JP2577794Y2 - 容器底部の係止構造 - Google Patents

容器底部の係止構造

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JP2577794Y2
JP2577794Y2 JP1992033817U JP3381792U JP2577794Y2 JP 2577794 Y2 JP2577794 Y2 JP 2577794Y2 JP 1992033817 U JP1992033817 U JP 1992033817U JP 3381792 U JP3381792 U JP 3381792U JP 2577794 Y2 JP2577794 Y2 JP 2577794Y2
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flap
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マルチパック等、2つ
のフラップ部分を係合させて底部を形成する形式の容器
の底部係止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記形式の容器は広く用いられて
おり、その底部係止構造も種々の形式のものが用いられ
ている。最も普通に用いられている形式の底部係止構造
は、例えば実開昭 49-1330号公報に示されているよう
に、一方のフラップにその外端縁から外方に突出し拡大
頭部を有する突片を形成し、他方のフラップの対応する
位置にこの突片を受け入れる切り欠きを形成した構造で
ある。組み立てに際しては、一方のフラップにある突片
を他方のフラップにある切り込みに差し込み、差し込ん
だ後は突片の拡大頭部が切り込み部の内面に係合して突
片が切り込みから抜け出ないようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の係止
構造では、拡大頭部を有する突片を切り込みに差し込む
のが面倒であり、それを解決すべく、切り込みを大きく
すると、突片が抜け易くなってしまうという問題があっ
た。
【0004】本考案は上記従来の解決すべき課題に鑑み
なされたもので、その目的は、突片と切り込みとの係合
によって容器底部フラップを係止する構造であって、差
し込み容易でありかつ抜けにくいという容器底部の係止
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本考案は、2つのフラップ部分を係合させて底部を形成
する容器の底部係止構造において、一方のフラップの外
端縁に外方に突出する第1突片を設け、この第1突片の
片側の根元にその突出方向に対して横方向の切り欠き部
を形成し、もう一方のフラップの、前記第1突片に対応
する位置から前記切り欠き部のある側と反対の方向に変
位させた位置にこの第1突片を受け入れる切り込みを設
け、また、一方のフラップに少なくとも1つの第2突片
を設けるとともに、他方のフラップの、前記第2突片に
対応する位置にこの第2突片を受け入れる係止受部を設
けたことを特徴とする容器底部の係止構造を提供する。
【0006】
【作用】上記構造において、2つのフラップ部分を係止
しようとするとき、これらフラップ部分を横方向に相対
的に変位させながら、第1突片を切り込みに挿入する。
フラップの相対的な横方向変位により、互いに横方向に
相対的に変位して形成してある第1突片と切り込みが正
対して容易に差し込める。差し込み完了後、フラップを
相対的な変位状態から戻す、すなわち差し込んでから横
にずらすことによって、第1突片の根元にある切り欠き
部に切り込みの一端が係合し、第1突片が切り込みから
抜けなくなる。同時に、第2突片をそれに正対している
係止受部に差し込めば、こんどは第2突片と係止受部と
の係合によって、係合後のフラップ同志の相対的な横方
向変位が防止され、第1突片と切り込みとの係合が維持
される。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本考案の実施
例を説明する。
【0008】まず、図1は本考案の一実施例を示すもの
で、ここには、容器底部を構成する2つのフラップ部分
10,12が示してあり、これらのフラップ部分を互い
に係合、係止することによって容器底部が形成される。
本実施例の構成は、例えば図3に示すような、同一の商
品を複数まとめて収納包装する、一枚のブランク板54
で構成されたいわゆるマルチパックと称している集積包
装体の底部を形成する2つのフラップ部分50,52の
係止構造に適用することができる。
【0009】ところで、図1に示すように、一方のフラ
ップ部分10(以下「第1フラップ部分」と称する。)
は、その外端縁14から外方へ突出する一対の第1突片
16を有する。各第1突片16は、図示実施例では、先
端18が丸くなっており、側縁20,22を有し、一方
の側縁20の根元には、切り欠き部24が形成してあ
り、この切り欠き部24によって肩部26が構成されて
いる。図示実施例では、第1突片16は2つ示してある
が、その数は状況に応じて任意に決めることができるこ
とは勿論である。
【0010】もう一方のフラップ部分12(以下「第2
フラップ部分」と称する。)は、そのやや内方に、第1
フラップ部分10の2つの第1突片16に対応する第1
切り込み30を備えており、各第1切り込み30は対応
する各第1突片16を抵抗なく差し込める幅を持ってい
るが、各第1切り込み30は、対応する各第1突片16
に対して、切り欠き部24が設けてある側縁20とは反
対の側縁22の方向へ変位させた位置に形成してあり、
この変位量は図1にWで示してある。変位量Wの設定は
任意に決めることができる。したがって、図示位置にあ
るかぎり、第1突片16を第1切り込み30に差し込も
うとしても第1突片16の先端18が対応する第1切り
込み30の一端30Aに係合してしまい、差し込むこと
はできない。
【0011】また、第2フラップ部分12には、その外
端縁32から外方に突出するように第2突片34が設け
てあり、この第2突片34も先端が丸くなっている。一
方、第1フラップ部分10のやや内方には、第2フラッ
プ部分12の第2突片34と対応する位置にこの第2突
片34を差し込める第2切り込み36を有する。これら
第2突片34と第2切り込み36とは、正対しているた
め、図示の位置にフラップ部分10,12があるとき、
そのまま第2突片34を第2切り込み36に差し込むこ
とができる。
【0012】このような構成において、第1、第2のフ
ラップ部分10,12を係止しようとするときには、ま
ずこれらフラップ部分10,12を横方向に相対的に変
位させながら、第1突片16を第1切り込み30に差し
込み、それからフラップ部分10あるいは12を横にず
らして変位位置から戻すと、第1突片16の根元にある
切り欠き部24内に第1切り込み30の一端30Aが係
合し(図2参照)、第1突片16が第1切り込み30か
ら抜け出るのが防止される。さらにこの状態位置におい
て、図2に示す如く、第2突片34を第2切り込み36
に容易に差し込むことができる。これによって、フラッ
プ部分10,12の係合後の相対的な横方向変位が防止
され、第1突片16と第1切り込み30との係合状態が
安定して維持される。こうして、第1のフラップ部分1
0と第2のフラップ部分12との係合が行われる。
【0013】図4には、本考案の別の実施例が示してあ
り、ここでは、先の実施例と同様の部分には同様の参照
符号を付して重複説明を省略し、先の実施例と異なった
部分を特に説明する。
【0014】図4の実施例では、第1フラップ部分1
0、第2フラップ部分12のそれぞれに形成した第1突
片16、第1切り込み30は先の実施例とまったく同じ
であるが、第2突片と第2切り込みの位置が異なってい
る。ここでは、第2突片40は、第1突片16が形成し
てある第1フラップ部分10の片側縁部42の延長上に
その外端縁14から突出した状態に設けてある。一方、
第2切り込み46は第2フラップ部分12の側に形成し
てあり、第1切り込み30よりも内方の位置で対応する
側縁部48にほぼL字形に形成してある。この構成は機
能的には先の実施例と同様である。
【0015】図5にはさらに別の実施例が示してあり、
ここでも、先の実施例と同様の部分には同様の参照符号
を付して説明する。
【0016】この実施例では、第1突片16、第2突片
34Aが第1フラップ部分10に一緒に形成してあり、
第2突片34Aは2つの第1突片16の間に設けられ、
拡大頭部34Bを有する。第2フラップ部分12には、
第1突片16に対応する第1切り込み30が先の実施例
と同様に形成してあり、これらの第1切り込み30の間
にコの字状の第2切り込み36Aが形成してある。第2
突片34Aはこれを第2切り込み36A内に押し込むだ
けで係合できる。この実施例も機能的には先の実施例と
同じである。
【0017】図6には、またさらに別の実施例が示して
あり、ここでも、先の実施例と同様の部分には同様の参
照番号を付して説明する。
【0018】本実施例では、第1突片16及び第2突片
56が第1フラップ部分10に一緒に形成してある。第
2突片56は2つの第1突片16の間に設けられ、外端
縁14から斜め内側に切り欠かれた内部に内方へ延びる
2本の切り込み線54によって形成される。一方、第2
フラップ部分12には、第1突片16に対応する切り込
み30が先の実施例と同様に形成してあり、これらの切
り込み30上を通る横折線50を設けるとともに、第2
フラップ部分12の外端縁32の、上記第2突片56に
対応する位置にこの第2突片56と係合する切り欠き係
止部52を形成してある。
【0019】かかる構成では、まず第1突片16と切り
込み30とを係合させてから、第2突片56を押し込む
と、第2フラップ部分の先端部分が横折線50から折れ
曲がり、第2突片56は切り欠き係止部52と係合す
る。つまり、第2突片56を切り欠き係止部52内に押
し込むだけでこの両者を係合できる。本実施例も機能的
には先の実施例と同様である。
【0020】なお、本考案は前述の通り、いわゆるマル
チパックと称している容器の底部係止構造に適用できる
ことは勿論であるが、これに限らず、一般にフラップ同
志を係合させて底部を形成するような容器の底部係止構
造に適用できることは言うまでもない。
【0021】
【考案の効果】以上詳細に述べたように、本考案によれ
ば、フラップ部分を相対的に横方向に変位させて切り欠
き部のある突片を対応した切り込みに差し込んでから横
にずらして元の相対位置にフラップ部分を戻すという極
めて簡単かつ容易な作業で組み立てることができ、しか
も、係合が不用意に外れることはなく安定した係合状態
が維持されるという優れた効果を奏する容器底部の係止
構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による容器底部の係止構造の第1実施例
を示す平面図である。
【図2】図1の実施例において2つのフラップ部分を係
合させた状態を示す平面図である。
【図3】本考案を適用できるマルチパックの構造を示す
斜視図である。
【図4】本考案による容器底部の係止構造の第2実施例
を示す平面図である。
【図5】本考案による容器底部の係止構造の第3実施例
を示す平面図である。
【図6】本考案による容器底部の係止構造の第4実施例
を示す平面図である。
【符号の説明】
10 第1フラップ部分 12 第2フラップ部分 14 外端縁 16 第1突片 24 切り欠き部 30 第1切り込み 32 外端縁 34,34A,40,56 第2突片 36,36A,46 第2切り込み 52 切り欠き係止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのフラップ部分を係合させて底部を
    形成する容器の底部係止構造において、一方のフラップ
    の外端縁に外方に突出する第1突片を設け、この第1突
    片の片側の根元にその突出方向に対して横方向の切り欠
    き部を形成し、もう一方のフラップの、前記第1突片に
    対応する位置から前記切り欠き部のある側と反対の方向
    に変位させた位置にこの第1突片を受け入れる切り込み
    を設け、また、一方のフラップに少なくとも1つの第2
    突片を設けるとともに、他方のフラップの、前記第2突
    片に対応する位置にこの第2突片を受け入れる係止受部
    を設けたことを特徴とする容器底部の係止構造。
JP1992033817U 1991-05-08 1992-04-22 容器底部の係止構造 Expired - Fee Related JP2577794Y2 (ja)

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