JP2582628Y2 - スプリングコネクター - Google Patents
スプリングコネクターInfo
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- JP2582628Y2 JP2582628Y2 JP9184692U JP9184692U JP2582628Y2 JP 2582628 Y2 JP2582628 Y2 JP 2582628Y2 JP 9184692 U JP9184692 U JP 9184692U JP 9184692 U JP9184692 U JP 9184692U JP 2582628 Y2 JP2582628 Y2 JP 2582628Y2
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- JP
- Japan
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- movable terminal
- inner end
- tubular member
- spring connector
- peripheral surface
- Prior art date
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、導電性の筒状部材に、
開口端部から突出部を外方に突出させるとともに、外方
に抜け出さないようにして軸方向に摺動自在に可動端子
が嵌装され、コイルスプリングで外方に向けて弾性付勢
されたスプリングコネクターに関するものである。
開口端部から突出部を外方に突出させるとともに、外方
に抜け出さないようにして軸方向に摺動自在に可動端子
が嵌装され、コイルスプリングで外方に向けて弾性付勢
されたスプリングコネクターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のスプリングコネクターの
一例の縦断面図である。図5において、導電性の棒状部
材の一端から軸方向に深い有底孔を穿設して筒状部材1
0となし、他端部に小径の固定端子12が一体形成され
る。そして、筒状部材10の開口端部に、内周径より小
さい内径を有する狭搾部14が形成される。この筒状部
材10内には、突出部16を外方に突出させるとともに
狭搾部14により外方に抜け出さないようにして内周面
に摺接して軸方向に摺動自在に導電性の可動端子18が
嵌装される。また、可動端子18の内側端面より軸方向
に凹部20が設けられ、この凹部20と筒状部材10を
形成する有底孔の底部との間に、コイルスプリング22
が縮設される。
一例の縦断面図である。図5において、導電性の棒状部
材の一端から軸方向に深い有底孔を穿設して筒状部材1
0となし、他端部に小径の固定端子12が一体形成され
る。そして、筒状部材10の開口端部に、内周径より小
さい内径を有する狭搾部14が形成される。この筒状部
材10内には、突出部16を外方に突出させるとともに
狭搾部14により外方に抜け出さないようにして内周面
に摺接して軸方向に摺動自在に導電性の可動端子18が
嵌装される。また、可動端子18の内側端面より軸方向
に凹部20が設けられ、この凹部20と筒状部材10を
形成する有底孔の底部との間に、コイルスプリング22
が縮設される。
【0003】かかる構成において、可動端子18は、コ
イルスプリング22の弾力により外方に突出部16を突
出させており、この突出部16の先端が被検査点等によ
り押圧されると収納方向に後退する。ここで、可動端子
18が筒状部材10の内周面に摺接しているので、被検
査点から可動端子18と筒状部材10を経由して固定端
子12に至る電気経路が構成されている。
イルスプリング22の弾力により外方に突出部16を突
出させており、この突出部16の先端が被検査点等によ
り押圧されると収納方向に後退する。ここで、可動端子
18が筒状部材10の内周面に摺接しているので、被検
査点から可動端子18と筒状部材10を経由して固定端
子12に至る電気経路が構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来例にあっ
ては、筒状部材10の内周面の径と可動端子18の摺接
外周面の径とが適宜に設定されていれば、確実な電気経
路を常に維持し得る。しかし、寸法精度が悪化すると、
可動端子18が押圧されて後退したときに筒状部材10
の内周面と摺接せず、可動端子18からコイルスプリン
グ22を経由して固定端子12に至る電気経路が構成さ
れ、導通抵抗値が大きくなって、不良となる虞があっ
た。そこで、加工寸法を高い精度に保たなければなら
ず、量産に適していないという不具合があった。
ては、筒状部材10の内周面の径と可動端子18の摺接
外周面の径とが適宜に設定されていれば、確実な電気経
路を常に維持し得る。しかし、寸法精度が悪化すると、
可動端子18が押圧されて後退したときに筒状部材10
の内周面と摺接せず、可動端子18からコイルスプリン
グ22を経由して固定端子12に至る電気経路が構成さ
れ、導通抵抗値が大きくなって、不良となる虞があっ
た。そこで、加工寸法を高い精度に保たなければなら
ず、量産に適していないという不具合があった。
【0005】本考案は、上記した従来のスプリングコネ
クターの事情に鑑みてなされたもので、導通抵抗値の小
さい一定な電気経路が確実に維持されるスプリングコネ
クターを提供することを目的とする。
クターの事情に鑑みてなされたもので、導通抵抗値の小
さい一定な電気経路が確実に維持されるスプリングコネ
クターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案のスプリングコネクターは、導電性の筒状
部材の開口端部に狭搾部を設け、導電性の可動端子を前
記開口端部から突出部を外方に突出させるとともに外方
に抜け出さないようにして前記筒状部材の内周面に摺接
して軸方向に摺動自在に嵌装し、前記筒状部材に内装さ
れたコイルスプリングにより前記可動端子を外方に向け
て弾性付勢したスプリングコネクターにおいて、前記可
動端子に内側端より孔を深く穿設して内側端から中央部
を筒状となし、この筒状の部分に内側端より軸方向に複
数のスリットを設けるとともに内側端方向に拡径するテ
ーパー状として前記筒状部材の内周面に弾接するように
構成されている。
めに、本考案のスプリングコネクターは、導電性の筒状
部材の開口端部に狭搾部を設け、導電性の可動端子を前
記開口端部から突出部を外方に突出させるとともに外方
に抜け出さないようにして前記筒状部材の内周面に摺接
して軸方向に摺動自在に嵌装し、前記筒状部材に内装さ
れたコイルスプリングにより前記可動端子を外方に向け
て弾性付勢したスプリングコネクターにおいて、前記可
動端子に内側端より孔を深く穿設して内側端から中央部
を筒状となし、この筒状の部分に内側端より軸方向に複
数のスリットを設けるとともに内側端方向に拡径するテ
ーパー状として前記筒状部材の内周面に弾接するように
構成されている。
【0007】また、導電性の筒状部材の開口端部に狭搾
部を設け、導電性の可動端子を前記開口端部から突出部
を外方に突出させるとともに外方に抜け出さないように
して前記筒状部材の内周面に摺接して軸方向に摺動自在
に嵌装し、前記筒状部材に内装されたコイルスプリング
により前記可動端子を外方に向けて弾性付勢したスプリ
ングコネクターにおいて、前記可動端子を前記突出部が
閉塞された筒状に板金成形し、この可動端子に内側端よ
り軸方向に複数のスリットを設けるとともに内側端方向
に拡径するテーパー状として前記筒状部材の内周面に弾
接するように構成しても良い。
部を設け、導電性の可動端子を前記開口端部から突出部
を外方に突出させるとともに外方に抜け出さないように
して前記筒状部材の内周面に摺接して軸方向に摺動自在
に嵌装し、前記筒状部材に内装されたコイルスプリング
により前記可動端子を外方に向けて弾性付勢したスプリ
ングコネクターにおいて、前記可動端子を前記突出部が
閉塞された筒状に板金成形し、この可動端子に内側端よ
り軸方向に複数のスリットを設けるとともに内側端方向
に拡径するテーパー状として前記筒状部材の内周面に弾
接するように構成しても良い。
【0008】そして、前記スリットの幅を、内側端より
スリット終端で広く形成して構成することもできる。
スリット終端で広く形成して構成することもできる。
【0009】さらに、前記スリットの幅を、スリット終
端より内側端で広く形成して構成することもできる。
端より内側端で広く形成して構成することもできる。
【0010】
【作 用】可動端子に内側端より孔を深く穿設して内側
端から中央部を筒状となし、この筒状にスリットを設け
るとともにテーパー状としたので、可動端子の内側端部
が弾性変形自在であるとともに筒状部材の内周面に弾接
し、可動端子から筒状部材を経由して固定端子に至る電
気経路が確実に維持される。
端から中央部を筒状となし、この筒状にスリットを設け
るとともにテーパー状としたので、可動端子の内側端部
が弾性変形自在であるとともに筒状部材の内周面に弾接
し、可動端子から筒状部材を経由して固定端子に至る電
気経路が確実に維持される。
【0011】また、可動端子を板金成形するならば、内
側端部が筒状部材の内周面に弾接する可動端子をプレス
加工により製造し得る。
側端部が筒状部材の内周面に弾接する可動端子をプレス
加工により製造し得る。
【0012】そして、スリットの幅を、内側端よりスリ
ット終端で広く形成するならば、可動端子の内側端部が
スリット終端から弾性変形され、内側端部全体の広い面
で筒状部材の内周面に弾接し得る。
ット終端で広く形成するならば、可動端子の内側端部が
スリット終端から弾性変形され、内側端部全体の広い面
で筒状部材の内周面に弾接し得る。
【0013】さらに、スリットの幅を、スリット終端よ
り内側端で広く形成するならば、内側端でより一層弾性
変形が容易であり、内側端部が筒状部材の内周面によく
馴染むようにして弾接し得る。
り内側端で広く形成するならば、内側端でより一層弾性
変形が容易であり、内側端部が筒状部材の内周面によく
馴染むようにして弾接し得る。
【0014】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、図1および図2
を参照して説明する。図1は、本考案のスプリングコネ
クターの一実施例の縦断面図であり、図2は、図1にお
ける可動端子の正面図(A)と側面図(B)である。図
1および図2において、図5と同一部材には同一符号を
付けて重複する説明を省略する。
を参照して説明する。図1は、本考案のスプリングコネ
クターの一実施例の縦断面図であり、図2は、図1にお
ける可動端子の正面図(A)と側面図(B)である。図
1および図2において、図5と同一部材には同一符号を
付けて重複する説明を省略する。
【0015】図1および図2において、黄銅材等からな
る導電性の可動端子30は、筒状部材10の開口端部か
ら突出部32を外方に突出させるとともに狭搾部14に
より外方に抜け出さないようにして筒状部材10内に嵌
装される。この可動端子30は、軸方向に比較的長く、
その内側端より孔34が深く穿設されて内側端から中央
部にかけて筒状とされている。また、この筒状の部分に
内側端から軸方向に複数のスリット36,36…が設け
られる。さらに、可動端子30の中央部の外周径は、筒
状部材10の内周面に摺接し得るように筒状部材10の
内径より僅かに小さく設定されるとともに、中央部から
内側端にかけて内側端方向に拡径されたテーパー状で、
内側端の外周径が筒状部材10の内径より僅かに大きく
なるように成形される。そして、この可動端子30が、
筒状部材10内に軸方向に摺動自在に嵌装される。ここ
で、可動端子30のテーパー状の内側端部は弾性変形さ
れて、筒状部材10の内周面に弾接される。
る導電性の可動端子30は、筒状部材10の開口端部か
ら突出部32を外方に突出させるとともに狭搾部14に
より外方に抜け出さないようにして筒状部材10内に嵌
装される。この可動端子30は、軸方向に比較的長く、
その内側端より孔34が深く穿設されて内側端から中央
部にかけて筒状とされている。また、この筒状の部分に
内側端から軸方向に複数のスリット36,36…が設け
られる。さらに、可動端子30の中央部の外周径は、筒
状部材10の内周面に摺接し得るように筒状部材10の
内径より僅かに小さく設定されるとともに、中央部から
内側端にかけて内側端方向に拡径されたテーパー状で、
内側端の外周径が筒状部材10の内径より僅かに大きく
なるように成形される。そして、この可動端子30が、
筒状部材10内に軸方向に摺動自在に嵌装される。ここ
で、可動端子30のテーパー状の内側端部は弾性変形さ
れて、筒状部材10の内周面に弾接される。
【0016】かかる構成において、可動端子30の内側
端部が筒状部材10の内周面に弾性されて、可動端子3
0と筒状部材10の電気的接続が確実になされており、
可動端子30の軸方向の移動にかかわらず、突出部32
から固定端子12に至る電気経路が変更されることがな
い。しかも、可動端子30は軸方向に従来のものに比較
して長く、それだけ可動端子30が筒状部材10の内周
面に電気的接続される可能性が高く、この点からも確実
な電気経路が維持される。
端部が筒状部材10の内周面に弾性されて、可動端子3
0と筒状部材10の電気的接続が確実になされており、
可動端子30の軸方向の移動にかかわらず、突出部32
から固定端子12に至る電気経路が変更されることがな
い。しかも、可動端子30は軸方向に従来のものに比較
して長く、それだけ可動端子30が筒状部材10の内周
面に電気的接続される可能性が高く、この点からも確実
な電気経路が維持される。
【0017】次に、本考案の第2の実施例を、図3を参
照して説明する。図3は、本考案のスプリングコネクタ
ーの第2の実施例に用いられる可動端子の正面図であ
る。図3において、図2と同一部材には同一符号を付け
て重複する説明を省略する。
照して説明する。図3は、本考案のスプリングコネクタ
ーの第2の実施例に用いられる可動端子の正面図であ
る。図3において、図2と同一部材には同一符号を付け
て重複する説明を省略する。
【0018】図3において、図2と相違するところは、
可動端子40に設けられるスリット42,42…の幅
が、内側端よりスリット終端で広くなるように形成され
たことにある。
可動端子40に設けられるスリット42,42…の幅
が、内側端よりスリット終端で広くなるように形成され
たことにある。
【0019】かかる構成において、可動端子40の内側
端部はスリット終端で幅が狭くなり、それだけ容易に弾
性変形し易い。そこで、この可動端子40が筒状部材1
0内に嵌装されると、内側端部はスリット終端の部分か
ら容易に弾性変形して、内側端部の広い面積で筒状部材
10の内周面に弾接される。したがって、より一層可動
端子40と筒状部材10の電気的接続が確実なものとな
る。
端部はスリット終端で幅が狭くなり、それだけ容易に弾
性変形し易い。そこで、この可動端子40が筒状部材1
0内に嵌装されると、内側端部はスリット終端の部分か
ら容易に弾性変形して、内側端部の広い面積で筒状部材
10の内周面に弾接される。したがって、より一層可動
端子40と筒状部材10の電気的接続が確実なものとな
る。
【0020】さらに、本考案の第3の実施例を、図4を
参照して説明する。図4は、本考案のスプリングコネク
ターの第3の実施例に用いられる可動端子の正面図であ
る。
参照して説明する。図4は、本考案のスプリングコネク
ターの第3の実施例に用いられる可動端子の正面図であ
る。
【0021】図4に示す可動端子50は、隣青銅等の導
電性でしかもバネ材により板金成形されている。この可
動端子50は、突出部52の先端が閉塞された筒状であ
り、突出部52より段差を設けて中央部および内側端部
の径が大きく形成される。しかも、内側端部には、内側
端より軸方向に複数のスリット54,54…が設けられ
るとともに中央部から内側端にかけて内側端方向に拡径
されたテーパー状とされる。また、スリット54,54
…の幅が、スリット終端より内側端で広くなるように形
成されている。
電性でしかもバネ材により板金成形されている。この可
動端子50は、突出部52の先端が閉塞された筒状であ
り、突出部52より段差を設けて中央部および内側端部
の径が大きく形成される。しかも、内側端部には、内側
端より軸方向に複数のスリット54,54…が設けられ
るとともに中央部から内側端にかけて内側端方向に拡径
されたテーパー状とされる。また、スリット54,54
…の幅が、スリット終端より内側端で広くなるように形
成されている。
【0022】かかる構成にあっては、薄い板金部材をプ
レス成形して可動端子50を製造することができ、安価
であり量産に好適である。また、可動端子50の内側端
部は内側端に近いほど幅が狭くなり、端部ほど容易に弾
性変形し易い。そこで、この可動端子50が筒状部材1
0内に嵌装されると、内側端部が筒状部材10の内周面
