JP2582206Y2 - 搭乗橋におけるモニター装置 - Google Patents

搭乗橋におけるモニター装置

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JP2582206Y2
JP2582206Y2 JP1991063124U JP6312491U JP2582206Y2 JP 2582206 Y2 JP2582206 Y2 JP 2582206Y2 JP 1991063124 U JP1991063124 U JP 1991063124U JP 6312491 U JP6312491 U JP 6312491U JP 2582206 Y2 JP2582206 Y2 JP 2582206Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空港設備として設けら
れた塔乗橋の先端部の接合室内にて搭乗橋の走行車輪を
操縦する際に、走行車輪の周囲の状況をモニターするた
めに設けられたモニター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空港における空港ビルには、航空機の搭
乗口に直接接合される搭乗橋が設けられている。搭乗橋
は、空港ビルに対して伸縮可能に取り付けられており、
その先端には、航空機の搭乗口に接合される接合室が設
けられている。接合室は、下端部に走行車輪が設けられ
た昇降コラムによって支持されており、接合室内に設け
られた操作盤によって走行車輪が操縦されて、接合室が
航空機の搭乗口に接合される。
【0003】接合室内に設けられた操作盤の近傍には、
走行車輪の周囲の状況をモニターするモニター装置が設
けられている。モニター装置は、走行車輪の周囲を映し
出すモニターテレビを有しており、このモニターテレビ
に映し出される映像に基づいて、操作盤が操作され、走
行車輪が操縦される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】搭乗橋は、航空ビルと
航空機との間の比較的長い距離にわたって架設されるよ
うになっているために、壁面には、採光用の窓が設けら
れている。しかも、航空機の搭乗口に接合される接合室
は、開口した状態になっているために、接合室内には、
直射日光が進入しやすい状況になっている。そして、接
合室内に進入した日光が、モニターテレビの表示画面に
入射すると、表示画面にて反射される光によって、表示
画面の映像が見づらくなるおそれがある。
【0005】このために、モニターテレビの表示画面
を、光を吸収するフィルターによって覆い、表示画面に
入射する光量を低減させることが行われている。しかし
ながら、雨天時や夜間等のような場合には、フィルター
によってモニターテレビの表示画面を覆っていると、表
示画面に十分な光が入射せず、表示画面の映像が見づら
くなるおそれがある。このために、モニターテレビに対
してフィルターを容易に着脱し得るようにしておけば、
フィルターを必要としない場合には、フィルターをモニ
ターテレビから容易に取り除くことができる。
【0006】しかしながら、モニターテレビが配置され
る接合室は、走行車輪にて走行されるために、走行時に
は振動等が発生するという問題がある。このために、モ
ニターテレビに対してフィルターを容易に着脱し得るよ
うにすると、接合室の振動によって、フィルターがモニ
ターテレビから容易に脱落するおそれがある。また、フ
ィルターを必要としない場合に、モニターテレビからフ
ィルターを取り外しておくと、取り外されたフィルター
が紛失したり破損するおそがある。
【0007】本考案は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、接合室内に進入する光の状況に応
じて、表示画面に入射する光量を容易に変更することが
でき、しかも、走行時における接合室内の振動等によっ
て悪影響を受けるおそれのない搭乗橋におけるモニター
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の塔乗橋における
モニター装置は、走行車輪にて走行されて航空機の搭乗
口に接合される搭乗橋先端の接合室内に設けられてお
り、走行車輪を操縦する際に、走行車輪の周縁部をモニ
ターするように配置された搭乗橋のモニター装置であっ
て、走行車輪の周縁部の画像を映し出すように、操作盤
に近接して設けられたモニターテレビと、このモニター
テレビにおける表示画面の前方領域を覆うように、モニ
ターテレビに取り付けられており、モニターテレビの上
面に沿って表示画面の前方に突出するウエブおよびモニ
ターテレビの各側面に沿ってそれぞれ前方に突出する一
対のフランジによって、溝形状に構成されたフードと、
着色透明の合成樹脂材料によって光を吸収するように構
成されており、モニターテレビの各側面から前方に突出
したフードの一方のフランジ部に、ヒンジによって、モ
ニターテレビの表示画面を覆った状態と、その表示画面
