JPH0327706Y2 - - Google Patents

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JPH0327706Y2
JPH0327706Y2 JP8234185U JP8234185U JPH0327706Y2 JP H0327706 Y2 JPH0327706 Y2 JP H0327706Y2 JP 8234185 U JP8234185 U JP 8234185U JP 8234185 U JP8234185 U JP 8234185U JP H0327706 Y2 JPH0327706 Y2 JP H0327706Y2
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JP
Japan
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tooth
rolling
biting
tooth group
teeth
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JP8234185U
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JPS61200625U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、スプライン、はすば歯車、セレーシ
ヨン等(以下、スプライン等という)を転造する
工具に係り、より詳しくは奇数歯を有するスプラ
イン等を転造する平ダイスの形状の改良に関す
る。 (従来の技術) スプライン等を転造する工具は、第3図に示す
ように、それぞれ歯高が漸次高くなる喰付歯群2
a,2bと、歯高が平行に推移する仕上歯群3
a,3bと、歯高が漸次低くなる逃げ歯群4a,
4bとを連続に有する一対の平ダイス1a,1b
から成つている。かゝる平ダイス1a,1bは、
被転造物を回転自在に支持する両センター(図示
略)の軸心5を間に対向して配されるものとな
り、破線で示す原位置から矢印のように相対運動
せられ、図示を略す被転造物に対して転造加工を
実行する。 ところで、従来の奇数歯転造用の平ダイスは、
第4図に示すように、喰付歯群2a,2bにおけ
る第1歯6a,6bの形状を、平ダイス1a,1
b相互間で非対称としている。すなわち、喰付歯
群2a,2b全体の傾斜角をθ0とすると、一方の
平ダイス1aの第1歯6aは、その傾斜角θ1を前
記傾斜角θ0より大きく設定し、他方の平ダイス1
bの第1歯6bは、その傾斜角は前記傾斜角θ0
同一の大きさとしている。したがつて両センター
の軸心5から一方の平ダイス1aの第1歯6aま
での距離l1と同じく他方の平ダイス1bの第1歯
6bまでの距離l2とを比較すると、l1の方がl2
り大きな値となる。 (考案が解決しようとする問題点) このように、従来の奇数歯転造用平ダイスは、
喰付歯群における第1歯の形状を相互に非対称と
しているため、被転造物に対する両平ダイスによ
る喰付き開始(第3図に実線で示す状態)に際
し、被転造物に左右アンバランスな力が加わり、
この結果、該被転造物が両センターに対して大き
く振れてスプライン等の加工精度が劣化するとい
う問題があつた。 (問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するためになされ
たもので、奇数歯転造用工具において、一対の平
ダイスの喰付歯群における第1歯の傾斜角を、相
互に同一の大きさとしたことを特徴とする。 (作用) 上記構成により、被転造物を支持する両センタ
ーの軸心と喰付歯群における第1歯との距離が、
平ダイス相互で同一の大きさとなり、これによつ
て、喰付き開始に際して、被転造物に加わる転造
負荷が左右でバランスし、該被転造物の振れが防
止されるようになる。 (実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。なお、説明図中、第4図に示した部分
と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。また全体形状は、第4図に示したものと同
一であるので、こゝでは省略する。 第1図は、本考案の第1の実施例である奇数歯
転造用工具を示したものである。本第1の実施例
の特徴とするところは、他方の平ダイス1bの喰
付歯群2bにおける第1歯16Dを、一方の平ダ
イス1aの喰付歯群2aにおける第1歯6aと対
称的に形成した点にある。 すなわち、他方の喰付歯群2bにおける第1歯
16bの傾斜角θ2を一方の喰付歯群2aにおける
第1歯6aの傾斜角θ1と同一の大きさとしてお
り、これにより、両センターの軸心5から一方の
平ダイス2aの第1歯6aまでの距離l1と同じく
他方の平ダイス2bの第1歯16bまでの距離l3
とが同一の大きさとなる。 かゝる構成により、被転造物に対する両平ダイ
ス1a,1bの喰付き開始に際し、被転造物に加
わる転造負荷が左右でバランスし、この結果、該
被転造物の振れが防止されて、高精度なスプライ
ン等の転造加工が可能になる。 因みに、モジユール1.27(歯数23)の奇数歯ス
プラインの転造を、本実施例工具と従来の工具
(第4図)とを用いて行つたところ、下表に示す
ように、本実施例の工具によるものは、従来の工
具によるものに比し、歯溝フレが小さく、かつま
たぎ歯厚のバラツキが小さいことが確認できた。
【表】 第2図は、本考案の第2の実施例である奇数歯
転造用工具を示したものである。本第2の実施例
の特徴とするところは、他方の平ダイス1bの喰
付歯群2bにおける第1歯6bの傾斜角を従来の
まゝとし(すなわち、喰付歯群全体の傾斜角θ0
同一大きさとし)、一方の平ダイス1aの喰付歯
群2aにおける第1歯16aの傾斜角を、喰付歯
群全体の傾斜角θ0に修正した点にある。 これにより、両センターの軸心5から一方の平
ダイス1aの第1歯16aまでの距離l4と同じく
他方の平ダイス1bの第1歯6までの距離l2とが
同一の大きさとなり、上記第1の実施例と同様の
効果を奏するようになる。 (考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案は一対の
平ダイスの喰付き第1歯の形状を対称的にしたの
で、被転造物に対する喰付き開始時における転造
負荷が左右でバランスし、奇数歯転造の加工精度
が著しく向上する効果が得られた。 また転造負荷が左右でバランスするため、1歯
当りの仕事量を増やせて、工具全体を短尺化でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案にかゝる奇数歯転造用
工具の要部形状を実施例別に示す側面図、第3図
は転造用工具の全体形状および使用態様を示す側
面図、第4図は従来の奇数歯転造用工具の要部形
状を示す側面図である。 1a,1b……平ダイス、2a,2b……喰付
歯群、3a,3b……仕上歯群、4a,4b……
逃げ歯群、6a,16a,6b,16b……第1
歯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 歯高が漸次高くなる喰付歯群と、歯高が平行に
    推移する仕上歯群と、歯高が漸次低くなる逃げ歯
    群とが連続して設けられ、かつ被転造物を挾んで
    対向して配される一対の平ダイスから成り、該一
    対の平ダイスが、前記喰付歯群における第1歯の
    傾斜角を相互に同一の大きさとしていることを特
    徴とする奇数歯転造用工具。
JP8234185U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0327706Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8234185U JPH0327706Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

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JP8234185U JPH0327706Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61200625U JPS61200625U (ja) 1986-12-16
JPH0327706Y2 true JPH0327706Y2 (ja) 1991-06-14

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ID=30629969

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JPS61200625U (ja) 1986-12-16

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