JP2579940Y2 - 帯板塗油装置 - Google Patents

帯板塗油装置

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JP2579940Y2
JP2579940Y2 JP8871792U JP8871792U JP2579940Y2 JP 2579940 Y2 JP2579940 Y2 JP 2579940Y2 JP 8871792 U JP8871792 U JP 8871792U JP 8871792 U JP8871792 U JP 8871792U JP 2579940 Y2 JP2579940 Y2 JP 2579940Y2
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JP
Japan
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oil
pipe
roll
oiling
mounting frame
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JP8871792U
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嘉一 三輪
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、連続して走行する鋼板
などの帯板に均一に防錆油を塗油する帯板塗油装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のロールコート式鋼板塗油装置にお
いて、塗油ロールに油を含浸させるため、ロール外周面
に向けてノズルより油を噴霧もしくは滴下させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、油を噴霧すれば、オイルミストとなって周囲
を汚染するので、嫌油環境では使用できない。また、滴
下させる場合、ノズルの間隔が広いと、油がロール長さ
方向に広がらないうちに鋼板に塗油されてしまう。この
ため、鋼板に塗油された部分と塗油されていない部分が
でき、塗油ムラを生じる欠点がある。
【0004】本考案は上記の問題点を鑑みてなされたも
ので、塗油ロールに油をノズルから滴下する場合に、ノ
ズルをロール軸方向に往復動作をすることによって、ノ
ズル間隔が広い場合においても塗油ムラなく均一に帯板
に塗油する装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の構成は次のとおりとする。即ち、塗油ロー
ルに対しその軸方向に並行で間隔を存して多数のノズル
が対設された帯板塗油装置において、前記ノズルおよび
油管系を固定した取付枠体と、該取付枠体を前記塗油ロ
ールの軸方向に摺動自在に案内する枠体支持部材と、前
記取付枠体を移動させる往復駆動部と、前記油導管の端
部に接続された可撓中継管とを含むことである。
【0006】
【作用】往復駆動部を始動させると、これによって枠体
支持部材が塗油ロールの軸方向に沿って往復動する。油
は各管を通ってノズルに至り、そこから塗油ロールに向
かって噴出する。第2中継管が可撓管となっているの
で、往復運動による変位が許される。
【0007】
【実施例】以下に本考案の実施態様を図面に示す一実施
例にもとづき説明する。図4において、帯鋼板Sをバッ
クアップロール2とで挟んで回転する外周にフェルトを
有する塗油ロール1に対し、その軸方向に並行で間隔を
存してノズル支持管4が対設され、往復駆動部9により
軸方向に往復される。
【0008】図1,2,3で、前記ノズル支持管4およ
び管系6を固定した取付枠体5は、塗油ロール1の軸方
向に平行な上枠片5aの両端から左,右枠片5b,5c
が固定されてなる。そして、前記ノズル支持管4が取付
枠体5の下枠片を兼ねている。ノズル支持管4のノズル
4aには弁6bを介して分岐管6aが接続され、これら
多数の分岐管6aは塗油ロール1の軸方向に平行な複数
(図示3本)の油配管6eから油を供給され、油配管6
eは流路兼管受け6c,6c’を介して設けられ、これ
ら油配管6eの中央部には接続ピース6dを介して第1
中継管6fが3本平行に接続され、これらの端部には可
撓管からなる3本の第2中継管6gが接続されている。
【0009】即ち図3において、分岐管6aは油配管6
eの下管と流路兼管受け6cから分岐されている。そし
て、管受け6c,6c間の分岐管Aには第1中継管6f
の下管を介して第2中継管6gの下管A1から油を供給
され、油配管6eと管受け6cとの接続部には仕切り
(図示せず)が設けられている。管受け6cからの分岐
管6aおよび管受け6cと管受け6c’との間の分岐管
6aの一部Bは、管受け6c,油配管6eの中管および
第1中継管6fの中管を介して、第2中継管6gの中管
1から油を供給される。残りの分岐管Cは、管受け6
c’,油配管6eの上管,第1中継管6fの上管を介し
て、第2中継管6gの上管C1から油を供給される。油
配管6eには、上記流路が形成されるように、仕切り
(図示せず)が設けられる。
【0010】枠体支持部材7は、取付枠体5を前記塗油
ロール1の軸方向に摺動自在に案内する。枠体支持部材
7はロールブラケット3から立設された支柱7aの上端
および下端から塗油ロール軸方向の内側に向かってガイ
ド棒7bが突設されてなる。そして、これらガイド棒7
bが前記取付枠体の左右枠片5a,5bを摺動自在に貫
通する。
【0011】前記取付枠体5を移動させる往復駆動部9
は、塗油ロール1の軸方向に平行な鉛直面内で運動する
コンロッド9aがクランク機構9bにピン結合され、ク
ランク機構はモータ9cにより回転されてなる。8は取
付枠体5の左端から左に突設されたアームであり、コン
ロッド9aがピン結合される。
【0012】以上において作動状態を説明する。モータ
9cが回転すれば、クランク機構9bを介してコンロッ
ド9aが往復動し、これによって枠体支持部材5が塗油
ロール1の軸方向に沿って往復動する。油は各管を通っ
てノズル4aに至り、そこから塗油ロール1に向かって
噴出する。第2中継管6gが可撓管となっているので、
往復運動による変位が許される。
【0013】次に実験結果を示す。連続的に走行する鋼
板Sに鋼板塗油装置を用いて防錆油を2g/m2塗油し
た。その時の塗油状態として、従来の往復動作をしない
場合を図6に、また、ノズル支持管を往復動作させた本
考案の場合を図5に示す。この場合、ノズル間隔は10
0mm,往復ストロークは50mm,往復スピードは1
00mm/sec,鋼板スピードは120m/minで
あった。また、モータ9cの回転数は20rpmであっ
た。
【0014】前記ノズル支持管4に代えて、ノズルヘッ
ダ管が用いられ、油路を兼ねたノズルヘッダ管にノズル
が取り付けられ、かつ、分岐管6aが接続されてもよ
い。この場合は、分岐管の数が少なくなる。
【0015】本考案は前記した実施例や実施態様に限定
されず、実用新案登録請求の精神および範囲を逸脱せず
に種々の変形を含む。
【0016】
【考案の効果】本考案の構成により、塗油ムラは解消で
き、従来技術に比べて、外観,防錆性などに優れた塗油
帯板を製造することができることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】配管部の説明斜視図である。
【図4】本装置全体の概略斜視図である。
【図5】本考案の実験結果のグラフである。
【図6】従来技術の実験結果のグラフである
【符号の説明】
S…鋼板 1…塗油ロール 2…バックアップロール 3…ロール
ブラケット 4…ノズル支持管 4a…ノズル 5…取付枠体 5a…上枠体 5b…左枠体 5c…右
枠体 6…管系 6a…分岐管 6b…弁 6c…流路兼管受け 6d…
接続ピース 6e…油配管 6f…第1中継管 6g…第2中継管
(可撓管) 7…枠支持部材 7a…支柱 7b…ガイド棒 8…アーム 9…往復駆動部 9a…コンロッド 9b…クランク機
構 9c…モータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗油ロールに対しその軸方向に並行で間
    隔を存して多数のノズルが対設された帯板塗油装置にお
    いて、前記ノズルおよび油管系を固定した取付枠体と、
    該取付枠体を前記塗油ロールの軸方向に摺動自在に案内
    する枠体支持部材と、前記取付枠体を移動させる往復駆
    動部と、前記油導管の端部に接続された可撓中継管とを
    含むことを特徴とする帯板塗油装置。
JP8871792U 1992-11-30 1992-11-30 帯板塗油装置 Expired - Lifetime JP2579940Y2 (ja)

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JPH0645661U JPH0645661U (ja) 1994-06-21
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JP5906035B2 (ja) * 2011-07-28 2016-04-20 株式会社Screenホールディングス 塗布装置
JP5628783B2 (ja) * 2011-12-27 2014-11-19 アサヒビール株式会社 コーティング装置
JP5864361B2 (ja) * 2012-05-23 2016-02-17 アサヒビール株式会社 コーティング装置
JP5991292B2 (ja) * 2012-09-24 2016-09-14 Jfeスチール株式会社 鋼帯への塗油装置及び塗油方法

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JPH0645661U (ja) 1994-06-21

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