JP2580838Y2 - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2580838Y2
JP2580838Y2 JP1990093098U JP9309890U JP2580838Y2 JP 2580838 Y2 JP2580838 Y2 JP 2580838Y2 JP 1990093098 U JP1990093098 U JP 1990093098U JP 9309890 U JP9309890 U JP 9309890U JP 2580838 Y2 JP2580838 Y2 JP 2580838Y2
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shaped main
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JP1990093098U
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JPH0451223U (ja
Inventor
靖知 小林
Original Assignee
株式会社 ニフコ
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は鞄、ランドセル等の比較的厚手の生地で形
成されている容器に関し、より詳細には、比較的厚手の
生地で容器状に形成されている本体に成形金型内で形成
されるプラスチック製の補強部を設けるようにした容器
の提供に関する。
[従来の技術] 皮革ないしは合成皮革あるいは厚手の繊、編地、不織
布、さらには厚紙と樹脂シート等の積層板等の比較的厚
手の生地を用いて形成される鞄、ランドセル等の容器
は、これらの構成生地を縫着することで形成したり、ウ
エルダーを用いて溶着することで形成したものが多かっ
た。
又、これらの構成生地をく字状断面を有する帯金内に
入れ込んでカシメづけることで容器を形成したものがあ
った。
更に、収納容器部分をプラスチック成形品としたラン
ドセルが実開昭61−21318の考案で開示されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、容器を縫着の手段で形成する場合には、容
器組付けに縫着に用いるミシン以外の装置が不要である
と共に多種多用の容器の形成に対しても各別の装置を必
要とせず容易に即応し得る利点を有している反面、縫製
の熟練者の確保が難しく、しかも縫製に多くの作業手間
を要すると共に仕上り製品に縫製面での品質にばらつき
を生ずる不都合を有していた。
又、ウエルダーを用いて比較的厚手の生地を溶着する
ことで形成される容器は、縫製により形成される容器に
比して熟練作業者を必要とせず、作業手間も少なく、し
かも仕上り製品の溶着面での品質にばらつきを生じない
利点を有している反面、容器を形成する生地が、これら
のウエルダー処理に適するものであることを要すると共
に、厚手の生地の溶着に適するウエルダー装置を必要と
していた。
更に、比較的厚手の生地相互をく字状の断面を有する
帯金内に入れ込んでカシメづけて形成されている容器
は、その隅部が、この帯金で充分に補強されている反
面、この帯金から構成する生地が抜け出したり、この帯
金が折れ曲がる等の不都合を有していると共に接合部分
に限界があり、特殊な形状の容器の形成には不向きとさ
れていた。
そこで、容器全体を合成樹脂材で一体に成形すること
が各方面で試みられており、特に小物容器として重宝さ
れている。かゝるプラスチック製の容器は耐水性、耐摩
耗性等に優れ、しかも量産に適する利点を有している反
面、金型コストが割高であると共に表面が合成樹脂特有
の色調を呈し、肌触り感等に難を有していた。
かゝる点から、本考案では、成形性が良く、しかも皮
革等の生地をそのまゝ用いることができる容器の提供を
目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案にかかる容器は、叙上の目的を達成するものと
して皮革等の比較的厚手の生地1〜1で形成されている
箱状本体Aが、該箱状本体Aの少なくとも底部外周を覆
う底部補強部2と、この底部補強部2から該箱状本体A
の上部側に伸びる立上り補強部3と、この立上り補強部
3、3間に亘る水平補強部4とを成形金型内におけるプ
ラスチック成形により備えている構成としてある。
[作用] 本考案にかゝる容器は、皮革等の厚手の生地1〜1で
形成用意されている箱状本体Aが、成形金型内で成形さ
れる底部補強部2と、立上り補強部3と、水平補強部4
とを有していることから、容器が縫製等の手段を用いる
ことなしに成形金型内で成形される各補強部で保形、形
成される。
[実施例] 以下、本考案にかゝる典型的な容器の一実施例を添付
の図面について説明する。
この実施例ではランドセルの収納部分となる容器の構
成を示したものであって、一枚革又は重ね合せ革の生地
を型取りをした後、これにホットプレスをかけて屈曲縁
部1aないしは折付け段部1bを設ける。このようにして用
意された各構成生地1〜1を組付けて第4図で示される
ような上部の開口されている箱状本体Aを形成する。こ
の箱状本体Aは、各構成生地1〜1をホッチキス、ピン
あるいはハトメ等を用いて仮止め状態で形成してあって
も良く、接着剤ないしは縫着の手段で形成してあっても
良く、箱形状が保持される態様で用意してある。又、折
付け段部1bを設けずに構成生地1を単に折り曲げた状態
の箱状本体Aであっても良い。
この実施例の成形金型(図示省略)は前記箱状本体A
内に密に嵌まり合う金型と、この金型に嵌まり合ってい
る箱状本体Aの各周面側に向けて移動密着される金型と
よりなり、箱状本体Aの底面と底面外周に立上り状態に
設けられるプラスチック製の底部補強部2と、この底部
補強部2の立上り部分から箱状本体Aの上部開口縁間に
向けて帯状に設けられるプラスチック製の立上り補強部
3と、この立上り補強部3、3間に亘って帯状に設けら
れるプラスチック製の水平補強部4とをプラスチック成
形できる構成としてある。
尚、この実施例では、ランドセルの両側のマチ部分と
底面とを構成する生地1′とこの生地1′を箱状に組付
けた際の側面を塞ぐ平板状の生地1″とで箱状本体Aが
構成されており、生地1′は各折曲げ部分に段部1bを有
すると共に、生地1″の屈曲縁部1a、1aの両側を該生地
1′の側縁で挟むようにして組付けてあり、前記の底部
補強部2は、この箱状本体Aの底面と、この底面四周に
ある生地1′、1″の折曲げ縁及び接続縁とを覆う構成
としてあり、立上り補強部3は、この箱状本体Aの四隅
部にある生地1′、1″の段部1b及び夫々の接続縁を覆
う構成としてあり、更に水平補強部4は、この箱状本体
Aの開口縁の全周を覆うと共に、マチ部分を構成する生
地1′の立上り補強部3、3間に設けてある。
この結果、単に保形状態で構成されていた箱状本体A
は、その底面と各隅部と上部開口縁の全てが一体に連設
されているプラスチック製の補強部で覆われることゝな
り、生地1〜1相互が確実に固着された容器を構成す
る。
尚、底部補強部2は、箱状本体Aの底部外周のみを覆
う構成であっても良く、又、立上り補強部3、3は容器
本体Aの隅部以外に構成されていても良い。更に、この
立上り補強部3が箱状本体Aの上部の開口縁にまで到ら
ず、その途中の生地面にまで延びる構成のものであって
も良く、この立上り補強部3、3間に設けられている水
平補強部4が、この箱状本体Aの開口縁でない生地面の
みに設けられ、しかも該箱状本体Aの全周を回らない状
態に構成されていても良い。
又、箱状本体Aの開口縁に設けられる水平補強部4
は、この開口縁の生地を内外で覆うように構成しておく
のが良い。又、これらの各補強部に加えて各補強部間の
生地1の面に装飾を目的としたプラスチック製の模様な
いしはバックルの取付け部、覆い蓋の取付け部、あるい
は尾錠の取付け部等の必要な構成部分を前記の各補強部
の成形時に形成しておくのが好ましい。
この実施例では、ランドセルの背負い側となる箱状本
体Aの生地1の面の四周に額縁状に幅広の各補強部
2′、3′、4′を特に設け、ランドセルに生ずる荷重
を効率良く受ける構成としてある。又、生地1′、1″
の段部1bないしは屈曲縁部1aに沿って極力肉厚部分が生
ずるように前記の各補強部を構成するのが好ましい。
かくして構成された容器はプラスチック製の補強部で
箱状本体Aの外周が一体に覆われている構成としてあ
り、容器としての保形力が充分であり、これに、バック
ル5、背負い紐6、覆い蓋7等を組付けて第5図で示さ
れるようにランドセルとして用いたり、各種のボックス
状のバッグ類、宝石箱等を構成するのに用いることがで
きる。
[効果] 本考案にかゝる容器は叙上における特長ある構成、就
中皮革、合成皮革等の生地1〜1で簡易に組付けられて
いる箱状本体Aが、成形型内で成形される底部補強部2
と立上り補強部3と、水平補強部4とを有していること
から、特に堅牢な容器とされると共に、その容器の有す
る補強の度合いを自在に設定することができる特長を有
している。
又、構成される容器の全体に、皮革等の使用生地に特
有の素材感覚が残されている容器の提供を、縫製ないし
はウエルダー等によることなく、合成樹脂材料の金型成
形で提供し得る特長を有している。
更に、容器の構成に必要とされる把手ないしは蓋ある
いは脚等を箱状本体Aの外周にある各補強部に一体に設
け、あるいは、これと区別して、この各補強部の形成と
同時に形成することができる利点を有している。
又、成形金型内で溶け出さない素材であるかぎり、い
かなる素材でも箱状本体Aを形成する生地として用い得
る利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る容器の一実施例を示す斜視図、第
2図は同要部縦断面図、第3図は同平断面図、第4図は
箱状本体の斜視図、第5図は使用状態を示す斜視図であ
る。 A…箱状本体、A…生地、2…底部補強部、3…立上り
補強部、4…水平補強部、5…バックル、6…背負い
紐、7…覆い蓋。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】比較的厚手の生地で形成されている箱状本
    体が、該箱状本体の少なくとも底部外周を覆う底部補強
    部と、この底部補強部から該箱状本体の上部側に伸びる
    立上り補強部と、この立上り補強部間に亘る水平補強部
    とを成形金型内におけるプラスチック成形により備えて
    いることを特徴とする容器。
JP1990093098U 1990-09-06 1990-09-06 容 器 Expired - Lifetime JP2580838Y2 (ja)

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