JP2579961B2 - 放電加工用電源回路 - Google Patents

放電加工用電源回路

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JP2579961B2 JP62265666A JP26566687A JP2579961B2 JP 2579961 B2 JP2579961 B2 JP 2579961B2 JP 62265666 A JP62265666 A JP 62265666A JP 26566687 A JP26566687 A JP 26566687A JP 2579961 B2 JP2579961 B2 JP 2579961B2
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、放電加工において、電極と工作物との間に
印加する電圧を供給する放電加工用電源回路に関するも
のである。
【従来の技術】 第5図に、従来の放電加工用電源回路を示す。第5図
において、1は直流電源、2は抵抗、3は放電間隙に電
圧を供給するための主スイッチ手段であるトランジス
タ、4は該主スイッチ手段の出力側において放電間隙と
それに至るまでの線路との直列回路に並列に接続したバ
イパス回路のスイッチ手段であるトランジスタ、5は電
極、6工作物、7はパルス入力端子、8,9はバッファ、1
0は抵抗、11はダイオード、C0は浮遊キャパシタンス、L
0はリード線インダクタンス、CGは放電ギャップ間キャ
パシタンス、C4はトランジスタ4のゲート・ソース間キ
ャパシタンスである。 (1)入力パルスがオンの時の動作 電極5と工作物6間に電圧を印加する場合は、パルス
入力端子7よりオンの入力パルスを入れる。すると、バ
ッファ8を経てトランジスタ3のゲートに正の信号が入
り、トランジスタ3はオンとなり、直流電源1より電極
5,工作物6間に直流電圧が印加される。 入力パルスは、バッファ9,ダイオード11を経てトラン
ジスタ4のゲートにも印加される。しかし、トランジス
タ3がオンしている期間中は、トランジスタ4のドレイ
ン・ソース間に直流電源1からの電圧が逆電圧としてか
かるので、トランジスタ4は非導通である。トランジス
タ4にかかる逆電圧の大きさは、電極5,工作物6間の放
電が開始されるまでは略直流電源1の電圧であり、放電
が開始されると放電間隙の電圧に低下する。 トランジスタ4が非導通の期間に、トランジスタ4の
ゲート・ソース間キャパシタンスC4は、与えられたゲー
ト電圧によって充電される。 (2)入力パルスがオフの時の動作 電極5と工作物6間への電圧の印加を停止したい場合
は、パルス入力端子7からの入力パルスをオフとする。
この信号がバッファ8を経てトランジスタ3のゲートに
印加され、トランジスタ3はオフとなり、直流電源1の
電圧の供給が停止される。 入力パルスがオフとなるとバッファ9の出力側の電位
が低下するから、ゲート・ソース間キャパシタンスC4
充電されていた電荷は、抵抗10を通って放電し始める。
抵抗10の値を適当に選んでおけば、トランジスタ4のゲ
ート電圧を暫くの間トランジスタ4の導通を可能にする
値に保っておくことが出来る。トランジスタ4には、ト
ランジスタ3がオンしている期間には逆電圧がかかって
いたが、オフするとそれから解放され、その代わりにリ
ード線インダクタンスL0に蓄えられていたエネルギーに
より順電圧が印加される。従って、トランジスタ4は導
通となり、電流I2が流れる。トランジスタ4の導通度
は、ゲート・ソース間キャパシタンスC4の充電電圧が放
電により徐々に低下するに伴い低くなる。即ち、トラン
ジスタ4の内部抵抗は増大する。このことは電流I2を速
やかに減衰させることとなり、トランジスタ3のオフ後
に生じがちな前記エネルギーによるサージを防止するこ
とになる。トランジスタ4は、このサージを防止するた
めに設けられたものである。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、前記した技術を含めて従来の技術に
