JP2581219Y2 - 移動農機のオーバーヒート防止装置 - Google Patents

移動農機のオーバーヒート防止装置

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JP2581219Y2
JP2581219Y2 JP5905092U JP5905092U JP2581219Y2 JP 2581219 Y2 JP2581219 Y2 JP 2581219Y2 JP 5905092 U JP5905092 U JP 5905092U JP 5905092 U JP5905092 U JP 5905092U JP 2581219 Y2 JP2581219 Y2 JP 2581219Y2
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JP
Japan
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dustproof body
hood
ventilation
box
dustproof
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JP5905092U
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JPH0614463U (ja
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美千代 仲田
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、農用トラクタやコンバ
イン等の移動農機の吸気口に取付けられるオーバーヒー
ト防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の農用トラクタ等移動農機において
は、エンジンへの空気供給や冷却のための吸気を行なう
開口部は、エンジンを格納したボンネットの前面もしく
は側面或はその両方に設けられ、スリットのあるグリル
やパンチングメタルまたは金属メッシュ等で覆われ吸気
口としていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、塵埃のあま
り発生しない通常の作業時には支障はないが、多量の塵
埃の発生する草刈等の作業時では吸気口は目詰まりし易
く、短時間でエンジンがオーバーヒートを起す恐れがあ
る。エンジンがオーバーヒートを起すと、その都度作業
の中断が余儀なくされ、また、吸気口に詰まった塵埃を
作業者が、その度毎に人手で取り除かかなければならな
いため余分な時間がかかり、作業能率の悪いものであっ
た。
【0004】ところで、塵埃等による吸気口の目詰まり
を回避するためには、吸気口から箱状の防塵体等を突出
させ通気面積を拡張することが有効だが、しかし、他の
作業時(例えばローダ作業時)にボンネットの前面や側
面に作業機や作業機のフレームが装着されることがある
ので、箱状の防塵体を引き出したままでは、その突出が
邪魔になるものであった。また、その防塵体をボンネッ
ト内に格納可能に取付けたものでは、今度は逆にボンネ
ット内のバッテリー等に格納した防塵体が干渉し部品の
配置が制限されたり、ボンネット内のスペースに余裕の
ないものでは、装着が困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る移動農機の
オーバーヒート防止装置は、上記のような問題点を解決
するため創案されたものであって、ボンネットのサイド
カバーに設けた吸気口に前後の側面、外側面及び上面の
4面の通気面を有する箱状の防塵体をボンネットの外側
方へ向け出没自在に装着すると共に、上記防塵体の各面
を外側面側を除き折畳可能な可撓性部材からなる通気面
に形成して防塵体をボンネット内に没入させた状態では
ボンネット内に位置する通気面側が折り畳まれ、防塵体
をボンネット外へ引き出した状態では防塵体が箱状に膨
出するように構成したことを要旨とする。
【0006】
【作用】塵埃があまり発生しない通常の作業時には、防
塵体をボンネットに内に没入させる。この状態ではボン
ネット内に位置する通気面側は折り畳まれ、防塵体の外
側面でのみ通気が行なわれる。一方、塵埃が多量に発生
する草刈等の作業時には、防塵体をボンネット外に引き
出し、防塵体を箱状に膨出させ、防塵体の外側面の他に
上面及び前後側面でも通気させることにより、防塵体の
通気面積が拡大し塵埃が詰まりにくくなる。さらに、外
側面以外の通気面を可撓性材料で構成してあるので、移
動農機の作業時の振動が防塵体に増幅して伝播されるの
で通気面に付着した塵埃が落ち易くなる。
【0007】
【実施例】本考案の構成を図面に示された一実施例を参
照して説明する。農用トラクタのボンネット1の左右の
サイドカバーの吸気口2は箱状の防塵体3が、出没自在
に取付けられている。
【0008】防塵体3は、布製のネット等による通気性
の可撓性部材からなる前後側面5、6と上面7の3面
と、パンチングによる多数の通気孔を有する金属板等の
剛性部材からなる外側面4の1面とで4面の通気面を有
し、他の一面(内側面)が開口面8となる箱状に構成さ
れ、その開口面8側がボンネットのサイドカバーに設け
た吸気口2に取付けられている。防塵体の外側面4の下
縁には円筒部4aが一体に固定されており、その円筒部
4aを遊嵌状に貫通させた棒状の円柱部材9がボンネッ
ト1の吸気口2内側の下縁左右両側で接続片10により
固定されている。4bは外側面4の上縁に設けた張出し
部である。
【0009】草刈等のモア作業、特にミッドモア等の草
による塵埃が多量に発生するトラクタ作業時には、外側
面4を外方へ引き出すと、外側面4は吸気口2の内側下
縁の棒状の円柱部材9を支点としてボンネット1外方へ
弧状に開くと共に、この外側面4の回動に伴って他の可
撓性部材からなる通気面5、6、7も一体的に外方に引
き出されるため防塵体3は箱状に膨出する。そして可撓
性部材の張力によって引き出し位置Aに停止される。こ
れにより空気の流入面積が増大するのでオーバーヒート
が防止される。
【0010】また、引き出された箱状の防塵体3は、前
後側面5、6と上面7の3面が可撓性部材により構成さ
れているので、移動農機の作業によって発生する振動が
箱状の防塵体3に増幅して伝播され、箱状の防塵体3
は、吸気口2下縁の棒状の円柱部材9を支点として上下
方向に揺すられて、通気面に付着した塵埃が振り落とさ
れる。塵埃があまり発生しない通常の作業時には、箱状
の防塵体3はボンネット1内に収納する。この際、外側
面4は、外側面の上縁の張出し部4bでサイドカバーと
同一面Bに位置決めされ、他の3面の可撓性部材からな
る通気面5、6、7は、吸気口2のボンネット1内の周
縁Cにコンパクトに折り畳まれ、外側面4の通気を妨げ
ない。
【0011】図5、図6は、本考案の参考例を示すもの
であるが、このものは外側面4だけでなく、前後側面
5’、6’、上側面7’の通気面も剛性部材からなる箱
状の防塵体3’に形成したもので、この防塵体3’は下
縁側に固設した円筒部4aを介しボンネット側に固定の
円柱部材9に回転自在に装着されている。この例では防
塵体3’の引出し時には、上側面の吸気口2側の縁に突
設した張出し部7’aで吸気口2の内側の上縁に係止さ
れ引出位置に位置決めされる。また、防塵体3’の収納
時には、外側面の上縁に設けた張出し部4bによってボ
ンネットのサイドカバーと同一面Bに係止され、防塵体
3’は箱状のままボンネット内に収納される。
【0012】ところで、上記実施例においては、防塵体
3,3’をボンネット1のサイドカバーにも受けた吸気
口2に装着した構造のものを例示したが、防塵体3,
3’の配設位置はこれに限定されるものではなく、例え
ばボンネットの前面グリルでもよい。また、本考案は、
農用トラクタに限定されるものではなく、コンバイン等
移動農機一般に適用することができるのは勿論である。
【0013】
【考案の効果】本考案は上述したように、吸入部の4面
体のうち3面を折畳可能な可撓性部材からなる通気面に
構成したことにより、防塵体をボンネット内に没入させ
た状態でも防塵体がボンネットの内方に突出しないの
で、バッテリ等の部品に干渉したりすることがなく、し
たがってスペース的に余裕のないボンネット内でも無理
なく容易に装着でき、しかも、可撓性部材により機体の
振動が防塵体に増幅伝播されるので通気面に付着したゴ
ミが落ち易くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防塵体を装備したトラクタの正面図で
ある。
【図2】トラクタの要部側面図である。
【図3】箱状の防塵体の斜視図である。
【図4】防塵体の取付要部断面図である。
【図5】剛性の通気面だけからなる箱状の防塵体の斜視
図である。
【図6】剛性の通気面だけからなる防塵体の取付要部断
面図である。
【符号の説明】
1 ボンネット 2 吸気口 3 箱状の防塵体 4 外側面 5 前側面 6 後側面 7 上側面 8 開口面 9 棒状の円柱部材 10 接続片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンネットのサイドカバーに設けた吸気
    口に前後の側面、外側面及び上面の4面の通気面を有す
    る箱状の防塵体をボンネットの外側方へ向け出没自在に
    装着すると共に、上記防塵体の各面を外側面側を除き折
    畳可能な可撓性部材からなる通気面に形成して防塵体を
    ボンネット内に没入させた状態ではボンネット内に位置
    する通気面側が折り畳まれ、防塵体をボンネット外へ引
    き出した状態では防塵体が箱状に膨出するように構成し
    たことを特徴とする移動農機のオーバーヒート防止装
    置。
JP5905092U 1992-07-30 1992-07-30 移動農機のオーバーヒート防止装置 Expired - Lifetime JP2581219Y2 (ja)

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JP5905092U JP2581219Y2 (ja) 1992-07-30 1992-07-30 移動農機のオーバーヒート防止装置

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JP5905092U JP2581219Y2 (ja) 1992-07-30 1992-07-30 移動農機のオーバーヒート防止装置

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Publication Number Publication Date
JPH0614463U JPH0614463U (ja) 1994-02-25
JP2581219Y2 true JP2581219Y2 (ja) 1998-09-21

Family

ID=13102112

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JP5905092U Expired - Lifetime JP2581219Y2 (ja) 1992-07-30 1992-07-30 移動農機のオーバーヒート防止装置

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JP5700569B2 (ja) * 2012-05-11 2015-04-15 日立建機株式会社 ミニショベル

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JPH0614463U (ja) 1994-02-25

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