JP2999891B2 - コーナーパネルの受金物 - Google Patents
コーナーパネルの受金物Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コーナーパネルの受金
物に関するものであり、詳しくは、角形鋼管柱と梁との
接合部付近の外側に配せられる外壁用コーナーパネルの
受金物に関する。
物に関するものであり、詳しくは、角形鋼管柱と梁との
接合部付近の外側に配せられる外壁用コーナーパネルの
受金物に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、角形鋼管柱と梁との接合部付近
には、外壁用の外壁パネル或いはコーナーパネルを支持
するための受金物が設けられる。従来、図４に示す如
く、角形鋼管柱４０の外側には外壁パネル４１及びコー
ナーパネル４２が配せられ、コーナーパネル４２は角形
鋼管柱４０の外側壁に溶接固定され、Ｌの字型に折り曲
げられた受金物４３によって支持されている。
には、外壁用の外壁パネル或いはコーナーパネルを支持
するための受金物が設けられる。従来、図４に示す如
く、角形鋼管柱４０の外側には外壁パネル４１及びコー
ナーパネル４２が配せられ、コーナーパネル４２は角形
鋼管柱４０の外側壁に溶接固定され、Ｌの字型に折り曲
げられた受金物４３によって支持されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コーナーパネルの受金物４３は、角形鋼管柱４０の外側
壁に、現場において溶接され、その溶接にあたっては、
コーナーパネル４２の支持位置に合わせて、受金物４３
を正確に位置合わせしてする必要があった。このため、
従来のコーナーパネルの受金物４３は施工性の面で種々
の困難があった。従って、本発明の目的は、コーナーパ
ネルを正確な位置で支持し、またその施工性にも優れた
コーナーパネルの受金物を提供することにある。
コーナーパネルの受金物４３は、角形鋼管柱４０の外側
壁に、現場において溶接され、その溶接にあたっては、
コーナーパネル４２の支持位置に合わせて、受金物４３
を正確に位置合わせしてする必要があった。このため、
従来のコーナーパネルの受金物４３は施工性の面で種々
の困難があった。従って、本発明の目的は、コーナーパ
ネルを正確な位置で支持し、またその施工性にも優れた
コーナーパネルの受金物を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、角形鋼管柱の
下端部と、該角形鋼管柱より一回り大径に形成された梁
接合用角形筒部材の上端部とが溶接接合され、該接合部
からはみ出した上記筒部材の上端部に水平面が形成され
ている構造物に配せられ、上記角形鋼管柱に環装する一
対のコの字型金物部材と、該コの字型金物部材の所定の
外側に固着又は一体成形されたコーナーパネルを支持す
る支持片と、からなり、上記一対のコの字型金物部材は
互いの両端部同士が各々接合され、該接合部の少なくと
も一の接合部に締付部材が設けられ、上記角形鋼管柱に
環装し締付部材で締め付けた際の一対のコの字型金物部
材の下端辺部が上記角形筒部材の上端部水平面に支持さ
れていることを特徴とするコーナーパネルの受金物を提
供することにより上記目的を達成したものである。ま
た、上記一対のコの字型金物部材の内面にクリアランス
用のパッキン材が固着してあることがよい。
下端部と、該角形鋼管柱より一回り大径に形成された梁
接合用角形筒部材の上端部とが溶接接合され、該接合部
からはみ出した上記筒部材の上端部に水平面が形成され
ている構造物に配せられ、上記角形鋼管柱に環装する一
対のコの字型金物部材と、該コの字型金物部材の所定の
外側に固着又は一体成形されたコーナーパネルを支持す
る支持片と、からなり、上記一対のコの字型金物部材は
互いの両端部同士が各々接合され、該接合部の少なくと
も一の接合部に締付部材が設けられ、上記角形鋼管柱に
環装し締付部材で締め付けた際の一対のコの字型金物部
材の下端辺部が上記角形筒部材の上端部水平面に支持さ
れていることを特徴とするコーナーパネルの受金物を提
供することにより上記目的を達成したものである。ま
た、上記一対のコの字型金物部材の内面にクリアランス
用のパッキン材が固着してあることがよい。
【０００５】
【作用】本発明に係るコーナーパネルの受金物を角形鋼
管柱に取り付ける場合、先ず、一対のコの字型金物部材
を角形鋼管柱に環装し、その金物部材の下端辺部を突き
出した角形筒部材の上端部水平面に当接させて配する。
締付部材を介して、一対のコの字型金物部材を角形鋼管
柱に締め付け固定する。このような固定によりコの字型
金物部材は角形鋼管柱に対して全くずれ落ちなくなり、
既にコの字型金物部材に取付けられた支持片も外側で固
定し、一定の高さの水平部を有し、その水平部でコーナ
ーパネルを正確な位置で支持する。
管柱に取り付ける場合、先ず、一対のコの字型金物部材
を角形鋼管柱に環装し、その金物部材の下端辺部を突き
出した角形筒部材の上端部水平面に当接させて配する。
締付部材を介して、一対のコの字型金物部材を角形鋼管
柱に締め付け固定する。このような固定によりコの字型
金物部材は角形鋼管柱に対して全くずれ落ちなくなり、
既にコの字型金物部材に取付けられた支持片も外側で固
定し、一定の高さの水平部を有し、その水平部でコーナ
ーパネルを正確な位置で支持する。
【０００６】
【実施例】以下、本発明に係るコーナーパネルの受金物
の実施例を図面を参照して説明する。図１は、本実施例
に係るコーナーパネルの受金物が構造物に取付けられた
斜視図であり、図２（ａ）及び（ｂ）は、本実施例に係
るコーナーパネルの受金具が構造物に取付けられたとき
の横断面図及び縦断面図であり、図３（ａ）及び（ｂ）
は、本実施例に係るコーナーパネルの受金物の一対のコ
の字型金物部材の斜視図である。
の実施例を図面を参照して説明する。図１は、本実施例
に係るコーナーパネルの受金物が構造物に取付けられた
斜視図であり、図２（ａ）及び（ｂ）は、本実施例に係
るコーナーパネルの受金具が構造物に取付けられたとき
の横断面図及び縦断面図であり、図３（ａ）及び（ｂ）
は、本実施例に係るコーナーパネルの受金物の一対のコ
の字型金物部材の斜視図である。
【０００７】図１乃至図３に示す如く、本実施例に係る
コーナーパネルの受金物１は、角形鋼管柱２の下端部
と、角形鋼管柱２より一回り大径に形成された梁３のジ
ョイントボックス（梁接合用角形筒部材）４の上端部と
が溶接接合され、その溶接接合部８からはみ出したジョ
イントボックス４の上端部に水平面４Ａが形成されてい
る構造物に配せられる。しかして、本実施例のコーナー
パネルの受金物１は、角形鋼管柱２に環装する一対のコ
の字型プレート（コの字型金物部材）１０、１１と、コ
の字型プレート１０の所定の外側に固着されたコーナー
パネル５を支持する、水平面を有した折曲プレート（支
持片）１８、１９と、からなり、一対のコの字型プレー
ト１０、１１の両端部は各々の外方に折り曲げた接合面
１０ａ、１０ｂ、１１ａ、１１ｂを有し、その接合面に
ボルト１４及びナット１５（締付部材）が設けられ、角
形鋼管柱２に環装しボルト１４及びナット１５で締め付
けした際のコの字型プレート１０、１１の下端辺部１０
Ａ、１１Ａがジョイントボックス４の上端水平面４Ａに
支持されている。
コーナーパネルの受金物１は、角形鋼管柱２の下端部
と、角形鋼管柱２より一回り大径に形成された梁３のジ
ョイントボックス（梁接合用角形筒部材）４の上端部と
が溶接接合され、その溶接接合部８からはみ出したジョ
イントボックス４の上端部に水平面４Ａが形成されてい
る構造物に配せられる。しかして、本実施例のコーナー
パネルの受金物１は、角形鋼管柱２に環装する一対のコ
の字型プレート（コの字型金物部材）１０、１１と、コ
の字型プレート１０の所定の外側に固着されたコーナー
パネル５を支持する、水平面を有した折曲プレート（支
持片）１８、１９と、からなり、一対のコの字型プレー
ト１０、１１の両端部は各々の外方に折り曲げた接合面
１０ａ、１０ｂ、１１ａ、１１ｂを有し、その接合面に
ボルト１４及びナット１５（締付部材）が設けられ、角
形鋼管柱２に環装しボルト１４及びナット１５で締め付
けした際のコの字型プレート１０、１１の下端辺部１０
Ａ、１１Ａがジョイントボックス４の上端水平面４Ａに
支持されている。
【０００８】本実施例のコーナーパネルの受金物を更に
説明すると、図１に示す如く角形鋼管柱２とＨ型梁３と
の接合部にはジョイントボックス４が設けられ、ジョイ
ントボックスは角形筒形状になっている。図２（ｂ）に
示す如くジョイントボックス４は角形鋼管柱２の径より
大径、即ち一回り大きく形成され、ジョイントボックス
４の上端部は角形鋼管柱２の下端部と溶接される。この
ため、ジョイントボックス４の上端部には溶接部８と水
平面４Ａが形成される。そして、一対のコの字型プレー
ト１０、１１は角形鋼管柱２を環装し、コの字型プレー
トの水平な各下端辺部１０Ａ、１１Ａは上端部の水平面
４Ａで支持される。
説明すると、図１に示す如く角形鋼管柱２とＨ型梁３と
の接合部にはジョイントボックス４が設けられ、ジョイ
ントボックスは角形筒形状になっている。図２（ｂ）に
示す如くジョイントボックス４は角形鋼管柱２の径より
大径、即ち一回り大きく形成され、ジョイントボックス
４の上端部は角形鋼管柱２の下端部と溶接される。この
ため、ジョイントボックス４の上端部には溶接部８と水
平面４Ａが形成される。そして、一対のコの字型プレー
ト１０、１１は角形鋼管柱２を環装し、コの字型プレー
トの水平な各下端辺部１０Ａ、１１Ａは上端部の水平面
４Ａで支持される。
【０００９】図３に示す如く各コの字型プレート１０及
び１１のコの字型の両端部がそれぞれ外方向に折り曲げ
られ、プレート１０、１１同士の接合面１０ａ、１０
ｂ、１１ａ、１１ｂとなっており、各接合面１０ａ、１
０ｂ、１１ａ、１１ｂにはボルト１４の挿通孔１６が形
成される。尚、接合面１０ａは接合面１１ａと接合し、
接合面１０ｂは接合面１１ｂと接合する。コの字型プレ
ート１０、１１の内壁には、更にクリアランスを取るた
めのパッキン材１７が所定の位置に固着され、このパッ
キン材１７は、上記溶接部８にコの字型プレートの下端
辺部１０Ａ、１１Ａが載ることを防止している。コの字
型プレート１０の外壁面には折曲プレート１８、１９が
所定の位置に溶接固着される。折曲プレート１８、１９
は略Ｗ字形状に折り曲げられ、垂直な上端側壁面１８
Ａ、１９Ａを介してコの字型プレート１０に取付けられ
ている。そして、下端部１８Ｂ、１９Ｂは水平面となっ
ており、コーナーパネル５の支持面となっており、この
下端部１８Ｂ、１９Ｂ面は所定の高さとなっている。
び１１のコの字型の両端部がそれぞれ外方向に折り曲げ
られ、プレート１０、１１同士の接合面１０ａ、１０
ｂ、１１ａ、１１ｂとなっており、各接合面１０ａ、１
０ｂ、１１ａ、１１ｂにはボルト１４の挿通孔１６が形
成される。尚、接合面１０ａは接合面１１ａと接合し、
接合面１０ｂは接合面１１ｂと接合する。コの字型プレ
ート１０、１１の内壁には、更にクリアランスを取るた
めのパッキン材１７が所定の位置に固着され、このパッ
キン材１７は、上記溶接部８にコの字型プレートの下端
辺部１０Ａ、１１Ａが載ることを防止している。コの字
型プレート１０の外壁面には折曲プレート１８、１９が
所定の位置に溶接固着される。折曲プレート１８、１９
は略Ｗ字形状に折り曲げられ、垂直な上端側壁面１８
Ａ、１９Ａを介してコの字型プレート１０に取付けられ
ている。そして、下端部１８Ｂ、１９Ｂは水平面となっ
ており、コーナーパネル５の支持面となっており、この
下端部１８Ｂ、１９Ｂ面は所定の高さとなっている。
【００１０】以上の如く構成された実施例において、一
対のコの字型プレート１０、１１はジョイントボックス
４付近の角形鋼管柱２に環装し、ボルト１４とナット１
５を介して角形鋼管柱２に固定される。この場合、コの
字型プレートの下端辺部１０Ａ、１１Ａは、ジョイント
ボックスの上端部の水平面４Ａに保持されるので、コー
ナーパネルの受金物１自体がずり落ちることがない。ま
た、この場合、パッキン材１７で所定のクリアランスを
取るため、上記の上端部４Ａの溶接部８を避けてコの字
型プレート１０、１１を載せることができ、結局、コー
ナーパネル５の取付け高さに狂いなどが生じない。ま
た、既にコの字型プレート１０、１１に取付けられた折
曲プレート１８、１９も外側で固定し、一定の高さの水
平面１８Ｂ、１９Ｂを有し、その水平面でコーナーパネ
ル５を確実に支持する。
対のコの字型プレート１０、１１はジョイントボックス
４付近の角形鋼管柱２に環装し、ボルト１４とナット１
５を介して角形鋼管柱２に固定される。この場合、コの
字型プレートの下端辺部１０Ａ、１１Ａは、ジョイント
ボックスの上端部の水平面４Ａに保持されるので、コー
ナーパネルの受金物１自体がずり落ちることがない。ま
た、この場合、パッキン材１７で所定のクリアランスを
取るため、上記の上端部４Ａの溶接部８を避けてコの字
型プレート１０、１１を載せることができ、結局、コー
ナーパネル５の取付け高さに狂いなどが生じない。ま
た、既にコの字型プレート１０、１１に取付けられた折
曲プレート１８、１９も外側で固定し、一定の高さの水
平面１８Ｂ、１９Ｂを有し、その水平面でコーナーパネ
ル５を確実に支持する。
【００１１】上記実施例では、コの字型プレート１０、
１１同士の接合に、ボルト１４とナット１５をそれぞれ
の両端接合部に設けたが、一方の接合部を蝶番又はフッ
ク形式の係合部とし、一方の接合部をボルトとナット等
の締付部材を介して接合してもよい。また上記実施例で
は、折曲プレート１８、１９をコの字型プレートに溶接
固着したが、これに限るものではなく、例えば、ボルト
とナットの様な締結部材で固着してもよく、また、コの
字型プレートを切り欠いて一体形成してもよい。
１１同士の接合に、ボルト１４とナット１５をそれぞれ
の両端接合部に設けたが、一方の接合部を蝶番又はフッ
ク形式の係合部とし、一方の接合部をボルトとナット等
の締付部材を介して接合してもよい。また上記実施例で
は、折曲プレート１８、１９をコの字型プレートに溶接
固着したが、これに限るものではなく、例えば、ボルト
とナットの様な締結部材で固着してもよく、また、コの
字型プレートを切り欠いて一体形成してもよい。
【００１２】
【発明の効果】本発明に係るコーナーパネルの受金物
は、コーナーパネルを正確な位置で支持し、またその施
工性にも優れている。
は、コーナーパネルを正確な位置で支持し、またその施
工性にも優れている。
【図１】本実施例に係るコーナーパネルの受金物が構造
物に取付けられた斜視図である。
物に取付けられた斜視図である。
【図２】（ａ）及び（ｂ）は、本実施例に係るコーナー
パネルの受金具が構造物に取付けられたときの横断面図
及び縦断面図である。
パネルの受金具が構造物に取付けられたときの横断面図
及び縦断面図である。
【図３】（ａ）及び（ｂ）は、本実施例に係るコーナー
パネルの受金物の一対のコの字型金物部材の斜視図であ
る。
パネルの受金物の一対のコの字型金物部材の斜視図であ
る。
【図４】従来のコーナーパネルの受金物が取付けられた
構造物の断面図である。
構造物の断面図である。
１ コーナーパネルの受金物 ２ 角形鋼管柱 ３ Ｈ型梁 ４ ジョイントボックス（角形筒部材） ４Ａ ジョイントボックスの上端部 ５ コーナーパネル ８ 溶接部 １０、１１ コの字型プレート １０Ａ、１１Ａコの字型プレートの下端辺部 １４ ボルト（締付部材） １５ ナット（締付部材） １７ パッキン材 １８、１９ 折曲プレート（支持片）
Claims (2)
- 【請求項１】 角形鋼管柱の下端部と、該角形鋼管柱よ
り一回り大径に形成された梁接合用角形筒部材の上端部
とが溶接接合され、該接合部からはみ出した上記筒部材
の上端部に水平面が形成されている構造物に配せられ、 上記角形鋼管柱に環装する一対のコの字型金物部材と、
該コの字型金物部材の所定の外側に固着又は一体成形さ
れたコーナーパネルを支持する支持片と、からなり、 上記一対のコの字型金物部材は互いの両端部同士が各々
接合され、該接合部の少なくとも一の接合部に締付部材
が設けられ、 上記角形鋼管柱に環装し締付部材で締め付けた際の一対
のコの字型金物部材の下端辺部が上記角形筒部材の上端
部水平面に支持されていることを特徴とするコーナーパ
ネルの受金物。 - 【請求項２】 上記一対のコの字型金物部材の内面にク
リアランス用のパッキン材が固着してある請求項１記載
のコーナーパネルの受金物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30863892A JP2999891B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | コーナーパネルの受金物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30863892A JP2999891B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | コーナーパネルの受金物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06158819A JPH06158819A (ja) | 1994-06-07 |
| JP2999891B2 true JP2999891B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=17983467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30863892A Expired - Fee Related JP2999891B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | コーナーパネルの受金物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2999891B2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP30863892A patent/JP2999891B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06158819A (ja) | 1994-06-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |