JP2579400B2 - ディスク状記録媒体自動交換装置の制御方法 - Google Patents

ディスク状記録媒体自動交換装置の制御方法

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JP2579400B2
JP2579400B2 JP740892A JP740892A JP2579400B2 JP 2579400 B2 JP2579400 B2 JP 2579400B2 JP 740892 A JP740892 A JP 740892A JP 740892 A JP740892 A JP 740892A JP 2579400 B2 JP2579400 B2 JP 2579400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納した複数のディス
ク状記録媒体から目的とする記録媒体を選び出し、エレ
ベータ機構で搬送してプレーヤにセットし、また、プレ
ーヤから取り外して所定の収納位置に収納し、所望デー
タの読み出しや記録を自動的に行うディスク状記録媒体
自動交換装置の制御方法に関する。
【0002】例えば、CD(Compact Disk)は軽薄短小で
ありながら記憶容量が大きく、多数の音楽ソースを高品
質で提供できる優れたディスク状の記録媒体である。他
方、CDの所持数量が増大して音楽ライブラリが大きく
なった場合、必要とするCDを自動的に選択・再生する
所謂CDオートチェンジャが優れて便利である。
【0003】ところで、CDオートチェンジャにCDを
収納する為のスペースを小さくする為に、CDを積層構
造で収納することが一般的に行われている。そのため、
目的とするCDをプレーヤにセットする為の機構とし
て、当該CDを引き出してエレベータ機構でプレーヤま
で搬送する機構構成が一般的に採用されている。
【0004】しかし、エレベータ機構の作動位置に誤差
が発生すると、目的とするCDの選択・搬送ができなく
なる場合がある。特に、揺れや振動等を受ける苛酷な作
動環境にある車載用のCDオートチェンジャでは、その
発生確率も増加する。
【0005】そのため、エレベータ機構の作動位置に誤
差を発生した場合においても、エラーの無い選択・搬送
が可能な制御方法が求められている。
【0006】
【従来の技術】(1)CDオートチェンジャの構成 CDオートチェンジャは、CDの再生を行うプレーヤ部
と、複数のCDを収納する収納部と、該収納部とプレー
ヤ部との間でCDを搬送する交換機構部と、それらの作
動制御を行う制御部とから一般的に成る。尚、再生と記
録の両方を可能としたCDおよびプレーヤもある。
【0007】そして、実際の装置(CDオートチェンジ
ャ)においては、前記各部の構成に種々の創意・工夫を
凝らした装置を見ることができる。また、交換機構の作
動制御にはマイクロコンピュータシステムを用い、フィ
ードバック制御あるいはシーケンス制御を行うことが一
般的である。
【0008】そこで、ここでは1つの機構モデルを例示
して説明する。
【0009】1)機構モデル 図3は、CDオートチェンジャの機構モデルを説明する
図である。すなわち、同図のCDオートチェンジャは、
大別すると次の〜の構成部分から成る。
【0010】CD 1-1,1-2, ・・・を複数枚収納可能
なマガジン2
【0011】前記のマガジン2から目的とするCD
1-1を引き出し、また収納する引き出し/収納機構3
【0012】前記でマガジン2から引き出したCD
1-1をプレーヤ5まで搬送するエレベータ機構4
【0013】CDを再生するプレーヤ5
【0014】前記〜の作動状態を検出するセンサ
1 〜S7
【0015】前記のセンサS1 〜S7 の出力信号
と、プレーヤ5との間の通信バスSB から得られるプレ
ーヤ作動データに基づいて、前記〜の各部2,3,4,5
の作動制御を行う制御部8
【0016】前記〜を一体として収納する筐体6
【0017】尚、スリット板7は、スリットセンサS7
と共に用いることによってエレベータ機構4の作動位置
を検出する為のスケール手段である。
【0018】2)マガジンの例 図4は、CDを収納するマガジンを説明する斜視図であ
る。すなわち、CD 1をトレイ10に載置してマガジン
2に収納する構成である。
【0019】尚、トレイ10にはCD 1を収容する凹部
11を設けてあり、また、プレーヤの光学ピックアップが
トレースする為の開口12を設けている。すなわち、この
例では、トレイ10とCD 1とをプレーヤにセットし、
該CD 1のみを回転駆動する仕組みである。
【0020】また、トレイ10の係合片13は、該トレイ10
をマガジン2から引き出す場合および収納する場合に、
引き出し/収納機構と結合する為の結合手段である。
【0021】他方、マガジン2の内側にはトレイ10を挿
入する為のスロット9を設け、トレイ10をスロット9に
沿って積層して収納する仕組みである。
【0022】3)引き出し/収納機構の例 図5は、引き出し/収納機構を説明する図で、該引き出
し/収納機構をCDの面方向から見た図である。尚、
(a) はマガジンにトレイが収納されている状態を示す
図、(b) はマガジンからトレイが引き出されている状態
を示す図、である。
【0023】すなわち、トレイ10の係合片13に引き出し
/収納機構の係合突起15を結合し、引き出し/収納アー
ム14でマガジン2から引き出す仕組みである。あるいは
マガジン2に収納する仕組みである。
【0024】他方、引き出し/収納アーム14は減速回転
機構17を介してモータ18で回転駆動(r1,r2)し、該引き
出し/収納アーム14の先端位置に設けた係合突起15を案
内軸16に沿って移動することで、トレイ10の引き出しと
収納とを可能としている。
【0025】ちなみに、この引き出し/収納機構は、平
成2年特許願第 74742号に詳しく開示されている。
【0026】4)エレベータ機構の例 図6は、エレベータ機構を説明する図で、エレベータの
移動方向に対して側面から見た図である。
【0027】すなわち、駆動アーム20を支点C1 を中心
として回転駆動(r3,r4) することによって、架台19をガ
イドポール21a,21b に沿って移動させる仕組みである。
そして、駆動アーム20は、ラック22と減速回転機構23を
介してモータ24で駆動する仕組みである。
【0028】尚、前記3)の引き出し/収納機構は、架
台19上に設備するが、図6においては省略して図示して
いない。
【0029】また、架台19の位置は、図3に示すスリッ
ト板7とスリットセンサS7 とから構成するスケール手
段から求める仕組みである。
【0030】(2)作動 図3〜図6に例示したCDオートチェンジャをモデルケ
ースとして、その作動を説明する。
【0031】尚、図3に示すセンサS1 〜S7 は次の
〜の状態を検出する為のセンサであり、該センサS1
〜S7 の出力信号に基づいて制御部8が各機構を駆動す
る為の信号DE , DL , DP (エレベータ駆動信号
E ,引き出し/収納機構駆動信号DL ,プレーヤ駆動
信号DP )を出力し、CDの自動交換作業と再生を行う
ものとする。
【0032】マガジン排出センサS1 マガジン2がCDオートチェンジャから排出されると、
その出力信号をアクティブとする。
【0033】マガジン挿入センサS2 マガジン2がCDオートチェンジャに挿入されると、そ
の出力信号をアクティブとする。
【0034】エレベータ下限センサS3 エレベータ機構4の架台がプレーヤ5の位置まで下降す
ると、その出力信号をアクティブとする。
【0035】エレベータ上限センサS4 エレベータ機構4の架台がマガジン2の上端位置を越え
ると、その出力信号をアクティブとする。
【0036】トレイ(CD)の引き出しセンサS5 引き出し/収納機構3の引き出し/収納アームがトレイ
の引き出し位置まで回転すると、その出力信号をアクテ
ィブとする。
【0037】トレイ(CD)の収納センサS6 引き出し/収納機構3の引き出し/収納アームがトレイ
の収納位置まで回転すると、その出力信号をアクティブ
とする。
【0038】エレベータのスリットセンサS7 スリット板7のスリットを光学的に検出し、検出パルス
を出力する。すなわち、検出したスリットの数(検出パ
ルス数)からエレベータの位置を与える。
【0039】1)CD再生の為の制御手順 図7は、CDを搬送して再生する制御手順を説明するフ
ローチャートである。すなわち、同図の制御手順は、C
Dオートチェンジャの電源がONされてリスナが再生曲
を指定すると作動開始する。
【0040】イ.自動交換機構のイニシャライズ段階 ステップ S101 で引き出しセンサS5 と収納センサS6
の出力信号を調べ、引き出し/収納機構の引き出し/収
納アームが引き出し位置に位置するかを判断する。そし
て、引き出し/収納アームが引き出し位置に位置してい
なければ、ステップ S102 で引き出し/収納アームを駆
動し、引き出し位置に移動する。
【0041】続いて、ステップ S103 でエレベータ機構
の架台を下降させ、ステップ S104で下限センサS3
出力信号から、該エレベータ機構の架台を下限位置すな
わち原点位置まで下降させる。
【0042】ロ.マガジン挿入状態の確認段階 ステップ S105 で、マガジン排出センサS1 とマガジン
挿入センサS2 の出力信号を調べ、マガジンが当該CD
オートチェンジャに挿入・装着されているか否かを判断
する。
【0043】ハ.トレイ(CD)の搬送段階 ステップ S106 とステップ S107 で、スリットセンサS
7 の出力パルス数を基準としてエレベータの架台を目標
位置まで移動させる。そして、ステップ S108とステッ
プ S109 で、収納センサS6 の出力信号から引き出し/
収納機構の引き出し/収納アームを収納位置まで移動さ
せる。
【0044】続いて、ステップ S110 とステップ S111
でトレイ(CD)をマガジンから引き出し、引き出しセ
ンサS5 の出力信号から引き出し/収納アームを引き出
し位置まで移動させる。
【0045】そして、ステップ S112 とステップ S113
で、エレベータ機構の架台を下降させ、下限センサS3
の出力信号からトレイ(CD)をプレーヤ位置まで移動
させ、CDをプレーヤ5のスピンドルにセットする。
【0046】ニ.CD再生段階 ステップ S114 で、プレーヤにセットされたCDの再生
を開始する。
【0047】2)CD収納の為の制御手順 図8は、プレーヤにセットされているCDを搬送し、マ
ガジンに収納する手順を説明するフローチャートであ
る。
【0048】すなわち、ステップ S201 とステップ S20
2 でエレベータ機構の架台を上昇させ、スリットセンサ
7 の出力パルス数を基準としてトレイ(CD)の引き
出し目標位置(制御部8のメモリに記憶している位置)
までエレベータ機構の架台を移動させる。
【0049】そして、ステップ S203 とステップ S204
で、収納センサS6 の出力信号から引き出し/収納機構
の引き出し/収納アームを収納位置まで移動させる。
【0050】続いて、ステップ S205 とステップ S206
で、引き出し/収納機構の引き出し/収納アームを引き
出し位置まで移動させ、ステップ S207 で次の搬送命令
があるまで待期する。
【0051】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エレベータ機
構の作動位置に誤差が発生すると、目的とするCDの選
択・搬送ができなくなる場合がある。
【0052】例えば、図8に示すフローチャートにおい
て、ステップ S207 の待機状態においてエレベータ機構
に位置誤差が発生すると、次のCDを選択する為の動作
に入った場合、目的とするCD以外のCDを選択する場
合がある。
【0053】尚、前記エレベータ機構の作動位置の誤差
は、揺れや振動等の苛酷な作動環境にある車載用CDオ
ートチェンジャでは特に発生し易い。
【0054】図9は、エレベータ機構とその作動位置の
誤差との関係を説明する図で、(a)は作動位置の誤差が
無い場合を示す図、(b) は(a) のA−A切断部端面図で
スリットとスリットセンサとの関係を示す図、(c) は作
動位置に誤差が発生した場合を示す図、(d) は(c) のB
−B切断部端面図でスリットとスリットセンサとの関係
を示す図、(e) はスリットセンサの出力電圧波形図、で
ある。
【0055】尚、図9は、マガジン2に収納したCD 1
-1〜 1-5の位置と、スリット板7のスリット 7-1〜 7-5
の位置とを一致させた構成例をモデルケースとして例示
している。また、スリットセンサS7 はエレベータ機構
の架台に取り付けてあるセンサであり、同図においては
説明を判り易くする為に該スリットセンサS7 のみを抽
出して図示している。
【0056】そして、スリットセンサS7 は、一方の発
光素子から放射された光を他方の受光素子で受光するこ
とによって、スリットの有無を判別し出力信号電圧を出
力する仕組みである。すなわち、スリットセンサS7
スリット板7に沿って移動すると、スリット 7-1〜 7-5
の位置に整合してパルス信号電圧P1 〜P5 (図9(e)
参照) を出力する。
【0057】1)エレベータ機構の作動位置に誤差が無
い場合(図9(a)(b)参照)エレベータ機構の作動位置に
誤差が無い場合は、スリットセンサS7 がスリット板7
のスリット 7-2を正しく捕らえている。したがって、ス
リットセンサS7 からはアクティブな出力信号電圧が得
られる。
【0058】すなわち、図9(e) に示した動作点位置H
1 がそれであり、パルス信号電圧P 2 から“H”レベル
の出力電圧信号が得られる。したがって、現在のCD 1
-2の位置からCD 1-4を選択する場合は、エレベータ機
構を図上の下方向へ移動させ、2つ目のパルス信号電圧
4 が得られる位置で停止するよう制御する。
【0059】2)エレベータ機構の作動位置に誤差が発
生した場合(図9(c)(d)参照)図9(c)(d) に示した例
は、エレベータ機構が図上の上方向へ外れた場合を示し
ている。そのため、スリットセンサS7 はスリット板7
のスリット 7-2を捕らえることができない。したがっ
て、スリットセンサS7 からはアクティブな出力信号電
圧を得ることができない。
【0060】すなわち、図9(e) に示した動作点位置H
2 がそれであり、パルス信号電圧P 2 の裾部分の出力電
圧信号を出力する。
【0061】その為に、前記1)と同様に現在のCD 1
-2の位置からCD 1-4を選択しようとすると、エレベー
タ機構を図上の下方向へ移動させ、2つ目のパルス信号
電圧P3 で停止するよう制御されることになる。つま
り、CDの選択エラーを生ずることになる。
【0062】本発明の技術的課題は、ディスク状記録媒
体の自動交換装置すなわち具体的にはCDを搬送する為
のエレベータ機構における以上のような問題を解消し、
エレベータ機構の作動位置に誤差を発生した場合におい
ても、エラーの無い選択・搬送が可能な制御方法を確立
することによって、信頼性の高いディスク状記録媒体の
プレイ装置つまり再生/(記録)装置を実現することに
ある。
【0063】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明する図で、(a) は構成をモデル的に示したブロック
図、(b) は位置センサの出力信号波形図、(c) は制御手
順を示すフローチャート、である。
【0064】本発明は、エレベータ機構の作動位置に許
容できない誤差が認められた場合に、作動位置の基準と
なる原点位置から正しい作動位置を求めるように制御す
るところに特徴がある。
【0065】すなわち、ディスク状の記録媒体1a-1, 1a
-2, 1a-3, ・・・をエレベータ機構4aで搬送してプレー
ヤ5aにセットし、また、該プレーヤ5aから取り外して該
エレベータ機構4aで搬送する自動交換装置の制御方法で
あり、該エレベータ機構4aのは次のように構成する。
【0066】つまり、その作動位置Hの下限原点位置L
L を与えるセンサS3aと、上限原点位置UL を与えるセ
ンサS4aと、前記原点位置LL , UL からの距離をその
出力パルス信号HP の数で与える位置センサS8 と、当
該エレベータ機構4aの駆動手段25と、前記各センサ
3a, S4a, S8 の各出力信号Sig-1, Sig-2, HP
ら前記駆動手段25を制御する為の駆動信号DE を出力す
る制御手段26と、を備えて成るエレベータ機構4aであ
る。
【0067】そして、前記制御手段26は、エレベータ機
構4aそのものを次のように制御する。すなわち、前記駆
動手段25を駆動開始する前に前記位置センサS8 の出力
P の大きさを求め、その大きさが予め決めた所定の大
きさVTHを越えて変位していた場合、前記駆動手段25を
目的とする移動方向とは逆の方向へ駆動し、その方向の
原点センサS3a, (S4a) が与える原点位置LL , (U
L ) を基準として目的とする位置に移動して停止させ
る。
【0068】他方、前記位置センサS8 の出力HP の大
きさが、前記予め決めた所定の大きさVTH 以内の変位
である場合、前記駆動手段25を目的とする移動方向へ駆
動し、目的とする位置に移動して停止させる。
【0069】以上のような自動交換装置の制御方法であ
る。
【0070】
【作用】本発明においては、位置センサS8 の出力HP
の大きさから、エレベータ機構4aの作動位置の誤差量を
推定する。すなわち、通常の出力の大きさからの変位量
が所定の大きさVTHを越えた場合に、許容できない位置
誤差があると判断する。ちなみに、前記変位量VTHは、
制御手段26がロジックレベル(“H”or“L”)を判定
する際のスレシホールド電圧に合わせると便利である。
【0071】そして、エレベータ機構の作動位置に許容
できない誤差が認められた場合、すなわち、位置センサ
8 の出力の大きさが所定の大きさVTHを越えて変位し
ていた場合は、原点位置LL , (UL ) を基準として目
的とする位置に移動して停止させる。したがって、ディ
スク状記録媒体1a-1, 1a-2, 1a-3, ・・・を選択する際
の選択エラーは発生しない。
【0072】またその際に、目的とする選択位置の方向
とは逆方向の原点位置LL , (UL ) を基準位置とする
ので、位置センサS8 が出力する出力パルス信号HP
カウント数を誤ることもない。つまり、エレベータ機構
4aを原点位置LL , (UL )へ移動させる際に、誤って
記録媒体1a-1, 1a-2, 1a-3, ・・・の選択動作に制御が
移行する危険が無くなる。
【0073】尚、位置センサS8 の出力の大きさが所定
の大きさVTHを越えていなければ、エレベータ機構の作
動位置の誤差は僅少であり、ディスク状記録媒体1a-1,
1a-2, 1a-3, ・・・を選択する際の選択エラーは発生し
ない。したがって、原点位置LL , (UL ) を求めてか
ら選択動作を行う必要はない。
【0074】
【実施例】次に、本発明による制御方法を、実際上どの
ように具体化できるかを実施例で説明する。
【0075】尚、本実施例は、図3〜図9に例示した従
来のCDオートチェンジャに適用するものとする。
【0076】(1)構成 本実施例の構成は、図3〜図9に例示した従来のCDオ
ートチェンジャと何ら変わりない。相違する点は、制御
部8(図3参照)がエレベータ機構4を制御する際の制
御プログラムだけである。すなわち、本発明の制御方法
は、制御部8のソフトウェア上で実現することができ
る。
【0077】尚、スリットセンサS7 (図3および図9
参照)は、スリットの有無に対応してロジックレベルの
出力パルス信号を出力するものとし、制御部8は、
“H”レベルと“L”レベルとの中間電圧VTH′をレベ
ル判定の為のスレシホールド電圧としているものとす
る。
【0078】(2)作動 図2は、実施例の制御手順を説明するフローチャートで
ある。尚、同図のフローチャートは、図9に図示した位
置からCD 1-4を選択する場合の制御手順である。すな
わち、CD 1-2を選択した位置からCD 1-4を選択する
位置へエレベータ機構を移動させる制御手順である。し
かし、その他のCDを選択する場合においても手順は同
様である。
【0079】1)エレベータ機構の作動位置に誤差が無
い場合(ステップ S401 〜S404)この場合の制御手順は
従来の制御手順と同一であり、現在位置から目標位置の
方向へ距離差に相当するパルス数(スリットセンサS7
の出力パルス数)だけ移動する。
【0080】すなわち、ステップ S401 でスリットセン
サS7 の出力電圧がスレシホールド電圧VTH′よりも大
きいか否かを判断し、大きいと判断された場合は位置誤
差が許容範囲であると判断してステップ S402 でエレベ
ータ機構を下降させる。
【0081】そして、ステップ S403 でスリットセンサ
7 が出力するパルス数が2パルス出力されたか否かを
判断し、パルス数=2となるまでエレベータ機構を下降
させ、ステップ S404 でエレベータ機構を停止させる。
すなわち、図9(a) において、スリットセンサS7 をス
リット 7-4の位置つまりCD 1-4の位置で停止させる。
【0082】2)エレベータ機構の作動位置に誤差が発
生した場合(ステップ S401 →S405〜S408→S404)この
場合の制御手順は本発明の要点とする手順であり、現在
位置から目標位置とは逆の方向へエレベータ機構を移動
し、その方向の原点位置から距離差に相当するパルス数
(スリットセンサS7 の出力パルス数)だけ目標位置方
向へ移動する。
【0083】すなわち、ステップ S401 でスリットセン
サS7 の出力電圧がスレシホールド電圧VTH′よりも大
きいか否かを判断し、小さいと判断された場合は位置誤
差が許容範囲を越えていると判断してステップ S405 へ
移行し、エレベータ機構を上昇させる。
【0084】そして、ステップ S406 で上限センサS4
(図3参照)の位置まで移動したことが確認されるまで
上昇させる。すなわち、上限原点位置まで移動する。
【0085】ステップ S406 で上限原点位置まで移動し
たと判断された場合は、ステップ S407 でエレベータ機
構を下降させ、ステップ S408 でスリットセンサS7
出力するパルス数が4パルス出力されたか否かを判断
し、パルス数=4となるまでエレベータ機構を下降さ
せ、ステップ S404 でエレベータ機構を停止させる。す
なわち、図9(c) において、スリットセンサS7 をスリ
ット 7-4の位置つまりCD1-4の位置で停止させる。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明のディスク状記録媒
体自動交換装置の制御方法によれば、エレベータ機構の
作動位置に誤差を発生した場合においても、エラーの無
い選択・搬送が可能となる。
【0087】その結果、信頼性の高いディスク状記録媒
体自動交換装置が実現し、ディスク状記録媒体を自動的
に交換してプレイ(再生や記録)することが可能なプレ
イ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図で、(a) は構成をモ
デル的に示したブロック図、(b) は位置センサの出力信
号波形図、(c) は制御手順を示すフローチャート、であ
る。
【図2】実施例の制御手順を説明するフローチャートで
ある。
【図3】CDオートチェンジャの機構モデルを説明する
図である。
【図4】CDを収納するマガジンを説明する斜視図であ
る。
【図5】引き出し/収納機構を説明する図で、該引き出
し/収納機構をCDの面方向から見た図である。尚、
(a) はマガジンにトレイが収納されている状態を示す
図、(b) はマガジンからトレイが引き出されている状態
を示す図、である。
【図6】エレベータ機構を説明する図で、エレベータの
移動方向に対して側面から見た図である。
【図7】CDを搬送して再生する制御手順を説明するフ
ローチャートである。
【図8】プレーヤにセットされているCDを搬送し、マ
ガジンに収納する手順を説明するフローチャートであ
る。
【図9】エレベータ機構とその作動位置の誤差との関係
を説明する図で、(a) は作動位置の誤差が無い場合を示
す図、(b) は(a) のA−A切断部端面図でスリットとス
リットセンサとの関係を示す図、(c) は作動位置に誤差
が発生した場合を示す図、(d) は(c) のB−B切断部端
面図でスリットとスリットセンサとの関係を示す図、
(e) はスリットセンサの出力電圧波形図、である。
【符号の説明】
1,1-1,1-2, ・・・ CD(Compact Disk) 1a-1, 1a-2, ・・・ ディスク状の記録媒体 2,2a マガジン 3 引き出し/収納機構 4,4a エレベータ機構 5,5a プレーヤ 6 筐体 7 スリット板 7-1,7-2, ・・・ スリット 8 制御部 9 マガジンのスロット(トレイ
収納用) 10 トレイ(CD載置用) 11 トレイの凹部(CD収容用) 12 トレイの開口(光学ピックア
ップ用) 13 係合片 14 引き出し/収納アーム 15 係合突起 16 案内軸 17 減速回転機構 18 モータ 19 (エレベータの)架台 20 (エレベータの)駆動アーム 21a,21b (架台の)ガイドポール 22 ラック 23 減速回転機構 24 モータ 25 エレベータ機構の駆動手段 26 エレベータ機構の制御手段 S1 マガジン排出センサ S2 マガジン挿入センサ S3 エレベータ下限センサ S4 エレベータ上限センサ S5 引き出しセンサ S6 収納センサ S7 (エレベータの位置スケール
用)スリットセンサ S8 位置センサ S3a 下限原点センサ S4a 上限原点センサ HP 位置センサの出力パルス信号 Sig-1 下限原点センサの出力信号 Sig-2 上限原点センサの出力信号 DE エレベータ駆動信号 DL 引き出し/収納機構駆動信号 DP プレーヤ駆動信号 r1,r2,r3,r4 回転方向 UL 上限原点位置 LL 下限原点位置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の記録媒体 (1a-1, 1a-2, 1a
    -3, ・・・) をエレベータ機構(4a)で搬送してプレーヤ
    (5a)にセットし、また、該プレーヤ(5a)から取り外して
    該エレベータ機構(4a)で搬送する自動交換装置におい
    て、 前記エレベータ機構(4a)は、その作動位置(H)の下限
    原点位置(LL ) を与えるセンサ(S3a) と、上限原点
    位置(UL ) を与えるセンサ(S4a) と、前記原点位置
    (LL , UL ) からの距離をその出力パルス信号
    (HP ) の数で与える位置センサ(S8)と、当該エレベ
    ータ機構(4a)の駆動手段(25)と、前記各センサ(S3a,
    4a, S8)の各出力信号(Sig-1, Sig-2, HP ) から
    前記駆動手段(25)を制御する為の駆動信号(DE ) を出
    力する制御手段(26)と、を備えて成り、前記制御手段(2
    6)は、前記駆動手段(25)を駆動開始する前に前記位置セ
    ンサ(S8)の出力(HP ) の大きさを求め、その大きさ
    が予め決めた所定の大きさ(V TH) を越えて変位してい
    た場合、前記駆動手段(25)を目的とする移動方向とは逆
    の方向へ駆動し、その方向の原点センサ(S3a,
    (S4a))が与える原点位置(L L , (UL ))を基準とし
    て目的とする位置に移動して停止させ、 他方、前記位置センサ(S8)の出力(HP ) の大きさ
    が、前記予め決めた所定の大きさ(VTH) 以内の変位で
    ある場合、前記駆動手段(25)を目的とする移動方向へ駆
    動し、目的とする位置に移動して停止させること、を特
    徴とするディスク状記録媒体自動交換装置の制御方法。
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