JP3578580B2 - ディスクチェンジャ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のディスクを収納可能なマガジンからディスクを取り出してこのディスクの再生を行うディスクチェンジャに係り、特に、ディスクを保持するディスクホルダやディスクトレーがマガジンの開口面から突出する状態を解消するための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、CDプレーヤなどのディスク装置においては、ユーザによるディスクの交換操作を極力省略して使用感を向上する観点から、複数枚のディスクを収納可能なマガジンを装着し、このマガジン内に収納された複数枚のディスクの中からユーザが選択したディスクを自動的に選択して再生できるようにしたタイプの装置が多くなっている。このようなディスク装置においては、ディスクに記録された情報の再生を行う共通の再生手段によって、複数のディスクの再生を順次行うために、装着されたマガジンから所望のディスクを取り出して再生手段まで搬送し、再生終了後のディスクを再びマガジン内に戻すためのディスクチェンジャが設けられている。
【0003】
このようなディスクチェンジャの中で、特に、ディスクを保持する複数のディスクホルダを個々に引き出し可能な配列状態で収納したマガジンを使用して、ディスクホルダの単純な往復動作でマガジン内から再生位置へのディスクのローディング動作あるいは再生位置からマガジン内へのディスクのイジェクト動作を行う方式のものが存在する。この方式のディスクチェンジャにおいては、ディスクローディング時には、選択されたディスクを保持しているディスクホルダを往路動作によって再生手段の近傍まで搬送して、ディスクが所定の再生位置に保持された後に、復路動作によってディスクホルダのみをマガジン内に戻す。また、別のディスクに交換する際やマガジンイジェクト時等におけるディスクイジェクト時には、空のディスクホルダを往路動作によって再生手段の近傍まで搬送し、再生位置に保持されているディスクを収納した後に、復路動作によってディスクホルダをディスク保持状態でマガジン内に戻す。
【0004】
図15は、このような方式の従来のディスクチェンジャの動作手順の一例を示すフローチャートである。すなわち、図15に示すように、マガジンが挿入されると(ステップ110)、まず、ディスクのチェックを行う(ステップ210)。次に、ユーザからのディスクの再生指示が与えられると(ステップ220)、この再生指示に応じたディスクを保持したディスクホルダをマガジン内から引き出し(ステップ230)、引き出したディスクが所定の再生位置にチャッキングし(ステップ240)、空のディスクホルダのみをマガジン内に戻し(ステップ250)た後、ディスクの再生を行う(ステップ260)。
【0005】
そして、ステップ260におけるディスクの再生時に、ユーザから別のディスクの再生指示が与えられた場合には(ステップ270)、現在再生中のディスクの空きディスクホルダをマガジン内から引き出して(ステップ280)、再生中のディスクをこの空きディスクホルダに挿入し(ステップ290)、さらに、ディスクを保持したディスクホルダをマガジン内に戻し(ステップ300)た後、ステップ230に戻って指示された別のディスクを保持したディスクホルダの引き出しを行う。
【0006】
また、ステップ260におけるディスクの再生時に、ユーザからマガジン排出指示が与えられた場合には(ステップ310)、現在再生中のディスクの空きディスクホルダをマガジン内から引き出して(ステップ320)、再生中のディスクをこの空きディスクホルダに挿入し(ステップ330)、さらに、ディスクを保持したディスクホルダをマガジン内に戻し(ステップ340)た後、マガジンを排出する(ステップ350)。
【0007】
以上のような方式のディスクチェンジャにおいて、ディスクホルダの搬送は、一般的に、水平方向に往復動作可能なホルダ引出部材を使用し、このホルダ引出部材に設けた爪形状の突起部をディスクホルダの一端に設けた係合部と係合させることによって行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来のディスクチェンジャに使用されるマガジンにおいて、ディスクホルダは、マガジンの開口面からマガジン内の所定の収納位置まで挿入されるが、この挿入が不十分である場合には、所定の収納位置よりも外側に突出した状態でマガジン内に収納されてしまう可能性がある。そして、このように、ディスクホルダが所定の収納位置よりも外側に突出している場合には、ディスクホルダを搬送できなくなる可能性がある。
【0009】
すなわち、前述したように、ホルダ引出部材に設けた爪形状の突起部をディスクホルダの一端に設けた係合部と係合させることでディスクホルダの搬送を行う場合、ホルダ引出部材の突起部は、マガジン内の所定の収納位置に収納されたディスクホルダの係合部の位置に合わせて設けられている。そのため、ディスクホルダがマガジン内の所定の収納位置から外側に突出している場合には、その係合部がホルダ引出部材の突起部と係合できず、ディスクホルダを搬送できなくなる可能性がある。あるいはまた、外側に突出したディスクホルダの一部が、ホルダ引出部材やメカニズムの他の部分と不都合な形で噛み合ってしまい、その後の動作不良の原因となる可能性もある。なお、以上のような問題点は、ディスク保持体としてディスクをホールドするタイプのディスクホルダを収納したマガジンを使用した場合に限らず、ディスクを載置するタイプのディスクトレーを収納したマガジンを使用した場合にも同様に存在している。
