JP2581406Y2 - 畜舎用入気孔付天井板 - Google Patents
畜舎用入気孔付天井板Info
- Publication number
- JP2581406Y2 JP2581406Y2 JP6101393U JP6101393U JP2581406Y2 JP 2581406 Y2 JP2581406 Y2 JP 2581406Y2 JP 6101393 U JP6101393 U JP 6101393U JP 6101393 U JP6101393 U JP 6101393U JP 2581406 Y2 JP2581406 Y2 JP 2581406Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- livestock
- air inlet
- barn
- ceiling plate
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Housing For Livestock And Birds (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、入気孔を有する畜舎用
天井板に関する。
天井板に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、畜舎内の断熱効果と換気効果を高
めるために、畜舎の天井を入気孔付天井板によって構成
し、天井裏側に外気を導入して天井板の入気孔から下方
に向けて外気を流下させることにより室内の空気を循環
させて換気を行うようにした畜舎が知られている。
めるために、畜舎の天井を入気孔付天井板によって構成
し、天井裏側に外気を導入して天井板の入気孔から下方
に向けて外気を流下させることにより室内の空気を循環
させて換気を行うようにした畜舎が知られている。
【０００３】前記畜舎に使用されている従来の入気孔付
天井板１５は、図６に示すように円筒状に形成された入
気孔１６が所定間隔で配置されている。
天井板１５は、図６に示すように円筒状に形成された入
気孔１６が所定間隔で配置されている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の畜舎用入気
孔付天井板は、天井板の厚み方向での入気口と入気出口
が同径であるため、排気口から出た風の拡がりが少な
く、床面に到達する風の風速・風量は中心部が極端に高
く不均一であり、畜舎全体が均一に換気されない欠点が
あると共に、家畜に当たる時の風速が高く家畜に悪影響
を与える欠点があった。また、塵埃等による目詰まりを
起し易く、換気効率が悪い等の欠点があった。
孔付天井板は、天井板の厚み方向での入気口と入気出口
が同径であるため、排気口から出た風の拡がりが少な
く、床面に到達する風の風速・風量は中心部が極端に高
く不均一であり、畜舎全体が均一に換気されない欠点が
あると共に、家畜に当たる時の風速が高く家畜に悪影響
を与える欠点があった。また、塵埃等による目詰まりを
起し易く、換気効率が悪い等の欠点があった。
【０００５】本考案は、従来の畜舎用入気孔付天井板の
上記問題点を解消しようとするものであり、床面に到達
する風量・風速が平均化し且つ家畜に当たる時の風速を
低くすることができ、しかも目詰まりが起り難く、家畜
に悪影響を与えることなく且つ効果的な換気を可能にす
る畜舎用入気孔付天井板を提供することを目的とする。
上記問題点を解消しようとするものであり、床面に到達
する風量・風速が平均化し且つ家畜に当たる時の風速を
低くすることができ、しかも目詰まりが起り難く、家畜
に悪影響を与えることなく且つ効果的な換気を可能にす
る畜舎用入気孔付天井板を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本考
案の畜舎用入気孔付天井板は、下面に向かって拡がる入
気孔を所定の間隔で多数形成してなることを特徴とす
る。前記天井板を発泡樹脂断熱板で形成することによっ
て、より断熱効率を高めることができる。
案の畜舎用入気孔付天井板は、下面に向かって拡がる入
気孔を所定の間隔で多数形成してなることを特徴とす
る。前記天井板を発泡樹脂断熱板で形成することによっ
て、より断熱効率を高めることができる。
【０００７】
【作用】本考案の畜舎用入気孔付天井板は入気孔出口部
が下方に向かって開拡されているので、天井裏に吸気さ
れた外気は、入気孔から出る時に拡がり、出口中心部の
風速が低くシャワー状に静かに下方に噴出し、周囲の空
気を撹拌して巻込みながら床面に到達する。従って、床
面に到達する風は広範囲に拡がって風量風速が平均化す
ると共に風速も低くなり、家畜に強い風が当たることな
く、家畜に悪影響を及ぼすことなく効果的に換気ができ
る。また、入気孔が下方に拡がっているので、塵埃等に
よる目詰まりがし難い。
が下方に向かって開拡されているので、天井裏に吸気さ
れた外気は、入気孔から出る時に拡がり、出口中心部の
風速が低くシャワー状に静かに下方に噴出し、周囲の空
気を撹拌して巻込みながら床面に到達する。従って、床
面に到達する風は広範囲に拡がって風量風速が平均化す
ると共に風速も低くなり、家畜に強い風が当たることな
く、家畜に悪影響を及ぼすことなく効果的に換気ができ
る。また、入気孔が下方に拡がっているので、塵埃等に
よる目詰まりがし難い。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図１〜図３は、本考案の実施例に係る畜舎用入気
孔付天井板を示している。該畜舎用入気孔付天井板１
は、適宜厚さを有する発泡樹脂断熱板で形成され、図２
及び図３に示すように多数の入気孔２が一定の間隔で配
置されている。入気孔２は、その断面が図１に示すよう
に、屋根側の上面から略１／２厚さまでは円筒状の小径
部３となっており、それに続く略１／２厚さから下面ま
ではテーパー状に拡がった開拡部４となり、全体として
逆漏斗状に形成されている。
する。図１〜図３は、本考案の実施例に係る畜舎用入気
孔付天井板を示している。該畜舎用入気孔付天井板１
は、適宜厚さを有する発泡樹脂断熱板で形成され、図２
及び図３に示すように多数の入気孔２が一定の間隔で配
置されている。入気孔２は、その断面が図１に示すよう
に、屋根側の上面から略１／２厚さまでは円筒状の小径
部３となっており、それに続く略１／２厚さから下面ま
ではテーパー状に拡がった開拡部４となり、全体として
逆漏斗状に形成されている。
【０００９】なお、入気孔２の断面形状は、必ずしも上
記実施例に限るものでなく、入気孔の出口部が下方に向
かって開拡している形状であれば良く、図４に示す畜舎
用入気孔付天井板１０のように、入気孔１１の入口部１
２から出口部１３に向かってらっぱ状に拡がった形状に
形成しても良い。
記実施例に限るものでなく、入気孔の出口部が下方に向
かって開拡している形状であれば良く、図４に示す畜舎
用入気孔付天井板１０のように、入気孔１１の入口部１
２から出口部１３に向かってらっぱ状に拡がった形状に
形成しても良い。
【００１０】本考案の畜舎用入気孔付天井板は、以上の
ように構成され、例えば図５（ａ）に示すように換気構
造が陽圧型畜舎５、又は同図（ｂ）に示すように陰圧型
畜舎６の天井板として効果的に適用できる。図５（ａ）
において、屋根裏の壁に設置された吸気ファン７によっ
て天井裏に導入された外気は、畜舎用入気孔付天井板１
の入気孔２を通って畜舎内に吹き出し、畜舎内の澱んだ
空気を撹拌しながら排気塔８を通って外部に排出される
ことによって畜舎内の換気を行う。その際、畜舎用入気
孔付天井板１は入気孔出口部が開拡されているので、図
１に模式的に示すように、屋根裏に吸気された外気は、
入気孔２を通ることによって拡がり、出口中心部の風速
Ｖcsは図６に示す従来のものの中心風速Ｖcs'と比べて
小さく、その状態でシャワー状に静かに下方に噴出し、
矢印ｂに示すように周囲に空気を撹拌して巻込みながら
床面に到達する。床面に到達する際の風の速度分布は、
図１に示すように広範囲に拡がって中心部の速度Ｖceも
図６に示すＶce'と比べて極端に低い。従って、床面に
到達する風の風量風速が平均化し、且つ風速も低くする
ことができ、家畜に強い風が当たることもなく、効果的
に換気ができる。
ように構成され、例えば図５（ａ）に示すように換気構
造が陽圧型畜舎５、又は同図（ｂ）に示すように陰圧型
畜舎６の天井板として効果的に適用できる。図５（ａ）
において、屋根裏の壁に設置された吸気ファン７によっ
て天井裏に導入された外気は、畜舎用入気孔付天井板１
の入気孔２を通って畜舎内に吹き出し、畜舎内の澱んだ
空気を撹拌しながら排気塔８を通って外部に排出される
ことによって畜舎内の換気を行う。その際、畜舎用入気
孔付天井板１は入気孔出口部が開拡されているので、図
１に模式的に示すように、屋根裏に吸気された外気は、
入気孔２を通ることによって拡がり、出口中心部の風速
Ｖcsは図６に示す従来のものの中心風速Ｖcs'と比べて
小さく、その状態でシャワー状に静かに下方に噴出し、
矢印ｂに示すように周囲に空気を撹拌して巻込みながら
床面に到達する。床面に到達する際の風の速度分布は、
図１に示すように広範囲に拡がって中心部の速度Ｖceも
図６に示すＶce'と比べて極端に低い。従って、床面に
到達する風の風量風速が平均化し、且つ風速も低くする
ことができ、家畜に強い風が当たることもなく、効果的
に換気ができる。
【００１１】図５（ｂ）に示す陰圧型畜舎の場合も、畜
舎への外気の導入が排気塔８に設けられた排気ファン９
で畜舎内の空気を排気することによって行われる点を除
いては前記実施例の場合と同様である。
舎への外気の導入が排気塔８に設けられた排気ファン９
で畜舎内の空気を排気することによって行われる点を除
いては前記実施例の場合と同様である。
【００１２】
【考案の効果】本考案の畜舎用入気孔付天井板は、次の
ような格別の効果を奏する。簡単な構造により、床面に
到達する風の風量・風速が平均化し、且つ家畜に当たる
時の風速を低くすることができ、しかも目詰まりが起り
難く、家畜に悪影響を与えることなく効率的な換気を行
うことが可能である。
ような格別の効果を奏する。簡単な構造により、床面に
到達する風の風量・風速が平均化し、且つ家畜に当たる
時の風速を低くすることができ、しかも目詰まりが起り
難く、家畜に悪影響を与えることなく効率的な換気を行
うことが可能である。
【００１３】さらに、畜舎用入気孔付天井板の材質とし
て発泡樹脂断熱板を採用することによって、軽量で施工
が容易であり、且つ断熱効果が高い畜舎用入気孔付天井
板を得ることができる。
て発泡樹脂断熱板を採用することによって、軽量で施工
が容易であり、且つ断熱効果が高い畜舎用入気孔付天井
板を得ることができる。
【図１】本考案の実施例に係る畜舎用入気孔付天井板の
要部断面の模式図である。
要部断面の模式図である。
【図２】本考案の実施例に係る畜舎用入気孔付天井板の
平面図である。
平面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ断面図である。
【図４】本考案の他の実施例に係る畜舎用入気孔付天井
板の要部断面図である。
板の要部断面図である。
【図５】畜舎の換気構造を示し、（ａ）は陽圧型畜舎の
模式図、（ｂ）は陰圧型畜舎の模式図である。
模式図、（ｂ）は陰圧型畜舎の模式図である。
【図６】従来の畜舎用入気孔付天井板の要部断面模式図
である。
である。
１、１０ 畜舎用入気孔付天井板 ２、１１ 入
気孔 ３ 小径部 ４ 開拡部
気孔 ３ 小径部 ４ 開拡部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−15270（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−4774（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−84120（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−127827（ＪＰ，Ａ) 実開 昭54−10886（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭51−87079（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−95850（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A01K 1/00 - 1/03
Claims (2)
- 【請求項１】 下面に向かって拡がる入気孔を所定の間
隔で多数形成してなることを特徴とする畜舎用入気孔付
天井板。 - 【請求項２】 前記天井板が発泡樹脂断熱板で形成され
ている請求項１記載の畜舎用入気孔付天井板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6101393U JP2581406Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 畜舎用入気孔付天井板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6101393U JP2581406Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 畜舎用入気孔付天井板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0725750U JPH0725750U (ja) | 1995-05-16 |
| JP2581406Y2 true JP2581406Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=13159028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6101393U Expired - Lifetime JP2581406Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 畜舎用入気孔付天井板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2581406Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP6101393U patent/JP2581406Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0725750U (ja) | 1995-05-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE69915867D1 (de) | Klimaanlage | |
| JP2001342693A (ja) | 建物の外壁の構造 | |
| JP2581406Y2 (ja) | 畜舎用入気孔付天井板 | |
| WO2005018403A1 (fr) | Silencieux pour aspirateur | |
| US6168518B1 (en) | Vent structure with slotted rectangular outlet | |
| US6715310B2 (en) | Blower for an air conditioner with better effect in cold-air circulation | |
| JPH05264081A (ja) | 排気フード | |
| KR100214754B1 (ko) | 송풍장치 | |
| JP2006145117A (ja) | 空調用吹出口 | |
| JPH0741345U (ja) | 高拡散型吹出口 | |
| JP2001124377A (ja) | 換気設備 | |
| JPS593310Y2 (ja) | 換気装置 | |
| JP3171710B2 (ja) | 換気方法及びその装置 | |
| JP3223087B2 (ja) | 輻射冷房装置 | |
| JPH11293798A (ja) | 集合住宅の換気構造 | |
| JPH0842012A (ja) | 建物の吸気装置、排気装置、及び換気装置 | |
| JP3077659U (ja) | 吹出口 | |
| JPH11148700A (ja) | 低騒音型空調グリル | |
| JPH0726623U (ja) | 建物の床下換気装置及びそれに使用するダクト | |
| JPS6325441A (ja) | 畜舎の換気装置 | |
| JPS64502Y2 (ja) | ||
| JPH07139754A (ja) | 空気調和機 | |
| JP2002022221A (ja) | 換気ガラリ | |
| JP2002194830A (ja) | 小屋裏換気装置及び小屋裏換気方法 | |
| JP2002130756A (ja) | 換気扇 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980609 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |