JP2581440Y2 - メモリカードおよびその電池ホルダのロック解除機構 - Google Patents
メモリカードおよびその電池ホルダのロック解除機構Info
- Publication number
- JP2581440Y2 JP2581440Y2 JP1992027012U JP2701292U JP2581440Y2 JP 2581440 Y2 JP2581440 Y2 JP 2581440Y2 JP 1992027012 U JP1992027012 U JP 1992027012U JP 2701292 U JP2701292 U JP 2701292U JP 2581440 Y2 JP2581440 Y2 JP 2581440Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- lock
- battery
- battery holder
- memory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
- Power Sources (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、メモリカードにおけ
る電池ホルダのロック機構に関する。
る電池ホルダのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリカードには、データを記憶するメ
モリ部およびこのメモリ部に記憶されたデータを保護す
るための電池を内蔵し、データバンク機能を備えた電子
手帳や小型コンピュータなどの電子機器に着脱可能に装
着されて使用されるものがある。従来のこのようなメモ
リカードでは、単品の状態でメモリ保護用の電池の交換
が簡単に行われると、メモリ部に記憶されているデータ
が消えてしまうことになるので、電池ロック機構が備え
られ、電子機器に装着されて電子機器から電源の供給を
受けている状態で、電池ロック機構によるロックを解除
するという所定の手順を経て、電池の交換を行うように
なっている。
モリ部およびこのメモリ部に記憶されたデータを保護す
るための電池を内蔵し、データバンク機能を備えた電子
手帳や小型コンピュータなどの電子機器に着脱可能に装
着されて使用されるものがある。従来のこのようなメモ
リカードでは、単品の状態でメモリ保護用の電池の交換
が簡単に行われると、メモリ部に記憶されているデータ
が消えてしまうことになるので、電池ロック機構が備え
られ、電子機器に装着されて電子機器から電源の供給を
受けている状態で、電池ロック機構によるロックを解除
するという所定の手順を経て、電池の交換を行うように
なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなメモリカードでは、単品の状態でも電池ロッ
ク機構によるロックを解除することが可能で、電池交換
の手順を仕様書などで示しているだけであるので、電池
を誤って取り外してしまうおそれがあり、メモリ保護が
十分とはいえないという問題があった。この考案は上述
の如き事情に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、メモリカードに内蔵されているメモリ保護用の
電池を誤って取り外すことができないようにすることの
できるメモリカードにおける電池ホルダのロック機構を
提供することである。
このようなメモリカードでは、単品の状態でも電池ロッ
ク機構によるロックを解除することが可能で、電池交換
の手順を仕様書などで示しているだけであるので、電池
を誤って取り外してしまうおそれがあり、メモリ保護が
十分とはいえないという問題があった。この考案は上述
の如き事情に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、メモリカードに内蔵されているメモリ保護用の
電池を誤って取り外すことができないようにすることの
できるメモリカードにおける電池ホルダのロック機構を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の考案は、
電子機器のカード装着部に着脱自在に装着されて電気的
に接続されるカード本体を備えたメモリカードにおい
て、前記カード本体は、メモリ保護用の電池が内部に挿
脱可能に装着される電池ホルダと、前記カード本体にス
ライド可能に設けられて前記電池ホルダを係脱可能に係
止する手操作ロック手段と、前記カード本体にスライド
