JP2579404B2 - 振動子の支持線連結溝の形成方法および溝構造 - Google Patents

振動子の支持線連結溝の形成方法および溝構造

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JP2579404B2
JP2579404B2 JP4183879A JP18387992A JP2579404B2 JP 2579404 B2 JP2579404 B2 JP 2579404B2 JP 4183879 A JP4183879 A JP 4183879A JP 18387992 A JP18387992 A JP 18387992A JP 2579404 B2 JP2579404 B2 JP 2579404B2
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厚吉 寺嶋
克巳 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、振動ジャイロその他
に用いられる振動子の、支持線連結溝の形成方法および
溝構造、とくに、振動子への支持線の連結強度を十分均
等ならしめる溝の形成方法、および構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3に例示するように、恒弾性合金その
他からなる振動子1の稜線部1aに、支持線2を溶接等
によって連結するに当たり、連結部における、支持線の
極端な断面積の減少を回避する目的の下で、従来は、図
4に示すように、振動子1の稜線部1aの所要位置に、支
持線2を嵌め合わせるための小さな支持線連結溝3を形
成することが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、振動子1
は、それを引き抜き加工、四方向圧延加工などの加工方
法によって形成した場合には、その稜線部1aの形状が図
5に示すような丸みを帯びた形状となり、しかも、その
形状は、加工条件その他によって種々に変動することに
なる。これがため、複数本の振動子1を並置して、それ
らの振動子1に、同時の切削加工その他によって一度に
支持線連結溝3を形成した場合には、たとえば図6に示
すように、それぞれの振動子1の稜線高さに図中Aで示
すようなばらつきが存在することに起因して、支持線連
結溝3の深さにもまたB,B´で示すようなばらつきが
生じることになる。従って、各支持線連結溝3に支持線
2を嵌め合わせて連結した場合における、支持線2の連
結強度が振動子毎に相違することになり、連結不良, な
かでも強度不足を生じるおそれがあった。
【0004】この発明は、従来技術の有するかかる問題
点を解決することを課題として検討した結果なされたも
のであり、この発明の目的は、支持線の、振動子への連
結強度を十分均等ならしめる、振動子の支持線連結溝の
形成方法および溝構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の、振動子の支
持線連結溝の形成方法は、とくに、支持線を配設される
支持線連結溝を形成するに際し、その支持線連結溝の少
なくとも一側部に相当する位置に平坦面を設け、そし
て、その平坦面を, 基準(溝深さ特定のための基準線と
する)として支持線連結溝を加工するものである。
【0006】また、この発明の溝構造は、とくに、支持
線を配設される支持線連結溝の、好ましくは両側部に平
坦面を設けたものである。
【0007】
【作用】この発明によれば、支持線連結溝の少なくとも
一側部に相当する位置に設けた平坦面を基準として所定
の支持線連結溝を形成することにより、それぞれの振動
子の稜線高さおよび稜線部の形状いかんにかかわらず、
それぞれの支持線連結溝の形状および、深さを含む各種
寸法を十分均等なものとすることができ、このことは、
支持線連結溝の両側部に相当する位置に、それぞれの平
坦面を設けた場合に一層顕著である。従って、このよう
にして形成された支持線連結溝に、支持線を嵌め合わせ
て連結することにより、その支持線の連結強度を、それ
ぞれの振動子についてほぼ一定とすることができ、連結
不良の発生を効果的に防止することができる。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は、この発明の方法に従って形成した支
持線連結溝を例示する図であり、図中、従来技術で述べ
た部分と同等の部分はそれと同一の符号で示す。ここで
は、恒弾性合金等よりなる四角柱状の振動子1の稜線部
1aにおいて、その長さ方向の特定位置に平坦面4を、切
削加工その他によって形成し、そして、この平坦面4を
基準面として、その中央部に所要の形状および寸法を有
する支持線連結溝3を、これもまた切削加工その他によ
って形成することにより、両端部をそれぞれの平坦面4
によって縁取りされた支持線連結溝3をもたらす。この
ようにして形成してなる支持線連結溝3については、両
平坦面4に対して所定の深さDを有するとともに、所要
の横断面形状を有することになるので、振動子1の稜線
高さのいかんにかかわらず、常に一定の形状および寸法
を有することになる。従って、その支持線連結溝3に、
支持線2を嵌め合わせて連結するに当たり、支持線2と
支持線連結溝3との嵌め合い関係もまた常に一定とな
り、それ故に、それぞれの振動子につき、支持線2の連
結強度を十分均一なものとすることができる。
【0009】ところで、上述したような支持線連結溝3
は、はじめに平坦面4を加工し、次いで支持線連結溝3
を加工するという二工程の加工をもって形成し得ること
はもちろんであるが、適宜形状の切削工具、たとえは、
図2に部分断面図で示すように、平坦面4を加工する平
坦面形成部4aと、その平坦面形成部4aを基準としてそこ
から突設されて、所要の寸法および形状を有する溝形成
部3aとを有する回転砥石5を用いることによって、平坦
面4と支持線連結溝3とを同時に加工することも可能で
あり、このことによってもまた、平坦面形成部4aを基準
として溝形成部3aが設けられていることから、振動子側
からみれば、実質的には、平坦面4を基準面として支持
線連結溝3が加工されることになる。以上この発明を図
示例に基づいて説明したが、振動子の形状は、円柱形
状、四角柱以外の多角柱形状その他とすることもでき、
また、支持線連結溝の横断面形状を、円弧状、チャンネ
ル状、梯形断面状などとすることもできる。
【0010】
【発明の効果】かくしてこの発明によれば、支持線連結
溝の少なくとも一側部に相当する位置に平坦面を設け、
そして、その平坦面を基準として支持線連結溝を加工す
ることにより、それぞれの振動子につき、支持線連結溝
の形状および寸法を、稜線高さのいかんにかかわりなく
十分均等なものとすることができ、それ故に、支持線
の、振動子への連結強度をほぼ一定として連結不良の発
生を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法に従って形成した支持線連結溝
を例示する図である。
【図2】支持線連結溝の形成に用いることができる回転
砥石を示す部分断面図である。
【図3】振動子への支持線連結例を示す斜視図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【図5】稜線形状を例示する図である。
【図6】支持線連結溝の深さのばらつきを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 振動子 1a 稜線 2 支持線 3 支持線連結溝 3a 溝形成部 4 平坦面 4a 平坦面形成部 5 回転砥石

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ柱状をなす振動子の稜線部に、支持
    線接合のための支持線連結溝を設けるに際し、 振動子の稜線部に、前記支持線連結溝のいずれか少なく
    とも一方の側部に相当する位置に平坦面を設け、その平
    坦面を基準として前記支持線連結溝を加工することを特
    徴とする振動子の支持線連結溝の形成方法。
  2. 【請求項2】 ほぼ柱状をなす振動子の稜線部に設け
    る, 支持線接合のための支持線連結溝のその少なくとも
    一方の側部に、平坦面を設けたことを特徴とする振動子
    の支持線連結溝構造。
JP4183879A 1992-07-10 1992-07-10 振動子の支持線連結溝の形成方法および溝構造 Expired - Lifetime JP2579404B2 (ja)

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