【0010】
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その第1の目的は、マガジン内のディスク保持体が所定の収納位置にない場合であってもディスク保持体を再生手段近傍の所定の位置まで確実に搬送可能なディスクチェンジャを提供することである。また、本発明の第2の目的は、マガジン内のディスク保持体が所定の収納位置にない場合における動作不良の発生を防止可能なディスクチェンジャを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、マガジン内のディスク保持体が所定の収納位置から外側に突出している場合に、このディスク保持体を所定の収納位置まで押し込むことにより、ディスク保持体を再生手段近傍の所定の位置まで確実に搬送可能とするか、あるいは、再生動作への移行を中止するための動作制御を行うことにより、ディスク保持体の搬送動作やその後のディスクの再生動作における動作不良の発生を防止可能とするものである。
【0012】
ここで、各請求項に記載の発明は、ディスクの再生を行う再生手段と、ディスクを保持する複数のディスク保持体を個々に引き出し可能な配列状態で収納しかつこの複数のディスク保持体を引き出す開口面を有するマガジンを収納するマガジン収納部と、このマガジン収納部に収納されたマガジン内からディスク保持体を引き出して前記再生手段の近傍まで移動させる引出手段とを備えたディスクチェンジャにおいて、それぞれ、次のような特徴を有するものである。
【0013】
請求項1記載の発明は、マガジン収納部に挿入されたマガジンに対して、このマガジン内のディスク保持体が所定の収納位置から外側に突出しているか否かを判定する突出判定手段を備え、前記突出判定手段は、一部に突起部を備え、前記ディスク保持体の一部には、このディスク保持体が前記マガジン収納部に収納された状態において前記突起部と係合する溝部が設けられ、前記突出判定手段は、前記突起部が、前記溝部と係合せずに前記ディスク保持体と当接する場合に前記ディスク保持体が突出していると判定することを特徴とする。
【0014】
以上のような構成を有する請求項1記載の発明によれば、マガジン内のディスク保持体が所定の収納位置から外側に突出している状態でこのマガジンがマガジン収納部に挿入された場合に、突出判定手段によってこのようなディスク保持体の突出状態を確実に判定することができる。
【0015】
請求項2記載の発明は、前記引出手段は、前記突出判定手段によってディスク保持体が突出していると判定された場合に、そのディスク保持体をマガジン内に押し込む押圧手段を兼ねることを特徴とする。
【0016】
以上のような構成を有する請求項2記載の発明によればこの判定結果に基づいて押圧手段によりディスク保持体をマガジン内の所定の収納位置に確実に押し込むことができる。また、押圧手段としてディスク保持体を引き出すための引出手段をそのまま利用した場合には、ディスク保持体との位置合わせが容易であり、動作信頼性に優れている上、専用の押圧手段を設けた場合に比べて構成を簡略化できる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記突出判定手段によってディスク保持体が突出していると判定された場合に、前記再生手段によるディスクの再生動作への移行を中止するための動作制御を行う制御手段を有することを特徴とする。
【0018】
以上のような構成を有する請求項3記載の発明によれば、マガジン内のディスク保持体が所定の収納位置から外側に突出している状態でこのマガジンがマガジン収納部に挿入された場合に、突出判定手段によってこのようなディスク保持体の突出状態を確実に判定することができ、この判定結果に基づいて、ディスクの再生動作への移行を中止することにより、ディスク保持体の突出に起因する再生不良を防止することができる。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の発明において、マガジン収納部に挿入されたマガジンを排出する排出手段をさらに有すると共に、制御手段が、前記突出判定手段によってディスク保持体が突出していると判定された場合に、前記排出手段によってそのディスク保持体を収納したマガジンを前記マガジン収納部から排出させるように構成されたことを特徴としている。
【0020】
以上のような構成を有する請求項4記載の発明によれば、ディスク保持体がマガジン内の所定の収納位置から突出している場合に、突出判定手段の判定結果に基づいて、突出したディスク保持体を含むマガジン全体をマガジン収納部から排出することができる。したがって、ディスク保持体の突出に起因する動作不良を確実に防止できると共に、マガジンの排出によってディスク保持体の収納不良状態をユーザに知らせることができる。
【0021】
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の発明において、ユーザに情報を与えるための信号を出力する出力手段をさらに有すると共に、制御手段が、前記突出判定手段によってディスク保持体が突出していると判定された場合に、前記出力手段によってそのディスク保持体の収納不良状態を示す信号を出力させるように構成されたことを特徴としている。