は、トランジスタ3がオフの期間に放電間隙にエネルギ
ーが蓄えられ、このエネルギーのため加工チップ等を放
電間隙より外部へ排出しにくいという問題点があった。 排出が不十分であると、放電が集中放電化してアーク
に至ったり、或いは加工面の面粗さが不均一になった
り、放電に途絶を生じて電極の消耗を早めたりするとい
った不都合が生じる。 本発明は、以上のような問題点を解決することを目的
とするものである。
【問題点を解決するための手段】
前記問題点を解決するため、本発明の放電加工用電源
回路では、直流電源1の電圧を供給する主スイッチ手段
であるトランジスタ3がオフされた時、放電間隙にエネ
ルギーが蓄積されないようにするべく、次のような手段
を講じた。 即ち、本発明の放電加工用電源回路では、放電間隙に
直流電源の電圧を供給するための主スイッチ手段と、該
主スイッチ手段の出力側において前記放電間隙とそれに
至るまでの線路との直列回路に並列に接続され第1のス
イッチ手段を含む第1のバイパス回路と、前記放電間隙
と並列に接続され第2のスイッチ手段を含む第2のバイ
パス回路とを備え、前記主スイッチ手段のオフ後に該第
1,第2のスイッチ手段をオンとすることとした。
【作用】
前記主スイッチ手段のオフ後に、第1,第2のスイッチ
手段がオンさせられると、エネルギーを蓄えているリー
ド線インダクタンスL0,浮遊キャパシタンスC0,放電ギャ
ップ間キャパシタンスCGは、それぞれ前記第1,第2のバ
イパス回路と適宜閉回路を構成する。 それらの閉回路中に各エネルギーによる電流が流れ、
その際に生ずるジュール熱のかたちでエネルギーが消費
される。 これにより、前記主スイッチ手段のオフ時に、放電間
隙にエネルギーが蓄えられるのを防止することが出来
る。
【実 施 例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。 (第1の実施例について) 第1図は本発明の第1の実施例にかかわる放電加工用
電源回路を示す。第1図において、第5図と同じ符号の
ものは、第5図のものに対応している。構成上、第5図
の従来回路と異なる点は、トランジスタ4をスイッチ手
段とする従来のバイパス回路(第1のバイパス回路)の
外に、スイッチ手段としての抵抗12とトランジスタ13と
の直列回路を第2のバイパス回路として放電間隙に並列
に接続した点と、バッファ14,フォトカプラ−15,抵抗1
6,バッファ17によって該トランジスタ13にゲート信号を
供給する回路を構成した点と、トランジスタ13へもゲー
ト信号を供給する関係上入力パルス波形整形部18を設け
た点である。なお、入力パルス波形整形部18の中の18−
1は単安定マルチバイブレータ、18−2はフリップフロ
ップである。 第2図は、第1図の回路中の各部の波形を示す。第2
図の〜は、第1図中の〜の個所に対応してい
る。〜は電圧波形、,は電流波形である。 以下、第1図の回路の動作を、パルス入力端子7より
の入力パルスがオンの時とオフと時とに分けて、詳細に
説明する。 (1)入力パルスがオンの時の動作 この時、直流電源1の電圧を放電間隙に供給する主ス
イッチ手段であるトランジスタ3と、第1のバイパス回
路を形成するトランジスタ4とは、第5図の従来例と同
様に動作する。 一方、第2のバイパス回路のスイッチ手段を形成する
トランジスタ13には、オンのゲート信号が与えられず、
オフのままである。なぜなら、入力パルスがバッファ14
を経てフォトカプラー15に入力されるとその出力抵抗は
小となり、抵抗16を経て電流が流れ込む。そのため、バ
ッファ17の入力端子の電位は下がり、出力端子の電位も
下がる。従って、トランジスタ13のゲートにはオン信号
は供給されない。よって、オフのままである。 (2)入力パルスがオフの時の動作 トランジスタ3はオフして放電電圧の供給を停止す
る。そのため、トランジスタ4のソース・ドレイン間に
かかっていた逆電圧は消失し、今度は放電回路に蓄えら
れていたエネルギー(主としてリード線インダクタンス
L0に蓄えられていたエネルギー)による順電圧がかか
る。 トランジスタ4が導通してサージを抑制するのは、従
来と同様である。 入力パルスがオフとなると、バッファ14の出力はゼロ
となり、フォトカプラー15の入力側には電流が流れず、
その出力抵抗は大となる。その結果、抵抗16を経てバッ
ファ17の入力端子に印加される電圧は増大し、出力電圧
が大となる。 トランジスタ13のソース・ドレイン間には、リード線
インダクタンスL0や浮遊キャパシタンスC0や放電ギャッ
プ間キャパシタンスCGに蓄えられているエネルギーによ
る順電圧がかかっているが、そのゲートへバッファ17の
上記出力電圧がかかるから、トランジスタ13は速やかに
導通して、第1図中に一点鎖線で示したように各個所か
ら積極的に電流を引き込む。 放電回路に蓄えられていた上記各エネルギーは、トラ
ンジスタ13を通る電流I3が抵抗12および線路等を流れる
際に発生するジュール熱のかたちで消費される。 そのため、放電ギャップ間キャパシタンスCGに、大き
なエネルギーが蓄積されるということがなくなる。 (第2の実施例について) 第3図に本発明の第2の実施例にかかわる放電加工用
電源回路を示す。第1の実施例と異なる点は、第1のバ
イパス回路として、トランジスタ4の代わりにダイオー
ド19を用いた点である。 トランジスタ3がオフになった時のサージが線路等の
他の部分の抵抗により充分抑制されるような場合には、
第1のバイパス回路は単に循環電流の経路を提供すれば
よいから、トランジスタ4の代わりにダイオードを用い
ることが出来る。 第4図に、第3図の回路中の各部の波形を示す。第4
図の〜は、第3図お回路中の〜の個所に対応し
ている。〜は電圧波形、,は電流波形である。
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明によれば、放電加工におい
て、放電と放電との間の放電休止時に、放電間隙に大き
なエネルギーが蓄えられることがなくなるので、加工チ
ップ等の放電間隙からの排出が容易となった。 そのため、工作物への加工チップ等の沈着を減少する
ことが出来、アーク放電を招いたり、面粗さを不均一に
することがなくなった。 また、放電途絶が減少するので、電極消耗率を低くす
ることができた。 更に、加工チップ等が排出されにくい形状(例えば、
細穴)の加工が、低消耗で容易に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図…本発明の第1の実施例にかかわる放電加工用電
源回路 第2図…第1図の回路の波形図 第3図…本発明の第2の実施例にかかわる放電加工用電
源回路 第4図…第3図の回路の波形図 第5図…従来の放電加工用電源回路 図において、1は直流電源、2は抵抗、3,4はトランジ
スタ、5は電極、6は工作物、7はパルス入力端子、8,
9はバッファ、10は抵抗、11はダイオード、12は抵抗、1
3はトランジスタ、14はバッファ、15はフォトカプラ
ー、16は抵抗、17はバッファ、18は入力パルス波形整形
部、19はダイオード、C0は浮遊キャパシタンス、L0はリ
ード線インダクタンス、CGは放電ギャップ間キャパシタ
ンス、C4,C13はトランジスタ4,13のゲート・ソース間キ
ャパシタンスである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電間隙に直流電源の電圧を供給するため
    の主スイッチ手段と、該主スイッチ手段の出力側におい
    て前記放電間隙とそれに至るまでの線路との直列回路に
    並列に接続され第1のスイッチ手段を含む第1のバイパ
    ス回路と、前記放電間隙と並列に接続され第2のスイッ
    チ手段を含む第2のバイパス回路とを備え、前記主スイ
    ッチ手段のオフ後に該第1,第2のスイッチ手段をオンと
    することを特徴とする放電加工用電源回路。
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