けられている。なお、このリンク機構42A,B等における
各リンクの長さの比は次のようになっている。すなわ
ち、回転部材4の回転軸位置から回り継手42Aの中心ま
での距離をA、回り継手42Aの中心と回り継手53の中心
との距離をB、回り継手53の中心と回り継手54の中心と
の距離をC、回り継手53の中心と案内プーリ9Eの中心
(スイングアーム5Aの回転中心)との距離をD、案内プ
ーリ9Eの中心と可動プーリ92Aの中心(ガイド爪52Aの回
転中心)との距離をE、回り継手54の中心と回り継手51
Aの中心との距離をF、回り継手51Aの中心と可動プーリ
92Aの中心との距離をGとすれば、 A:B:C:D:E:F:G≒2:6:2:1:6:5:1 となっている。
また、このベルトラッパーの左右上部各々からは屈曲
したウエブガイド板31A,Bが垂下され、バネで固定され
ており、このウエブガイド板31A,Bは上記2つのスイン
グアーム5A,Bの先端によって押圧移動され、ウエブ1を
安定して進入させ得る位置に設定されることとなる。
したウエブガイド板31A,Bが垂下され、バネで固定され
ており、このウエブガイド板31A,Bは上記2つのスイン
グアーム5A,Bの先端によって押圧移動され、ウエブ1を
安定して進入させ得る位置に設定されることとなる。
なお、第1図は表巻きを行なう場合における操作状態
を示したものであり、裏巻きを行なう場合の操作は第1
のスイングアーム5Aの巻取ドラム2への傾倒量を少なく
せしめるとともに第2のスイングアーム5Bをこの巻取ド
ラム2方向に傾倒せしめることにより行なう。
を示したものであり、裏巻きを行なう場合の操作は第1
のスイングアーム5Aの巻取ドラム2への傾倒量を少なく
せしめるとともに第2のスイングアーム5Bをこの巻取ド
ラム2方向に傾倒せしめることにより行なう。
この表巻きの操作と裏巻きの操作を第2図によって説
明する。なお、この第2図においては説明の便宜上ラッ
パーベルト3が描かれていない。
明する。なお、この第2図においては説明の便宜上ラッ
パーベルト3が描かれていない。
待機状態においては(a)で示されるように巻取ドラ
ム2とスイングアーム5A,Bが互いに離れた待機位置に配
されており、また2つのスイングアーム5A,Bは互いに線
対称位置に配されている。次に、ウエブ1の巻付けが開
始されるとまず(b)に示されるように、この2つのス
イングアーム5A,Bが巻取ドラム2方向に進出してこのド
ラム2を包囲する。次に(c)に示されるように、回転
部材4が表巻きのときは左方向に、裏巻きのときは右方
向に回転し、この結果表巻きのときは第1のスイングア
ーム5Aが、裏巻きのときは第2のスイングアーム5Bが巻
取ドラム2方向に大きく傾倒する。なお、このときラッ
パーベルト3が巻取ドラム2に巻き掛けられる。
ム2とスイングアーム5A,Bが互いに離れた待機位置に配
されており、また2つのスイングアーム5A,Bは互いに線
対称位置に配されている。次に、ウエブ1の巻付けが開
始されるとまず(b)に示されるように、この2つのス
イングアーム5A,Bが巻取ドラム2方向に進出してこのド
ラム2を包囲する。次に(c)に示されるように、回転
部材4が表巻きのときは左方向に、裏巻きのときは右方
向に回転し、この結果表巻きのときは第1のスイングア
ーム5Aが、裏巻きのときは第2のスイングアーム5Bが巻
取ドラム2方向に大きく傾倒する。なお、このときラッ
パーベルト3が巻取ドラム2に巻き掛けられる。
次に(d)に示されるようにウエブ1が巻取ドラム2
に巻き付けられる。この巻き付けはウエブ1がラッパー
ベルト3およびガイド爪52A,Bによりガイドされること
によって円滑に行なわれる。次に(e)に示されるよう
に巻付けが終了すると、回転部材4が元の位置に戻るこ
とにより、傾倒していたスイングアーム5A,Bも元の位置
に戻る。さらに(f)に示されるように、2つのスイン
グアーム5A,Bが巻取ドラムの位置から後退しスタンバイ
位置に戻り、ウエブ1の巻取りが行なわれる。
に巻き付けられる。この巻き付けはウエブ1がラッパー
ベルト3およびガイド爪52A,Bによりガイドされること
によって円滑に行なわれる。次に(e)に示されるよう
に巻付けが終了すると、回転部材4が元の位置に戻るこ
とにより、傾倒していたスイングアーム5A,Bも元の位置
に戻る。さらに(f)に示されるように、2つのスイン
グアーム5A,Bが巻取ドラムの位置から後退しスタンバイ
位置に戻り、ウエブ1の巻取りが行なわれる。
このように、上記実施例装置においては、1つの回転
部材4の回転によりスイングアーム5A,B,ガイド爪52A,B
さらにはウエブガイド板31A,Bが所定の位置に設定され
るため操作が極めて容易であり、また、装置コストが安
価で装置の設置スペースもコンパクトとなし得る。
部材4の回転によりスイングアーム5A,B,ガイド爪52A,B
さらにはウエブガイド板31A,Bが所定の位置に設定され
るため操作が極めて容易であり、また、装置コストが安
価で装置の設置スペースもコンパクトとなし得る。
次に、巻取ドラム2の径の変化に応じて行なわれる操
作を第3A図および第3B図を用いて説明する。まず巻取ド
ラム2の径が大きいときは、第3A図(a)で示されるよ
うに、ラッパーベルト3が巻取ドラム2にセットされた
際において、可動プーリ92A,Bの支点位置10が巻取ドラ
ム2の中心Oと同じ高さに設定される。次に、回転部材
4の回転角度が大きく設定され、第3A図(b)で示され
るように、巻掛角度が最大(約310゜)となるようラッ
パーベルト3が巻取ドラム2に巻き掛けられる。一方、
巻取ドラム2の径が小さいときには、第3B図(a)で示
されるように、ラッパーベルト3が巻取ドラム2にセッ
トされた際において、可動プーリ92A,Bの支点位置10が
巻取ドラム2の中心Oの位置よりも下方に位置するよう
に設定されている。次に、回転部材4の回転角度が小さ
く設定され、第3B図(b)で示されるように、巻掛角度
が最大(約310゜)となるようラッパーベルト3が巻取
ドラム2に巻き掛けられる。
作を第3A図および第3B図を用いて説明する。まず巻取ド
ラム2の径が大きいときは、第3A図(a)で示されるよ
うに、ラッパーベルト3が巻取ドラム2にセットされた
際において、可動プーリ92A,Bの支点位置10が巻取ドラ
ム2の中心Oと同じ高さに設定される。次に、回転部材
4の回転角度が大きく設定され、第3A図(b)で示され
るように、巻掛角度が最大(約310゜)となるようラッ
パーベルト3が巻取ドラム2に巻き掛けられる。一方、
巻取ドラム2の径が小さいときには、第3B図(a)で示
されるように、ラッパーベルト3が巻取ドラム2にセッ
トされた際において、可動プーリ92A,Bの支点位置10が
巻取ドラム2の中心Oの位置よりも下方に位置するよう
に設定されている。次に、回転部材4の回転角度が小さ
く設定され、第3B図(b)で示されるように、巻掛角度
が最大(約310゜)となるようラッパーベルト3が巻取
ドラム2に巻き掛けられる。
このように本実施例装置においては巻取ドラム2の径
に応じてスイングアーム5A,Bの上下位置や回転角度を変
更するようにしているのでラッパーベルト3の巻掛角を
最大とすることが可能となる。上記スイングアーム5A,B
の上下位置を変更するということは、第3A図および第3B
図に示されているように、スイングアーム5A,Bの傾倒中
心(第1図における案内プーリ9E,9Dの中心)位置を、
それらの傾倒中心を結ぶ線10が巻取ドラム2に対して前
後動する方向に移動調節するということである。なお、
第3A図および第3B図で示されるように傾倒したスイング
アーム5A,Bに係るガイド爪52A,Bはこのスイングアーム5
A,Bに対して傾きを変えられるようになっており、傾倒
量が少ない側のガイド爪52A,Bとウエブ1との干渉を避
けるようにしているので、ラッパーベルト3の巻掛角を
大きくすることが可能となる。
に応じてスイングアーム5A,Bの上下位置や回転角度を変
更するようにしているのでラッパーベルト3の巻掛角を
最大とすることが可能となる。上記スイングアーム5A,B
の上下位置を変更するということは、第3A図および第3B
図に示されているように、スイングアーム5A,Bの傾倒中
心(第1図における案内プーリ9E,9Dの中心)位置を、
それらの傾倒中心を結ぶ線10が巻取ドラム2に対して前
後動する方向に移動調節するということである。なお、
第3A図および第3B図で示されるように傾倒したスイング
アーム5A,Bに係るガイド爪52A,Bはこのスイングアーム5
A,Bに対して傾きを変えられるようになっており、傾倒
量が少ない側のガイド爪52A,Bとウエブ1との干渉を避
けるようにしているので、ラッパーベルト3の巻掛角を
大きくすることが可能となる。
また、本実施例装置を幅方向に複数台並列しておき、
幅の小さいウエブ1に対しては1台の装置を用い、また
幅の大きいウエブ1に対しては複数台の装置を用いるよ
うにする。各装置の幅をなるべく小さくしておけば、多
種サイズのものに対応させることが容易である。
幅の小さいウエブ1に対しては1台の装置を用い、また
幅の大きいウエブ1に対しては複数台の装置を用いるよ
うにする。各装置の幅をなるべく小さくしておけば、多
種サイズのものに対応させることが容易である。
なお、本実施例装置によれば、ラッパーベルト3の巻
掛角が最大となり、ガイド爪52A,Bによってウエブ1を
2周目のウエブ進入位置付近でガイドしているためウエ
ブ1のカールによる巻付けへの悪影響が少なくなった。
掛角が最大となり、ガイド爪52A,Bによってウエブ1を
2周目のウエブ進入位置付近でガイドしているためウエ
ブ1のカールによる巻付けへの悪影響が少なくなった。
(発明の効果) 以上説明したように本発明のベルトラッパーによれ
ば、巻取ドラム上にラッパーベルトを巻き掛けるスイン
グアームの傾倒動作を1つの回転部材と、この回転部材
をスイングアームと連結するリンク機構により行なうよ
うにしており、ウエブ巻付部全体を旋回させる必要がな
く、またアクチュータは1つで足りるので、装置稼動ス
ペースを小とすることができるとともに装置コストの低
廉化を図ることができる。
ば、巻取ドラム上にラッパーベルトを巻き掛けるスイン
グアームの傾倒動作を1つの回転部材と、この回転部材
をスイングアームと連結するリンク機構により行なうよ
うにしており、ウエブ巻付部全体を旋回させる必要がな
く、またアクチュータは1つで足りるので、装置稼動ス
ペースを小とすることができるとともに装置コストの低
廉化を図ることができる。
また、第1および第2のスイングアームの傾倒中心位
置は、巻取ドラムの径の大きさに応じて、それらの傾倒
中心を結ぶ線が巻取ドラムに対して前後動する方向に移
動調節されるので、巻取ドラムの径が異なっても常にラ
ッパーベルトの巻取ドラムへの巻掛角を最大にすること
ができ、巻取ドラムの径に拘らず常に長尺ウエブを巻取
ドラムに確実にかつ良好に巻き付けることができる。
置は、巻取ドラムの径の大きさに応じて、それらの傾倒
中心を結ぶ線が巻取ドラムに対して前後動する方向に移
動調節されるので、巻取ドラムの径が異なっても常にラ
ッパーベルトの巻取ドラムへの巻掛角を最大にすること
ができ、巻取ドラムの径に拘らず常に長尺ウエブを巻取
ドラムに確実にかつ良好に巻き付けることができる。
さらに、ウエブ巻径を検出するローラを設けておら
ず、また回転速度等の巻取情報に基づきパルスモータに
よって回転部材の回転を制御するようにしているので、
ウエブ表面に傷をつけることなくスイングアームの位置
を制御することができる。
ず、また回転速度等の巻取情報に基づきパルスモータに
よって回転部材の回転を制御するようにしているので、
ウエブ表面に傷をつけることなくスイングアームの位置
を制御することができる。
第1図は本発明の実施例に係るベルトラッパーを示す側
面図、第2図は第1図のベルトラッパーを用いて表巻
き,裏巻きの各操作が行なわれる様子を説明するための
概略図、第3A図および第3B図は巻取ドラム径が大きくな
った場合および小さくなった場合における第1図のベル
トラッパーの操作を説明するための概略図である。 1……ウエブ、2……巻取ドラム 3……ラッパーベルト、4……回転部材 5A,B……スイングアーム 9A〜E……案内プーリ 31A,B……ウエブガイド板 41……パルスモータ 42A,B,51A,B,53,54,55A,B,56A,B……リンク機構 52A,B……ガイド爪、91……テンションバー 92A,B……可動プーリ
面図、第2図は第1図のベルトラッパーを用いて表巻
き,裏巻きの各操作が行なわれる様子を説明するための
概略図、第3A図および第3B図は巻取ドラム径が大きくな
った場合および小さくなった場合における第1図のベル
トラッパーの操作を説明するための概略図である。 1……ウエブ、2……巻取ドラム 3……ラッパーベルト、4……回転部材 5A,B……スイングアーム 9A〜E……案内プーリ 31A,B……ウエブガイド板 41……パルスモータ 42A,B,51A,B,53,54,55A,B,56A,B……リンク機構 52A,B……ガイド爪、91……テンションバー 92A,B……可動プーリ
Claims (1)
- 【請求項1】張設されたベルトを巻取ドラムの外周に巻
き掛け、このベルトとこの巻取ドラムとの間にウエプを
案内して、このウエブをこの巻取ドラムの外周に押圧し
つつ巻き取るベルトラッパーにおいて、 前記ウエブの表巻きが行なわれる場合に、前記巻取ドラ
ム方向に傾倒して前記ベルトの、この巻取ドラムへの巻
掛角を増加せしめる第1のスイングアームと、 この第1のスイングアームとは前記巻取ドラムを挟んで
略対称位置に配され、前記ウエブの裏巻きが行なわれる
場合に、この巻取ドラム方向に傾倒して前記ベルトの、
この巻取ドラムへの巻掛角を増加せしめる第2のスイン
グアームと、 これら2つのスイングアームを前記巻取ドラム方向また
はこの方向とは反対方向に駆動する回転部材と、 この回転部材と前記各スイングアームを連結し、この回
転部材の回転方向および回転量に応じて前記2つのスイ
ングアームのいずれか一方または両方を所定量だけ傾倒
せしめるリンク機構と、 前記ウエブの巻取情報に基づいて前記回転部材の回転を
制御する1つのモータとからなり、 前記第1および第2のスイングアームの傾倒中心位置
は、前記巻取ドラムの径の大きさに応じて、それらの傾
倒中心を結ぶ線が前記巻取ドラムに対して前後動する方
向に移動調節されるものであることを特徴とするベルト
ラッパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2314745A JP2582671B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | ベルトラッパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2314745A JP2582671B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | ベルトラッパー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04189241A JPH04189241A (ja) | 1992-07-07 |
JP2582671B2 true JP2582671B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=18057078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2314745A Expired - Fee Related JP2582671B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | ベルトラッパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582671B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100863742B1 (ko) * | 2002-08-30 | 2008-10-16 | 주식회사 포스코 | 양방향 랩핑이 가능한 텐션릴용 벨트랩퍼 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62130714A (ja) * | 1985-12-04 | 1987-06-13 | Hitachi Ltd | 金属板巻取装置 |
JPH0698391B2 (ja) * | 1986-03-31 | 1994-12-07 | 三菱重工業株式会社 | パス切換式ベルトラツパ |
-
1990
- 1990-11-20 JP JP2314745A patent/JP2582671B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04189241A (ja) | 1992-07-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2367952A1 (en) | Device and method for unwinding reels of web material | |
JP2582671B2 (ja) | ベルトラッパー | |
US5058820A (en) | Strip-like member take-up device | |
JPH0741253A (ja) | ケーブル張力検出装置及びこれを利用したケーブル用適正張力設定装置 | |
JPS622199Y2 (ja) | ||
US5204791A (en) | Tape loading device of a video tape recorder having a linkage driven inclined auxiliary tape guide member | |
JPH0728600Y2 (ja) | テ−プ走行装置 | |
US5775616A (en) | Tape tension control apparatus for video cassette tape recorder | |
JPH0691579A (ja) | ワイヤ駆動多関節装置 | |
JP2808656B2 (ja) | テープ走行装置 | |
JPH06314454A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPH0665579B2 (ja) | 巻線機のテンション装置 | |
JP3424257B2 (ja) | テープ記録再生装置 | |
JPH1133971A (ja) | 多関節ロボット | |
JPS62196274A (ja) | 巻きつけ機 | |
JPS63161529A (ja) | テ−プ走行装置 | |
JPH10277984A (ja) | 多関節ロボットとそのベルトテンション調整方法 | |
JP2555217Y2 (ja) | 巻取機の接圧機構 | |
JP3572688B2 (ja) | テープローディング機構 | |
JPH10300728A (ja) | 外壁診断装置 | |
JPH0356893Y2 (ja) | ||
JPH0724034Y2 (ja) | 温室等におけるシート張設装置 | |
JPH0133219Y2 (ja) | ||
JPS5858736B2 (ja) | テ−プ駆動装置 | |
KR0160898B1 (ko) | 테이프 레코더의 핀치로울러 구동장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |