JP2581591Y2 - クローラ式走行装置のアイドルホイル支持構造 - Google Patents
クローラ式走行装置のアイドルホイル支持構造Info
- Publication number
- JP2581591Y2 JP2581591Y2 JP1992020379U JP2037992U JP2581591Y2 JP 2581591 Y2 JP2581591 Y2 JP 2581591Y2 JP 1992020379 U JP1992020379 U JP 1992020379U JP 2037992 U JP2037992 U JP 2037992U JP 2581591 Y2 JP2581591 Y2 JP 2581591Y2
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- Japan
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- idle wheel
- spring
- sleeve
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- Springs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコンバインや運搬車等に
用いられるクローラ式走行装置におけるクローラ緊張用
アイドルホイルの支持構造に関する。
用いられるクローラ式走行装置におけるクローラ緊張用
アイドルホイルの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】クローラ式走行装置においては、アイド
ルホイルの位置をボルトで移動してクローラの張りを調
節する。又、アイドルホイルはばねで弾発的に支持して
クローラに急激な引っ張り力が加わるとその力を逃がす
よう移動する。
ルホイルの位置をボルトで移動してクローラの張りを調
節する。又、アイドルホイルはばねで弾発的に支持して
クローラに急激な引っ張り力が加わるとその力を逃がす
よう移動する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】クローラ式走行装置に
おけるアイドルホイルは前記の如くボルトとばねで支持
して複雑な構造となっている。又、ばねは泥や石などが
かみ込んで作動不良とならないようにカバーで覆ってい
る。このため、クローラが伸びてアイドルホイルの位置
を調整する場合には、ばねのカバーを外してボルトのロ
ックナットを緩めてボルトを回転させて行うことになる
がこの作業が面倒である。
おけるアイドルホイルは前記の如くボルトとばねで支持
して複雑な構造となっている。又、ばねは泥や石などが
かみ込んで作動不良とならないようにカバーで覆ってい
る。このため、クローラが伸びてアイドルホイルの位置
を調整する場合には、ばねのカバーを外してボルトのロ
ックナットを緩めてボルトを回転させて行うことになる
がこの作業が面倒である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案では、ト
ラックフレーム1にスリーブ2を固定し、このスリーブ
2の一方からアイドルホイル3を装架したヨーク4の軸
部5を嵌入し、トラックフレーム1に固定の取付金具1
2に取り付けるボルト15,16でばね受金具7,14
とばね6,21,22を一方のばね受金具7が前記スリ
ーブ2側に向けて弾発されるよう設け、該ばね受け金具
7に螺着したボルト8の先端部をスリーブ2の他方から
嵌入してヨーク4の軸部5端に当接し、ばね6,21,
22及びボルト8を覆うように取り付けるカバー9に前
記ボルト8の頭部が係合する回り止め係止部10を形成
してなるクローラ式走行装置のアイドルホイル支持構造
とした
ラックフレーム1にスリーブ2を固定し、このスリーブ
2の一方からアイドルホイル3を装架したヨーク4の軸
部5を嵌入し、トラックフレーム1に固定の取付金具1
2に取り付けるボルト15,16でばね受金具7,14
とばね6,21,22を一方のばね受金具7が前記スリ
ーブ2側に向けて弾発されるよう設け、該ばね受け金具
7に螺着したボルト8の先端部をスリーブ2の他方から
嵌入してヨーク4の軸部5端に当接し、ばね6,21,
22及びボルト8を覆うように取り付けるカバー9に前
記ボルト8の頭部が係合する回り止め係止部10を形成
してなるクローラ式走行装置のアイドルホイル支持構造
とした
【0005】
【考案の作用及び効果】ボルト8を回すことによってば
ね受け金具7からのボルト8先端の突出長さが変り、ボ
ルト8の先端がヨーク4の軸部5に当接しているため、
アイドルホイル3の位置が変わる。アイドルホイル3が
クローラを張る張力はばね受け金具7に作用するばね
6,21,22の弾発力によって決まる。アイドルホイ
ル3の位置を調節した後にばね6,21,22を覆うカ
バー9を取り付ければ、カバー9に形成した回り止め係
止部10がボルト8の頭部に係合してボルト8の緩みを
防止する。このように、カバー9にボルト8の頭部が係
止する回り止め係止部10が形成されているため、カバ
ー9の取り外しでばね6の点検及び異物除去ができ同時
にボルト8を回してアイドルホイル3の位置を調整でき
るので保守点検及びクローラ張りの調整作業を迅速に行
えることになる。
ね受け金具7からのボルト8先端の突出長さが変り、ボ
ルト8の先端がヨーク4の軸部5に当接しているため、
アイドルホイル3の位置が変わる。アイドルホイル3が
クローラを張る張力はばね受け金具7に作用するばね
6,21,22の弾発力によって決まる。アイドルホイ
ル3の位置を調節した後にばね6,21,22を覆うカ
バー9を取り付ければ、カバー9に形成した回り止め係
止部10がボルト8の頭部に係合してボルト8の緩みを
防止する。このように、カバー9にボルト8の頭部が係
止する回り止め係止部10が形成されているため、カバ
ー9の取り外しでばね6の点検及び異物除去ができ同時
にボルト8を回してアイドルホイル3の位置を調整でき
るので保守点検及びクローラ張りの調整作業を迅速に行
えることになる。
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。トラックフレーム1は断面コ字状のフレーム
を並べて構成し、両フレームで挾み込むよう位置固定の
アイドルホイル11を長手方向所定間隔毎に軸支してい
る。トラックフレーム1の上側には取付金具12,13
でスリーブ2を長手方向に向けて固定している。
説明する。トラックフレーム1は断面コ字状のフレーム
を並べて構成し、両フレームで挾み込むよう位置固定の
アイドルホイル11を長手方向所定間隔毎に軸支してい
る。トラックフレーム1の上側には取付金具12,13
でスリーブ2を長手方向に向けて固定している。
【0007】スリーブ2には、アイドルホイル3を軸支
したヨーク4の軸部5を嵌入させている。取付金具12
のスリーブ2を取り付けた側とは反対側には、2個のば
ね受け金具7,14で圧縮ばね6を挾み、両ばね受金具
7,14と取付金具12を貫通させた2本のボルト1
5,16を締付ナット25,26で締め込んでいくとば
ね6が圧縮されて一方のばね受け金具7を取付金具12
側へ強く押圧する状態になるようにしている。
したヨーク4の軸部5を嵌入させている。取付金具12
のスリーブ2を取り付けた側とは反対側には、2個のば
ね受け金具7,14で圧縮ばね6を挾み、両ばね受金具
7,14と取付金具12を貫通させた2本のボルト1
5,16を締付ナット25,26で締め込んでいくとば
ね6が圧縮されて一方のばね受け金具7を取付金具12
側へ強く押圧する状態になるようにしている。
【0008】一方のばね受金具7の中央には雌ネジを設
け、他方のばね受金具14の中央には穴を設け、他方の
ばね受金具14を貫通して一方のばね受金具7にボルト
8を螺着し、その先端をスリーブ2に挿入してヨーク4
の軸部5端面に当接しているので、ボルト8を締め込む
とばね受金具7から突出したボルト先端がヨーク4の軸
部5端面を押すように作用し、さらに締め込むとばね受
金具7がばね6に抗して取付金具12から離れようとし
ばね6の圧縮力が強く作用することになる。ばね6やボ
ルト15,16及びボルト8の露出側を上方から覆うよ
うカバー9をばね受金具14にビス17で取り付けてい
る。このカバー9には、ボルト8の六角頭部の対向面を
挾む幅でU溝を形成し回り止め係止部としている。
け、他方のばね受金具14の中央には穴を設け、他方の
ばね受金具14を貫通して一方のばね受金具7にボルト
8を螺着し、その先端をスリーブ2に挿入してヨーク4
の軸部5端面に当接しているので、ボルト8を締め込む
とばね受金具7から突出したボルト先端がヨーク4の軸
部5端面を押すように作用し、さらに締め込むとばね受
金具7がばね6に抗して取付金具12から離れようとし
ばね6の圧縮力が強く作用することになる。ばね6やボ
ルト15,16及びボルト8の露出側を上方から覆うよ
うカバー9をばね受金具14にビス17で取り付けてい
る。このカバー9には、ボルト8の六角頭部の対向面を
挾む幅でU溝を形成し回り止め係止部としている。
【0009】クローラ20は、トラックフレーム1に複
数個固定したアイドルホイル11と移動可能にしたアイ
ドルホイル3に巻き掛けている。19はクローラ20の
内側を受けるガイドである。図3と図4に示す実施例
は、ばね受け金具7を複数の圧縮ばね21,22,2
3,24で保持した状態である。
数個固定したアイドルホイル11と移動可能にしたアイ
ドルホイル3に巻き掛けている。19はクローラ20の
内側を受けるガイドである。図3と図4に示す実施例
は、ばね受け金具7を複数の圧縮ばね21,22,2
3,24で保持した状態である。
【0010】アイドルホイル3の位置を調整する場合に
は、カバー9を取り外してボルト8を回転して行う。ア
イドルホイル3がクローラ20を張る力を調整するに
は、ボルト15,16に螺着したナット25,26を回
してばね6のばね受け金具7を弾発する力を調整するこ
とになる。
は、カバー9を取り外してボルト8を回転して行う。ア
イドルホイル3がクローラ20を張る力を調整するに
は、ボルト15,16に螺着したナット25,26を回
してばね6のばね受け金具7を弾発する力を調整するこ
とになる。
【図1】第1実施例の正面図である。
【図2】第1実施例の平断面図である。
【図3】第2実施例の正面図である。
【図4】第2実施例の平面図である。
1 トラックフレーム 2 スリーブ 3 アイドルホイル 4 ヨーク 5 軸部 6 ばね 7 ばね受け金具 8 ボルト 9 カバー 10 回り止め係止部
Claims (1)
- 【請求項1】 トラックフレーム(1)にスリーブ
(2)を固定し、このスリーブ(2)の一方からアイド
ルホイル(3)を装架したヨーク(4)の軸部(5)を
嵌入し、トラックフレーム1に固定の取付金具(12)
に取り付けるボルト15,16でばね受金具(7),
(14)とばね(6),(21),(22)を一方のば
ね受金具(7)が前記スリーブ(2)側に向けて弾発さ
れるよう設け、該ばね受け金具(7)に螺着したボルト
(8)の先端部をスリーブ(2)の他方から嵌入してヨ
ーク(4)の軸部(5)端に当接し、ばね(6),(2
1),(22)及びボルト(8)を覆うように取り付け
るカバー(9)に前記ボルト(8)の頭部が係合する回
り止め係止部(10)を形成してなるクローラ式走行装
置のアイドルホイル支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992020379U JP2581591Y2 (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | クローラ式走行装置のアイドルホイル支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992020379U JP2581591Y2 (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | クローラ式走行装置のアイドルホイル支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0572676U JPH0572676U (ja) | 1993-10-05 |
JP2581591Y2 true JP2581591Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=12025413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992020379U Expired - Fee Related JP2581591Y2 (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | クローラ式走行装置のアイドルホイル支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581591Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5513557B2 (ja) * | 2012-07-04 | 2014-06-04 | 株式会社クボタ | クローラ走行装置のクローラ張力調整装置 |
CN111874116A (zh) * | 2020-08-12 | 2020-11-03 | 阳泉煤业(集团)股份有限公司 | 一种履带式独立驱动张紧调节机构 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5657191U (ja) * | 1979-10-12 | 1981-05-18 |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP1992020379U patent/JP2581591Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0572676U (ja) | 1993-10-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |