JP2579206Y2 - 粘着ロールクリーナーのカバー体 - Google Patents

粘着ロールクリーナーのカバー体

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JP2579206Y2
JP2579206Y2 JP1992053926U JP5392692U JP2579206Y2 JP 2579206 Y2 JP2579206 Y2 JP 2579206Y2 JP 1992053926 U JP1992053926 U JP 1992053926U JP 5392692 U JP5392692 U JP 5392692U JP 2579206 Y2 JP2579206 Y2 JP 2579206Y2
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cover body
wound
roll cleaner
cover
adhesive roll
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JP1992053926U
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JPH0613751U (ja
Inventor
宏毅 中村
清 沼本
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宏毅 中村
清 沼本
藤本 雅子
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、粘着剤層が外面とされ
る粘着性シート基材を巻回積層させたロール状の粘着ロ
ールクリーナーにおける保護用のカバー体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着ロールクリーナーとして、一
定間隔毎にミシン目によって切断自在とした粘着性シー
ト基材の粘着剤層を外面にして巻回積層させ、巻回体を
形成させたものがあり、使用に際しては、前記巻回体を
ローラ状に回転させて、塵等を付着させ、該塵等が巻回
体の外周面全体に付着されて、シートの粘着力が弱くな
ってきたら、前記ミシン目に沿って一片づつ剥離させ、
新しい粘着面を露出していく形式の粘着式ごみ取りロー
ラ等がある。
【0003】この種の粘着ロールクリーナーは、最外周
面に粘着剤層が露出されてしまうので、他物との接触を
防止するため、保管時又は不使用時には保護用カバーで
被覆させておく必要がある。
【0004】上記保護カバーとしては、例えば、実公昭
63−24109号公報に記載されているように、前記
最外周面を剥離自在に巻回して覆い得る大きさのカバー
体からなるものがあり、このカバー体を前記巻回体の最
外周面の粘着剤層に巻回させるだけで、前記巻回体は粘
着剤層の粘着力によって完全包囲される。
【0005】この際、該カバー体の巻回始端に窓孔を設
けることで、該窓孔から露出する最外周面の粘着剤層
と、該保護カバーの終端が重合接着して、前記保護カバ
ーは巻回体に確実に係止される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前記粘着ロールクリー
ナーは、使用に伴って、シート基材を一片づつ剥離させ
ていくので、徐々に巻回体の巻回積層数が減少し、該巻
回体の径が小さくなっていく。
【0007】ところが、前記実公昭63−24109号
公報における保護カバーでは、前記現象に対応できず、
該保護カバーの終端の残余分が前記粘着ロールクリーナ
ーの使用に伴って、増加していく傾向にあるので、該保
護カバーの終端の残余分が却って邪魔になり、その部分
から該保護カバーが捲り上がってしまい、巻回体の保護
を充分にすることができなくなっていくばかりでなく、
体裁が悪く、意匠的な配慮に乏しい粘着ロールクリーナ
ーとなってしまう。
【0008】そこで、本考案では、前記問題点に鑑み、
粘着ロールクリーナーの使用が進んで、巻回体の巻回積
層数が減少し、該巻回体の径が小さくなっていっても、
常にその巻回体の円周に適合した長さを保持し、巻回体
の保護を充分にすることができると共に、意匠的により
美しい粘着ロールクリーナーのカバー体を提供すること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、次の技術的手段を講じる。
【0010】即ち、粘着剤層1 を外面にして巻回積層さ
れ、且つ一定間隔毎にミシン目によって切断自在とした
ロール状粘着シート基材2 の巻回体3 からなる粘着ロー
ルクリーナーA の最外周面2'に、剥離自在に巻回包囲す
るカバー体B において、該カバー体B は、前記巻回体3
の最小円周長と略同長のカバー体本体4 と、該カバー体
本体4 から切断部5 を介して少なくとも1片延設された
始端片体6 とからなると共に、前記切断部5 の幅方向両
端には開口切欠部7 が設けられてなることを特徴として
いる。
【0011】
【作用】本考案に係る粘着ロールクリーナーA のカバー
体B は、カバー体本体4 と、該カバー体本体4 から切断
部5 を介して少なくとも1片延設された始端片体6 とか
らなると共に、前記切断部5 の幅方向両端には開口切欠
部7 が設けられているので、前記粘着ロールクリーナー
A の使用に伴って生じる該クリーナーA のシート基材2
の巻回積層数の減少、或いは巻回体3 の径の減少等に対
応させて、その都度、該カバー体B の始端片体6 を切断
部5 より切断剥離させ、巻回体3 の円周長に適合させて
該カバー体B の長さを調節していけば、常にカバー体B
の終端8 に残余分を持たせることなく、巻回体3 を巻回
包囲でき、巻回体3 の保護を充分にすることが可能とな
る。
【0012】しかも前記開口切欠部7 にて、該開口切欠
部7 から露出する粘着ロールクリーナーA の巻回体3 に
おける最外周面2'の粘着剤層1 と、該カバー体B の他端
部8の裏面側が重合接着し、該カバー体B は常に粘着ロ
ールクリーナーA の巻回体3に確実に係止される。
【0013】
【実施例】以下、本考案の粘着ロールクリーナーのカバ
ー体の一実施例について図面に基づき説明する。尚、前
記粘着ロールクリーナーA は、図1で示すように、粘着
剤層1 を外面にして巻回積層され、且つ一定間隔毎にミ
シン目9 によって切断自在としたロール状粘着シート基
材2 の巻回体3 からなるものを例に挙げる。
【0014】本考案の粘着ロールクリーナーA のカバー
体B は、例えば図2で示すように、シート状に形成され
たものであり、前記粘着ロールクリーナーA の巻回体3
の最小円周長と略同長、且つ略同幅或いは弱冠大き目の
カバー体本体4 と、該カバー体本体4 の一端部からミシ
ン目の刻設による切断部5aを介して延設された第一始端
片体6a、続いて切断部5bを介して延設された第二始端片
体6b、更に連続的に切断部5cを介して延設された第三始
端片体6cとから構成されている。
【0015】前記切断部5a〜5cの両端に相当する前記カ
バー体B の幅方向両端部には二等辺三角形状の開口切欠
部7a〜7c,7a 〜7cが欠設されている。
【0016】また、前記カバー体本体4 の他端部8 は、
剥離しやすいように山形にカットされている。
【0017】前記カバー体B の材質としては、軟質性合
成樹脂、織布、紙、合成紙等種々のものが使用可能であ
るが、前記切断部5 の刻設が容易な素材である方が好ま
しく、静電気防止加工等が成されたものであると更によ
い。
【0018】また、前記カバー体B の表面が、いろいろ
な配色・デザイン等がなされたものであると、意匠的に
も優れたものとなる。
【0019】前記のように構成されたカバー体B は、図
1で示すように、粘着ロールクリーナーA の巻回体3 の
最外周面2'上で剥離自在に巻回包囲され、前記開口切欠
部7a〜7c,7a 〜7cから露出されている前記巻回体3 の最
外周面2'の粘着剤層1 と、カバー体B の他端部8 の裏面
側が重合接着され、該カバー体B は確実に前記巻回体3
に係止され、常に巻回体3 の最外周面2'は保護されるこ
とになる。
【0020】また、前記クリーナーA の使用時には、カ
バー体B の他端部8 を引っ張り、巻回体3 の最外周面か
ら剥離するだけでよく、使用後は、粘着シート基材2 の
ミシン目9 に沿って該粘着シートを一片づつ剥離させ、
再度前記カバー体B にて巻回包囲させれば、巻回体3 の
最外周面2'の粘着剤層1 の保護が可能である。
【0021】この際、前記巻回体3 の巻回積層数が徐々
に減少し、該巻回体3 の径が小さくなっていくので、そ
の径に適宜合わせて、前記カバー体B の方も該カバー体
B の始端片体6 を第三始端片体6cから順番に切断部5 に
沿って、一片づつ剥離させ、カバー体B の長さの調節を
行い(図3参照)、該カバー体B の他端部8 を残りの開
口切欠部7b,7c,にて係止させる。
【0022】これによって、粘着ロールクリーナーA の
使用が進んでも、カバー体B の他端部8 に残余分を持た
せることなく、常に該カバー体B は巻回体3 の円周長に
適合させた長さにて巻回体3 を巻回包囲でき、カバー体
B の他端部8 が捲り上がることもなく、巻回体3 の保護
を充分にすることができると共に、該巻回体3 の最外周
面2'にぴったりフィットして、意匠的効果も発揮できる
カバー体B となり得る。
【0023】勿論、前記始端片体6 、切断部5 及び開口
切欠部7 の個数には、特に限定はなく、粘着ロールクリ
ーナーA の大きさや、粘着シート基材2 の巻回積層数、
巻回体3 の径等によって、始端片体6 の個数を適宜選択
し、それに伴って切断部5 及び開口切欠部7 の個数も決
定させればよい。
【0024】また、前記始端片体6 の形状及び大きさ
(一片づつの長さ)も特に限定はなく、前記同様粘着ロ