によく馴染んで弾接される。したがって、可動端子50
と筒状部材10の電気的接続が確実に維持し得る。ま
た、図4に示す可動端子50は、板金部材をプレス加工
により塑性変形を生じさせて成形しているが、金型内で
幾分弾性変形が保持される。そこで、スリット54,5
4…が設けられた内側端部は、幾分の弾性変形が復元す
ることによりテーパー状が構成され易い。したがって、
必らずしもテーパー状とする加工工程が設けられなくて
も良い。
レス成形して可動端子50を製造することができ、安価
であり量産に好適である。また、可動端子50の内側端
部は内側端に近いほど幅が狭くなり、端部ほど容易に弾
性変形し易い。そこで、この可動端子50が筒状部材1
0内に嵌装されると、内側端部が筒状部材10の内周面
によく馴染んで弾接される。したがって、可動端子50
と筒状部材10の電気的接続が確実に維持し得る。ま
た、図4に示す可動端子50は、板金部材をプレス加工
により塑性変形を生じさせて成形しているが、金型内で
幾分弾性変形が保持される。そこで、スリット54,5
4…が設けられた内側端部は、幾分の弾性変形が復元す
ることによりテーパー状が構成され易い。したがって、
必らずしもテーパー状とする加工工程が設けられなくて
も良い。
【0023】なお、本考案のスプリングコネクターは、
上記実施例に限られず、可動端子が筒状部材の内周面に
弾接するならば、いかなる構造であっても良い。また、
可動端子が筒状部材に弾接する接触圧は、大きいほど電
気的接続は確実であるが、可動端子を押圧操作するのに
必要な力および可動端子を突出方向に摺動復帰させるた
めに必要なコイルスプリングの弾力が大きなものとな
り、操作性等が悪化する。そこで、可動端子の弾力は、
電気的接続の確実性と操作性の適宜な値に設定されるこ
とは勿論である。
上記実施例に限られず、可動端子が筒状部材の内周面に
弾接するならば、いかなる構造であっても良い。また、
可動端子が筒状部材に弾接する接触圧は、大きいほど電
気的接続は確実であるが、可動端子を押圧操作するのに
必要な力および可動端子を突出方向に摺動復帰させるた
めに必要なコイルスプリングの弾力が大きなものとな
り、操作性等が悪化する。そこで、可動端子の弾力は、
電気的接続の確実性と操作性の適宜な値に設定されるこ
とは勿論である。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のスプリン
グコネクターは構成されているので、以下のごとき格別
な効果を奏する。
グコネクターは構成されているので、以下のごとき格別
な効果を奏する。
【0025】請求項1記載のスプリングコネクターにあ
っては、可動端子が筒状部材の内周面に弾接しているの
で、可動端子から筒状部材を経由する電気経路が確実に
保持される。また、弾接しているので若干の寸法のバラ
ツキが吸収でき、可動端子および筒状部材の加工寸法精
度が従来のものに比較して低くても良く、それだけ量産
に好適である。
っては、可動端子が筒状部材の内周面に弾接しているの
で、可動端子から筒状部材を経由する電気経路が確実に
保持される。また、弾接しているので若干の寸法のバラ
ツキが吸収でき、可動端子および筒状部材の加工寸法精
度が従来のものに比較して低くても良く、それだけ量産
に好適である。
【0026】また、請求項2記載のスプリングコネクタ
ーにあっては、薄い板金部材のプレス成形で可動端子を
製造することができ、経済的に量産が可能である。
ーにあっては、薄い板金部材のプレス成形で可動端子を
製造することができ、経済的に量産が可能である。
【0027】そして、請求項3記載のスプリングコネク
ターにあっては、可動端子の内側端部がスリット終端か
ら弾性変形し易く、内側端部全体の広い面で筒状部材の
内周面に弾接でき、電気的接続がより一層確実である。
ターにあっては、可動端子の内側端部がスリット終端か
ら弾性変形し易く、内側端部全体の広い面で筒状部材の
内周面に弾接でき、電気的接続がより一層確実である。
【0028】さらに、請求項4記載のスプリングコネク
ターにあっては、可動端子の内側端部が、内側端でより
一層弾性変形が容易であり、内側端部が筒状部材の内周
面によく馴染むようにして弾接でき、電気的接続が請求
