JP2579649Y2 - 容器底部の係止構造 - Google Patents

容器底部の係止構造

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JP2579649Y2 JP4133991U JP4133991U JP2579649Y2 JP 2579649 Y2 JP2579649 Y2 JP 2579649Y2 JP 4133991 U JP4133991 U JP 4133991U JP 4133991 U JP4133991 U JP 4133991U JP 2579649 Y2 JP2579649 Y2 JP 2579649Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、2つのフラップ部分を
係合させて底部を形成する形式の容器の底部係止構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記形式の容器は、同一の商品を
複数まとめて収納包装するマルチパック等と称している
いわゆる集積包装体に広く用いられており、その底部係
止構造も種々の形式のものが用いられている。
【0003】上記形式のマルチパックの代表的な例が図
4乃至図6に示してある。ブランク板10は、全体的に
は示してないが、図4に、突き合わせ係合する直前の状
態にある底板部分12,14が示してある。これらの底
板部分12,14がそれぞれ折れ線16,18を介して
側壁部分20,22および天板部分(図4には示されて
いないが、図5には32で示されている)でつながって
いる。
【0004】一方の底板部分12の外縁付近には、ほぼ
内向きのコ字上の切り込み線24が形成してあり、この
切り込み線24がフラップ孔26を構成している。な
お、この底板部分12の外縁は、凹凸形状になってお
り、凹部28に対応する外縁からは内側に仕切り板部分
(図5に30で示す)が折り込まれている。
【0005】他方の底板部分14の外縁も凹凸形状にな
っており、凸部に対応する突片部分34には前記フラッ
プ孔26の幅よりも大きい寸法の部分を有するほぼスペ
ード形の切り込み線36が形成してあり、これが係止片
38を構成している。係止片38の内端は折れ線40を
介して底板部分14につながっている。
【0006】このような底板部分12,14を、底板部
分14の外縁が外側になるように突き合わせ係合させて
から、係止片38を対応するフラップ孔26に押し込む
ことにより、図5及び図6からわかるように、係止片3
8の側部がフラップ孔26の側縁内面と係合して底板部
分12,14の分離を防ぐと共に、フラップ孔26を構
成しているフラップ28が係止片38と係合し、それが
抜け出るのを防ぐようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】このような従来構成で
は、2つの底板部分12,14は、上記のように係止片
38とフラップ孔のフラップ28との係合および係止片
38の側部のフラップ孔26側縁との係合によって、互
いに分離しようとする引っ張り力に対しては強く抵抗す
るが、収納した商品を一部取り出した際の底板部分を互
いに押し付ける方向の力に対しては、上記両方の係合だ
けでは抵抗力が弱く、容器が変形したり、係合が外れた
りするという欠点を有する。
【0008】本考案はこのような従来の課題に鑑みなさ
れたもので、その目的は、引っ張り力に対して強いのは
もちろんのこと、押圧力に対しても強い強度を示して係
合が外れないようにする容器底部の係止構造を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本考案は、ブランク板の2つのフラップ部分を相互に係
合して容器底部を形成する底板部分(12,14)であ
って、該底板部分(12,14)のうち一方の底板部分
(14)の外縁付近においてほぼ内向きのコの字状の第
1の切り込み線(24)を設けることによって形成した
フラップ孔(26)と、もう一方の底板部分(12)の
外縁の、前記フラップ孔(26)に対応した部分に形成
した突片(34)とを包含し、この突片(34)に前記
フラップ孔(26)の幅よりも大きい寸法の部分を有す
る係止片(38)を第2の切り込み線(36)によって
形成し、組み立て時に前記底板部分(12,14)同志
を突き合わせたときに前記係止片(38)を前記フラッ
プ孔(26)内に押し込むことによって底板部分(1
2,14)を係止する構造において、前記一方の底板部
分(12)にある前記突片(34)の両側縁の内端が、
他方の底板部分(14)の外縁と突き合わせ係合するこ
の一方の底板部分(12)の外縁よりも内方に延びる第
3の切り込み線(48)を有し、組み立て時に前記他方
の底板部分(14)の外縁が前記突片(34)の両側縁
の前記第3の切り込み線(48)に差し込まれて前記一
方の底板部分(12)と部分的に重なり、摩擦係合する
ようにしたことを特徴とする容器底部の係止構造を提供
する。
【0010】
【作用】本考案によれば、底板部分を互いに突き合わせ
係合状態に保持するのに、係止片とフラップ孔のフラッ
プとの係合および係止片の側部のフラップ孔側縁との係
合に加えて、片方の底板部分の外縁が他方の底板部分の
外縁と差し込み係合を行って摩擦係合し、押圧力に対し
ても充分な強度を与える。
【0011】
【実施例】以下、添付図面の図1乃至図3を参照しなが
ら本考案の一実施例を説明する。本実施例は、マルチパ
ックの底部係止構造に適用した場合を示すもので、図4
乃至図6に示す従来構造とほぼ同じ構造においては、同
一の部分に同じ参照符号を付して説明する。図1の展開
図に示すように、容器を組み立てる一枚の紙製ブランク
板10Aは、その両端に組み立て時に相互に係合して容
器底部を形成する底板部分12,14と、各底板部分1
2,14の内縁に折れ線16,18を介して連結する側
壁部分20,22と、これら側壁部分20,22の反対
縁を折れ線32Aを介して互いに連結する天板部分32
とからなり、前記底板部分12,14のうち一方の底板
部分14の凹凸形状の外縁付近において凸部分に対応し
た位置にはほぼ内向きのコの字状の第1の切り込み線2
4によってフラップ孔26を形成し、他方の底板部分1
2の凹凸形状の外縁の、前記フラップ孔26の位置に対
応した凸部分は突片34を形成している。各突片34に
は、ほぼスペード形の第2の切り込み線36によって係
止片38が形成してあり、この係止片38はフラップ孔
26の幅よりも大きい寸法の部分を有しているのはもち
ろんである。
【0012】また、底板部分12の外縁には、その凹部
分に仕切り板部分30(図3参照)となるフラップが折
れ線46を介して連結しており、これは組み立て時に折
れ線46に沿って内方へ折り込まれる。さらに、各突片
34の両側縁には、この折れ線46よりも内方へ延び且
つ各側縁に沿った第3の切り込み線48を設けている。
【0013】なお、天板部分32には、周知のように、
容器を持ち上げるために指を指し込めるようにした一対
の孔42が第4の切り込み線44によって形成してあ
る。
【0014】この構成配置において、図2,図3に示す
ように、底板部分12,14を突き合わせ係合させると
き、まず底板部分14の外縁凸部を対応する底板部分1
2の突片34の下に差し込み、さらに底板部分14の外
縁凹部を底板部分12の突片34の側縁に沿った第3の
切り込み線48内に差し込んで、底板部分14の外縁を
部分的に底板部分12の外縁と重ねあわせる。これによ
って底板部分12と底板部分14の端部同志が摩擦係合
し、押圧力に対して強い抵抗力を持つようになる。その
後、各突片34の係止片38を対応したフラップ孔26
内に押し込み、フラップ孔26のフラップ28と係合さ
せて、組立てが完了する。もちろん引っ張り力に対して
は各突片34の係止片38とフラップ孔26およびフラ
ップ28との係合により抵抗力を示す。仕切り板部分3
0は、組み立て完了時には、図2に示すように、容器の
底部内面から立ち上がっている。
【0015】なお、本実施例は本考案をいわゆるマルチ
パックと称している容器の底部係止構造に適用した場合
を示したが、これに限らず、一般にフラップ同志を係合
させて底部を構成するような容器の底部係止構造に適用
できることは言うまでもない。
【0016】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば、組み立て時に各突片の係止片がフラップ孔および
そのフラップと係合して引っ張り力に抵抗すると共に、
押圧力に対しても、底板部分の外縁部分同志での差し込
み係合により強い抵抗力が与えられるので、このような
底部の係止構造を用いた容器は引っ張り力にも押し込み
力にも強いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案をマルチパックに適用した実施例を示す
断片状の展開平面図である。
【図2】図1に示す実施例の組み立てた状態の斜視図で
ある。
【図3】図1に示す実施例の組み立てた状態の底面図で
ある。
【図4】従来例の構成における底部を組み立てる直前の
底面図である。
【図5】従来例の組み立て状態における斜視図である。
【図6】従来例の組み立て状態における底面図である。
【符号の説明】
10,10A ブランク板 12,14 底板部分 20,22 側壁部分 24 第1の切り込み線 36 第2の切り込み線 26 フラップ孔 32 天板部分 34 突片 38 係止片 48 第3の切り込み線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 5/00 - 5/76 B65D 67/00 - 79/02 B65D 81/18 - 81/30 B65D 81/38 B65D 85/30 - 85/48

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブランク板の2つのフラップ部分を相互
    に係合して容器底部を形成する底板部分(12,14)
    であって、該底板部分(12,14)のうち一方の底板
    部分(14)の外縁付近においてほぼ内向きのコの字状
    の第1の切り込み線(24)を設けることによって形成
    したフラップ孔(26)と、もう一方の底板部分(1
    2)の外縁の、前記フラップ孔(26)に対応した部分
    に形成した突片(34)とを包含し、この突片(34)
    に前記フラップ孔(26)の幅よりも大きい寸法の部分
    を有する係止片(38)を第2の切り込み線(36)に
    よって形成し、組み立て時に前記底板部分(12,1
    4)同志を突き合わせたときに前記係止片(38)を前
    記フラップ孔(26)内に押し込むことによって底板部
    分(12,14)を係止する構造において、前記一方の
    底板部分(12)にある前記突片(34)の両側縁の内
    端が、他方の底板部分(14)の外縁と突き合わせ係合
    するこの一方の底板部分(12)の外縁よりも内方に延
    びる第3の切り込み線(48)を有し、組み立て時に前
    記他方の底板部分(14)の外縁が前記突片(34)の
    両側縁の前記第3の切り込み線(48)に差し込まれて
    前記一方の底板部分(12)と部分的に重なり、摩擦係
    合するようにしたことを特徴とする容器底部の係止構
    造。
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