を開放した状態とに回動し得るように取り付けられたフ
ィルター板と、このフィルター板がモニターテレビの表
示画面を覆うように回動した際に、フィルター板を表示
画面を覆った状態で固定する磁石と、前記フィルター板
がモニターテレビの表示画面を開放するように回動した
際に、フィルター板を表示画面を開放した状態で固定す
る磁石と、を具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案の塔乗橋におけるモニター装置では、モ
ニターテレビの表示画面に日光照射されて、表示画面が
見づらくなるような場合には、フィルター板が、表示画
面を覆うように回動されて、磁石によって固定される。
これにより、表示画面に入射する光が、フィルターによ
って吸収されて、表示画面に入射する光量が低減され、
表示画面の映像を確実に目視することができる。反対
に、モニターテレビの表示画面に入射される光量が減少
した場合には、フィルター板が、表示画面を開放するよ
うに回動されて、磁石によって固定される。これによ
り、表示画面に入射する光量が増加し、表示画面の映像
を確実に目視することができる。いずれの場合にも、搭
乗橋先端の接合室が走行車輪によって走行されている間
に、モニターテレビが振動しても、フィルター板は回動
することなく、確実に固定状態が保持される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。
【0011】図1は、本考案の搭乗橋におけるモニター
装置の実施例を示す正面図である。このモニター装置1
0は、空港ビルに伸縮可能に設けられた搭乗橋における
先端部の接合室内に配置されている。搭乗橋の先端部に
設けられた接合室は、下端部に走行車輪が設けられた昇
降コラムによって支持されており、接合室内に設けられ
た操作盤を操作することによって走行車輪が操縦され
て、搭乗橋が伸縮制御される。空港ビルから伸張した搭
乗橋は、航空機の搭乗口に接合されることによって、空
港ビルと航空機との間に架設される。
【0012】本考案のモニター装置は、搭乗橋における
接合室内に設けられたモニターテレビ20と、このモニ
ターテレビ20に取り付けられた遮光部材10とを有し
ている。モニターテレビ20は、接合室内に設けられた
走行車輪操縦用の操作盤の側方に、操作盤と同じ高さ
で、モニターテレビ20における表示画面21が設けら
れた正面24が斜め上方を向くように配置されている。
モニターテレビ20の表示画面21には、搭乗橋を支持
する昇降コラムの下端部に設けられた走行車輪の周りが
映し出されるようになっており、接合室内の作業員が、
表示画面21を目視しつつ操作盤を操作することによっ
て、走行車輪が操縦される。
【0013】図2は、図1のA−A線における遮光部材
10の断面図、図3は、図2のB−B線における遮光部
材10の断面図、図4は、図2のC−C線における遮光
部材10の断面図である。図1〜図4に示すように、遮
光部材10は、モニターテレビ20の表示画面21にお
ける前方領域を覆うフード11を有している。フード1
1は、モニターテレビ20における上面23に沿ったウ
エブ11aと、モニターテレビ20の左右の各側面22
に沿うようにそれぞれウエブ11aに対して直角に屈曲
された一対のフランジ11bおよび11cとによって、
下方に開口した溝形状に構成されている。そして、各フ
ランジ11bおよび11cが、モニターテレビ20の各
側面22にネジ止めされている。
【0014】フード11のウエブ11aは、モニターテ
レビ20における表示画面21が設けられた正面24よ
りも前方に、モニターテレビ20の幅方向に全体にわた
って一定の長さだけ突出している。ウエブ11aと一体
に構成された各フランジ11bおよび11cは、モニタ
ーテレビ20における上部では、モニターテレビ20の
正面24から一定の長さで前方に突出しており、また、
モニターテレビ20における下部では、、モニターテレ
ビ20の正面24から前方への突出量が、それぞれ、下
側になるにつれて順次減少している。
【0015】モニターテレビ20に取り付けられたフー
ド11は、このような構成によって、モニターテレビ2
0の表示画面21における前方領域を、モニターテレビ
20における下部を除いた三方にわたって覆っている。
【0016】フード11には、モニターテレビ20の表
示画面21を覆うフィルター板12が取り付けられてい
る。このフィルター板12は、光を吸収し得るように、
暗褐色に着色された透明な合成樹脂板によって構成され
ており、フード11における一方のフランジ11b側の
側縁部が、そのフランジ11b内面に取り付けられた一
対のヒンジ13によって、回動可能に取り付けられてい
る。フィルター板12は、各ヒンジ13が取り付けられ
たフード11のフランジ11bに沿った状態から、表示
画面21が設けられたモニターテレビ20の正面24と
は適当な間隔をあけて平行になるように、90゜にわた
って回動し得るようになっている。
