JP2580026Y2 - ジャンパ補強装置 - Google Patents

ジャンパ補強装置

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JP2580026Y2
JP2580026Y2 JP7253693U JP7253693U JP2580026Y2 JP 2580026 Y2 JP2580026 Y2 JP 2580026Y2 JP 7253693 U JP7253693 U JP 7253693U JP 7253693 U JP7253693 U JP 7253693U JP 2580026 Y2 JP2580026 Y2 JP 2580026Y2
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敏緒 渡辺
康裕 山元
一幸 藤井
博文 財津
義久 前田
明弘 片山
博樹 坂元
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Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は架空送電線におけるジャ
ンパ補強装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のジャンパ補強装置として例えば図
6に示すものは、多導体耐張装置60,60の引留ヨ−
ク61,61に吊材62,62を介して吊架した管状水
平体63に、送電線相互を電気的に接続するジャンパ線
64をスペ−サ65を介して把持固定することによりジ
ャンパ線64の横振れを抑制していた(実開昭59−2
3234号)。また、ジャンパ線横振れ抑制手段として
図7に示すものは、引留クランプ66から垂れ下がるジ
ャンパ線64部分を引留ヨ−ク61に一端を取付けたジ
ャンパ線補強杆67によって補強していた(例えば実公
昭61−5870号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図6に示す
多導体耐張装置60,60に吊架された慣性体(管状水
平体63)は一度横揺れすると慣性力によって揺れ動
き、この横揺れが横風圧によって助長されることがあっ
た。また、図7に示すジャンパ線64の一部をジャンパ
線補強杆67で補強したものでは、多導体耐張装置60
の捻回や強い横風圧により、またこれらの相乗作用によ
りジャンパ線64が大きく横振れすることがある。さら
に、従来のジャンパ装置は風圧等による共振によってジ
ャンパ線64と鉄塔68との所要絶縁距離が確保できな
い場合があった。
【0004】本考案は前記の実情に鑑みてなされたもの
で、比較的簡潔な構成によってジャンパ線の横振れを抑
制すると共に、ジャンパ装置の共振を回避できるように
したジャンパ装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のジャンパ補強装
置においては、複数碍子連の線側を連結するヨ−クに線
路方向にのみ回動可能に連結されて垂下する左右一対の
支持杆と、導体引留側のヨ−クに線路方向にのみ回動可
能に連結されて垂下し且つ長さ調整機構を有する補強体
と、ジャンパ線を補強体に取付ける複数のスペ−サと、
補強体に取付けられた重錘と、支持杆の下端に線路方向
にのみ回動可能に連結されて重錘および補強体に固定さ
れた重錘支持具を備えると共に、重錘に対向する二つの
スペ−サをそれぞれ補強体に対して変位可能に取付けた
ことを特徴とするものである。
【0006】導体引留側のヨ−クは、複数のヨ−クを連
結金具で連結して構成するか、または多導体用一体形ヨ
−クで一括引留めるようにしてもよい。
【0007】重錘に対向する二つのスペ−サのうち上位
のスペ−サには補強体交叉方向に複数の補強体取付孔を
設け、補強体はその下端に下位のスペ−サを傾き角を違
えて取付けできるスペ−サ取付機構を設けるとよい。
【0008】
【作 用】スペ−サ20,26を介してジャンパ線50
を保持する補強体12と、補強体12に固着した重錘支
持具37に連結する一対の支持杆6,6とで、導体耐張
装置2の導体引留側のヨ−ク10と複数碍子連3の線側
を連結するヨ−ク4とをほぼ一体的に連結したことによ
り、ジャンパ線50の跳ね上がりと横振れを抑制できる
と共に、導体耐張装置2のねじれ剛性が増大する。ま
た、補強体12と重錘支持具37に固着した重錘14は
ジャンパ線50の横振れを抑制すると共に、一対の支持
杆6,6を介して導体耐張装置2の捻回を抑制する。そ
して、前述のジャンパ線横振れ抑制力は導体耐張装置の
ねじれ剛性の増大と重錘による導体耐張装置捻回抑制力
とによって、一段と強力になる。尚、導体耐張装置2の
ねじれ剛性は、導体引留側のヨ−クを多導体用一体形ヨ
−クとすることによってさらに増大する。
【0009】補強体12は導体引留側の引留ヨ−ク10
に、一対の支持杆6,6は碍子連3の線側を連結するヨ
−ク4に、重錘14は重錘支持具37を介して支持杆
6,6に、それぞれ線路方向の回動のみ許容されてお
り、補強体12は長さ調整機構13を備え、スペ−サ2
0,26は補強体12に変位可能に連結されているの
で、補強体12の長さを長さ調整機構13で調整し、且
つ補強体12に対するスペ−サ20,26の取付位置を
変えることによって、ジャンパ線出口の方向性を変える
ことができる。また、同様に、重錘14の位置および向
きを変えることができるから、ジャンパ装置の固有振動
数を変えてジャンパ装置が風圧等で共振しないようにす
ることができる。
【0010】
【実 施 例】本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜図3において、鉄塔ア−ム1の先端部両側に
取付けられて送電線を引留める4導体2連耐張装置2,
2には、それぞれ複数碍子連3の線側を連結する2連ヨ
−ク4の下面に左右一対のブラケット5,5を固着し、
また、2連ヨ−ク4に直角クレビス7、垂直ヨ−ク8、
垂直ヨ−ク8の下端に連結する直角クレビス9を介して
連結された下部水平ヨ−ク10の導体側中央下面にブラ
ケット11を固着し、ブラケット5,5には支持杆6,
6の上端を、ブラケット11には補強体12の上端を、
それぞれ線路方向の回動を許容するように取付ける。ま
た、支持杆6,6の下端には重錘支持具37を線路方向
の回動が可能となるように取付けておく。補強体12
は、上部に長さ調整機構13を備え、下部に多数の重錘
14とその中間に介在させた重錘支持具37とを取付け
る。
【0011】長さ調整機構13は、補強体12の上部を
構成する2枚1組の連結片16,16の下部に長さ方向
に等ピッチの取付孔15を多数穿設した上部長さ調整部
32と、上部を連結片16,16間に挿入する連結片1
8の上部箇所の長手方向に前記取付孔15のピッチと少
し違えた取付孔17を多数穿設した下部長さ調整部33
とを、取付孔15と17に挿通したボルト19で連結し
てなるものである。
【0012】連結片18は、取付孔17に続いてスペ−
サ20を取付けるための孔21を複数個穿設することに
よりスペ−サ取付位置を選択できるようにし、さらに、
下端部には取付板23とその頂部に重錘14を支持する
ための支持板部22を突設すると共に、取付板23に支
軸24を挿通する孔とこの孔を中心とする同一円周上に
複数の取付孔25を穿設している。取付板23と対向す
るスペ−サ26は、その片面中央に突起部27を突設
し、この突起部27に2枚1組の連結片29,29を複
数のボルト28で固着している。2枚1組の連結片2
9,29には支軸24に嵌める孔(図示せず)と取付孔
25に対応する取付孔30を穿設し、支軸24で取付板
23に回動可能に取付けると共に、取付孔25の一つと
取付孔30とに挿通したピン31で取付板23に固定し
ている。従って、4個の引留クランプ51から垂れ下が
る4本のジャンパ線50の垂れ下がり部はスペ−サ2
0,26、補強体12、ブラケット11を介して引留側
の下部水平ヨ−ク10に取付けられ、また、重錘14、
重錘支持具37、支持杆6,6、ブラケット5,5を介
して2連ヨ−ク4に取付けられている。尚、ブラケット
5,11と、ブラケット5,11をヨ−ク4,10に取
付けるボルト、ナットは、ヨ−ク4,10との間に絶縁
材(図示せず)を介装することによって活線時の分流を
断っている。
【0013】重錘14は鋳鉄製平板で、中央には補強体
挿通用孔35その周り4ケ所にはボルト孔(図示せず)
が穿設されており、補強体12に多数挿入する際、中間
に重錘支持具37を介在させる。多数の重錘14と重錘
支持具37の取付座38と連結片18の支持板部22と
は4本の通しボルト36とナット39で一体的に連結
し、重錘支持具37の取付座38に突設したブラケット
40,40の取付孔と支持杆6,6の下端部長手方向に
穿設した複数のボルト孔48の一つとに挿通した支軸4
9,49で重錘支持具37が線路方向に回動可能となる
ように支持杆6,6に連結している。
【0014】補強体12の下端に取付けるスペ−サ26
は、図5に示すように枠体41の4方に突設したア−ム
42,42,42,42の先端にジャンパ線を把持する
クランプ43,43,43,43を有している。重錘1
4と長さ調整機構13との間に位置するスペ−サ20
は、図4に示すように背向配置の一対のコ形ア−ム4
4,44の先端にクランプ45,45,45,45を有
し、中間部46,46には図2に示すように補強体12
と直交する方向へ2個1組の取付孔47を複数組穿設し
ている。
【0015】尚、一対の支持杆6,6および補強体12
の長さは、導体耐張装置2の向きや傾き、送電線やジャ
ンパ線のカテナリ角等に応じ適宜選定しており、補強体
12の長さを長さ調整機構13により調整し、スペ−サ
20はその左右方向にある取付孔47を選んで補強体1
2に取付け、スペ−サ26は補強体12に対し傾き角を
選んで取付けることにより、重錘14の位置および向き
を変えたり、ジャンパ線の出口部の方向性を調整してい
る。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ス
ペ−サを介してジャンパ線を保持する補強体と、補強体
に固着した重錘支持具に連結する一対の支持杆とで、導
体耐張装置の導体引留側のヨ−クと複数碍子連の線側を
連結するヨ−クとをほぼ一体的に連結しているので、導
体耐張装置の剛性が増大すると共に、ジャンパ線の跳ね
上がりと横振れとを抑制することができる。また、補強
体に固着した重錘はジャンパ線の横振れを抑制すると共
に、導体耐張装置の捻回を抑制する。従って、前述のジ
ャンパ線横振れ抑制力は、導体耐張装置のねじれ剛性の
増大と重錘による導体耐張装置捻回抑制力とによって一
段と高められ、ジャンパ線の横振れを強力に抑制するこ
とができる。
【0017】また、長さ調整機構により補強体の長さを
変え、且つスペ−サの補強体取付位置を変えることによ
って、ジャンパ線出口の方向性を調整することができる
ので、送電線やジャンパ線のカテナリ角の変化に対応す
ることができる。同様に、重錘の位置および向きを変え
ることができるから、ジャンパ装置の固有振動数を変え
て風圧等によるジャンパ装置の共振をなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すジャンパ装置の概略側面
図である。
【図2】本考案の実施例の側面図である。
【図3】図2において補強体および重錘をほぼ垂直状態
に保った状態でのA矢視図である。
【図4】図2におけるB−B断面図である。
【図5】図2におけるC−C断面図である。
【図6】従来のジャンパ装置の側面図である。
【図7】従来のジャンパ線補強装置の側面図である。
【符合の説明】
3 碍子連 4 ヨ−ク 6 支持杆 10 導体引留側のヨ−ク 12 補強体 13 長さ調整機構 14 重錘 20 スペ−サ 26 スペ−サ 37 重錘支持具 50 ジャンパ線
フロントページの続き (72)考案者 渡辺 敏緒 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)考案者 山元 康裕 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)考案者 藤井 一幸 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友 電気工業株式会社大阪製作所内 (72)考案者 財津 博文 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友 電気工業株式会社大阪製作所内 (72)考案者 前田 義久 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カ タン株式会社内 (72)考案者 片山 明弘 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カ タン株式会社内 (72)考案者 坂元 博樹 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カ タン株式会社内 (56)参考文献 実開 昭48−58485(JP,U) 実開 昭57−133227(JP,U) 実開 昭54−101394(JP,U) 実開 昭53−40493(JP,U) 実開 昭51−75994(JP,U) 実開 昭61−77626(JP,U) 実開 昭63−77423(JP,U) 実開 昭59−161330(JP,U) 実開 昭56−174914(JP,U) 実開 平4−97423(JP,U) 実開 平4−121332(JP,U) 実公 昭49−9988(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 7/00 - 7/22

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数碍子連の線側を連結するヨ−クに線
    路方向にのみ回動可能に連結されて垂下する左右一対の
    支持杆と、導体引留側のヨ−クに線路方向にのみ回動可
    能に連結されて垂下し且つ長さ調整機構を有する補強体
    と、ジャンパ線を補強体に取付ける複数のスペ−サと、
    補強体に取付けられた重錘と、支持杆の下端に線路方向
    にのみ回動可能に連結されて重錘および補強体に固定さ
    れた重錘支持具を備えると共に、重錘に対向する二つの
    スペ−サをそれぞれ補強体に対して変位可能に取付けた
    ことを特徴とするジャンパ補強装置。
  2. 【請求項2】 導体引留側のヨ−クが多導体一体形ヨ−
    クである請求項1記載のジャンパ補強装置。
  3. 【請求項3】 重錘に対向する二つのスペ−サのうち上
    位のスペ−サには補強体交叉方向に複数の補強体取付孔
    を設け、補強体はその下端に下位のスペ−サを傾き角を
    違えて取付けできるスペ−サ取付機構を備えた請求項1
    または2記載のジャンパ補強装置。
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