JP2581166Y2 - ジャックの取付構造 - Google Patents

ジャックの取付構造

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JP2581166Y2
JP2581166Y2 JP9308791U JP9308791U JP2581166Y2 JP 2581166 Y2 JP2581166 Y2 JP 2581166Y2 JP 9308791 U JP9308791 U JP 9308791U JP 9308791 U JP9308791 U JP 9308791U JP 2581166 Y2 JP2581166 Y2 JP 2581166Y2
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jacks
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は電子機器の入出力端子
として用いたジャックの取付構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来は、図5に示す様に電子機器のシャー
シ11に中心位置が上下垂直になっていてジャック3とは
ある程度の隙間を有した2つの孔11a、11aを設け、こ
の孔11a、11aにジャックユニット2に2個設けた円形
のジャック3、3をシャーシ11の裏面から挿入し、シャ
ーシ11に設けた孔11bにネジ6を挿通して、ジャックユ
ニット2の孔2aに螺合することにより、このジャック
ユニット2をシャーシ11に取付けていた。
【0003】上記の様にネジ6でジャックユニット2を
取付けると、このジャックユニット2がネジ6締め方向
に共回りして回され、2個のジャック3,3は孔11a
との隙間分だけ孔11bを中心にして時計方向に回動
し、2つの孔11a,11aの縁部に当接して右上下に
傾いた状態で固定されていた。
【0004】また、この傾きを規制するためシャーシ11
の孔11a、11aを小さくし、ジャック3との隙間を少な
くすることもあった。この場合は孔11a、11aにジャッ
ク3、3が挿入しにくくなり、その結果ジャックユニッ
ト2取付け時の作業性が悪くなっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記した点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは
従来例の欠点を解消し、取付け易くネジ締めによって傾
くことがないジャックの取付構造を提供するところにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案のジャックの取
付構造は、複数のジャックを備えたジャックユニットの
各ジャックを、取付部材に設けた各ジャックの直径より
大きい複数の孔にこの取付部材の裏側から夫々挿入し、
1つのネジにより前記ジャックユニットを前記取付部材
に締着する様に構成した電子機器におけるジャックの取
付構造において、前記取付部材に設けた複数の孔のうち
少なくとも1つの孔を、前記ジャックユニットがネジに
よる締着時に共回りして回される方向とは逆の方向に前
記孔と前記ジャックとの隙間相当分だけ移動した位置に
設け、ネジを締め付けたときにこの移動して設けた孔に
挿入されたジャックの外径のみが孔の内径と当接し、他
の孔に挿入されたジャックは孔の中央位置で締着固定さ
れるようにしたものである。
【0007】
【作用】この考案によれば、取付部材に設けたジャック
挿入用の孔の少なくとも1つがジャックとの隙間分だけ
ジャックユニットをネジにより締着する時に、このジャ
ックユニットがネジと共に回される方向とは逆の方向に
移動させてあるので、ネジにより回されてシャーシの孔
の縁部に当接した時、複数のジャックは垂直または水平
に並ぶ。
【0008】
【実施例】この考案に係るジャックの取付構造の実施例
を図1乃至図4に基づき説明する。
【0009】なお従来例と同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0010】図において、1はシャーシ等で形成される
取付部材である。1aはジャック3を挿入する2つの規
制孔であり、ジャック3の外径とはある程度の隙間を有
し、ジャックユニット2を取付部材1にネジ6で締着し
たとき、このジャックユニット2がネジ6と共に時計方
向に回される方向とは逆の方向に前記隙間分だけ2つの
規制孔1a、1aを移動させて設けている。1bはジャ
ック3挿入用の孔であり、規制孔1aとは異なりジャッ
ク3が固定される所定位置にジャック3とは同心に設け
られている。1cはジャックユニット2を取り付けるた
めのネジ6用の孔である。
【0011】4はジャック3を4個設けたジャックユニ
ット、5はジャック3を6個設けたジャックユニットで
ある。
【0012】以上の様に構成した本考案の組立てと作用
を説明する。
【0013】図1及び図2(A)(B)に示す第1の実
施例は、2個のジャックを備えたジャックユニットの取
付構造であり、2個のジャック3、3を取付部材1の規
制孔1a、1aに挿入し、ネジ6を孔1cに挿通して、
ジャックユニット2の孔2aに螺合することにより、ジ
ャックユニット2を取付部材1に取付けている。
【0014】このとき、ジャックユニット2はネジ6締
めと共に孔1cを中心にして時計方向に回され、ジャッ
ク3、3は規制孔1a、1aの縁部に当接し、この状態
で固定される。
【0015】しかし、規制孔1a、1aは前記の様に予
めジャック3、3との隙間分だけ、反時計方向に移動さ
せて設けてあるので、2個のジャック3、3は傾くこと
なく所定位置に固定される。
【0016】図3に示す第2の実施例は、4個のジャッ
クを備えたジャックユニットの取付構造であり、4個の
ジャック3、3…を取付部材1の規制孔1a、1a及び
孔1b、1bに挿入し、ネジ6を孔1cに挿通して、ジ
ャックユニット4の孔に螺合することにより、ジャック
ユニット4を取付部材1に取付けている。
【0017】このとき、前記第1の実施例と同様に、ネ
ジ6締めと共にジャックユニット4は時計方向に回さ
れ、4個のジャック3、3…のうち左上と右下の2個の
ジャック3、3は左上及び右下に設けた規制孔1a、1
aの縁部に当接した状態で固定される。
【0018】これにより、4個のジャック3、3…は傾
くことなく所定位置に固定されることになる。また、左
下及び右上の孔1b、1bとジャック3、3は同心に位
置することになり、これらジャック3、3の周りの隙間
は均一になる。
【0019】図4に示す第3の実施例は、6個のジャッ
クを備えたジャックユニットの取付構造であり、6個の
ジャック3、3…を取付部材1の規制孔1a、1a及び
孔1b、1b…に挿入し、2本のネジ6で取付部材1に
取付けている。
【0020】このとき、前記第1の実施例と同様に、最
初のネジ6締めと共にジャックユニット5は時計方向に
回され、6個のジャック3、3…は、左端上及び右端下
に設けた規制孔1a、1aの縁部に当接した状態で固定
される。
【0021】これにより6個のジャック3、3…は傾く
ことなく所定位置に固定されることになる。また、上記
以外の4個の孔1b、1b…とジャック3、3は同心に
位置することになり、これらジャック3、3…の周りの
隙間は均一になる。
【0022】ジャック3の数が6個を越えるジャックユ
ニットを取付部材に取付ける場合も、上記と同様に規制
孔1aを左右に各1個設けることにより同様の効果が得
られる。
【0023】また、ジャックと取付部材1の規制孔1a
とが共に円弧で接する場合は、規制孔1aを移動させる
回動中心は取付部材1に設けたネジ6用の孔1cでなく
てもよく、左または右方向へ単純に平行移動してもよ
い。
【0024】上記実施例では、複数の孔の内、2つの孔
を規制孔として用い、ジャックと規制孔が2箇所で接す
ることにより位置決めを行うようにしたが、取付部材1
に設けたネジ6用の孔1cとネジ6の位置関係がガタな
く適正に定まっていれば、規制孔は1つのみでもよい。
【0025】
【考案の効果】この考案に係るジャックの取付構造によ
れば、上述のように構成したので、ジャックと取付部材
のジャック挿入用孔との隙間が充分にとれ、ジャック取
付時の作業性が大幅に向上する。
【0026】また、上記の様に隙間が充分取れるため、
部品の寸法公差を厳しくする必要がなく、部品費を削減
することができる。
【0027】しかも、構造が簡単であるため実施も容易
であるなどの優れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案におけるジャックの取付構造の第1の実
施例を示す分解斜視図である。
【図2】(A)同第1の実施例を示す正面図である。 (B)同第1の実施例を示す断面図である。
【図3】同第2の実施例を示す正面図である。
【図4】同第3の実施例を示す正面図である。
【図5】従来例におけるジャックの取付構造を示す正面
図である。
【符号の説明】
1 取付部材 1a 規制孔 1b,1c,2a 孔 2,4,5 ジャックユニット 3 ジャック 6 ネジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のジャックを備えたジャックユニッ
    トの各ジャックを、取付部材に設けた各ジャックの直径
    より大きい複数の孔にこの取付部材の裏側から夫々挿入
    し、1つのネジにより前記ジャックユニットを前記取付
    部材に締着する様に構成した電子機器におけるジャック
    の取付構造において、前記取付部材に設けた複数の孔の
    うち少なくとも1つの孔を、前記ジャックユニットがネ
    ジによる締着時に共回りして回される方向とは逆の方向
    に前記孔と前記ジャックとの隙間相当分だけ移動した位
    置に設け、ネジを締め付けたときにこの移動して設けた
    孔に挿入されたジャックの外径のみが孔の内径と当接
    し、他の孔に挿入されたジャックは孔の中央位置で締着
    固定されるようにしたことを特徴とするジャックの取付
    構造。
JP9308791U 1991-10-18 1991-10-18 ジャックの取付構造 Expired - Fee Related JP2581166Y2 (ja)

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