JP2581671Y2 - 燻蒸装置 - Google Patents
燻蒸装置Info
- Publication number
- JP2581671Y2 JP2581671Y2 JP1993008335U JP833593U JP2581671Y2 JP 2581671 Y2 JP2581671 Y2 JP 2581671Y2 JP 1993008335 U JP1993008335 U JP 1993008335U JP 833593 U JP833593 U JP 833593U JP 2581671 Y2 JP2581671 Y2 JP 2581671Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cup
- heat
- fumigant
- shaped container
- heater block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は居室、トイレ、車室など
の密閉された空間内を、除臭、付香などの目的で燻蒸す
るための装置に関するものである。
の密閉された空間内を、除臭、付香などの目的で燻蒸す
るための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、居室、トイレ、自動車の車室内な
どの密閉された空間の除臭、付香などのために、液状の
除臭剤や芳香剤、又はそれらを樹脂で固めた固形のもの
が使用されている。
どの密閉された空間の除臭、付香などのために、液状の
除臭剤や芳香剤、又はそれらを樹脂で固めた固形のもの
が使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
除臭剤や芳香剤は、徐々に空気中に薬剤を発散すること
により除臭、付香効果を生ずるものであるため、その効
果が小さく、また長期間放置していると効果がさらに薄
れる。
除臭剤や芳香剤は、徐々に空気中に薬剤を発散すること
により除臭、付香効果を生ずるものであるため、その効
果が小さく、また長期間放置していると効果がさらに薄
れる。
【0004】これらの密閉空間内を強力に除臭、付香す
るには燻蒸によるのが好ましいが、燻蒸には熱源を必要
とし、一時的にしろ無人となる室内で火や電熱ヒーター
を使用するのは、危険であり好ましくない。
るには燻蒸によるのが好ましいが、燻蒸には熱源を必要
とし、一時的にしろ無人となる室内で火や電熱ヒーター
を使用するのは、危険であり好ましくない。
【0005】本考案はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、密閉空間内において薬剤を燻蒸することによ
り、一時的にではあっても強力に除臭、付香するため
の、燻蒸装置を提供することを目的とするものである。
あって、密閉空間内において薬剤を燻蒸することによ
り、一時的にではあっても強力に除臭、付香するため
の、燻蒸装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決する手段】而して本考案は、電熱により加
熱されるヒーターブロックを備えた加熱装置と、前記ヒ
ーターブロックに着脱可能に嵌合することができ、且つ
内側に蓄熱部材を設けたコップ状容器とよりなり、前記
コップ状容器を前記ヒーターブロックに嵌合して加熱蓄
熱し、加熱されたコップ状容器内に燻蒸剤を入れてその
熱により燻蒸することを特徴とするものである。
熱されるヒーターブロックを備えた加熱装置と、前記ヒ
ーターブロックに着脱可能に嵌合することができ、且つ
内側に蓄熱部材を設けたコップ状容器とよりなり、前記
コップ状容器を前記ヒーターブロックに嵌合して加熱蓄
熱し、加熱されたコップ状容器内に燻蒸剤を入れてその
熱により燻蒸することを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に従って説明す
る。図1は本考案における加熱装置1を示すものであっ
て、2は本体であり、当該本体2にこの実施例において
は二つのヒーターブロック3が設けられている。
る。図1は本考案における加熱装置1を示すものであっ
て、2は本体であり、当該本体2にこの実施例において
は二つのヒーターブロック3が設けられている。
【0008】このヒーターブロック3はその内部に電熱
ヒーターを有しており、当該電熱ヒーターにより加熱さ
れるようになっている。4は電源スイッチであり、5は
ヒーターブロック3の温度調節器5である。
ヒーターを有しており、当該電熱ヒーターにより加熱さ
れるようになっている。4は電源スイッチであり、5は
ヒーターブロック3の温度調節器5である。
【0009】6はコップ状容器である。当該コップ状容
器6は図2に示されるように外装体7と内装体8とを有
し、内装体8の外側には比熱の大きい材料よりなる蓄熱
部材9が嵌合されている。そしてその蓄熱部材9と外装
体7との間には、断熱材10が介装されている。また1
1は把手である。
器6は図2に示されるように外装体7と内装体8とを有
し、内装体8の外側には比熱の大きい材料よりなる蓄熱
部材9が嵌合されている。そしてその蓄熱部材9と外装
体7との間には、断熱材10が介装されている。また1
1は把手である。
【0010】また12は、前記内装体8の内側に着脱自
在に嵌合された、燻蒸剤を収容する金属カップである。
在に嵌合された、燻蒸剤を収容する金属カップである。
【0011】
【作用】次に本考案の燻蒸装置の使用方法を説明する。
【0012】先ず加熱装置1の電源スイッチ4を入れて
電熱ヒーターに通電し、ヒーターブロック3を約350
℃に加熱する。そしてコップ状容器6から金属カップ1
2を取除き、そのコップ状容器6を逆に伏せて図1に示
すようにヒーターブロック3に嵌合する。
電熱ヒーターに通電し、ヒーターブロック3を約350
℃に加熱する。そしてコップ状容器6から金属カップ1
2を取除き、そのコップ状容器6を逆に伏せて図1に示
すようにヒーターブロック3に嵌合する。
【0013】これにより内装体8はヒーターブロック3
で加熱され、その熱は蓄熱部材9に蓄積される。
で加熱され、その熱は蓄熱部材9に蓄積される。
【0014】コップ状容器6が十分に加熱されたなら
ば、金属カップ12に燻蒸剤を所定量注入し、その金属
カップ12を内装体8に嵌合し、居室、トイレ、車室内
などの密閉空間内に放置する。
ば、金属カップ12に燻蒸剤を所定量注入し、その金属
カップ12を内装体8に嵌合し、居室、トイレ、車室内
などの密閉空間内に放置する。
【0015】これにより蓄熱部材9の熱によって燻蒸剤
が加熱され、蒸散して密閉空間内に充満し、除臭、付香
作用をするのである。
が加熱され、蒸散して密閉空間内に充満し、除臭、付香
作用をするのである。
【0016】燻蒸剤の一例として、自動車の車室内を除
臭するための配合を挙げると、次の通りである。
臭するための配合を挙げると、次の通りである。
【0017】 またこの燻蒸剤に、除菌、除虫、防黴などの効能が要求
される場合には、その要求に応じて除菌剤、除虫剤、防
黴剤などを添加することもできる。
される場合には、その要求に応じて除菌剤、除虫剤、防
黴剤などを添加することもできる。
【0018】なおこの燻蒸剤は液体のものとして例示し
ているが、必要に応じてこれを固化し、固形の燻蒸剤と
することもできる。
ているが、必要に応じてこれを固化し、固形の燻蒸剤と
することもできる。
【0019】
【考案の効果】本考案の燻蒸装置によれば、コップ状容
器6を加熱装置1で加熱して蓄熱し、その蓄熱された熱
によって燻蒸剤を加熱し、燻蒸するので、密閉空間内を
強力に除臭、付香することができると共に、当該密閉空
間内で火や電熱ヒーターを使用することがなく、安全で
ある。
器6を加熱装置1で加熱して蓄熱し、その蓄熱された熱
によって燻蒸剤を加熱し、燻蒸するので、密閉空間内を
強力に除臭、付香することができると共に、当該密閉空
間内で火や電熱ヒーターを使用することがなく、安全で
ある。
【0020】本考案の燻蒸装置は、家庭などにおける居
室やトイレなどの除臭、付香に使用することもできる
が、修理工場やガソリンスタンドなどにおいて、顧客の
求めに応じ、自動車の車室内を除臭、付香するために使
用するのに好ましい。
室やトイレなどの除臭、付香に使用することもできる
が、修理工場やガソリンスタンドなどにおいて、顧客の
求めに応じ、自動車の車室内を除臭、付香するために使
用するのに好ましい。
【0021】すなわち、修理工場やガソリンスタンドな
どにおいて常時加熱装置1のヒーターブロック3を加熱
し、そこにコップ状容器6を嵌合しておいて、顧客の求
めがあったときにコップ状容器6をヒーターブロック3
から取外し、そこに燻蒸剤を収容した金属カップ12を
嵌合し、車室内に置くことにより、車室内の除臭、付香
を行うのである。
どにおいて常時加熱装置1のヒーターブロック3を加熱
し、そこにコップ状容器6を嵌合しておいて、顧客の求
めがあったときにコップ状容器6をヒーターブロック3
から取外し、そこに燻蒸剤を収容した金属カップ12を
嵌合し、車室内に置くことにより、車室内の除臭、付香
を行うのである。
【0022】先の実施例では加熱装置1に設けるヒータ
ーブロック3は二つであったが、これは一つでもよく、
また三つ以上多数設けることもできる。
ーブロック3は二つであったが、これは一つでもよく、
また三つ以上多数設けることもできる。
【0023】また本考案においては金属カップ12は必
ずしも必要ではなく、内装体8内に直接燻蒸剤を注入
し、燻蒸することも可能であるが、燻蒸剤の残渣が内装
体8に焼付くのを防止するためには、コップ状容器6に
着脱可能の別の容器に燻蒸剤を入れ、それを内装体8内
に嵌合するのが好ましい。
ずしも必要ではなく、内装体8内に直接燻蒸剤を注入
し、燻蒸することも可能であるが、燻蒸剤の残渣が内装
体8に焼付くのを防止するためには、コップ状容器6に
着脱可能の別の容器に燻蒸剤を入れ、それを内装体8内
に嵌合するのが好ましい。
【0024】この場合金属カップ12のように定形の容
器を使用することもできるが、使用の都度アルミホイル
などで容器を作ることも可能である。またこれらの容器
は、コップ状容器6に嵌合したままでヒーターブロック
3に嵌合して加熱し、そこに燻蒸剤を注入することもで
きる。
器を使用することもできるが、使用の都度アルミホイル
などで容器を作ることも可能である。またこれらの容器
は、コップ状容器6に嵌合したままでヒーターブロック
3に嵌合して加熱し、そこに燻蒸剤を注入することもで
きる。
【0025】なお本考案の燻蒸装置は、前述のような除
臭、付香用の装置として適しているが、この用途のみな
らず、殺虫剤や殺菌剤を燻蒸するために使用することも
可能である。
臭、付香用の装置として適しているが、この用途のみな
らず、殺虫剤や殺菌剤を燻蒸するために使用することも
可能である。
【図1】 本考案の燻蒸装置の一実施例を示す斜視図
【図2】 前記実施例の燻蒸装置におけるコップ状容器
の中央縦断面図
の中央縦断面図
【符号の説明】 1 加熱装置 3 ヒーターブロック 6 コップ状容器 9 蓄熱部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61L 9/03 A01M 13/00 A61K 7/46
Claims (1)
- 【請求項1】 電熱により加熱されるヒーターブロック
(3)を備えた加熱装置(1)と、前記ヒーターブロッ
ク(3)に着脱可能に嵌合することができ、且つ内側に
蓄熱部材(9)を設けたコップ状容器(6)とよりな
り、前記コップ状容器(6)を前記ヒーターブロック
(3)に嵌合して加熱蓄熱し、加熱されたコップ状容器
(6)内に燻蒸剤を入れてその熱により燻蒸することを
特徴とする、燻蒸装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008335U JP2581671Y2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 燻蒸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008335U JP2581671Y2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 燻蒸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661248U JPH0661248U (ja) | 1994-08-30 |
JP2581671Y2 true JP2581671Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=11690328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993008335U Expired - Lifetime JP2581671Y2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 燻蒸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581671Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010207539A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 室内処理方法及び処理装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59106249A (ja) * | 1982-12-08 | 1984-06-19 | 石田 勝啓 | 高周波加熱利用による蓄熱式くん蒸殺虫器 |
JPS59187725A (ja) * | 1983-04-11 | 1984-10-24 | 石田 勝啓 | くん蒸殺虫器 |
JP3041450U (ja) * | 1997-03-13 | 1997-09-19 | 株式会社品川工業所 | 粘性体の切断装置 |
-
1993
- 1993-02-04 JP JP1993008335U patent/JP2581671Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0661248U (ja) | 1994-08-30 |
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