JP3978409B2 - ゲル状芳香・消臭剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲル状芳香・消臭剤に関し、長期間にわたって芳香成分及び/又は消臭成分を放出可能なゲル状芳香・消臭剤である。
【0002】
【従来の技術】
従来から安全性や取り扱いの容易性の観点からゲル状芳香・消臭剤が多用されている。このゲル状芳香・消臭剤は、通常、ゲル化剤、キャリヤとしての水、溶剤等の媒体、界面活性剤、芳香成分等の組成物からなり、加熱して均一に溶融させた後、冷却・固化させたものである。
【0003】
しかしながら、一般的にゲル状芳香・消臭剤においては、芳香成分、媒体、消臭成分などの揮発成分の揮散に伴ってゲルは収縮し、使用後期においてはその表面あるいは全体的に、ゲル化剤や界面活性剤などの不揮発成分からなる硬い皮膜を形成してしまう。
【0004】
したがって、ゲル状芳香・消臭剤は、ゲル中に芳香成分がまだ相当量残存した状態であるにもかかわらず、ゲルの収縮・皮膜化が進行するために揮発成分の揮散が次第に困難となり、最終的に残った芳香成分がそのままゲル内部に閉じ込められてしまうため、かなりの量の芳香成分が有効に使用されないといった問題が生じていた。
【0005】
そこで、長期間にわたって芳香成分を放出することを目的とするゲル状芳香・消臭剤が公開されている。(特許文献1及び特許文献2参照)
【0006】
【特許文献1】
特開平10−127743号公報(段落0007)
【0007】
【特許文献2】
特開2000−70352号公報(段落0008、段落0011)
【0008】
特開平10−127743号公報記載のゲル状組成物は、揮散性有効成分を含有するゲル状部にその含有率の相違するゲル状領域が併存すると共に、揮散性有効成分の含有率が高い方のゲル状領域は界面活性剤により揮散性有効成分が可溶化されてゲル状とされ、ゲル状部が揮散して減量してきたときにはゲル状領域相互間の揮散性有効成分含有率の高低差による濃度勾配により、揮散性有効成分含有率が高い方のゲル状領域からこれと接触する低い方のゲル状領域へと揮散性有効成分が供給され、この供給された揮散性有効成分も揮散性有効成分含有率の低い方のゲル状領域から併せて揮散するようにしたものである。
【0009】
また、特開2000−70352号公報記載のゲル状芳香・消臭剤は、芳香成分を含有する第一ゲル状部と、第一ゲル状部よりも高濃度の芳香成分を含有する第二ゲル状部と、芳香成分以外の揮発性有効成分を含有する第三ゲル状部とを備え、層状構造を有する第一ゲル状部および第三ゲル状部の間に第二ゲル状部を介在させて一体的に形成したゲル状芳香・消臭剤において、第一ゲル状部又は第三ゲル状部の少なくとも一方に粉体を配合し、粉体を配合したゲル状部が使用終期において多孔質の塊状残渣部を形成する構成とすることにより、第二ゲル状部中の芳香成分が塊状残渣部の多孔質部分を通じてスムーズに揮散するようにしたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記技術よりもさらに香りの強さ及び質を維持しつつ、長期間にわたって芳香成分及び/又は消臭成分を放出可能なゲル状芳香・消臭剤を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、香りの強さ及び質(フレッシュ感等)に着目してさらなる鋭意研究を重ね、香りの強さ及び質を維持しつつ、長期間にわたって芳香成分及び/又は消臭成分を放出可能な本ゲル状芳香・消臭剤を発明するに至った。上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、芳香成分及び/又は消臭成分を含有する第1ゲル層及び第2ゲル層が互いにゲル表面の一部において接触しており、該第2ゲル層は、第1ゲル層との非接触部が被覆されたゲル状芳香・消臭剤であって、前記第1ゲル層は第2ゲル層よりも収縮性が大きく、第1ゲル層が収縮することにより第2ゲル層の第1ゲル層接触部が露出することを特徴とするゲル状芳香・消臭剤を提供するものである。なお、ゲル状芳香・消臭剤とは、芳香作用及び/又は消臭作用を有するゲル状物のことである。
【0012】
第2ゲル層の第1ゲル層非接触部の被覆の態様としては、第1ゲル層非接触部表面を被覆部材と接触させて外気に触れない状態とすればよい。被覆部材としては、容器や他のゲル層が挙げられるがこれらに限定されるものではない。このように第1ゲル層非接触部を被覆することにより、第2ゲル層の表面全体が第1ゲル層又は被覆部材に接触していて外気に触れないため、第2ゲル層は揮発成分(芳香成分、媒体、消臭成分等)を揮散できない。一方、第1ゲル層は、外気に触れる状態とすることにより揮発成分の揮散が可能となり、第1ゲル層の収縮をうながすことができる。
【0013】
第1ゲル層と第2ゲル層の積層方向は、上下、左右、斜め等どの方向でもよく、そのときの両者の配置関係も限定されない。第1ゲル層と第2ゲル層とを上下方向に積層する場合、請求項2記載の発明のように、上層を第1ゲル層とし、下層を第2ゲル層とすれば、上層の第1ゲル層は、先に揮発成分を放出して収縮することにより軽くなるが、第2ゲル層は、第1ゲル層接触部が露出するまでは重量が変わらないので、第1ゲル層の支持において重力の観点から好ましい。また、上層を第2ゲル層とし、下層を第1ゲル層としてもよい。この場合、第1ゲル層が収縮する際に、第1ゲル層自体の重力もかかるので第2ゲル層との離反性が高まるという利点がある。また、第1ゲル層と第2ゲル層との2層構造としてもよいが、両者が隣接していれば他の層を積層してもよいし、第1ゲル層と第2ゲル層を交互に積層した3層以上の構造としてもよい。
【0014】
なお、第1ゲル層及び第2ゲル層は、それぞれ全体として第2ゲル層よりも第1ゲル層の収縮性が大きい関係にあれば、その内部が多層構造等の複合構造となっていても構わない。例えば、第1ゲル層は、全体として第2ゲル層よりも大きい収縮性を有していればよく、その一部に非収縮性の部分(層を含む)があっても構わない。すなわち、第1ゲル層の一部に非収縮性の部分があっても、その非伸縮性の部分が他の収縮性を有する部分の収縮により、全体として収縮すれば、第1ゲル層と第2ゲル層とを離反することができる。
【0015】
上記構成によると、使用開始直後は、表面が空気中に露出している第1ゲル層が揮発成分の揮散を開始し、外部空気中に一定レベル以上の香りを漂わせ、及び/又は消臭効果を発揮する。このとき、上述のように、第2ゲル層はその全体が第1ゲル層及び被覆部材と接触しているため、揮発成分の揮散を開始できない。そして、第1ゲル層が揮発成分の揮散に伴い収縮してくると、第1ゲル層と第2ゲル層との接触面が剥離して第2ゲル層の第1ゲル層接触部が露出する。このとき初めて第2ゲル層は揮発成分の揮散を開始することができる。したがって、第1ゲル層の揮発成分の揮散能力が落ちてくる使用中期から使用後期段階においては、第2ゲル層が揮発成分の揮散を行うので長期にわたっての芳香成分及び/又は消臭成分の揮散が可能となり、香りの強さ及び香りの質及び/又は消臭効果を維持することができる。
【0016】
請求項3記載の発明のように、第1ゲル層又は第2ゲル層のゲルは、非加熱条件下で製造されるのが好ましく、第1ゲル層及び第2ゲル層の両方を非加熱条件下で製造すると、さらに好ましい。ここにいう非加熱とは、香料(又は消臭成分)の変性劣化を招く程度の加熱をしないことをいう。すなわち、非加熱条件下で製造すれば、香料(又は消臭成分)の熱変性、熱劣化が無く、その揮発はほとんどないので、加熱を必要とするゲルの場合と異なり、揮発分を見越した過剰量の香料(又は消臭成分)を配合する必要がなくなる。したがって、第2ゲル層の第1ゲル層接触部が露出したときに、使用開始直後の新鮮な香りが復活して後期まで高い芳香性を持続できる(また、高い消臭効果を発揮できる)。
【0017】
非加熱条件下で製造可能なゲルは、水性ゲルとしては、カルボキシメチルセルロースゲル等のヒドロキシアルキルセルロースゲル、アルギン酸ナトリウム塩ゲル、吸水性樹脂を配合したゲル等が例示され、油性ゲルとしては、オクチル酸アルミニウムゲル等が例示されるが、これらに限定されるものではなく、また、これらを単独又は複数で使用してもよい。オクチル酸アルミニウムゲルは、ゲル基材であるオクチル酸アルミニウム及び溶媒であるイソパラフィンを予め混合したものと、架橋剤である液状化ポリオレフィンとを混合することにより生成できる。
【0018】
第1ゲル層の素材は、収縮性のあるゲルであればよく、水性ゲルや吸水性樹脂を配合したゲル等が例示できるが、これらに限定されるものではない。水性ゲルとは、一般に水性ゲルといわれているものであればよく、ゲル化剤としては、カラギーナン、ローストビーンガム、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のヒドロキシアルキルセルロース、寒天、グアガム、アラビアガム、ゼラチン等のアミノ酸、ペクチン、デンプン類、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸若しくはそのアミン塩やアルカリ塩、ジェランガム、アルギン酸ナトリウム塩、ポリウレタン等が例示できるが、これらに限定されるものではない。これらのゲル化剤は、1種単独又は複数で使用できる。吸水性樹脂としては、アクリル酸系の樹脂、イソブチレンと無水マレイン酸との交互重合体物の塩の架橋物、デンプン・アクリル酸塩グラフト共重合体架橋物等が例示されるが、これらに限定されるものではない。これらの吸水性樹脂は、1種単独又は複数で使用できる。
【0019】
第2ゲル層の素材は、第1ゲル層よりも収縮性が小さければよく、収縮性の有無を限定しないが、請求項4記載の発明のように、油性ゲルを使用するのが好ましい。油性ゲルとは、一般に油性ゲルといわれているものであればよく、ゲル化剤としては、オクチル酸アルミニウム(例えば、2−エチルヘキサン酸アルミニウム等)、熱可塑性ポリアミド樹脂(例えば、ESTER−TERMINATEDO POLYAMIDES(ETPA)等)、1、2−ヒドロキシステアリン酸、1、2−ヒドロキシステアリン酸の金属石鹸等、シリコンゲル、リモネンゲル、高級脂肪酸石鹸(例えば、ステアリン酸ナトリウム等)、ジベンジリデンソルビトール、アミノ酸系ゲル化剤(例えば、n−アシルアミノ酸のアミド、エステル、アミン塩類等)を例示することができるが、これらに限定されるものではない。また、これらを単独又は複数で使用してもよい。
【0020】
油性ゲルは、水性ゲルに比べ少ないゲル容量で香料を多量に含有することができるので、体積、表面積が小さくてもしっかりと香りをたてることができる。したがって、コンパクト化が図れ、容器等のデザインの選択性が向上し、使用時においても嵩張らず、邪魔にならない。また、油性ゲルは芳香性分を揮散しても収縮がほとんどないので、表面積が減らず、揮発成分の揮散量はほとんど一定で好適である。
【0021】
さらにまた、請求項5記載の発明のように、油性ゲルは、透光性を有するものが好ましい。透光性のゲルとすることにより、デザイン性を高めることができる。透光性を有する油性ゲルとしては、オクチル酸アルミニウム、熱可塑性ポリアミド樹脂等が例示されるが、これらに限定されるものではない。
【0022】
また、請求項6記載の発明のように、本ゲル状芳香・消臭剤は、第2ゲル層が充填される上面開口の容器の底面に支持体が立設され、該支持体に第1ゲル層が保持される。支持体の形態としては特に限定されるものではないが、例えば棒状の支持体を容器底面に立設させ、その周りに第1ゲル層を固定すればよい。第1ゲル層が収縮するときに支持体に沿って収縮するため、第1ゲル層と第2ゲル層との離反性が高まり、第2ゲル層の芳香揮散能を高めることができる。
【0023】
支持体の形は限定されるものではないが、第1ゲル層が第2ゲル層と離反する方向にその断面積が小さくなる棒体、すなわち、略三角錐形状に形成するのが好ましい。このように形成すれば、第1ゲル層が収縮する際に第2ゲル層と離反方向に収縮しやすくなり、第1ゲル層と第2ゲル層との間の離反性がさらに高まるからである。
【0024】
また、請求項7記載の発明のように、第1ゲル層と第2ゲル層との離反性を高める手段として、第1ゲル層に多孔質粉体を配合してもよい。第1ゲル層に多孔質粉体を配合することにより、第1ゲル層と第2ゲル層との界面剥離が起きやすくなり、第2ゲル層の第1ゲル層接触部を確実に露出させることができる。第1ゲル層に多孔質粉体を配合する形態としては、第1ゲル層の全体に配合してもよいし、第1ゲル層の第2ゲル層との接触面側にのみ配合してもよい。また、第1ゲル層を2層とし、第2ゲル層との接触側の層にのみ多孔質粉体を配合した形態としてもよい。多孔質粉体としては、活性炭、アルミナ、セラミック、フローライト、シリカゲル、多孔質ケイ酸カルシウム、石膏等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0025】
一方、本発明の組成物に配合しうる芳香・消臭成分としては、例えば、香料については、天然及び合成の広い範囲の香料を利用することができる。そのような香料の例としては、例えば、レモン油、オレンジ油、ベルガモット油、イランイラン油、パチュリ油、シトロネラ油、レモングラス油、ボアドローズ油、チョウジ油、ユーカリ油、セダー油、ビャクダン油、ペチバー油、ゼラニウム油、ペパーミント油、ローズ油、ジャスミン油など、さらにはこれら天然精油から分離されたリモネン、ゲラニオール、シトロネロール、リナロールなどの如き天然源植物性精油及びその単離香料類;ムスク、シベット、アンバーグリス、カストリウムなどの如き天然源動物性香料類;バニリン、メントール、シンナミックアルデヒド、ヘリオトロピン、リナロール、ゲラニオール、シトロネロール、シトラール、メントール、ミルセン、ミルセノール、アニスアルデヒド、シネオール、イオノン、ピネン、リモネン、カンフェン、シス−3−ヘキセノール、ベンジルアルコール、α−アミルシンナミックアルコール、オイゲノール、リナリルアセテート、ベンジルアセテートなどの如き合成香料;これら各種精油乃至香料の少なくとも二種を配合した調合香料類;などの各種の香料成分を例示することができる。なお、香料の溶剤としては、例えば、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、ベンジルベンゾエート、3−メチル−3−メトキシー1−ブタノール、イソパラフィン、ノルマルパラフィン等を用いることができる。
【0026】
また、本発明を妨げない範囲で、その他必要に応じて、界面活性剤(乳化剤、可溶化剤等)、紫外線吸収剤、pH調整剤、防腐・殺菌剤(オルトフェニルフォノール、安息香酸、サリチル酸、イソプロピルメチルフェノール等)、抗菌剤、防虫剤(パラジクロールベンゼン、ナフタリン、カンファー等)、誘引剤(アセトキシフェニルブタノン、メチルオイゲノール等)、忌避剤、色素、塩類、架橋剤等を配合することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本ゲル状芳香・消臭剤の分解斜視図、図2は第1ゲル層、第2ゲル層、収容部及び支持体の要部拡大斜視図、図3は使用後期における本ゲル状芳香・消臭剤の分解斜視図、図4は本ゲル状芳香・消臭剤の断面図である。図1〜図3に示すように、本ゲル状芳香・消臭剤は、第1ゲル層1を上層とし、第2ゲル層2を下層として一体的に形成された2層構造のゲルを芳香用容器3に収容して構成される。詳しくは、本ゲル状芳香・消臭剤は、第2ゲル層2を後述の下蓋部材4の収容部4aに充填し、第1ゲル層1を後述する支持体4bの周囲に固定して上蓋部材5で覆うことにより形成される。第2ゲル層2の第1ゲル層非接触部2bは、収容部4aの内壁面に接触しており、収容部4aが被覆部材としての機能を発揮している。したがって、第2ゲル層2はその表面全体が第1ゲル層1又は収容部4a内壁に接触しているので、揮発成分の揮散を開始できない。
【0028】
第1ゲル層1は、水性ゲルが使用され、芳香成分を含有する芳香層1aと消臭成分を含有する消臭層1bとに分けられる。第2ゲル層2は、油性ゲルが使用される。第1ゲル層1及び第2ゲル層2は、非加熱条件下で製造するのが好ましい。また、第1ゲル層1及び第2ゲル層2は、芳香成分及び/又は消臭成分が含有されるが、抗菌性組成物などの他の物質を含有させてもよい。
【0029】
図1〜図4に示すように、芳香用容器3は合成樹脂製とされ、ゲルが留置される器状の下蓋部材4と、この下蓋部材4を密封及び任意の広さだけ開放可能な傘状の上蓋部材5とから構成されている。下蓋部材4は、内部に第2ゲル層2を充填するための皿状の収容部4aが一体的に形成され、その収容部4aの外壁面上端に螺溝(図示せず)が形成され、上蓋部材5の内壁下端に形成された螺溝(図示せず)と羅合、連結可能とされている。また、下蓋部材4の収容部4aには、その底面中央から筒状の支持体4bが立設されている。
【0030】
上蓋部材5は、本体部5aとこの本体部5aの頂部開口5bに嵌入される頂蓋部5cとからなり、頂蓋部5cには、その内面中央から下方に向けて柱状部5dが一体的に突出形成される。この柱状部5dが、下蓋部材4の支持体4b内に摺動可能に嵌合されることにより、下蓋部材4及び上蓋部材5相互間の位置決めが可能とされる。この両部材4、5間の位置を調節することにより、揮発量を調整し、好みに応じた香りの強さ及び/又は消臭効果を得られるようにしている。
【0031】
ゲル状芳香・消臭剤を作製するには、先ず、下蓋部材4の収容部4aと上蓋部材5の本体部5aとを羅合した状態で、上蓋部材5の頂部開口5bから第2ゲル層2の液状組成物を芳香容器3内に充填する。このとき、第2ゲル層2の液状組成物の充填量は、下蓋部材4の収容部4aの上端以下までとする。第2ゲル層2が固化した後、さらにその上に第1ゲル層1の液状組成物を芳香容器3内の所定位置までに充填固化し、頂蓋部5cが本体部5aの頂部開口5bに嵌入されることにより、本ゲル状芳香・消臭剤が形成される。このように芳香用容器3内を閉鎖状態とすることで、使用開始までに揮発成分が揮散するのを防止できる。
【0032】
上記構成のゲル状芳香・消臭剤によれば、上蓋部材5と下蓋部材4の両者間の位置を離反させて両者の密封状態を解除することにより、第1ゲル層1の揮発成分の揮散が開始され、外部空気中に香りを漂わせると共に、消臭効果を発揮する。一方、第2ゲル層2は、上面、すなわち第1ゲル層接触部2aが第1ゲル層1に接触し、第1ゲル層非接触部2bが下蓋部材4の収容部4a内壁面に接触しているので、密封状態となっており、揮発成分の揮散を開始していない。
【0033】
そして、図3に示すように、第1ゲル層1は揮発成分の揮散により次第に収縮するが、これにより第1ゲル層1と第2ゲル層2との接触面が離反し、第2ゲル層2の第1ゲル層接触部2aが露出するため、第2ゲル層2が揮発成分の揮散を開始する。したがって、ゲル状芳香・消臭剤の使用開始から使用後期まで、一定レベル以上の香り及び/又は消臭成分の放出を保持することができる。
【0034】
また、第2ゲル層2には油性ゲルが使用されているため、少ないゲル容量で多量の香料を含有することができ、また、油性ゲルは香料を揮散しても収縮がほとんどないので、表面積が減らず、芳香揮散量はほとんど一定で好適である。さらに、油性ゲルは、非加熱条件下において製造されているため、香料の熱劣化が無く、フレッシュ感のある香料成分を多量に組み込むことが可能となる。したがって、第2ゲル層2の第1ゲル層接触部2aが露出したときに、開けたての新鮮な香りが復活するので、使用後期まで高い芳香性を持続できる。
【0035】
【実施例】
つぎに、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。まず、本ゲル状芳香・消臭剤に使用するゲルについて説明する。本ゲル状芳香・消臭剤は、第1ゲル層1の芳香層1aの水性ゲルとして、基材にカラギーナンを使用し、芳香成分を含有するゲル(以下、芳香カラギーナンゲルと称す)を使用し、消臭層1bの水性ゲルとして、基材にカラギーナンを使用し、消臭成分を含有するゲル(以下、消臭カラギーナンゲルと称す)を使用し、第2ゲル層2として、油性ゲルを使用する。本実施例における芳香カラギーナンゲルの原料配合量を表1に、消臭カラギーナンゲルの原料配合量を表2に、油性ゲルの原料配合量を表3に示す。また、比較例における芳香カラギーナンゲルの原料配合量を表4に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
上記それぞれのゲルの作製手順を以下説明する。
【0041】
芳香カラギーナンゲル(実施例及び比較例):初水に基材及び分散媒を加えて撹拌し、85℃まで昇温して10分間放置し、残水でゲル温度を60℃まで下げる。一方、界面活性剤は約40℃に加温して溶かし、室温に戻した後着香料を添加した状態で、溶液状のゲル状部組成物に加えた。
【0042】
消臭カラギーナンゲル:初水に基材及び分散媒を加えて撹拌し、85℃まで昇温して10分間放置し、残水でゲル温度を60℃まで下げる。この溶液状のゲル状部組成物に消臭剤を添加した。
【0043】
油性ゲル:着香料、透明化剤及び架橋剤を混合したものをA液とし、溶剤及び基材を混合したものをB液とし、これらA液及びB液を混合した。これらの反応は全て5〜35℃以下、好ましくは5〜15℃の温度下で行う。
【0044】
本実施例のゲル状芳香・消臭剤は、上記のようにして作製した溶液状ゲルを、表5に示すように、下層の第2ゲル層2に油性ゲル、上層の第1ゲル層1の消臭層1bに消臭カラギーナンゲル、芳香層1aに芳香カラギーナンゲルとなるよう、表に示す分量で芳香用容器3内に充填、固化したものを使用した。比較例は、第1ゲル層1の消臭層1bに消臭カラギーナンゲル、芳香層1aに芳香カラギーナンゲル(比較例)を使用した。なお、実施例においては、第2ゲル層2、第1ゲル層1の消臭層1b、第1ゲル層1の芳香層1aの順に下から積層し、比較例においては、第1ゲル層1の消臭層1b、第1ゲル層1の芳香層1aの順に下から積層した。
【0045】
【表5】
【0046】
以上のようにして作製した各ゲル状芳香・消臭剤の使用初期(使用開始直後)、使用中期(使用開始後15日経過後)、使用後期(使用開始後30日経過後)のものについて、7人のパネラー(男性5人、女性2人)に対し、官能検査の絶対判断法により、香りの強度及び嗜好性の評価並びにそれらの総合評価について判断させた。香りの強度の評価を表6に、香りの嗜好性の評価を表7に、それらの総合評価を表8に示す。なお、香りの嗜好性の評価は、香りの質としての判定であり、総合評価は、香りの強度及び嗜好性を併せたゲル状芳香・消臭剤としての総合的な判定である。また、7人のパネラーは、全員が正常な嗅覚を持ち、芳香消臭剤の開発業務を行って約2年以上の経験を有する者である。
【0047】
官能試験方法について説明する。まず、容積が1000Lのステンレス製官能ボックス内の空気を無臭と感じるまで(通常20〜30分間)換気した後、官能ボックス内にゲル状芳香・消臭剤を整置する。そして、室温(約25℃)にて20分間放置後、ボックス正面の小窓から鼻を近づけ、香りの強さ、嗜好性、総合評価を判定し、7人のそれぞれの結果について平均を出す。なお、それぞれの判定(点数化)は、それぞれの表の下に記載された基準にて行う。
【0048】
【表6】
5・・・強い
4・・・やや強い
3・・・普通
2・・・やや弱い
1・・・弱い
【0049】
【表7】