【0022】
以上のような構成を有する請求項5記載の発明によれば、ディスク保持体がマガジン内の所定の収納位置から突出している場合に、突出判定手段の判定結果に基づいて、ディスクの再生動作への移行を中止することにより、ディスク保持体の突出に起因する再生不良を防止することができると共に、収納不良状態を示す信号の出力によってディスク保持体の収納不良状態をユーザに知らせることができる。
【0023】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明において、前記突起部は、前記引出手段の一部に設けられ、前記引出手段は、前記マガジン収納部に収納されたマガジン内の複数のディスク保持体に対して上下動作可能に設けられ、上下動作によって一つのディスク保持体に対する位置決めを行うように構成され、前記突出判定手段は、前記引出手段の上下動作に支障を生じた場合にこの支障を生じた位置のディスク保持体が突出していると判定するように構成されたことを特徴とする。
【0024】
以上のような構成を有する請求項6記載の発明によれば、ディスク保持体を引き出すための既存の手段である引出手段を使用した単純な機械的検出方法によってディスク保持体の突出を容易かつ確実に判定することができると共に、専用の突出判定手段を設けた場合に比べて構成を簡略化できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以上のような本発明を、ディスクホルダを収納したマガジンを使用したディスクチェンジャに適用した場合の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0026】
[1.第1の実施の形態]
[1−1.構成]
図1は、本発明に係るディスクチェンジャの第1の実施の形態を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。すなわち、図1の(A)に示すように、装置のケース1内の図中右側には、ディスクホルダを引き出すための引出手段やディスクの再生を行う再生手段を含む昇降ユニット2が、ケース1に対して昇降可能に支持されている。図中3は、ディスクを装着する再生手段のターンテーブルを示している。また、ケース1内における図中左側には、マガジン収納部4が設けられ、ケース1の片側の側面に設けられたマガジン挿入口5aからこのマガジン収納部4内にマガジン6が挿入され、図1の(A)に示すように収納されるようになっている。ここで、マガジン挿入口5aの縁部は、ケース1の側面に取り付けられた挿入ガイド部材5によって構成されており、このマガジン挿入口5aの寸法は、図1の(B)に示すように、マガジン6の外形寸法とほぼ等しくなっている。
【0027】
また、図2は、図1のディスクチェンジャにマガジン6が挿入される前の状態を示す平面図である。この図2に示すように、マガジン6内には、ディスクホルダ7が収納されている。なお、図中では1つのディスクホルダ7しか示されていないが、実際には上下方向に複数のディスクホルダ7が収納されている。これらのディスクホルダ7は、マガジン6の図中右側に設けられた開口面6aから図中右方向に引き出し可能に構成されており、その一方の側面における右側端部に設けられた係合部7aによって、図9に示すようなホルダ引出部材(引出手段)11の突起部11aと係合し、引き出されるようになっている。この場合、ディスクホルダ7の係合部7aは、図中左右方向に対向する一対の係合面とその間の溝部7dから構成されており、ホルダ引出部材11の移動方向に応じた片側の係合面が、ホルダ引出部材11の突起部11aと係合するようになっている。また、ディスクホルダ7は、その係合部7aと反対側の左側端部に設けられた固定用突起部7bとマガジン6の奥に設けられたスプリング6bとの係合によってマガジン6内の所定の収納位置に固定されるようになっている。
【0028】
より詳細には、マガジン6のスプリング6bは、対向する一対のアーム部を備えており、この一対のアーム部の内側に固定用突起部7bを挟持するようになっている。この場合、スプリング6bの一対のアーム部は、中央部に最大幅部分を有し、この最大幅部分から先端部に向かって急角度で狭幅となり、この先端部に最小幅部分を有すると共に、最大幅部分から基端部に向かっては比較的緩やかな角度で狭幅となっている。また、このスプリング6bに挟持されるディスクホルダ7の固定用突起部7bについても、同様にその中央部に最大幅部分を有しており、この最大幅部分から一対のスプリング6bの先端部に対応する基端部側に向かって急角度で狭幅となると共に、最大幅部分から先端部に向かっては比較的緩やかな角度で狭幅となっている。
【0029】
そして、このようなスプリング6bと固定用突起部7bの形状により、ディスクホルダ7の固定用突起部7bの最大幅部分がスプリング6bの先端部の最小幅部分を越える位置に達すると、固定用突起部7bはこの位置からスプリング6bによって押圧される形でスプリング6b内の奥部まで確実に挿入され、これにより、ディスクホルダ7が図5に示すようなマガジン6内の所定の収納位置まで吸引されるようになっている。
【0030】
一方、ディスクホルダ7の係合部7aと反対側の側面の右側には、係合部7aよりもさらに突出した位置規制端部7cが設けられている。この位置規制端部7cの先端の狭幅の端面は、ディスクホルダ7が図5に示すようなマガジン6内の所定の収納位置にある場合に、マガジン挿入口5aの縁部の内周面とほぼ重なるようになっている。すなわち、マガジン挿入口5aの縁部は、このマガジン挿入口5aにマガジン6が挿入される際にこのマガジン6内に収納されたディスクホルダ7の位置規制端部7cの端面を位置規制するようになっている。また、位置規制端部7cは、その先端の端面からマガジン挿入方向に向かって傾斜する傾斜面を有しており、ディスクホルダ7が突出した状態でマガジン6内に挿入される際には、その端面がマガジン挿入口5aの縁部によって位置規制される前に、その傾斜面がマガジン挿入口5aの縁部と係合して位置規制されるようになっている。
【0031】
さらに、図6〜図8は、ディスクホルダ7にディスク8を保持した状態を示しているが、図8に示すように、マガジン6の開口面6aは、このマガジン6内の所定の収納位置にあるディスクホルダ7が保持したディスク8の端面とほぼ一致するように構成されており、マガジン挿入口5aからマガジン6が挿入される際に、このマガジン6内のディスクホルダ7の位置規制端部7cだけでなく、このディスクホルダ7に保持されたディスク8の端面についてもマガジン挿入口5aの縁部によって位置規制されるように構成されている。
【0032】
なお、図9は、昇降ユニット2のうち、再生手段を除くホルダ搬送メカニズム部10を示す平面図である。この図9に示すように、ホルダ搬送メカニズム部10は、昇降ユニット2のマガジン挿入口5aとは反対側の側壁2aに設けられており、ディスクホルダ7を引き出すホルダ引出部材11や、このホルダ引出部材11を図中左右方向に往復動作させるギヤ機構12等を備えている。なお、図中11aは、ホルダ引出部材11の端部に設けられて横方向に突出する爪形状の突起部である。この場合、ホルダ引出部材11とディスクホルダ7は、ホルダ引出部材11が図9の(A)に示すような初期位置にあり、かつ、このディスクチェンジャに装着されたマガジン6内の所定の収納位置にディスクホルダ7が良好に収納されている場合に、ホルダ引出部材11の突起部11aがディスクホルダ7の係合部7aの溝部7dと重なるように構成されている。
【0033】
[1−2.作用]
以上のような構成を有する本実施の形態によれば、次のような作用が得られる。まず、図3に示すように、マガジン6内に収納されたディスクホルダ7の固定用突起部7bがスプリング6bから離れた位置にあり、このディスクホルダ7が所定の収納位置よりも外側に比較的大きく突出している状態で、このマガジン6をマガジン挿入口5aから挿入した場合、ディスクホルダ7の係合部7aが挿入される限り、このマガジン6は途中までそのまま挿入されることになる。
【0034】
この場合、従来技術においては、前述したように、ディスクホルダ7が所定の収納位置より外側に突出していても、このディスクホルダ7の収納不良状態のままで、マガジン6がマガジン収納部4まで収納されていた。
【0035】
これに対して、本実施の形態においては、次のようにしてディスクホルダ7の収納不良状態を修正することができる。すなわち、図4に示すように、ディスクホルダ7の位置規制端部7cがマガジン挿入口5aに達した時点で、この位置規制端部7cの傾斜面がマガジン挿入口5aの縁部と係合する。この後のマガジン6の挿入によって、ディスクホルダ7の位置規制端部7cの傾斜面が、マガジン挿入口5aの縁部によってマガジン6の内側方向である図中左方向に押されるため、ディスクホルダ7は、マガジン6の所定の収納位置に向かって機械的に押し込まれる。この場合、ディスクホルダ7の位置規制端部7cの傾斜面の角度に応じて、ディスクホルダ7は所定の収納位置に向かって円滑かつ確実に押し込まれる。そして、図5に示すように、ディスクホルダ7の位置規制端部7cの端面がマガジン挿入口5aに達した時点では、ディスクホルダ7は、所定の収納位置に確実に収納される。
【0036】
特に、本実施の形態においては、前述したようなマガジン6内のスプリング6bとディスクホルダ7の固定用突起部7bとの特徴的な形状により、ディスクホルダ7がマガジン内にある程度挿入された時点で、ディスクホルダ7の固定用突起部7bの最大幅部分がスプリング6bの先端部の最小幅部分を越えるため、この位置から所定の収納位置までは、マガジン挿入口5aの縁部の押圧力とスプリング6bの付勢力との相乗効果によってディスクホルダ7を確実に移動させることができる。
【0037】
さらに、実際のディスクチェンジャ使用時においては、図6〜図8に示すように、ディスクホルダ7にディスク8を保持した状態で、マガジン6を挿入することになる。この場合、図6に示すように、ディスク8を保持したディスクホルダ7が所定の収納位置よりも外側に比較的大きく突出している状態で、このマガジン6をマガジン挿入口5aから挿入した場合には、図7に示すように、ディスク8がマガジン挿入口5aの縁部で位置規制されることにより、このディスク8を保持したディスクホルダ7が内側方向に押し込まれ、所定の収納位置に収納される。すなわち、本実施の形態においては、前述したように、マガジン6の開口面6aが、このマガジン6内の所定の収納位置にあるディスクホルダ7が保持したディスク8の端面とほぼ一致するように構成されているため、ディスク8によっても補助的にディスクホルダ7の収納不良修正を行うことができる。
【0038】
以上のように、本実施の形態によれば、マガジン6内のディスクホルダ7が所定の収納位置にない場合であっても、マガジン6をディスクチェンジャ内に挿入する際にこのディスクホルダ7を確実に所定の収納位置に収納することができる。したがって、ディスクホルダ7の搬送動作を良好に行うことができ、ディスクホルダ7を再生手段近傍の所定の位置まで確実に搬送できる。
【0039】
[2.第2の実施の形態]
[2−1.構成]
図10は、本発明に係るディスクチェンジャの第2の実施の形態の動作手順を示すフローチャートである。すなわち、本実施の形態は、ディスクチェンジャの制御用として一般的に設けられているコントロールユニットの制御プログラムの一部を変更することにより、前記第1の実施の形態のメカニズムを使用して、ディスクホルダ7の突出を判定できるように構成したものである。
【0040】
図10に示すように、本実施の形態のディスクチェンジャの基本的な動作の流れは、図15に示したような従来のディスクチェンジャの動作と同様である。すなわち、ディスクのチェック(ステップ210)以降の動作は、図15の動作と全く同様であるが、本実施の形態においては、マガジン挿入(ステップ110)の後に、ディスクホルダが突出しているか否かをチェックし(ステップ120)、突出している場合には、ディスクホルダの強制収納動作を行う(ステップ130)点で異なる。この場合、ディスクホルダが突出していない場合、すなわち、ディスクホルダがマガジン内の所定の収納位置に収納されている場合には、そのまま図10のステップ210に進んでディスクのチェックを行う。
【0041】
図11は、図10のフローチャートのうち、ディスクホルダの突出チェックとその後の強制収納動作の具体的な一例を示すフローチャートであり、図12は、ホルダ引出部材11による具体的な強制収納動作の手順を示す模式図である。以下には、この図11のフローチャートにしたがって、突出チェックとその後の強制収納動作の動作原理を説明する。すなわち、まず、図12の(A)に示すように、マガジン挿入前の初期状態においては、ホルダ引出部材11を含む昇降ユニット2をマガジン6内の最下部のディスクホルダ7よりも下方の位置に待機させるものとする。この場合、ホルダ引出部材11は、昇降ユニット2に対して水平方向の初期位置にある。この初期位置において、ホルダ引出部材11の突起部11aは、マガジン6内の所定の収納位置にあるディスクホルダ7の係合部7aの溝部7dと重なる位置にある。
【0042】
そして、このような待機状態から、マガジン6が挿入された時点(ステップ110)で、収納されたマガジン6内の複数のディスクホルダ7が突出しているか否かを次のようにしてチェックする。
【0043】
まず、図11に示すように、ホルダ引出部材11を含む昇降ユニット2を最下部のディスクホルダ7から最上部に向かって上昇させ(ステップ121)、上昇途中で昇降ユニット2が停止したか否かをチェックし、それによってディスクホルダ7が突出しているか否かをチェックする(ステップ122)。
【0044】
すなわち、ディスクホルダ7がマガジン6内の所定の収納位置にある場合には、図12の(A)に示すように、ホルダ引出部材11の突起部11aが、ディスクホルダ7の係合部7aの一対の係合面間に形成された溝部7dと重なっているため、ホルダ引出部材11は、何等支障なく上昇できる。これに対して、図12の(B)に示すように、ディスクホルダ7が所定の収納位置から外側に突出している場合には、ホルダ引出部材11とディスクホルダ7の重なり寸法が長くなり、ホルダ引出部材11の突起部11aが、ディスクホルダ7の係合部7aよりも中央側の部分と重なってしまう。そのため、この状態からホルダ引出部材11を含む昇降ユニット2を上昇させると、図12の(C)に示すように、ホルダ引出部材11の突起部11aが、その突出したディスクホルダ7の係合部7aよりも中央側の部分と不都合に当接して、昇降ユニット2の上昇に支障を生じることになる。したがって、昇降ユニット2の上昇に支障を生じた場合には、その位置のディスクホルダ7が突出しているために、この突出したディスクホルダ7とホルダ引出部材11が不都合に当接したものと判断できるのである。
【0045】
ステップ122において、昇降ユニット2の上昇に支障を生じている場合には、まず、図12の(D)に示すように、昇降ユニット2を若干下降させた(ステップ131)後、図12の(E)に示すように、ホルダ引出部材11を所定距離だけ引出方向に移動させてその突起部11aをディスクホルダ7の先端部と重ならない位置まで移動させる(ステップ132)。この後、図12の(F)に示すように、昇降ユニット2を所定寸法だけ上昇させてホルダ引出部材11の突起部11aの高さをその突出しているディスクホルダ7の高さに合わせ(ステップ133)、続いて、図12の(G)に示すように、ホルダ引出部材11を戻し方向に向かって初期位置まで移動させてその突起部11aの水平方向端面によってディスクホルダ7の先端部の水平方向端面を押圧することにより、ディスクホルダ7を所定の収納位置まで強制的に押し込む(ステップ134)。
【0046】
以上のような強制収納動作の後は、昇降ユニット2を所定寸法だけ上昇させてホルダ引出部材11の突起部11aの高さをその押し込んだディスクホルダ7とその上のディスクホルダ7との間の高さに合わせ(ステップ135)、さらに、ホルダ引出部材11を初期位置に復帰させた(ステップ136)後、ステップ121に戻って、昇降ユニット2を上昇させる。この後、ステップ122において再び上昇に支障を生じた場合には、以上のステップ131〜136を繰り返す。ステップ122において、上昇途中での停止がなく、最終的に、昇降ユニット2が最上部のディスクホルダ7位置まで上昇したものと判定した場合には、ディスクホルダ7の突出チェックを終了し、図10に示すように、ディスクのチェック段階(ステップ210)に移行する。
【0047】
なお、本実施の形態において、昇降ユニット2の高さ位置の確認は、例えば、図13に示すようなディスクチェンジャの既存の回路を使用して容易に行うことができる。この図13に示すように、ディスク/ディスクホルダ搬送用のローディングモータおよび昇降ユニット2の昇降用のアップダウンモータは、マイコン制御されるようになっている。そして、このマイコンに対して、ディスクホルダの挿入、排出を検知するタイマスイッチや、マガジンの装着を検知するマガジンスイッチと共に、昇降ユニット2の高さ位置を検出するインタラプタ等からの検知信号が送られるようになっている。このうち、インタラプタは、ディスクチェンジャにおいて、各ディスクホルダ7に対応する昇降ユニット2の高さ位置を確認するために、一般的に設けられているものである。したがって、インタラプタの各位置の通過時間が通常の通過時間を越えた場合に、昇降ユニット2の上昇に支障を生じたものと判定することができる。
【0048】
[2−2.作用・効果]
以上のような構成を有する本実施の形態によれば、次のような作用が得られる。すなわち、マガジン6をディスクチェンジャ内に挿入した時点で、このマガジン6内のディスクホルダ7が突出しているか否かを、昇降ユニット2の昇降動作に従うホルダ引出部材11の昇降動作によって容易かつ確実に判定することができる。そして、ディスクホルダ7が突出していると判定した場合にもまた、昇降ユニット2の昇降動作に従うホルダ引出部材11の昇降動作とこのホルダ引出部材11の水平方向の移動とによって突出状態のディスクホルダ7をマガジン6内の所定の収納位置に確実に押し込むことができる。
【0049】
したがって、本実施の形態によれば、マガジン6内のディスクホルダ7が所定の収納位置にない場合であっても、マガジン6をディスクチェンジャ内に挿入した後にこのディスクホルダ7をホルダ引出部材11によって確実に所定の収納位置に収納することができる。したがって、前記第1の実施の形態と同様に、ディスクホルダ7の搬送動作を良好に行うことができ、ディスクホルダ7を再生手段近傍の所定の位置まで確実に搬送できる。
【0050】
特に、本実施の形態においては、ディスクホルダ7を強制的に押し込むための押圧手段およびディスクホルダ7の突出を判定するための突出判定手段としてディスクホルダ7を引き出すためのホルダ引出部材11をそのまま利用していることから、ホルダ引出部材11とディスクホルダ7との位置合わせが容易であり、動作信頼性に優れている上、専用の押圧手段や専用の突出判定手段を設けた場合に比べて部品点数を削減でき、構成を簡略化できる。
【0051】
[3.第3の実施の形態]
[3−1.構成]
図14は、本発明に係るディスクチェンジャの第3の実施の形態の動作手順を示すフローチャートである。すなわち、本実施の形態は、前記第2の実施の形態の動作において、ディスクホルダ7の突出を判定した後に、ディスクホルダ7の強制収納動作を行う代わりに、マガジン6をディスクチェンジャの外部に排出するようにしたものである。
【0052】
すなわち、本実施の形態のディスクチェンジャの動作においては、ディスクホルダが突出しているか否かをチェックし(ステップ120)、突出している場合には、そのままマガジンを排出する(ステップ140)。このマガジンの排出以外の動作については、ディスクホルダの突出の具体的なチェック方法を含め、前記第2の実施の形態と同様である。なお、マガジンを排出するための排出手段としては、各種の方式の既知の手段をそのまま利用するものとし、ここではその説明を省略する。
【0053】
[3−2.作用・効果]
以上のような構成を有する本実施の形態によれば、前記第2の実施の形態と同様に、マガジン6をディスクチェンジャ内に挿入した時点で、このマガジン6内のディスクホルダ7が突出しているか否かを、昇降ユニット2の昇降動作に従うホルダ引出部材11の昇降動作によって容易かつ確実に判定することができる。そして、ディスクホルダ7が突出していると判定した場合には、そのままマガジン6を排出することにより、ユーザにディスクホルダ7の収納不良状態を知らせることができる。
【0054】
また、本実施の形態においては、前記第2の実施の形態における強制収納動作のように、昇降ユニット2およびホルダ引出部材11に通常の動作距離とは異なる所定の距離の動作を行わせる必要がないため、既存の構成を利用して容易に実施可能である。なお、本実施の形態においては、排出されたマガジン6に対して、ユーザ自身がディスクホルダ7の収納状態を修正しなければならないが、この修正操作は単にディスクホルダ7を押し込むだけにすぎず、操作性にほとんど影響するものではない。
【0055】
[4.他の実施の形態]
なお、本発明は、前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で他にも多種多様な変形例を実施可能である。まず、前記各実施の形態において、マガジンやディスクホルダ、引出手段や再生手段およびそれらを昇降するための手段等の具体的な構成や位置関係等は自由に変更可能である。例えば、前記各実施の形態においては、ディスク保持体として、ディスクをホールドするタイプのディスクホルダを収納したマガジンを使用した場合について説明したが、本発明は、ディスク保持体としてディスクを載置するタイプのディスクトレーを収納したマガジンを使用した場合についても同様に適用可能である。
【0056】
また、前記第1の実施の形態においては、ディスク保持体の吸引手段として、特殊な形状を有するスプリング6bと固定用突起部7bを使用したが、ディスク保持体の吸引手段の具体的な構成は自由に変更可能である。さらに、ディスク保持体の吸引手段を設けない構成も可能である。このようにディスク保持体の吸引手段を設けない場合には、マガジン挿入口とディスク保持体との間に高い寸法精度が要求されることになるが、この場合でも、例えば、マガジン挿入口の縁部に弾性構造を持たせてマガジン側に突出するように構成することにより、マガジン挿入口とディスク保持体との間の寸法精度を緩和できる。
【0057】
一方、前記第2と第3の実施の形態で説明した動作手順については、単なる一例にすぎず、動作手順は自由に変更可能である。例えば、ホルダ引出部材11を上昇させてディスク保持体の突出を判定する代わりに、下降させて判定すること等も可能である。また、第2と第3の実施の形態においては、第1の実施の形態のメカニズムを利用した場合について説明したが、メカニズムの具体的な構成は自由に変更可能であり、例えば、突出判定手段としては、ホルダ引出部材11等の引出手段以外の各種の手段を使用可能である。さらに、ディスク保持体の突出の判定は、機械的検出方法に限定されるものではなく、光学的検出方法や電気磁気学的検出方法等、既存の各種の位置検出方法を単独あるいは適宜組み合わせて自由に実施可能である。また、ディスク保持体を所定の収納位置に押し込むための押圧手段についても、ホルダ引出部材11等の引出手段以外の各種の手段を使用可能である。そして、このような突出判定手段や押圧手段等の構成に応じた適切な動作手順を設定可能である。
【0058】
また、第2の実施の形態の変形例としては、例えば、マガジン挿入時以外にもディスク保持体の突出を定期的あるいは必要な場合に適宜判定し、突出していると判定した場合に同様にディスク保持体を所定の収納位置に押し込むように構成することも考えられる。このように構成した場合には、車載用等の振動を受けやすいディスクチェンジャに最適である。すなわち、マガジン挿入時にディスク保持体が所定の収納位置に良好に収納されていた場合でも、不都合な振動等の外力に起因してディスク保持体が突出してしまう可能性があるが、このような振動を受けた場合等にディスク保持体の突出を適宜判定することにより、ディスク保持体を所定の収納位置に戻すことができ、その後の動作不良を確実に防止できる。
【0059】
さらに、前記第3の実施の形態においては、ディスク保持体の突出を判定した場合に、そのままマガジンを排出するように構成したが、マガジンを排出すると共に、表示部への表示や音声出力等によってユーザに収納不良状態をより明確に通知することも可能である。この場合、収納不良状態を示す信号は、その不良内容を明確に表す信号とすることも可能であるが、他の各種の不良状態と同じ共通の警告信号を使用することも可能である。いずれにしても、何等かの信号を出力することにより、ユーザはディスク保持体の収納不良状態をより確実に把握できる。また、マガジンを排出せずに、ユーザへの収納不良状態信号の出力のみを行い、ユーザ自身がマガジンの排出操作を行うようにすることも可能である。さらに、ディスク保持体の突出を判定した場合にディスクの再生動作への移行を中止するための動作制御方法は自由に選択可能であり、例えば、ディスクの搬送動作を単純に中止すること等も可能である。
【0060】
なお、本発明は、複数のディスク保持体を収納したマガジンを挿入するタイプのディスクチェンジャである限り、CDプレーヤ、LDプレーヤ、MDプレーヤ等の各種のディスク装置に対して適用可能であり、いずれの場合にも前記各実施の形態で記載したような優れた効果が得られるものである。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、マガジン内のディスク保持体が所定の収納位置から外側に突出している場合に、この突出を判定して押圧手段を動作させるかあるいはマガジン挿入口を利用してディスク保持体を所定の収納位置まで機械的に押し込むことにより、収納不良状態を確実に修正でき、ディスク保持体を再生手段近傍の所定の位置まで確実に搬送可能なディスクチェンジャを提供できる。また、本発明によれば、突出を判定して再生動作への移行を中止するための動作制御を行うことにより、マガジン内のディスク保持体が所定の収納位置にない場合における動作不良の発生を防止可能なディスクチェンジャを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクチェンジャの第1の実施の形態を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図。
【図2】図1のディスクチェンジャにマガジン6が挿入される前の状態を示す平面図。
【図3】図1に示すディスクチェンジャにおいて、ディスクホルダ7が所定の収納位置から突出している状態でマガジン6がディスクチェンジャに挿入された状態を示す平面図。
【図4】図3の状態からマガジン6がさらに挿入され、ディスクホルダ7がマガジン挿入口5aによってマガジン6の内側方向に押された状態を示す平面図。
【図5】図4の状態の後にマガジン6がマガジン収納部4内に収納され、ディスクホルダ7がマガジン6内の所定の収納位置に収納された状態を示す平面図。
【図6】図1に示すディスクチェンジャにおいて、ディスク8を保持したディスクホルダ7が所定の収納位置から突出している状態でマガジン6がディスクチェンジャに挿入された状態を示す平面図。
【図7】図6の状態からマガジン6がさらに挿入され、ディスク8がマガジン挿入口5aによってマガジン6の内側方向に押された状態を示す平面図。
【図8】図7の状態の後にマガジン6がマガジン収納部4内に収納され、ディスクホルダ7がマガジン6内の所定の収納位置に収納された状態を示す平面図。
【図9】図1に示す昇降ユニット2のうち、再生手段を除くホルダ搬送メカニズム部10を示す平面図。
【図10】本発明に係るディスクチェンジャの第2の実施の形態の動作手順を示すフローチャート。
【図11】図10のフローチャートのうち、ディスクホルダの突出チェックとその後の強制収納動作の具体的な一例を示すフローチャート。
【図12】図11に示す強制収納動作の具体的な手順を示す模式図。
【図13】図10の動作手順に使用する突出チェック用の回路の一例を示す図
【図14】本発明に係るディスクチェンジャの第3の実施の形態の動作手順を示すフローチャート。
【図15】従来のディスクチェンジャの動作手順の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ケース
2…昇降ユニット
2a…側壁
3…ターンテーブル
4…マガジン収納部
5…挿入ガイド部材
5a…マガジン挿入口
6…マガジン
6a…開口面
6b…スプリング
7…ディスクホルダ
7a…係合部
7b…固定用突起部
7c…位置規制端部
7d…溝部
8…ディスク
10…ホルダ搬送メカニズム部
11…ホルダ引出部材
11a…突起部
12…ギヤ機構

Claims (6)

  1. ディスクの再生を行う再生手段と、ディスクを保持する複数のディスク保持体を個々に引き出し可能な配列状態で収納しかつこの複数のディスク保持体を引き出す開口面を有するマガジンを収納するマガジン収納部と、このマガジン収納部に収納されたマガジン内からディスク保持体を引き出して前記再生手段の近傍まで移動させる引出手段とを備えたディスクチェンジャにおいて、
    前記マガジン収納部に挿入されたマガジンに対して、このマガジン内のディスク保持体が所定の収納位置から外側に突出しているか否かを判定する突出判定手段を備え、
    前記突出判定手段は、一部に突起部を備え、
    前記ディスク保持体の一部には、このディスク保持体が前記マガジン収納部に収納された状態において前記突起部と係合する溝部が設けられ、
    前記突出判定手段は、前記突起部が、前記溝部と係合せずに前記ディスク保持体と当接する場合に前記ディスク保持体が突出していると判定することを特徴とするディスクチェンジャ。
  2. 前記引出手段は、前記突出判定手段によってディスク保持体が突出していると判定された場合に、そのディスク保持体をマガジン内に押し込む押圧手段を兼ねることを特徴とする請求項1記載のディスクチェンジャ。
  3. 前記突出判定手段によってディスク保持体が突出していると判定された場合に、前記再生手段によるディスクの再生動作への移行を中止するための動作制御を行う制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載のディスクチェンジャ。
  4. 前記マガジン収納部に挿入されたマガジンを排出する排出手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記突出判定手段によってディスク保持体が突出していると判定された場合に、前記排出手段によってそのディスク保持体を収納したマガジンを前記マガジン収納部から排出させるように構成されたことを特徴とする請求項3に記載のディスクチェンジャ。
  5. ユーザに情報を与えるための信号を出力する出力手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記突出判定手段によってディスク保持体が突出していると判定された場合に、前記出力手段によってそのディスク保持体の収納不良状態を示す信号を出力させるように構成されたことを特徴とする請求項3又は4に記載のディスクチェンジャ。
  6. 前記突起部は、前記引出手段の一部に設けられ、
    前記引出手段は、前記マガジン収納部に収納されたマガジン内の複数のディスク保持体に対して上下動作可能に設けられ、上下動作によって一つのディスク保持体に対する位置決めを行うように構成され、
    前記突出判定手段は、前記引出手段の上下動作に支障を生じた場合にこの支障を生じた位置のディスク保持体が突出していると判定するように構成されたことを特徴とする請求項1から5までのいずれか一つに記載のディスクチェンジャ。
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