JPH07289575A - 香料添加コンドーム及びコンドームへの香料添加方法 - Google Patents

香料添加コンドーム及びコンドームへの香料添加方法

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JPH07289575A
JPH07289575A JP6089621A JP8962194A JPH07289575A JP H07289575 A JPH07289575 A JP H07289575A JP 6089621 A JP6089621 A JP 6089621A JP 8962194 A JP8962194 A JP 8962194A JP H07289575 A JPH07289575 A JP H07289575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condom
perfume
lubricant
fragrance
added
Prior art date
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Pending
Application number
JP6089621A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Fujisaki
純一 藤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamoto Industries Inc
Original Assignee
Okamoto Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】香りを有するコンドームに関し、望ましい香料
を選び、これをコンドームへ添加し、香りを有するコン
ドームを提供することを目的とする。 【構成】香料を含む潤滑剤を付着させたコンドームにお
いて、潤滑剤と香料との重量比を100:0.1〜1.
5として構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンドーム、詳しくは香
りを有するコンドームに関する。
【0002】
【従来の技術】芳香を発する商品は、日常生活のさまざ
まな場所で使用されている。化粧室内や自動車内を香り
で満たす香水や、人体に直接使用する香水は香りを出す
ことを目的としたものだが、その他、香りを持つティッ
シュペーパーや香料入りのスキンクリームなども市販さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンドームは人体に装
着し肌に直に触れるので、香りを付けて商品価値を高め
ることには非常に馴染む商品である。しかし、コンドー
ムはゴム系の素材で構成されており、香料を添加するこ
とにより素材の劣化が促進されるという問題があった。
また、コンドームそのものに香りを持たせようとした場
合、その製造過程で加熱処理する間に香気が抜けてしま
うという問題がある。
【0004】本発明は、コンドームにとって望ましい香
料を選び、これをコンドームへ添加し、香りを有するコ
ンドームを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は、前記特許請求の範囲に記載した手段にて達成さ
れる。
【0006】すなわち、請求項1の発明は、香料を含む
潤滑剤を付着させたコンドームであって、潤滑剤と香料
との重量比が、100:0.1〜1.5である香料添加
コンドームである。
【0007】また、請求項2の発明は、前記香料成分の
70%以上が、a.シクロペンタデカリノド、b.ヒド
ロキシシトロネラール ジメチルアセタール、c.メチ
ルジヒドロジャスモネート、d.フェニルエチル アル
コール、e.ベンジル アセテート、f.シトロネロー
ル、g.アルファ−ヘキシルシンナミック アルデヒ
ド、h.メチル イオノン、i.トリエチルシトレー
ト、j.シトロネリルアセテート、k.イソブチルサリ
シレートの単独又は混合である香料添加コンドームであ
る。
【0008】また、請求項3の発明は、巻き上げ後の平
面状コンドームに香料を含む前記潤滑剤を滴下すること
を特徴とするコンドームへの香料添加方法である。
【0009】
【作用】香料添加量があまり少ないとコンドームから香
りが出てこないし、あまり多過ぎるとコンドーム素材の
劣化を促進する。0.1%以上の添加量があればコンド
ームは香り、1.5%以下の添加量であればコンドーム
劣化の影響はほとんどない。
【0010】また、請求項2記載のシクロペンタデカリ
ノドなど全11種類の物質は、人体への影響がないこと
が確認されているが、これらの成分が70%未満の場合
にはコンドーム劣化の影響が出てくる。70%以上であ
れば心配ない。
【0011】一般に、水に易溶な潤滑剤を巻き上げ後の
平面状コンドームに一滴又は数滴だけ滴下すると、潤滑
剤は自然にコンドーム全面に浸透していく。従って、こ
の潤滑剤に香料を予め混ぜておくと、その潤滑剤の浸透
と共に香料はコンドーム全面に塗布されることになる。
【0012】
【実施例】後述の香料配合を、所定の潤滑剤100gに
添加し混合した。これを各種材質よりなる巻き上げたコ
ンドームにひとつ当たり約200mg滴下し、密閉包装
し、一年放置後におけるコンドームの伸び残率を調べ
た。伸び残率は、下記数式にて算出する。
【数1】
【0013】なお、コンドームの膜厚は0.03mm
で、一つあたり約1.0gであった。通常用いられるコ
ンドームは膜厚0.02〜0.04mmであり、一つあ
たりの重量は0.6〜1.5gである。
【0014】第1〜第16実施例では、潤滑剤として粘
度200cpsのジメチルポリシロキサンを、コンドー
ム素材として天然ゴムラテックスを用いた。比較例及び
実施例の各香料配合とその伸び残率とを表1に示す。
【表1】
【0015】第17〜32実施例では、ヒドロキシメチ
ルプロピルセルロース0.25g、プロピレングリコー
ル90g、パラベン0.1g、及び精製水9.65gを
混合した潤滑剤と、天然ゴムラテックス製のコンドーム
とを用いた。比較例及び実施例の各香料配合とその伸び
残率とを表2に示す。
【表2】
【0016】第33〜48実施例では、潤滑剤として粘
度200cpsのジメチルポリシロキサンを、コンドー
ム素材としてSEBSを用いた。比較例及び実施例の各
香料配合とその伸び残率とを表3に示す。
【表3】
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
肌との相性が良い香料を選択的に適量使用しているの
で、人体への影響やコンドーム劣化を心配する必要が無
い。そして、この香料をコンドームへ添加する際には、
潤滑剤に混ぜる手法を用いているので、製造ラインに大
きな変更を加える事無く、簡単に香料の塗布が行えると
いう効果を奏する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】香料を含む潤滑剤を付着させたコンドーム
    であって、 潤滑剤と香料との重量比が、100:0.1〜1.5で
    あることを特徴とする香料添加コンドーム。
  2. 【請求項2】前記香料成分の70%以上が下記物質a〜
    kの単独又は混合である請求項1記載の香料添加コンド
    ーム。 a.シクロペンタデカリノド b.ヒドロキシシトロネラール ジメチルアセタール c.メチル ジヒドロジャスモネート d.フェニルエチル アルコール e.ベンジル アセテート f.シトロネロール g.アルファ−ヘキシルシンナミック アルデヒド h.メチル イオノン i.トリエチルシトレート j.シトロネリルアセテート k.イソブチルサリシレート
  3. 【請求項3】巻き上げ後の平面状コンドームに香料を含
    む前記潤滑剤を滴下することを特徴とするコンドームへ
    の香料添加方法。
JP6089621A 1994-04-27 1994-04-27 香料添加コンドーム及びコンドームへの香料添加方法 Pending JPH07289575A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005523239A (ja) * 2001-10-02 2005-08-04 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド 芳香族化合物を用いるエキソプロテイン産生の抑制
CN103213226A (zh) * 2013-05-06 2013-07-24 中国热带农业科学院南亚热带作物研究所 一种含有天然肉桂醛抗菌消炎润滑型避孕套的制备方法

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