可能に設けられ、前記カード本体が前記電子機器の前記
カード装着部から取り出された状態のときには前記手操
作ロック手段をロックし、前記カード本体が前記カード
装着部に装着されて前記電子機器と電気的に接続された
状態のときに前記手操作ロック手段のロックを解除する
非手操作ロック手段とを備えていることを特徴とする。
また、請求項2記載の考案は、メモリカードを電子機器
のカード装着部に着脱自在に装着した際に、そのメモリ
カードに設けられた電池ホルダのロックを解除する電池
ホルダのロック解除機構において、前記メモリカード
は、カード本体と、メモリ保護用の電池が着脱可能に装
着される電池ホルダと、前記カード本体にスライド可能
に設けられて前記電池ホルダを係脱可能に係止する手操
作ロック手段と、前記カード本体にスライド可能に設け
られて前記手操作ロック手段を係脱可能にロックする非
手操作ロック手段とを備え、前記電子機器は、前記カー
ド本体が前記カード装着部に装着されて前記電子機器と
電気的に接続された状態のときに、前記非手操作ロック
手段をスライドさせて前記非手操作ロック手段による前
記手操作ロック手段のロックを解除するロック解除部材
とを備えていることを特徴とする。
電子機器のカード装着部に着脱自在に装着されて電気的
に接続されるカード本体を備えたメモリカードにおい
て、前記カード本体は、メモリ保護用の電池が内部に挿
脱可能に装着される電池ホルダと、前記カード本体にス
ライド可能に設けられて前記電池ホルダを係脱可能に係
止する手操作ロック手段と、前記カード本体にスライド
可能に設けられ、前記カード本体が前記電子機器の前記
カード装着部から取り出された状態のときには前記手操
作ロック手段をロックし、前記カード本体が前記カード
装着部に装着されて前記電子機器と電気的に接続された
状態のときに前記手操作ロック手段のロックを解除する
非手操作ロック手段とを備えていることを特徴とする。
また、請求項2記載の考案は、メモリカードを電子機器
のカード装着部に着脱自在に装着した際に、そのメモリ
カードに設けられた電池ホルダのロックを解除する電池
ホルダのロック解除機構において、前記メモリカード
は、カード本体と、メモリ保護用の電池が着脱可能に装
着される電池ホルダと、前記カード本体にスライド可能
に設けられて前記電池ホルダを係脱可能に係止する手操
作ロック手段と、前記カード本体にスライド可能に設け
られて前記手操作ロック手段を係脱可能にロックする非
手操作ロック手段とを備え、前記電子機器は、前記カー
ド本体が前記カード装着部に装着されて前記電子機器と
電気的に接続された状態のときに、前記非手操作ロック
手段をスライドさせて前記非手操作ロック手段による前
記手操作ロック手段のロックを解除するロック解除部材
とを備えていることを特徴とする。
【0005】
【作用】この考案によれば、メモリカードが電子機器の
カード装着部から取り出されて単品の状態にある場合に
は、手操作ロック手段が電池ホルダをロックし、この手
操作ロック手段が非手操作ロック手段によってロックさ
れているので、手操作ロック手段を操作して手操作ロッ
ク手段による電池ホルダのロックを解除することができ
ず、したがってメモリ保護用の電池を誤って取り外すこ
とができないようにすることができる。一方、メモリカ
ードが電子機器に装着されている場合には、メモリカー
ドが電子機器と電気的に接続されて電源の供給が可能に
なり、この状態で非手操作ロック手段による手操作ロッ
ク手段のロックが解除されるので、手操作ロック手段に
よる電池ホルダのロックを解除するという所定の手順を
経て、電池交換を行うことができる。
カード装着部から取り出されて単品の状態にある場合に
は、手操作ロック手段が電池ホルダをロックし、この手
操作ロック手段が非手操作ロック手段によってロックさ
れているので、手操作ロック手段を操作して手操作ロッ
ク手段による電池ホルダのロックを解除することができ
ず、したがってメモリ保護用の電池を誤って取り外すこ
とができないようにすることができる。一方、メモリカ
ードが電子機器に装着されている場合には、メモリカー
ドが電子機器と電気的に接続されて電源の供給が可能に
なり、この状態で非手操作ロック手段による手操作ロッ
ク手段のロックが解除されるので、手操作ロック手段に
よる電池ホルダのロックを解除するという所定の手順を
経て、電池交換を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して、この考案の一
実施例を説明する。図1および図2はこの考案を適用し
た小型電子機器の要部およびメモリカードを示した各平
面図である。これらの図において、1は電子手帳などの
小型電子機器1である。この小型電子機器には上部側の
側面からメモリカード2が差し込まれて着脱自在に装着
されるカード装着部3が設けられている。カード装着部
3の下側の奥部にはメモリカード2が電気的に接続され
るコネクタ4が設けられている。また、カード装着部3
の上部側の左側面にはロック解除突起5がカード装着部
3内に突出して設けられている。このロック解除突起5
は、金属板をV字状に折り曲げてバネ性を持たせたもの
であり、カード装着部3にメモリカード2が差し込まれ
るときに、メモリカード2の側面で押されて弾性変形す
る構造になっている。
実施例を説明する。図1および図2はこの考案を適用し
た小型電子機器の要部およびメモリカードを示した各平
面図である。これらの図において、1は電子手帳などの
小型電子機器1である。この小型電子機器には上部側の
側面からメモリカード2が差し込まれて着脱自在に装着
されるカード装着部3が設けられている。カード装着部
3の下側の奥部にはメモリカード2が電気的に接続され
るコネクタ4が設けられている。また、カード装着部3
の上部側の左側面にはロック解除突起5がカード装着部
3内に突出して設けられている。このロック解除突起5
は、金属板をV字状に折り曲げてバネ性を持たせたもの
であり、カード装着部3にメモリカード2が差し込まれ
るときに、メモリカード2の側面で押されて弾性変形す
る構造になっている。
【0007】メモリカード2は図3に示すようにカード
ケース(カード本体)10を備えている。カードケース
10の各所定の箇所にはメモリ収納部11、電池ホルダ
収納部12、手操作ロック部材収納部13および非手操
作ロック部材収納部14が設けられている。メモリ収納
部11には回路基板15aにICチップ15bを搭載し
たメモリ部15が収納されている。電池ホルダ収納部1
2には電池ホルダ16が矢印A、B方向に移動可能に収
納されている。
ケース(カード本体)10を備えている。カードケース
10の各所定の箇所にはメモリ収納部11、電池ホルダ
収納部12、手操作ロック部材収納部13および非手操
作ロック部材収納部14が設けられている。メモリ収納
部11には回路基板15aにICチップ15bを搭載し
たメモリ部15が収納されている。電池ホルダ収納部1
2には電池ホルダ16が矢印A、B方向に移動可能に収
納されている。
【0008】電池ホルダ16は、メモリ保護用の電池2
0が着脱可能に装着されるホルダ本体21と、このホル
ダ本体21の上部に設けられた取手部22と、ホルダ本
体21の左側部に設けられた係合凹部23とを備えた構
造となっている。そして、取手部22が矢印A方向に引
き出されると、電池ホルダ16が電池交換可能位置に到
達し、ホルダ本体21に装着されている電池20がカー
ドケース10の外部に突出されるようになっている。一
方、取手部22が矢印B方向に押し込まれると、電池ホ
ルダ16が電池交換不能位置に到達し、ホルダ本体21
に装着されている電池20がカードケース10の内部に
収納されるとともに、図示しない正極端子板および負極
端子板を介してメモリ部15と電気的に接続されるよう
になっている。
0が着脱可能に装着されるホルダ本体21と、このホル
ダ本体21の上部に設けられた取手部22と、ホルダ本
体21の左側部に設けられた係合凹部23とを備えた構
造となっている。そして、取手部22が矢印A方向に引
き出されると、電池ホルダ16が電池交換可能位置に到
達し、ホルダ本体21に装着されている電池20がカー
ドケース10の外部に突出されるようになっている。一
方、取手部22が矢印B方向に押し込まれると、電池ホ
ルダ16が電池交換不能位置に到達し、ホルダ本体21
に装着されている電池20がカードケース10の内部に
収納されるとともに、図示しない正極端子板および負極
端子板を介してメモリ部15と電気的に接続されるよう
になっている。
【0009】手操作ロック部材収納部13には手操作用
ロック装置25が収納されている。手操作用ロック装置
25は、矢印C、D方向に移動可能とされたロック部材
26と、このロック部材26を矢印D方向に付勢するコ
イルスプリング27とからなっている。ロック部材26
の一端部からなる係止部28は電池ホルダ16の係合凹
部23に対して係脱可能となっている。ロック部材26
の他端部には操作具挿入穴29が設けられている。
ロック装置25が収納されている。手操作用ロック装置
25は、矢印C、D方向に移動可能とされたロック部材
26と、このロック部材26を矢印D方向に付勢するコ
イルスプリング27とからなっている。ロック部材26
の一端部からなる係止部28は電池ホルダ16の係合凹
部23に対して係脱可能となっている。ロック部材26
の他端部には操作具挿入穴29が設けられている。
【0010】非手操作ロック部材収納部14には非手操
作ロック装置30が収納されている。非手操作ロック装
置30は、矢印A、B方向に移動可能とされたロック部
材31と、このロック部材31を矢印A方向に付勢する
コイルスプリング32と、矢印C、D方向に移動可能と
されたロック解除駒33と、このロック解除駒33を矢
印C方向に付勢するトーションバネ34とからなってい
る。ロック部材31の上端部からなる係止部35は手操
作ロック装置25のロック部材26のスライド領域内に
出没可能となっている。また、ロック部材31の中間部
にはロック解除駒33の右端部が矢印C、D方向に移動
可能に配置された凹部36が設けられており、この凹部
36の下側内面には右上がりに傾斜した傾斜部37が設
けられている。ロック解除駒33の右端部にはコイルス
プリング32のバネ力に抗してロック部材31の凹部3
6の傾斜部37に当接して摺動することによりロック部
材31を矢印B方向に移動させるための傾斜部38が設
けられている。また、ロック解除駒33の左端部は、カ
ードケース10の左側部に形成された開口39を介し
て、小型電子機器1のカード装着部3のロック解除用突
起5と対向することができるようになっている。さら
に、コイルスプリング32とトーションバネ34の合成
バネ力はロック解除突起5のバネ力よりも弱く形成され
ている。
作ロック装置30が収納されている。非手操作ロック装
置30は、矢印A、B方向に移動可能とされたロック部
材31と、このロック部材31を矢印A方向に付勢する
コイルスプリング32と、矢印C、D方向に移動可能と
されたロック解除駒33と、このロック解除駒33を矢
印C方向に付勢するトーションバネ34とからなってい
る。ロック部材31の上端部からなる係止部35は手操
作ロック装置25のロック部材26のスライド領域内に
出没可能となっている。また、ロック部材31の中間部
にはロック解除駒33の右端部が矢印C、D方向に移動
可能に配置された凹部36が設けられており、この凹部
36の下側内面には右上がりに傾斜した傾斜部37が設
けられている。ロック解除駒33の右端部にはコイルス
プリング32のバネ力に抗してロック部材31の凹部3
6の傾斜部37に当接して摺動することによりロック部
材31を矢印B方向に移動させるための傾斜部38が設
けられている。また、ロック解除駒33の左端部は、カ
ードケース10の左側部に形成された開口39を介し
て、小型電子機器1のカード装着部3のロック解除用突
起5と対向することができるようになっている。さら
に、コイルスプリング32とトーションバネ34の合成
バネ力はロック解除突起5のバネ力よりも弱く形成され
ている。
【0011】なお、メモリカード2のうち電池ホルダ1
6の取手部22および手操作用ロック装置25のロック
部材26の操作具挿入穴29を除く部分におけるカード
ケース10には、図3に示すような外装パネル40が装
着される。
6の取手部22および手操作用ロック装置25のロック
部材26の操作具挿入穴29を除く部分におけるカード
ケース10には、図3に示すような外装パネル40が装
着される。
【0012】そして、メモリカード2は、単品の状態つ
まり小型電子機器1のカード装着部3から抜き取られた
状態では、図1に示すようになっている。この状態で
は、電池ホルダ16は電池交換不能位置に位置し、手操
作用ロック装置25のロック部材26の係止部28が電
池ホルダ16の係合凹部23に係合しているとともに、
非手操作用ロック装置30のロック部材31の係止部3
5が手操作ロック装置25のロック部材26のスライド
領域内に突出してロック部材26のスライドを阻止して
いる。したがって、この状態では、手操作用ロック装置
25のロック部材26を操作して電池ホルダ16に対す
るロックを解除することができず、電池ホルダ16は電
池交換不能位置にロックされている。
まり小型電子機器1のカード装着部3から抜き取られた
状態では、図1に示すようになっている。この状態で
は、電池ホルダ16は電池交換不能位置に位置し、手操
作用ロック装置25のロック部材26の係止部28が電
池ホルダ16の係合凹部23に係合しているとともに、
非手操作用ロック装置30のロック部材31の係止部3
5が手操作ロック装置25のロック部材26のスライド
領域内に突出してロック部材26のスライドを阻止して
いる。したがって、この状態では、手操作用ロック装置
25のロック部材26を操作して電池ホルダ16に対す
るロックを解除することができず、電池ホルダ16は電
池交換不能位置にロックされている。
【0013】つぎに、メモリカード2の電池20の交換
を行う場合について説明する。この場合には、まず、図
2に示すように、メモリカード2を小型電子機器1のカ
ード装着部3に差し込んで装着する。このときには、カ
ード装着部3のロック解除突起5がメモリカード2の左
側面に圧接した状態で摺動しながら差し込まれ、メモリ
カード2の先端がカード装着部3のコネクタ4に差し込
まれて電気的に接続され、これによりメモリカード2の
メモリ部15への電源の供給が開始される。また、この
ようにメモリカード2が装着されると、図2に示すよう
に、ロック解除用突起15が非手操作ロック装置30の
ロック解除駒33をトーションバネ34のバネ力に抗し
て矢印D方向に押圧し、これによりロック解除駒33が
同じ方向に移動され、ロック解除駒33の傾斜部38が
ロック部材31の凹部36内の傾斜部37に当接してコ
イルスプリング32のバネ力に抗して摺動され、これに
よりロック部材31が矢印B方向に移動され、ロック部
材31の係止部35が手操作ロック装置25のロック部
材26のスライド領域内から離脱することになる。この
結果、非手操作ロック装置30による手操作ロック装置
25のロック部材26に対するロックが解除され、手操
作ロック装置25のロック部材26がスライド可能な状
態になる。
を行う場合について説明する。この場合には、まず、図
2に示すように、メモリカード2を小型電子機器1のカ
ード装着部3に差し込んで装着する。このときには、カ
ード装着部3のロック解除突起5がメモリカード2の左
側面に圧接した状態で摺動しながら差し込まれ、メモリ
カード2の先端がカード装着部3のコネクタ4に差し込
まれて電気的に接続され、これによりメモリカード2の
メモリ部15への電源の供給が開始される。また、この
ようにメモリカード2が装着されると、図2に示すよう
に、ロック解除用突起15が非手操作ロック装置30の
ロック解除駒33をトーションバネ34のバネ力に抗し
て矢印D方向に押圧し、これによりロック解除駒33が
同じ方向に移動され、ロック解除駒33の傾斜部38が
ロック部材31の凹部36内の傾斜部37に当接してコ
イルスプリング32のバネ力に抗して摺動され、これに
よりロック部材31が矢印B方向に移動され、ロック部
材31の係止部35が手操作ロック装置25のロック部
材26のスライド領域内から離脱することになる。この
結果、非手操作ロック装置30による手操作ロック装置
25のロック部材26に対するロックが解除され、手操
作ロック装置25のロック部材26がスライド可能な状
態になる。
【0014】つぎにこの状態で、先端が細い操作具(図
示せず)を手操作ロック装置25のロック部材26の操
作具挿入穴29に挿入し、次いで操作具を矢印D方向に
移動させると、ロック部材26がコイルスプリング27
のバネ力に抗して同方向に移動され、ロック部材26の
係止部28が電池ホルダ16の係合凹部23から外れ、
手操作ロック装置25による電池ホルダ16に対するロ
ックが解除される。この状態を維持しながら、電池ホル
ダ16の取手部22を矢印A方向に引き出すと、電池ホ
ルダ16が電池交換可能位置に到達し、ホルダ本体21
に装着されている電池20が外部に突出される。そこ
で、この突出された電池20を取り外し、新品の電池2
0をホルダ本体21に装着する。このとき、操作具は取
り外され、このため手操作ロック装置25のロック部材
26がコイルスプリング27のバネ力によって矢印D方
向に移動されて同方向移動限位置に位置するが、電池2
0の交換には何ら不都合は生じない。
示せず)を手操作ロック装置25のロック部材26の操
作具挿入穴29に挿入し、次いで操作具を矢印D方向に
移動させると、ロック部材26がコイルスプリング27
のバネ力に抗して同方向に移動され、ロック部材26の
係止部28が電池ホルダ16の係合凹部23から外れ、
手操作ロック装置25による電池ホルダ16に対するロ
ックが解除される。この状態を維持しながら、電池ホル
ダ16の取手部22を矢印A方向に引き出すと、電池ホ
ルダ16が電池交換可能位置に到達し、ホルダ本体21
に装着されている電池20が外部に突出される。そこ
で、この突出された電池20を取り外し、新品の電池2
0をホルダ本体21に装着する。このとき、操作具は取
り外され、このため手操作ロック装置25のロック部材
26がコイルスプリング27のバネ力によって矢印D方
向に移動されて同方向移動限位置に位置するが、電池2
0の交換には何ら不都合は生じない。
【0015】電池20の交換が終了したら、電池ホルダ
16の取手部22を矢印B方向に押し込むと、手操作ロ
ック装置25のロック部材26が、その係止部28を電
池ホルダ16のホルダ本体21の左端面によって押圧さ
れることにより、コイルスプリング27のバネ力に抗し
て矢印C方向に移動した後、コイルスプリング27のバ
ネ力によって矢印D方向に移動され、これによりロック
部材26の係止部28が電池ホルダ16の係合凹部23
に係合し、電池ホルダ16が手操作ロック装置25によ
って電池交換不能位置にロックされる。この状態では、
交換された電池20からメモリ部15への電源の供給が
可能となる。しかして、メモリカード2を小型電子機器
1のカード装着部3から抜き取ると、図3に示すよう
に、ロック解除用突起15が非手操作ロック装置30の
ロック解除駒33から離脱するので、ロック解除駒33
がトーションバネ34のバネ力で矢印C方向に移動さ
れ、これによりロック部材31がコイルスプリング32
のバネ力によって矢印A方向に移動され、ロック部材3
1の係止部35が手操作ロック装置25のロック部材2
6のスライド領域内に突出してロック部材26のスライ
ドが阻止され、単品の状態におけるメモリカード2の電
池20の交換が終了する。
16の取手部22を矢印B方向に押し込むと、手操作ロ
ック装置25のロック部材26が、その係止部28を電
池ホルダ16のホルダ本体21の左端面によって押圧さ
れることにより、コイルスプリング27のバネ力に抗し
て矢印C方向に移動した後、コイルスプリング27のバ
ネ力によって矢印D方向に移動され、これによりロック
部材26の係止部28が電池ホルダ16の係合凹部23
に係合し、電池ホルダ16が手操作ロック装置25によ
って電池交換不能位置にロックされる。この状態では、
交換された電池20からメモリ部15への電源の供給が
可能となる。しかして、メモリカード2を小型電子機器
1のカード装着部3から抜き取ると、図3に示すよう
に、ロック解除用突起15が非手操作ロック装置30の
ロック解除駒33から離脱するので、ロック解除駒33
がトーションバネ34のバネ力で矢印C方向に移動さ
れ、これによりロック部材31がコイルスプリング32
のバネ力によって矢印A方向に移動され、ロック部材3
1の係止部35が手操作ロック装置25のロック部材2
6のスライド領域内に突出してロック部材26のスライ
ドが阻止され、単品の状態におけるメモリカード2の電
池20の交換が終了する。
【0016】ところで、単品の状態にあるメモリカード
2に対して、例えば操作具によって手操作ロック装置2
5による電池ホルダ16に対するロックを解除するとと
もに、ロック解除用突起15に相当する操作具によって
非手操作ロック装置30による電池ホルダ16に対する
ロックを解除することは、一応可能である。しかしなが
ら、両ロック装置25、30を共にロック解除状態に維
持するには両手が必要であり、したがって両ロック装置
25、30によるロックを共に解除した状態で電池ホル
ダ16の取手部22を引き出すことは不可能であり、ひ
いては単品の状態にあるメモリカード2に内蔵されてい
るメモリ保護用の電池20を取り外すことはできない。
2に対して、例えば操作具によって手操作ロック装置2
5による電池ホルダ16に対するロックを解除するとと
もに、ロック解除用突起15に相当する操作具によって
非手操作ロック装置30による電池ホルダ16に対する
ロックを解除することは、一応可能である。しかしなが
ら、両ロック装置25、30を共にロック解除状態に維
持するには両手が必要であり、したがって両ロック装置
25、30によるロックを共に解除した状態で電池ホル
ダ16の取手部22を引き出すことは不可能であり、ひ
いては単品の状態にあるメモリカード2に内蔵されてい
るメモリ保護用の電池20を取り外すことはできない。
【0017】なお、この考案は電子手帳やコンピュータ
等に限定されず、電池交換のための専用機器などの電子
機器にも適用することができる。
等に限定されず、電池交換のための専用機器などの電子
機器にも適用することができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、メモリカードが電子機器のカード装着部から取り出
されて単品の状態にある場合には、手操作ロック手段が
電池ホルダをロックし、この手操作ロック手段が非手操
作ロック手段によってロックされているので、手操作ロ
ック手段を操作して手操作ロック手段による電池ホルダ
のロックを解除することができず、したがって単品の状
態にあるメモリカードに内蔵されているメモリ保護用の
電池を誤って取り外すことがないので、メモリ保護を確
実に行うことができ、メモリ保護機能の信頼性が向上す
る。一方、メモリカードが電子機器に装着されている場
合には、メモリカードが電子機器と電気的に接続されて
電源の供給が可能になり、この状態で非手操作ロック手
段による手操作ロック手段のロックが解除されるので、
手操作ロック手段による電池ホルダのロックを解除する
という所定の手順を経て、メモリ部に記憶されているデ
ータが消えることなく、電池交換を行うことができる。
ば、メモリカードが電子機器のカード装着部から取り出
されて単品の状態にある場合には、手操作ロック手段が
電池ホルダをロックし、この手操作ロック手段が非手操
作ロック手段によってロックされているので、手操作ロ
ック手段を操作して手操作ロック手段による電池ホルダ
のロックを解除することができず、したがって単品の状
態にあるメモリカードに内蔵されているメモリ保護用の
電池を誤って取り外すことがないので、メモリ保護を確
実に行うことができ、メモリ保護機能の信頼性が向上す
る。一方、メモリカードが電子機器に装着されている場
合には、メモリカードが電子機器と電気的に接続されて
電源の供給が可能になり、この状態で非手操作ロック手
段による手操作ロック手段のロックが解除されるので、
手操作ロック手段による電池ホルダのロックを解除する
という所定の手順を経て、メモリ部に記憶されているデ
ータが消えることなく、電池交換を行うことができる。
【図1】この考案の一実施例を適用した小型電子機器に
メモリカードを装着する前の状態を示す各要部の平面
図。
メモリカードを装着する前の状態を示す各要部の平面
図。
【図2】小型電子機器にメモリカードを装着した状態を
示す要部平面図。
示す要部平面図。
【図3】メモリカードの一部分解斜視図。
1 小型電子機器 2 メモリカード 3 カード装着部 5 ロック解除突起 10 カードケース 12 電池ホルダ収納部 15 メモリ部 16 電池ホルダ 20 電池 25 手操作ロック装置 30 非手操作ロック装置
Claims (2)
- 【請求項1】電子機器のカード装着部に着脱自在に装着
されて電気的に接続されるカード本体を備えたメモリカ
ードにおいて、前記カード本体は、 メモリ保護用の電池が内部に挿脱可
能に装着される電池ホルダと、前記カード本体にスライ
ド可能に設けられて前記電池ホルダを係脱可能に係止す
る手操作ロック手段と、前記カード本体にスライド可能
に設けられ、前記カード本体が前記電子機器の前記カー
ド装着部から取り出された状態のときには前記手操作ロ
ック手段をロックし、前記カード本体が前記カード装着
部に装着されて前記電子機器と電気的に接続された状態
のときには前記手操作ロック手段のロックを解除する非
手操作ロック手段とを備えていることを特徴するメモリ
カード。 - 【請求項2】メモリカードを電子機器のカード装着部に
着脱自在に装着した際に、そのメモリカードに設けられ
た電池ホルダのロックを解除する電池ホルダのロツク解
除機構において、 前記メモリカードは、カード本体と、メモリ保護用の電
池が着脱可能に装着される電池ホルダと、前記カード本
体にスライド可能に設けられて前記電池ホルダを係脱可
能に係止する手操作ロック手段と、前記カード本体にス
ライド可能に設けられて前記手操作ロック手段を係脱可
能にロックする非手操作ロック手段とを備え、 前記電子機器は、前記カード本体が前記カード装着部に
装着されて前記電子機器と電気的に接続された状態のと
きに、前記非手操作ロック手段をスライドさせて前記非
手操作ロック手段による前記手操作ロツク手段のロツク
を解除するロック解除部材を備えていることを特徴する
電池ホルダのロック解除機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992027012U JP2581440Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | メモリカードおよびその電池ホルダのロック解除機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992027012U JP2581440Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | メモリカードおよびその電池ホルダのロック解除機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579799U JPH0579799U (ja) | 1993-10-29 |
JP2581440Y2 true JP2581440Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=12209192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992027012U Expired - Lifetime JP2581440Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | メモリカードおよびその電池ホルダのロック解除機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581440Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3104218U (ja) * | 2004-03-25 | 2004-09-16 | 株式会社サカモト | 複数の回転体表示部を有する筆記具 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1992027012U patent/JP2581440Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0579799U (ja) | 1993-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6643125B2 (en) | Card-shaped storage medium and information processing apparatus having guide portion for the same | |
KR940001693B1 (ko) | 소형 전자장치의 기능을 확장하기 위한 확장장치 | |
TW474049B (en) | Connector for card | |
JPH0613072U (ja) | コネクタ装置 | |
TW483196B (en) | Connector for IC card | |
JPH09297631A (ja) | 携帯形機器 | |
JPH0820919B2 (ja) | ハンディターミナル | |
JPH1139433A (ja) | スマートカードのアダプタ用ラッチ | |
US6522533B1 (en) | Accessory of electronic device | |
JP2581440Y2 (ja) | メモリカードおよびその電池ホルダのロック解除機構 | |
JP3708155B2 (ja) | Icメモリカード | |
JPH0254388A (ja) | メモリカートリッジの着脱機構 | |
JP4163288B2 (ja) | 電子機器 | |
JP3175628B2 (ja) | バッテリパックのロック構造 | |
JPH07271925A (ja) | 携帯形電子機器 | |
JP3887153B2 (ja) | カード用コネクタ装置 | |
JP2581509Y2 (ja) | 機器の被収納体取り出し機構 | |
JPH06259611A (ja) | 着脱式の情報記録記憶部材を用いる情報機器のロック装置 | |
JPH0642284Y2 (ja) | メモリカード装着装置 | |
JP4190939B2 (ja) | 板状記憶媒体用ホルダ | |
JPH04211815A (ja) | 小型電子機器の増設装置 | |
JP2553110Y2 (ja) | Icカード用コネクタユニット | |
JPH04104372U (ja) | メモリカードへの電源供給構造 | |
JPH11265229A (ja) | 電子機器 | |
JPH08156471A (ja) | Icカードの抜取り防止装置 |