JP2580133Y2 - ガス絶縁開閉装置の容器 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置の容器

Info

Publication number
JP2580133Y2
JP2580133Y2 JP1991112177U JP11217791U JP2580133Y2 JP 2580133 Y2 JP2580133 Y2 JP 2580133Y2 JP 1991112177 U JP1991112177 U JP 1991112177U JP 11217791 U JP11217791 U JP 11217791U JP 2580133 Y2 JP2580133 Y2 JP 2580133Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
main pipe
cylindrical portion
insulated switchgear
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991112177U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0555711U (ja
Inventor
紘紀 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP1991112177U priority Critical patent/JP2580133Y2/ja
Publication of JPH0555711U publication Critical patent/JPH0555711U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2580133Y2 publication Critical patent/JP2580133Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Installation Of Bus-Bars (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、円筒状の本管とフラン
ジとを一体に構成したガス絶縁開閉装置の容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス絶縁開閉装置の容器には、
内部に断路器又は接地開閉器等が収納され、SF等の
絶縁性ガスが密封されている。ところで、従来のこの種
容器は、図4及び図5に示すように、板厚6mm以上の
円筒状の鋼板製本管1の両端に、板厚12mm以上の機
械加工を施た鋼板製フランジ2を本管1の外面で溶接
し、また、本管1にガス切断により双曲線状の取付部3
を形成するとともに、フランジ2を取付けた支管4の端
部に同様にガス切断により双曲線状の取付部5を形成
し、両取付部3,5を本管1の外部で溶接し、溶接後、
フランジ2に取付穴6,Oリング溝7及びフランジ面等
をマシニングセンタ等の大形切削加工機械により加工し
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の前記容器は、本
管1,フランジ2等が6mm以上の厚板であるため重量
が大であり、作業性がきわめて悪く、かつ、本管1の外
面で溶接するため、自動溶接におけるロボットの動きが
複雑であり、しかも、本管1に支管4を接続する場合、
本管1及び支管4に双曲線状の取付部3,5をガス切断
により形成せねばならず、その加工が困難であり、その
上、溶接線が双曲線状であるため、自動溶接がとくに困
難であり、溶接線も長くて溶接に長時間を要し、さら
に、溶接後フランジ2に取付穴6等の切削加工を要し、
加工工程が多く、しかもその加工に大形の加工機械を要
し、ガス絶縁開閉装置に占める容器の価格がきわめて高
価になるという問題点がある。また、本管1の長手方向
の寸法にばらつきがあった場合、管の長手方向の寸法の
調整ができないという問題点がある。本考案は、前記の
点に留意し、作業性を向上するとともに加工を容易に
し、安価にし、かつ容器の寸法の調整を可能にしたガス
絶縁開閉装置の容器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本考案のガス絶縁開閉装置の容器は、円筒状であっ
て長手方向の両端に開口を有し,かつ円周上に前記長手
方向と直交する方向にバーリング加工により形成され,
先端部に開口を有する円筒部を備えた本管と、円筒部と
つばと該つばに設けられる複数個の取付穴とをプレス加
工により一体形成したフランジとからなり、前記本管の
各開口にそれぞれ前記フランジの円筒部が挿入されて重
合され、前記各フランジの円筒部の先端と前記本管とが
前記本管の内部で溶接されて前記本管と前記各フランジ
とが一体に構成されたものである。
【0005】
【作用】前記のように構成された本考案のガス絶縁開閉
装置の容器は、円筒状の本管の長手方向の両端に開口を
有し、本管の円周上に長手方向と直交する方向にバーリ
ング加工により先端部に開口を有する円筒部が形成さ
れ、フランジとして、円筒部とつばとつばの複数個の取
付穴とがプレス加工により同時に一体に形成され、その
フランジの円筒部が、本管の両端の開口と円周上の開口
とに挿入されて重合され、その各フランジの円筒部の先
端と本管とが、本管の内部で溶されて本管と各フラン
ジとが一体に構成されるため、薄い鋼板により本管及び
各フランジを構成することができ、軽量で作業性が良
く、本管に支管を接続する場合も、従来のように双曲線
状の取付部の形成及び溶接を必要とせず、円状の溶接
で、しかも本管の内部で溶接するため、本管の円周上か
ら突出したフランジが邪魔にならず、自動溶接における
ロボットの動きが簡単であり、さらに、フランジの取付
穴の形成もプレス加工により同時に行うことができ、加
工工程が少なく、ガス絶縁開閉装置に占める容器の価格
が安価になる。
【0006】かつ、本管の長手方向の寸法及び支管の寸
法にばらつきがあった場合でも、フランジの円筒部の開
口への挿入度合いを調整することにより、容器及び支管
の寸法誤差を容易に補正することができる。
【0007】その上、フランジの円筒部の先端が溶接に
より覆われるため、その先端のエッジ部に電界が集中し
なくなり、絶縁耐力が低下しない。
【0008】
【実施例】1実施例について図1ないし図3を参照して
説明する。それらの図において、8は板厚5mm以下の
薄い鋼板からなる円筒状の本管であり、長手方向の両端
に開口9を有している。10は本管8に形成された円筒
部であり、本管8の円周上に長手方向と直交する方向に
バーリング加工により形成され、先端部に開口11を有
している。12はフランジであり、板厚5mm以下の薄
い鋼板をプレス加工して形成され、円筒部13と、つば
14と、つば14に設けられた複数個の取付穴15とが
一体に形成されている。
【0009】つぎに、本管8の各開口9,11にそれぞ
れフランジ12の円筒部13が挿入されて重合され、各
フランジ12の円筒部13の先端と本管8とが、本管8
の内部で溶接されて本管8と各フランジ12とが一体に
構成されている。16は本管8とフランジ12との溶接
部である。
【0010】そして、本管8の両端部は、円筒状でもと
もと開口9が形成されているため、加工せずにフランジ
12を重合できる。また、本管8の両端のフランジ12
のつば14間の距離L1、及び本管8の中心線と支管部
のフランジ12のつば14との距離L2の寸法出しは、
フランジ12の円筒部13の開口9,11へ挿入度合を
調整することにより容易に調整できる。
【0011】さらに、薄い鋼板は、表面の粗さが滑らか
なみがき鋼板を容易に入手できるため、みがき鋼板の使
用によりフランジ12の気密面の機械加工が不要とな
る。
【0012】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。円筒状の本
管8の長手方向の両端に開口9を有し、本管8の円周上
に長手方向と直交する方向にバーリング加工により先端
部に開口11を有する円筒部10が形成され、フランジ
12として、円筒部13とつば14とつば14の複数個
の取付穴15とがプレス加工により一体に形成され、そ
のフランジ12の円筒部13が、本管8の両端の開口9
と円周上の開口11とに挿入されて重合され、その各フ
ランジ12の円筒部13の先端と本管8とが、本管8の
内部で溶されて本管8と各フランジ12とが一体に構
成されるため、薄い鋼板により本管8及び各フランジ1
2を構成することができ、軽量で作業性が良い。
【0013】その上、本管8に支管を接続する場合も、
従来のように双曲線状の取付部の形成及び溶接を必要と
せず、円状の溶接で、しかも本管8の内部で溶接するた
め、自動溶接におけるロボットの動きが簡単である。
【0014】さらに、フランジ12の取付穴15の形成
もプレス加工により同時に行うことができ、加工工程が
少なく、ガス絶縁開閉装置に占める容器の価格が安価に
なる。
【0015】かつ、本管8の長手方向の寸法及び支管の
寸法にばらつきがあった場合でも、フランジ12の円筒
部13の開口9,11への挿入度合いを調整することに
より、容器及び支管の寸法誤差を容易に補正することが
できる。
【0016】その上、フランジ12の円筒部13の先端
が溶接により覆われるため、その先端のエッジ部に電界
が集中しなくなり、絶縁耐力の低下を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の切断正面図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】図1の一部の分解斜視図である。
【図4】従来例の斜視図である。
【図5】図4の分解斜視図である。
【符号の説明】
8 本管 9 開口 10 円筒部 11 開口 12 フランジ 13 円筒部 14 つば 15 取付穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02B 13/02 H02B 13/035 F16L 23/66 - 23/24

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状であって長手方向の両端に開口を
    有し,かつ円周上に前記長手方向と直交する方向にバー
    リング加工により形成され,先端部に開口を有する円筒
    部を備えた本管と、 円筒部とつばと該つばに設けられる複数個の取付穴とを
    プレス加工により一体形成したフランジとからなり、 前記本管の各開口にそれぞれ前記フランジの円筒部が挿
    入されて重合され、 前記各フランジの円筒部の先端と前記本管とが前記本管
    の内部で溶されて前記本管と前記各フランジとが一体
    に構成されたガス絶縁開閉装置の容器。
JP1991112177U 1991-12-24 1991-12-24 ガス絶縁開閉装置の容器 Expired - Lifetime JP2580133Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991112177U JP2580133Y2 (ja) 1991-12-24 1991-12-24 ガス絶縁開閉装置の容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991112177U JP2580133Y2 (ja) 1991-12-24 1991-12-24 ガス絶縁開閉装置の容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0555711U JPH0555711U (ja) 1993-07-23
JP2580133Y2 true JP2580133Y2 (ja) 1998-09-03

Family

ID=14580184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991112177U Expired - Lifetime JP2580133Y2 (ja) 1991-12-24 1991-12-24 ガス絶縁開閉装置の容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2580133Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846219U (ja) * 1981-09-24 1983-03-29 古河電気工業株式会社 ガス絶縁母線の絶縁スペ−サ取付部

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0555711U (ja) 1993-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5783779A (en) Adjustable busway elbow section
US5435516A (en) Cylindrical vibration insulator having bracket
JP2580133Y2 (ja) ガス絶縁開閉装置の容器
JP3287568B2 (ja) 負荷時タップ切換装置
JP2650586B2 (ja) 円柱構造体の補強構造
JP2759787B2 (ja) ベンドラックセパレーター
JP2951716B2 (ja) フランジ部材用ガスケットの取付治具
JP3450125B2 (ja) 開閉器
JPS6125225Y2 (ja)
JPS639211Y2 (ja)
JPH08197241A (ja) 管状容器の製作方法及び管状容器
JPH0636569Y2 (ja) モールド分割形変流器
JPH024489Y2 (ja)
JP3081355B2 (ja) レーダアンテナ
JPS6111944Y2 (ja)
JP2000156327A (ja) 貫通形変流器
JPH08300146A (ja) 配管成形方法
JPS6346782Y2 (ja)
JP2999891B2 (ja) コーナーパネルの受金物
JPS5818492Y2 (ja) ボ−ド取付け用部材
JPH052518U (ja) ガス絶縁開閉装置用接続容器
JPH06216631A (ja) 円偏波・直線偏波共用ホ−ン
JPH0624977Y2 (ja) 鉄心締付構造
JPS63184247A (ja) 電子銃構体
JPH0613307U (ja) ガス絶縁開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term