ールクリーナーA の大きさや、粘着シート基材2 の巻回
積層数、巻回体3 の径等によって、適宜選択すればよ
い。
【0025】更に、前記開口切欠部7 の形状についても
特に限定はなく、例えば、図4で示すような半円形状の
もの、或いは矩形状等、その形状は任意である。
【0026】また、前記実施例ではミシン目の刻設によ
る切断部5 を記したが、この切断部5 は勿論切目や筋目
等であってもよく、その手段に特に限定はない。
【0027】更に、同4図で示すように、カバー体B の
他端部8 の形状にも特に限定はなく、剥離しやすければ
よい。
【0028】尚、前記図4の他の実施例においては、始
端片体6 等の個数、及び開口切欠部7 ,他端部8 の形状
が異なるだけで、他の部分は図1〜図3に示すカバー体
B の構成と同様であり、同一部分は同符号で表す。
【0029】
【考案の効果】本考案に係る粘着ロールクリーナーのカ
バー体は、カバー体本体と、該カバー体本体から切断部
を介して少なくとも1片延設された始端片体とからなる
と共に、前記切断部に相当するカバー体の幅方向両端に
開口切欠部が設けられているので、前記粘着ロールクリ
ーナーの使用に伴って生じる粘着シート基材の巻回積層
数の減少(巻回体の径の減少)に対応させ、その都度、
該カバー体の最先端始端片体を切断部に沿って切断剥離
し、巻回体の円周長に適合させて、カバー体の長さを適
宜調節していけば、常に前記粘着ロールクリーナーの巻
回体の外周長にぴったりフィットしたカバー体となる。
【0030】しかも、巻回体へのカバー体の巻回包囲の
際は、前記開口切欠部にて、該開口切欠部から露出する
粘着ロールクリーナーの巻回体における最外周面の粘着
剤層と、該カバー体の他端部の裏面側が重合接着される
ので、該カバー体は常に該巻回体に確実に係止される。
【0031】従って、本考案のカバー体は、たとえ、粘
着ロールクリーナーの使用が進んでいったとしても、該
粘着ロールクリーナーの巻回体の円周長に常に適合した
長さにて該巻回体に巻回包囲できるので、該粘着ロール
クリーナーの巻回体を充分に保護できると共に、意匠的
により美しい粘着ロールクリーナーのカバー体となり得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のカバー体の使用様態斜視図。
【図2】同カバー体の展開正面図。
【図3】同カバー体の使用途中の様態斜視図。
【図4】本考案の他の実施例を示すカバー体の展開正面
図。
【符号の説明】
1 粘着ロールクリーナーの粘着剤層 2 粘着ロールクリーナーの粘着シート基材 3 粘着ロールクリーナーの巻回体 4 カバー体本体 5 切断部 6 始端片体 7 開口切欠部 8 他端部 9 粘着ロールクリーナーのミシン目 A 粘着ロールクリーナー B カバー体
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−140566(JP,U) 実開 昭58−127976(JP,U) 実開 昭60−63154(JP,U) 実開 昭60−57349(JP,U) 実公 昭63−24109(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 11/40 A47L 13/10 A47L 25/00 B08B 1/00 - 11/04 C09J 7/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着剤層(1) を外面にして巻回積層さ
    れ、且つ一定間隔毎にミシン目によって切断自在とした
    ロール状粘着シート基材(2) の巻回体(3) からなる粘着
    ロールクリーナー(A) の最外周面(2')に、剥離自在に巻
    回包囲するカバー体(B) において、該カバー体(B) は、
    前記巻回体(3) の最小円周長と略同長のカバー体本体
    (4) と、該カバー体本体(4) から切断部(5) を介して少
    なくとも1片延設された始端片体(6) とからなると共
    に、前記切断部(5) の幅方向両端には開口切欠部(7) が
    設けられてなることを特徴とする粘着ロールクリーナー
    のカバー体。
JP1992053926U 1992-07-31 1992-07-31 粘着ロールクリーナーのカバー体 Expired - Lifetime JP2579206Y2 (ja)

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JPH0613751U JPH0613751U (ja) 1994-02-22
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JPS5535158Y2 (ja) * 1974-09-06 1980-08-19

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