【0017】一対のヒンジ13が取り付けられたフード
11のフランジ11bには、磁石14が設けられてい
る。磁石14は、フランジ11bにおけるモニターテレ
ビ20の遠方側であって、ウエブ11aに近接した側部
に配置されている。また、フィルター板12には、磁石
14が設けられたフランジ11bに沿った状態に回動さ
れた際に、この磁石14に対向するように、モニターテ
レビ20の上面23に近接した位置に、磁石14に吸引
される鉄板等の磁性板15が設けられている。磁性板1
5は、フィルター板12がモニターテレビ20の表示画
面21を覆うように回動された際に、モニターテレビ2
0の正面24における表示画面21以外の上縁部に対向
するようになっている。
【0018】フィルター板12は、モニターテレビ20
の表示画面21を開放するようにフランジ11bに沿っ
た状態に回動されると、フィルター板12に取り付けら
れた磁性板15がフード11に設けられた磁石14によ
って吸着されて、表示画面21を開放した状態で固定さ
れる。
【0019】フード11におけるフィルター板12が取
り付けられたフランジ11bとは反対側のフランジ11
cの内面には、磁石16が取り付けられている。磁石1
6は、ウエブ11aの遠方側であって、モニターテレビ
20の正面24に近接した位置にて、モニターテレビ2
0の正面24における表示画面21が設けられていない
側縁部に対向するように、内側に突出した状態になって
いる。また、モニターテレビ20の表示画面21を覆う
ようにフィルター板12がモニターテレビ20の正面2
4に平行な状態に回動された際に、磁石16と対向する
フィルター板12の側縁部には、磁石16に吸引される
鉄板等の磁性板17が、モニターテレビ20側の表面に
取り付けられている。フィルター板12は、モニターテ
レビ20の表示画面21を覆うように、モニターテレビ
20の正面24に平行な状態になると、フィルター板1
2に設けられた磁性板17が、フード11のフランジ1
1cに取り付けられた磁石16に吸着されて、フィルタ
ー板12は、モニターテレビ20の正面24とは平行な
状態に固定される。
【0020】このような構成の搭乗橋のモニター装置で
は、モニターテレビ20における表示画面21に、走行
車輪の周囲の映像が映し出される。そして、作業員は、
表示画面21の映像に基づいて、走行車輪の周囲の状況
を確認しつつ、操作盤を操作し、搭乗橋の接合室が航空
機の搭乗口に接合されるように、走行車輪を操縦する。
この場合、接合室内に照射される日光等の状況に応じ
て、フィルター板12が、表示画面21を覆った状態、
あるいは、表示画面21を開放した状態のいずれかとさ
れる。
【0021】すなわち、モニターテレビ20の表示画面
21の前方領域は、フード11によって、作業員が位置
する手前側を除く三方にわたって覆われているために、
搭乗橋に設けられた窓から、あるいは接合室の開口部か
ら、直射日光が照射する場合でも、フード11によっ
て、表示画面21に入射する光量が低減されている。従
って、表示画面21にて反射される光量が少ない場合に
は、フィルター板12は、表示画面21を開放するよう
に、フード11のフランジ11bに沿った状態に回動さ
れる。フランジ11bに沿った状態にフィルター板12
が回動されると、フィルター板12に設けられた磁性板
15が、フード11のフランジ11bに設けられた磁石
14に吸着される。これにより、フィルター板12は、
表示画面21を開放した状態で固定される。
【0022】従って、作業員は、適度な明るさになった
表示画面21の映像を確実に目視することができ、走行
車輪の周囲の状況を正確に把握しつつ、走行車輪を操縦
することができる。しかも、フィルター板12は、磁石
14および磁性板15によって、表示画面21を開放し
た状態に固定されているために、走行車輪を操縦してい
る間に接合室が振動する場合にも、フィルター板12が
回動して表示画面21を覆うおそれがない。その結果、
作業員は、フィルター板12の回動によって走行車輪の
操縦を妨げられることがなく、安全である。
【0023】フィルター板12は、接合室内に進入する
光量が少ない夜間等においても、同様に、表示画面21
が開放された状態に固定されて、表示画面21の映像に
基づいて、走行車輪が操縦される。
【0024】これに対して、フード11によっても、モ
ニターテレビ20の表示画面21に入射する光量を十分
に低減させることができず、モニターテレビ20の表示
画面21によって反射される光量が増加して表示画面2
1の映像が見づらくなるような場合には、フィルター板
12が、表示画面21を覆うように、モニターテレビ2
0の正面24と平行な状態に回動される。フィルター板
12がモニターテレビ20の正面24に平行な状態に回
動されると、フィルター板12に設けられた磁性板17
が、フード11のフランジ11cに設けられた磁石16
に吸着され、フィルター板12は、モニターテレビ20
の正面24に平行な状態に固定される。これにより、表
示画面21にて反射されていた光は、暗褐色に着色され
た透明な合成樹脂製のフィルター板12によって吸収さ
れ、表示画面21にて反射される光量が減少する。その
結果、作業員は、表示画面21の映像を正確に把握する
ことができ、走行車輪を安全に操縦することができる。
【0025】このように、フィルター板12は、表示画
面21を覆った状態で固定されているために、操縦され
る走行車輪によって接合室が振動しても、フィルター板
12が回動するおそれがない。
【0026】図5は、本考案の搭乗橋のモニター装置の
他の実施例を示す正面図である。このモニター装置で
は、モニターテレビ20が、操作盤の上方における作業
員の頭部位置とほぼ同じ高さ位置に、表示画面21をほ
ぼ垂直な状態として配置されている。そして、モニター
テレビ20に遮光部材30が設けられている。
【0027】図6は、図5のD−D線における遮光部材
30の断面図、図7は、図5のE−E線における遮光部
材30の断面図、図8は、図7のF−F線における遮光
部材30の断面図である。図5〜図8に示すように、遮
光部材30は、モニターテレビ20の表示画面21の前
方領域を覆うフード31を有している。フード31は、
モニターテレビ20の上面23に沿ったウエブ31a
と、モニターテレビ20の各側面22に沿うように、ウ
エブ31aとは直角に屈曲されたフランジ31bおよび
31cとによって、下方に開口した溝形状に構成されて
いる。そして、各フランジ31bおよび31cが、モニ
ターテレビ20の各側面22にネジ止めされている。
【0028】ウエブ31aは、モニターテレビ20にお
ける表示画面21が設けられた正面24よりも前方に、
モニターテレビ20の幅方向に全体にわたって一定の長
さだけ突出している。ウエブ31aと一体に構成された
一方のフランジ31bは、ウエブ31a側の上部では、
モニターテレビ20の正面24よりも前方に一定の長さ
で突出しているが、その下部では、モニターテレビ20
の正面24から前方への突出量が下側になるにつれて順
次減少している。これに対して、他方のフランジ部31
cは、モニターテレビ20の正面24から上下方向の全
体にわたって一定の長さだけ突出した状態になってい
る。
【0029】モニターテレビ20に取り付けられたフー
ド31は、このような構成によって、モニターテレビ2
0の表示画面21における前方領域を、下方を除く三方
にわたって覆っている。
【0030】フード31には、モニターテレビ20の表
示画面21を覆うフィルター板32が垂直に取り付けら
れている。このフィルター板32は、暗褐色に着色され
た透明な合成樹脂板によって構成されており、モニター
テレビ20の正面24からの突出量が一定になったフー
ド31における一方のフランジ31cの先端部に、上下
方向に適当な間隔をあけて配置された一対のヒンジ33
によって、270゜にわたって垂直な状態で回動し得る
ように取付られている。
【0031】従って、フィルター板32は、モニターテ
レビ20の表示画面21を全体にわたって覆うように、
モニターテレビ20の正面24に対向した状態と、表示
画面21が開放されてモニターテレビ20におけるフラ
ンジ31cが取り付けられた側面22に沿った状態と
に、それぞれ回動される。
【0032】フード31における一対のヒンジ33が取
り付けられたフランジ31cとは反対側のフランジ31
bには、磁石34が設けられている。磁石34は、モニ
ターテレビ20における正面24に近接した下部内面
に、その正面24における表示画面21が設けられてい
ない周縁部に対向するように、内側に突出した状態で取
り付けられている。フィルター板32には、モニターテ
レビ20の正面24に対向するように回動された際に、
フード31のフランジ31b側の側縁部に、磁石34に
対向して、磁石34に吸引される鉄板等の磁性板35が
取り付けられている。
【0033】また、磁性板35の下方におけるフィルタ
ー板32のコーナー部には、磁石36が取り付けられて
いる。この磁石36は、フィルター板32がモニターテ
レビ20の側面22に対向した状態に回動された際に、
対向するモニターテレビ20の側面22に吸着されるよ
うになっている。
【0034】このような構成の搭乗橋のモニター装置
も、フード31によって、モニターテレビ20の表示画
面21に入射する光量を十分に低減させることができな
い場合には、フィルター板32が、モニターテレビ20
の表示画面21を覆うように回動される。フィルター板
32がモニターテレビ20の正面に対向するように回動
されると、フィルター板32に設けられた磁性板35
が、フード31のフランジ31bに設けられた磁石34
に吸着され、フィルター板32は表示画面21を覆った
状態に固定される。これにより、表示画面21にて反射
されていた光は、暗褐色に着色された透明な合成樹脂製
のフィルター板32によって吸収され、表示画面21に
て反射される光量が減少する。その結果、作業員は、表
示画面21の映像を正確に把握することができ、走行車
輪を安全に操縦することができる。
【0035】これに対して、搭乗橋の接合室内に照射さ
れる光量が少なく、モニターテレビ20の表示画面21
に入射する光量が少ない場合には、フィルター板32
は、表示画面21を開放するように、フード31の一方
のフランジ31cの先端部を中心として回動される。そ
して、フィルター板32が270゜にわたって回動され
ると、フィルター板32は、モニターテレビ20の側面
22に対向した状態になり、フィルター板32に設けら
れた磁石36が、モニターテレビ20の側面22に吸着
する。これにより、フィルター板32は、モニターテレ
ビ22の表示画面21を開放して、モニターテレビ22
の側面22に沿った状態で固定される。
【0036】その結果、作業員は、表示画面21の映像
を正確に把握することができ、従って、走行車輪を安全
に操縦することができる。しかも、フィルター板32
は、表示画面21を覆った状態および表示画面21を開
放した状態のいずれの場合にも、磁石34および36に
よって、それぞれ固定されるために、走行車輪によって
移動する接合室が振動するような場合にも、フィルター
板32が回動するおそれがない。しかも、モニターテレ
ビ20は、作業員の頭部とほぼ同じ高さ位置に設けられ
ているが、フィルター板32は、表示画面21を開放し
た際に、モニターテレビ20の側面22に沿った対向位
置に固定されているために、作業員による走行車輪の操
縦作業に支障を来すおそれがない。
【0037】
【考案の効果】本考案の塔乗橋におけるモニター装置
は、このように、フィルター板が、モニターテレビの表
示画面を覆った状態と、その表示画面を開放した状態と
に回動されて、それぞれの状態で、磁石によって固定さ
れるようになっているために、表示画面に入射される光
量に対応した適切な状態で、表示画面を目視することが
できる。しかも、いずれの場合にも、搭乗橋先端の接合
室が走行車輪によって走行している間に、モニターテレ
ビが振動しても、フィルター板は回動するがなく、走行
車輪の操縦作業に支障を来すおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の搭乗橋におけるモニター装置の実施例
を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線における遮光部材の断面図であ
る。
【図3】図1のB−B線における遮光部材の断面図であ
る。
【図4】図2のC−C線における遮光部材の断面図であ
る。
【図5】本考案の搭乗橋におけるモニター装置の他の実
施例を示す正面図である。
【図6】図5のD−D線における遮光部材の断面図であ
る。
【図7】図5のE−E線における遮光部材の断面図であ
る。
【図8】図7のF−F線における遮光部材の断面の拡大
図である。
【符号の説明】
10 遮光部材 11 フード 11a ウエブ 11b フランジ 11b フランジ 12 フィルター板 13 ヒンジ 14 磁石 15 磁性板 16 磁石 17 磁性板 20 モニターテレビ 21 表示画面 22 側面 23 上面 24 正面 30 遮光部材 31 フード 31a ウエブ 31b フランジ 31b フランジ 32 フィルター板 33 ヒンジ 34 磁石 35 磁性板 36 磁石

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車輪にて走行されて航空機の搭乗口
    に接合される搭乗橋先端の接合室内に設けられており、
    走行車輪を操縦する際に、走行車輪の周縁部をモニター
    するように配置された搭乗橋のモニター装置であって、 走行車輪の周縁部の画像を映し出すように、操作盤に近
    接して設けられたモニターテレビと、 このモニターテレビにおける表示画面の前方領域を覆う
    ように、モニターテレビに取り付けられており、モニタ
    ーテレビの上面に沿って表示画面の前方に突出するウエ
    ブおよびモニターテレビの各側面に沿ってそれぞれ前方
    に突出する一対のフランジによって、溝形状に構成され
    たフードと、 着色透明の合成樹脂材料によって光を吸収するように構
    成されており、モニターテレビの各側面から前方に突出
    したフードの一方のフランジ部に、ヒンジによって、モ
    ニターテレビの表示画面を覆った状態と、その表示画面
    を開放した状態とに回動し得るように取り付けられたフ
    ィルター板と、 このフィルター板がモニターテレビの表示画面を覆うよ
    うに回動した際に、フィルター板を表示画面を覆った状
    態で固定する磁石と、 前記フィルター板がモニターテレビの表示画面を開放す
    るように回動した際に、フィルター板を表示画面を開放
    した状態で固定する磁石と、 を具備することを特徴とする搭乗橋におけるモニター装
    置。
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