項3記載のものと同様に確実である。
ターにあっては、可動端子の内側端部が、内側端でより
一層弾性変形が容易であり、内側端部が筒状部材の内周
面によく馴染むようにして弾接でき、電気的接続が請求
項3記載のものと同様に確実である。
【図1】本考案のスプリングコネクターの一実施例の縦
断面図である。
断面図である。
【図2】図1における可動端子の正面図(A)と側面図
(B)である。
(B)である。
【図3】本考案のスプリングコネクターの第2の実施例
に用いられる可動端子の正面図である。
に用いられる可動端子の正面図である。
【図4】本考案のスプリングコネクターの第3の実施例
に用いられる可動端子の正面図である。
に用いられる可動端子の正面図である。
【図5】従来のスプリングコネクターの一例の縦断面図
である。
である。
10 筒状部材 14 狭搾部 30,40,50 可動端子 32,52 突出部 34 孔 36,42,54 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/24 H01R 4/48
Claims (4)
- 【請求項1】 導電性の筒状部材の開口端部に狭搾部を
設け、導電性の可動端子を前記開口端部から突出部を外
方に突出させるとともに外方に抜け出さないようにして
前記筒状部材の内周面に摺接して軸方向に摺動自在に嵌
装し、前記筒状部材に内装されたコイルスプリングによ
り前記可動端子を外方に向けて弾性付勢したスプリング
コネクターにおいて、前記可動端子に内側端より孔を深
く穿設して内側端から中央部を筒状となし、この筒状の
部分に内側端より軸方向に複数のスリットを設けるとと
もに内側端方向に拡径するテーパー状として前記筒状部
材の内周面に弾接するように構成したことを特徴とする
スプリングコネクター。 - 【請求項2】 導電性の筒状部材の開口端部に狭搾部を
設け、導電性の可動端子を前記開口端部から突出部を外
方に突出させるとともに外方に抜け出さないようにして
前記筒状部材の内周面に摺接して軸方向に摺動自在に嵌
装し、前記筒状部材に内装されたコイルスプリングによ
り前記可動端子を外方に向けて弾性付勢したスプリング
コネクターにおいて、前記可動端子を前記突出部が閉塞
された筒状に板金成形し、この可動端子に内側端より軸
方向に複数のスリットを設けるとともに内側端方向に拡
径するテーパー状として前記筒状部材の内周面に弾接す
るように構成したことを特徴とするスプリングコネクタ
ー。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のスプリングコネ
クターにおいて、前記スリットの幅を、内側端よりスリ
ット終端で広く形成したことを特徴とするスプリングコ
ネクター。 - 【請求項4】 請求項1または2記載のスプリングコネ
クターにおいて、前記スリットの幅を、スリット終端よ
り内側端で広く形成したことを特徴とするスプリングコ
ネクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9184692U JP2582628Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | スプリングコネクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9184692U JP2582628Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | スプリングコネクター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650260U JPH0650260U (ja) | 1994-07-08 |
JP2582628Y2 true JP2582628Y2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=14037943
Family Applications (1)
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1992
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