2・・・良い
1・・・やや良い
0・・・普通
−1・・・やや悪い
−2・・・悪い
【0050】
【表8】
2・・・適する
1・・・やや適する
0・・・どちらともいえない
−1・・・あまり適さない
−2・・・適さない
【0051】
以上の結果から、第2ゲル層2に油性ゲルを使用した実施例は、比較例に比べて、香りの強度、香りの嗜好性及び総合評価について、中期から後期においても評価が高いことが分かる。したがって、本ゲル状芳香・消臭剤は、香りの強さ及び質を維持しつつ、長期間にわたって高い芳香性を保つことができる。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明に係るゲル状芳香・消臭剤は、使用開始直後は、表面が空気中に露出している第1ゲル層が揮発成分の揮散を開始し、その後、第1ゲル層の揮散収縮に伴って第1ゲル層接触部が露出することにより初めて、第2ゲル層が揮発成分の揮散を開始するので、第1ゲル層の芳香揮散能力が落ちてくる使用中期から使用後期段階においても、香りの強度及び質を保ちながら高い芳香揮散が可能となる。
【0053】
また、第1ゲル層及び/又は第2ゲル層は、非加熱条件下において製造されているため、香料の熱劣化が無く、フレッシュ感のある香料成分を多量に組み込むことが可能となる。したがって、第2ゲル層の第1ゲル層接触部が露出したときに、開けたての新鮮な香りが復活するので、後期まで高い芳香性を持続できる。
【0054】
また、第2ゲル層には油性ゲルが使用されているため、少ないゲル容量で多量の香料を含有することができ、また、油性ゲルは香料を揮散しても収縮がほとんどないので表面積が減らず、芳香揮散量はほとんど一定で好適である。
【0055】
また、油性ゲルだけではほとんど収縮がないので消耗状態が分かりにくいが、油性ゲルと収縮性の高い第1ゲル層とを組み合わせれば、第1ゲル層の収縮状態をみることにより、油性ゲルの消耗状態を判断しやすくなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本ゲル状芳香・消臭剤の分解斜視図
【図2】図1の要部拡大斜視図
【図3】使用後期における本ゲル状芳香・消臭剤の分解斜視図
【図4】本ゲル状芳香・消臭剤の断面図
【符号の説明】
1 第1ゲル層
2 第2ゲル層
2a 第1ゲル層接触部
3 芳香用容器
4 下蓋部材
4a 収容部
4b 支持体
5 上蓋部材
Claims (6)
- 芳香成分及び/又は消臭成分を含有する第1ゲル層及び第2ゲル層が互いにゲル表面の一部において接触しており、該第2ゲル層は、第1ゲル層との非接触部が被覆され、前記第1ゲル層は第2ゲル層よりも収縮性が大きく、第1ゲル層が収縮することにより第2ゲル層の第1ゲル層接触部が露出するゲル状芳香・消臭剤であって、前記第2ゲル層が充填される皿状の収容部に支持体が立設され、該支持体の周囲に第1ゲル層が保持され、前記支持体は、第1ゲル層が第2ゲル層と離反する方向に向かって断面積が小さくなる棒状に形成されたことを特徴とするゲル状芳香・消臭剤。
- 前記第1ゲル層に、多孔質粉体が配合されたことを特徴とする請求項1に記載のゲル状芳香・消臭剤。
- 上層が第1ゲル層で、下層が第2ゲル層の積層構造とされたことを特徴とする請求項1又は2に記載のゲル状芳香・消臭剤。
- 前記第1ゲル層及び/又は第2ゲル層は、非加熱条件下で製造されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のゲル状芳香・消臭剤。
- 前記第2ゲル層は、油性ゲルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のゲル状芳香・消臭剤。
- 前記油性ゲルは、透光性を有することを特徴とする請求項5に記載のゲル状芳香・消臭剤。
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