JP2581596Y2 - 物品収納構造体 - Google Patents
物品収納構造体Info
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- JP2581596Y2 JP2581596Y2 JP3756892U JP3756892U JP2581596Y2 JP 2581596 Y2 JP2581596 Y2 JP 2581596Y2 JP 3756892 U JP3756892 U JP 3756892U JP 3756892 U JP3756892 U JP 3756892U JP 2581596 Y2 JP2581596 Y2 JP 2581596Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は物品収納構造体に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】昇降台を有する昇降棚等の物品収納構造
体においては、従来では、該昇降台を、モータ、チェー
ン等を有する上下動機構を介して上下動させるものや、
積載荷重をスプリング等の弾発保持部材の保持力に釣合
わせることにより、該昇降台の手動による上げ下げを可
能としたものがあった。
体においては、従来では、該昇降台を、モータ、チェー
ン等を有する上下動機構を介して上下動させるものや、
積載荷重をスプリング等の弾発保持部材の保持力に釣合
わせることにより、該昇降台の手動による上げ下げを可
能としたものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上下動機構を
使用すれば、全体の構造が複雑となり、危険であり、し
かもコスト高となる欠点があった。
使用すれば、全体の構造が複雑となり、危険であり、し
かもコスト高となる欠点があった。
【0004】また、積載荷重を釣合わせるものでは、軽
荷重に合わせれば、重荷重の際、その重荷重のため昇降
台を上昇させにくく、逆に、重荷重に合わせれば、軽荷
重の際、その弾発力のため引き下げにくくなるという欠
点があった。
荷重に合わせれば、重荷重の際、その重荷重のため昇降
台を上昇させにくく、逆に、重荷重に合わせれば、軽荷
重の際、その弾発力のため引き下げにくくなるという欠
点があった。
【0005】そこで、本考案では、物品を昇降台に積載
した場合も積載しない場合も昇降台を手で軽く上昇させ
たり下降させたりすることができる物品収納構造体を提
供することを目的とする。
した場合も積載しない場合も昇降台を手で軽く上昇させ
たり下降させたりすることができる物品収納構造体を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案に係る物品収納構造体は、上下動自在な主
台と該主台に弾発部材を介して弾発的に取付けられると
共に物品が積載される副台とを有する昇降台と、該昇降
台の重量と略釣合って該昇降台の上下方向位置の変更を
該昇降台への微小な押圧力付与をもって可能とする第1
バランス機構と、上記副台への物品積載による該副台と
上記主台との間の変位を検知する検知機構と、該検知機
構の変位検知により積載荷重と略釣合う力にて上記昇降
台を保持し該昇降台の上下方向位置の変更を該昇降台へ
の微小な押圧力付与をもって可能とする第2バランス機
構と、を備えたものである。
めに、本考案に係る物品収納構造体は、上下動自在な主
台と該主台に弾発部材を介して弾発的に取付けられると
共に物品が積載される副台とを有する昇降台と、該昇降
台の重量と略釣合って該昇降台の上下方向位置の変更を
該昇降台への微小な押圧力付与をもって可能とする第1
バランス機構と、上記副台への物品積載による該副台と
上記主台との間の変位を検知する検知機構と、該検知機
構の変位検知により積載荷重と略釣合う力にて上記昇降
台を保持し該昇降台の上下方向位置の変更を該昇降台へ
の微小な押圧力付与をもって可能とする第2バランス機
構と、を備えたものである。
【0007】
【作用】昇降台の副台に物品を積載しない場合には、昇
降台の重量と第1バランス機構の保持力とが略釣合っ
て、昇降台の上下方向の位置の変更を昇降台への微小な
押圧力付与をもって可能としているので、昇降台の上げ
下げを容易に行なうことができる。
降台の重量と第1バランス機構の保持力とが略釣合っ
て、昇降台の上下方向の位置の変更を昇降台への微小な
押圧力付与をもって可能としているので、昇降台の上げ
下げを容易に行なうことができる。
【0008】また、昇降台の副台に物品を積載した場合
には、検知機構により、物品積載による副台と主台との
変位を検知することができ、この変位検知により、その
積載荷重と略釣合う力にて第2バランス機構が昇降台を
保持し、しかも、昇降台の上下方向位置の変更を該昇降
台のへの微小な押圧力付与をもって可能としているの
で、昇降台の上げ下げを容易に行なうことができる。
には、検知機構により、物品積載による副台と主台との
変位を検知することができ、この変位検知により、その
積載荷重と略釣合う力にて第2バランス機構が昇降台を
保持し、しかも、昇降台の上下方向位置の変更を該昇降
台のへの微小な押圧力付与をもって可能としているの
で、昇降台の上げ下げを容易に行なうことができる。
【0009】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を
詳説する。
詳説する。
【0010】図1〜図4は本考案に係る物品収納構造体
を示し、具体的には昇降棚を示している。
を示し、具体的には昇降棚を示している。
【0011】この構造体は、上下動自在な主台1と副台
3とを有する昇降台4と、該昇降台4の重量と略釣合う
第1バランス機構5と、副台3と主台1との変位を検知
する検知機構6と、積載荷重と略釣合う第2バランス機
構7と、を備える。副台3には物品2(図4参照)が積
載される。
3とを有する昇降台4と、該昇降台4の重量と略釣合う
第1バランス機構5と、副台3と主台1との変位を検知
する検知機構6と、積載荷重と略釣合う第2バランス機
構7と、を備える。副台3には物品2(図4参照)が積
載される。
【0012】即ち、昇降台4の主台1は、底壁1aと後
壁1bと側壁1c,1dとを備え、ガイド機構8を介し
て矢印A,Bの如く上下動自在とされる。
壁1bと側壁1c,1dとを備え、ガイド機構8を介し
て矢印A,Bの如く上下動自在とされる。
【0013】ガイド機構8は、図3に示すように、側壁
1c,1dの外面側に配設されるガイドレール9…と、
側壁1c,1dから突設されてガイドレール9…に転動
自在として嵌合するローラ10…と、からなる。
1c,1dの外面側に配設されるガイドレール9…と、
側壁1c,1dから突設されてガイドレール9…に転動
自在として嵌合するローラ10…と、からなる。
【0014】また、昇降台4の副台3は、底壁3aと後
壁3bとを備え、該底壁3aと主台1の底壁1aとの間
に介装される弾発部材11…を介して弾発的に主台1に取
付けられる。
壁3bとを備え、該底壁3aと主台1の底壁1aとの間
に介装される弾発部材11…を介して弾発的に主台1に取
付けられる。
【0015】そして、副台3の後壁3bには、図7に示
すように、上面が傾斜面13とされる一対の切欠き部12
a,12bが形成される。
すように、上面が傾斜面13とされる一対の切欠き部12
a,12bが形成される。
【0016】一方の切欠き部12aの傾斜面13は他方の切
欠き部12bの傾斜面13より高位置とされる。
欠き部12bの傾斜面13より高位置とされる。
【0017】なお、図3に示すように、主台1の側壁1
c,1dの内面には、断面コの字型のガイド部材14,14
が設けられ、このガイド部材14,14に、副台3の後壁3
bが上下動自在に嵌合している。
c,1dの内面には、断面コの字型のガイド部材14,14
が設けられ、このガイド部材14,14に、副台3の後壁3
bが上下動自在に嵌合している。
【0018】しかして、第1バランス機構5は、滑車15
と、重り16と、該重り16と昇降台4とを滑車15を介して
連結する線条体17とを備える。
と、重り16と、該重り16と昇降台4とを滑車15を介して
連結する線条体17とを備える。
【0019】即ち、重り16の重量を、昇降台4の重量と
略等しく設定し、該昇降台4の上下方向位置の変更を昇
降台4への微小な押圧力付与をもって可能としている。
略等しく設定し、該昇降台4の上下方向位置の変更を昇
降台4への微小な押圧力付与をもって可能としている。
【0020】なお、18は線条体17の一端が固着される固
着片である。
着片である。
【0021】次に、検知機構6は、主台1の後壁1bの
貫通孔19に矢印C,Dの如くスライド可能なロッド20
と、該ロッド20の先端に付設されるローラ21と、該ロッ
ド20をスライド可能として保持する保持部材22と、を備
える。
貫通孔19に矢印C,Dの如くスライド可能なロッド20
と、該ロッド20の先端に付設されるローラ21と、該ロッ
ド20をスライド可能として保持する保持部材22と、を備
える。
【0022】即ち、保持部材22は、第1片23aと第2片
23bとからなるL字型部材23と、該L字型部材23のコー
ナ部23cを揺動自在に保持する保持片24と、からなり、
この保持片24が主台1の後壁1bから突設される。
23bとからなるL字型部材23と、該L字型部材23のコー
ナ部23cを揺動自在に保持する保持片24と、からなり、
この保持片24が主台1の後壁1bから突設される。
【0023】また、ロッド20の基端がL字型部材23の第
1片23aに枢着される。
1片23aに枢着される。
【0024】従って、ロッド20が図1に示す状態から矢
印C方向に押圧されれば、図4に示すように、L字型部
材23が矢印Eの如くコーナ部23cを中心に揺動し、第2
片23bが後方下傾状となる。
印C方向に押圧されれば、図4に示すように、L字型部
材23が矢印Eの如くコーナ部23cを中心に揺動し、第2
片23bが後方下傾状となる。
【0025】逆に、第2片23bの後部が上方へ押圧され
れば、L字型部材23が矢印Eと逆方向にコーナ部23cを
中心に揺動し、ロッド20が矢印D方向に押圧され、図1
に示す元の状態とする。
れば、L字型部材23が矢印Eと逆方向にコーナ部23cを
中心に揺動し、ロッド20が矢印D方向に押圧され、図1
に示す元の状態とする。
【0026】なお、検知機構6のロッド20、ローラ21等
は副台3の切欠き部12a,12bに対応して夫々2個づつ
設けられる。
は副台3の切欠き部12a,12bに対応して夫々2個づつ
設けられる。
【0027】そして、図1に示すように物品2が副台3
に積載されていない状態では、図7に示すように各検知
機構6のローラ21,21は切欠き部12a,12b内の上部に
位置し、図4に示すように、物品2が副台3に積載され
た際には、この積載荷重により、弾発部材11の弾発力に
抗して副台3が下降し、これにより、ローラ21,21が切
欠き部12a,12bの傾斜面13,13に沿って矢印C方向に
押圧される。
に積載されていない状態では、図7に示すように各検知
機構6のローラ21,21は切欠き部12a,12b内の上部に
位置し、図4に示すように、物品2が副台3に積載され
た際には、この積載荷重により、弾発部材11の弾発力に
抗して副台3が下降し、これにより、ローラ21,21が切
欠き部12a,12bの傾斜面13,13に沿って矢印C方向に
押圧される。
【0028】従って、副台3の下降にともなって、初め
は、切欠き部12bに対応するロッド20が矢印C方向に移
動し、この状態からさらに副台3が下降すれば、切欠き
部12aに対応するロッド20が矢印C方向に移動する。
は、切欠き部12bに対応するロッド20が矢印C方向に移
動し、この状態からさらに副台3が下降すれば、切欠き
部12aに対応するロッド20が矢印C方向に移動する。
【0029】次に、第2バランス機構7は、主台1に取
付片25を介して取付けられるガススプリングからなる。
付片25を介して取付けられるガススプリングからなる。
【0030】このガススプリングは、図5と図6に示す
ように、シリンダ本体26と、該シリンダ本体26に軸心方
向往復動自在に内嵌されるピストン27と、該ピストン27
に連結されるピストンロッド28と、該ピストンロッド28
の軸心孔28a内に軸心方向往復動自在に挿通されるスラ
イドピン29と、を備える。
ように、シリンダ本体26と、該シリンダ本体26に軸心方
向往復動自在に内嵌されるピストン27と、該ピストン27
に連結されるピストンロッド28と、該ピストンロッド28
の軸心孔28a内に軸心方向往復動自在に挿通されるスラ
イドピン29と、を備える。
【0031】即ち、シリンダ本体26内は、ピストン27に
て第1室30と第2室31とに区切られる。
て第1室30と第2室31とに区切られる。
【0032】ピストン27は、円筒部27aと該円筒部27a
の基端に連設される基端大径部27bとからなり、軸心孔
32が貫通されている。
の基端に連設される基端大径部27bとからなり、軸心孔
32が貫通されている。
【0033】また、軸心孔32は、大径部32aと中径部32
bと小径部32cとからなり、大径部32aにピストンロッ
ド28の基端部が嵌合されている。
bと小径部32cとからなり、大径部32aにピストンロッ
ド28の基端部が嵌合されている。
【0034】そして、ピストンロッド28の基端面には孔
部33が設けられ、この孔部33に円筒体34の先端部が嵌合
している。
部33が設けられ、この孔部33に円筒体34の先端部が嵌合
している。
【0035】この円筒体34はその両端部に外鍔部35,35
が形成される。
が形成される。
【0036】従って、円筒体34は先端の外鍔部35を省い
て軸心孔32の中径部32b内に内装され、中径部32bの内
周面との間に隙間部36を形成する。
て軸心孔32の中径部32b内に内装され、中径部32bの内
周面との間に隙間部36を形成する。
【0037】また、円筒体34には、隙間部36と該円筒体
34の孔部37とを連通連結する連通孔38,38が設けられ、
ピストン27の円筒部27aには、隙間部36と第1室30とを
連通連結する連通孔39が設けられる。
34の孔部37とを連通連結する連通孔38,38が設けられ、
ピストン27の円筒部27aには、隙間部36と第1室30とを
連通連結する連通孔39が設けられる。
【0038】スライドピン29の基端部には、周方向凹溝
40が設けられ、さらに、基端面には円盤形状の係止板49
が付設される。
40が設けられ、さらに、基端面には円盤形状の係止板49
が付設される。
【0039】従って、図5に示す状態では、第1室30と
隙間部36とは連通孔39を介して連通連結されると共に、
スライドピン29の周方向凹溝40にて隙間部41が形成さ
れ、この隙間部41と隙間部36とが連通孔38,38を介して
連通連結される。
隙間部36とは連通孔39を介して連通連結されると共に、
スライドピン29の周方向凹溝40にて隙間部41が形成さ
れ、この隙間部41と隙間部36とが連通孔38,38を介して
連通連結される。
【0040】そして、この図5に示す状態から図6に示
すように、スライドピンを矢印Fの如く下方へ押圧すれ
ば、隙間部41と隙間部36とが連通連結された状態で、隙
間部41と第2室31とが連通され、これにより、ピストン
27が上昇してピストンロッド28が伸びる。
すように、スライドピンを矢印Fの如く下方へ押圧すれ
ば、隙間部41と隙間部36とが連通連結された状態で、隙
間部41と第2室31とが連通され、これにより、ピストン
27が上昇してピストンロッド28が伸びる。
【0041】また、図6に示す状態からスライドピン29
の矢印F方向へ押圧力を解除すれば、スライドピン29が
上昇して図5に示す状態となってピストンロッド28の伸
びが停止する。
の矢印F方向へ押圧力を解除すれば、スライドピン29が
上昇して図5に示す状態となってピストンロッド28の伸
びが停止する。
【0042】図1において、43は昇降台4の上昇を規制
するロック機構であり、このロック機構43は、爪部材44
と、第1片45aと第2片45bとからなるL字型部材45
と、該L字型部材45の第2片45bに連結される操作部材
46と、を備える。47は操作部材46に連結される操作環で
ある。
するロック機構であり、このロック機構43は、爪部材44
と、第1片45aと第2片45bとからなるL字型部材45
と、該L字型部材45の第2片45bに連結される操作部材
46と、を備える。47は操作部材46に連結される操作環で
ある。
【0043】L字型部材45の第1片45aに爪部材44の基
端部が枢着される。
端部が枢着される。
【0044】従って、図1に示す状態(ロック状態)か
ら操作部材46を図4の矢印Gの如く引張れば、L字型部
材45の矢印Hの如くそのコーナ部45cを中心に揺動し、
爪部材44が矢印Iの如く引張られ、ロック状態が解除さ
れ、昇降台4の上昇が可能となる。
ら操作部材46を図4の矢印Gの如く引張れば、L字型部
材45の矢印Hの如くそのコーナ部45cを中心に揺動し、
爪部材44が矢印Iの如く引張られ、ロック状態が解除さ
れ、昇降台4の上昇が可能となる。
【0045】また、操作部材46の引張を解除すれば、逆
にL字型部材45が矢印Hと逆方向に揺動し、爪部材44が
矢印Iと逆方向に移動し、図1に示すロック状態とな
る。
にL字型部材45が矢印Hと逆方向に揺動し、爪部材44が
矢印Iと逆方向に移動し、図1に示すロック状態とな
る。
【0046】しかして、図2は昇降台4が最上位置にあ
る場合を示し、この場合、ロック機構43とは別のロック
機構48により、昇降台4の下降を規制している。
る場合を示し、この場合、ロック機構43とは別のロック
機構48により、昇降台4の下降を規制している。
【0047】このロック機構48も、爪部材44とL字型部
材45と操作部材46とを備え、同様に、図2に示す状態か
ら操作部材46を下方へ引張れば、L字型部材45が揺動
し、ロック状態が解除される。
材45と操作部材46とを備え、同様に、図2に示す状態か
ら操作部材46を下方へ引張れば、L字型部材45が揺動
し、ロック状態が解除される。
【0048】逆に、操作部材46の引張りを解除すれば、
L字型部材45が揺動し、爪部材44が図2に示す状態に戻
ってロック状態となる。
L字型部材45が揺動し、爪部材44が図2に示す状態に戻
ってロック状態となる。
【0049】次に、上述の如く構成された物品収納構造
体の使用方法を説明する。
体の使用方法を説明する。
【0050】図1や図2に示すように、昇降台4の副台
3に物品2が積載しない状態では、昇降台4の重量と第
1バランス機構5とが略釣合っているので、昇降台4の
上昇及び下降を手で軽く行なうことができる。
3に物品2が積載しない状態では、昇降台4の重量と第
1バランス機構5とが略釣合っているので、昇降台4の
上昇及び下降を手で軽く行なうことができる。
【0051】従って、昇降台4を簡単に上下方向位置を
変更することができる。
変更することができる。
【0052】また、最下位置において、図4に示すよう
に、物品2を副台3に積載すれば、この物品2の荷重に
より、副台3が弾発部材11の弾発力に抗して下降する。
に、物品2を副台3に積載すれば、この物品2の荷重に
より、副台3が弾発部材11の弾発力に抗して下降する。
【0053】下降すれば、検知機構6のロッド20が矢印
C方向へ押圧され、L字型部材23が矢印Eの如く揺動
し、これにより、第2バランス機構7のスライドピン29
が矢印Fの如く下方へ押圧される。
C方向へ押圧され、L字型部材23が矢印Eの如く揺動
し、これにより、第2バランス機構7のスライドピン29
が矢印Fの如く下方へ押圧される。
【0054】スライドピン29が矢印Fの如く下方へ押圧
されれば、ピストンロッド28が伸びようとする。この場
合、シリンダ本体26の下面26aは床面42に当接してい
る。
されれば、ピストンロッド28が伸びようとする。この場
合、シリンダ本体26の下面26aは床面42に当接してい
る。
【0055】従って、昇降台4が第2バランス機構7に
て積載荷重と略釣合う力でもって保持され、手で軽く昇
降台4の上昇及び下降を行なうことができる。
て積載荷重と略釣合う力でもって保持され、手で軽く昇
降台4の上昇及び下降を行なうことができる。
【0056】即ち、昇降台4の副台3に物品2を積載し
ない場合でも積載した場合でも、昇降台4を簡単に上下
方向位置を変更することができる。
ない場合でも積載した場合でも、昇降台4を簡単に上下
方向位置を変更することができる。
【0057】なお、この実施例では、傾斜面13の高さ位
置が相違する2つの切欠き部12a,12bを設け、しか
も、これらに対応してローラ21等が夫々一対づつ設けら
れているので、積載される物品2の荷重が大きくても十
分に対応することができる。
置が相違する2つの切欠き部12a,12bを設け、しか
も、これらに対応してローラ21等が夫々一対づつ設けら
れているので、積載される物品2の荷重が大きくても十
分に対応することができる。
【0058】次に、図8〜図10は他の実施例を示し、こ
の場合、床下収納庫の場合を示している。
の場合、床下収納庫の場合を示している。
【0059】即ち、昇降台4が床面42に設けられた凹所
50内に上下動可能に収納されるものであり、昇降台4と
ガイド機構8とは図1に示す実施例と同様であるので、
その説明を省略する。
50内に上下動可能に収納されるものであり、昇降台4と
ガイド機構8とは図1に示す実施例と同様であるので、
その説明を省略する。
【0060】また、第1バランス機構5は、図1に示す
ものに比べて滑車15が1個増えている。
ものに比べて滑車15が1個増えている。
【0061】しかして、検知機構6は、主台1の貫通孔
19に挿通されるロッド51と、該ロッド51の先端に付設さ
れるローラ52と、該ローラ52と主台1の後壁1bとの間
に介装される弾発部材53と、を備える。
19に挿通されるロッド51と、該ロッド51の先端に付設さ
れるローラ52と、該ローラ52と主台1の後壁1bとの間
に介装される弾発部材53と、を備える。
【0062】即ち、図8や図9に示すように物品2が副
台3に積載されていない状態では、弾発部材53の弾発力
にてロッド51が前方へ押圧され、ローラ52が切欠き部12
a,12b内の上部に位置している。
台3に積載されていない状態では、弾発部材53の弾発力
にてロッド51が前方へ押圧され、ローラ52が切欠き部12
a,12b内の上部に位置している。
【0063】また、第2バランス機構7は、この場合、
スライドピン29を有さない通常のガススプリングからな
る。
スライドピン29を有さない通常のガススプリングからな
る。
【0064】即ち、この第2バランス機構7は、シリン
ダ本体54が凹所50の底面55に載置される。
ダ本体54が凹所50の底面55に載置される。
【0065】しかして、図8と図10に示すように、昇降
台4が最上位置である際には、ロッド51が、第2バラン
ス機構7の最伸長状態のピストンロッド56の上端より上
方に位置する。
台4が最上位置である際には、ロッド51が、第2バラン
ス機構7の最伸長状態のピストンロッド56の上端より上
方に位置する。
【0066】なお、この構造体においても、最上位置に
おける昇降台4の下降を規制するロック機構57と、最下
位置における昇降台4の上昇を規制するロック機構58が
設けられる。
おける昇降台4の下降を規制するロック機構57と、最下
位置における昇降台4の上昇を規制するロック機構58が
設けられる。
【0067】即ち、ロック機構57,58は、夫々、爪部材
59と、第1片60aと第2片60bとからなるL字型部材60
と、操作部材61と、を備え、操作部材61を、図9に示す
ように、矢印の如く上方へ引張れば、L字型部材60が矢
印Jの如く揺動し、爪部材59が矢印Kの如く引込められ
る。
59と、第1片60aと第2片60bとからなるL字型部材60
と、操作部材61と、を備え、操作部材61を、図9に示す
ように、矢印の如く上方へ引張れば、L字型部材60が矢
印Jの如く揺動し、爪部材59が矢印Kの如く引込められ
る。
【0068】しかして、上述の如く構成された物品収納
構造体の使用方法を説明する。
構造体の使用方法を説明する。
【0069】図8と図9に示すように、昇降台4の副台
3に物品2を積載しない場合、昇降台4の重量と第1バ
ランス機構5とが略釣合っているので、昇降台4の上昇
及び下降を手で軽く行なうことができる。
3に物品2を積載しない場合、昇降台4の重量と第1バ
ランス機構5とが略釣合っているので、昇降台4の上昇
及び下降を手で軽く行なうことができる。
【0070】また、最上位置において、図10に示すよう
に、物品2を副台3に積載すれば、この物品2の荷重に
より、副台3は弾発部材11の弾発力に抗して下降する。
に、物品2を副台3に積載すれば、この物品2の荷重に
より、副台3は弾発部材11の弾発力に抗して下降する。
【0071】下降すれば、ロッド51が矢印C方向へ押圧
され、ロッド51の後部が第2バランス機構7のピストン
ロッド56の上端に対応し、このロッド51の後部がピスト
ンロッド56の上端に当接する。
され、ロッド51の後部が第2バランス機構7のピストン
ロッド56の上端に対応し、このロッド51の後部がピスト
ンロッド56の上端に当接する。
【0072】従って、昇降台4が、第2バランス機構7
にて積載荷重と略釣合う力でもって保持され、手で軽く
昇降台4の上昇及び下降を行なうことができる。
にて積載荷重と略釣合う力でもって保持され、手で軽く
昇降台4の上昇及び下降を行なうことができる。
【0073】なお、物品2を最上位置において昇降台4
から降せば、副台3が弾発部材11の弾発力にて上昇し、
これにより、弾発部材53の弾発力にてロッド51が矢印D
の如くスライドする。
から降せば、副台3が弾発部材11の弾発力にて上昇し、
これにより、弾発部材53の弾発力にてロッド51が矢印D
の如くスライドする。
【0074】即ち、物品2を積載していない状態では、
ロッド51が引込み状となって、昇降台4を上下動させる
際に、ロッド51が第2バランス機構7に接触せず、昇降
台4の上下動はなめらかに行なえる。
ロッド51が引込み状となって、昇降台4を上下動させる
際に、ロッド51が第2バランス機構7に接触せず、昇降
台4の上下動はなめらかに行なえる。
【0075】なお、本考案は上述の実施例に限定され
ず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、第1バランス機構5として、図例のものに
代えて、常時、昇降台4を押上げるガススプリング等を
使用するも自由であり、また、ロック機構43,48,57,
58として、図示の手動式のものに代えて、公知手段の無
段式のブレーキ機構を使用するも自由であり、さらに、
副台3に設けられる切欠き部としても3個以上とするも
自由であり、この場合、これに対応して第2バランス機
構7のガススプリングが3個以上となる。
ず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、第1バランス機構5として、図例のものに
代えて、常時、昇降台4を押上げるガススプリング等を
使用するも自由であり、また、ロック機構43,48,57,
58として、図示の手動式のものに代えて、公知手段の無
段式のブレーキ機構を使用するも自由であり、さらに、
副台3に設けられる切欠き部としても3個以上とするも
自由であり、この場合、これに対応して第2バランス機
構7のガススプリングが3個以上となる。
【0076】使用場所としては、一般の家庭であって
も、オフィスであってもよい。
も、オフィスであってもよい。
【0077】
【考案の効果】本考案は上述の如く構成しているので、
次に記載する効果を奏する。
次に記載する効果を奏する。
【0078】 物品2を副台3に積載した場合も積載
しない場合もスムースに手で軽く昇降台4を上昇させた
り下降させたりすることができる。
しない場合もスムースに手で軽く昇降台4を上昇させた
り下降させたりすることができる。
【0079】 モータ等の電力源を使用する必要がな
く、全体として構造が簡単であり、しかもコスト高とな
らない利点もある。
く、全体として構造が簡単であり、しかもコスト高とな
らない利点もある。
【図1】本考案の一実施例を示す簡略断面図である。
【図2】簡略断面図である。
【図3】簡略平面図である。
【図4】物品を積載した状態の簡略断面図である。
【図5】第2バランス機構の要部拡大断面図である。
【図6】第2バランス機構の作用説明図である。
【図7】検知機構の要部側面図である。
【図8】他の実施例の簡略断面図である。
【図9】簡略断面図である。
【図10】物品を積載した状態の簡略断面図である。
【符号の説明】 1 主台 2 物品 3 副台 4 昇降台 5 第1バランス機構 6 検知機構 7 第2バランス機構 11 弾発部材
Claims (1)
- 【請求項1】 上下動自在な主台1と該主台1に弾発部
材11を介して弾発的に取付けられると共に物品2が積載
される副台3とを有する昇降台4と、該昇降台4の重量
と略釣合って該昇降台4の上下方向位置の変更を該昇降
台4への微小な押圧力付与をもって可能とする第1バラ
ンス機構5と、上記副台3への物品積載による該副台3
と上記主台1との間の変位を検知する検知機構6と、該
検知機構6の変位検知により積載荷重と略釣合う力にて
上記昇降台4を保持し該昇降台4の上下方向位置の変更
を該昇降台4への微小な押圧力付与をもって可能とする
第2バランス機構7と、を備えたことを特徴とする物品
収納構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3756892U JP2581596Y2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 物品収納構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3756892U JP2581596Y2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 物品収納構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588337U JPH0588337U (ja) | 1993-12-03 |
JP2581596Y2 true JP2581596Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=12501136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3756892U Expired - Lifetime JP2581596Y2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 物品収納構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581596Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-07 JP JP3756892U patent/JP2581596Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0588337U (ja) | 1993-12-03 |
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