JP2579181Y2 - リフロー炉 - Google Patents
リフロー炉Info
- Publication number
- JP2579181Y2 JP2579181Y2 JP1993016520U JP1652093U JP2579181Y2 JP 2579181 Y2 JP2579181 Y2 JP 2579181Y2 JP 1993016520 U JP1993016520 U JP 1993016520U JP 1652093 U JP1652093 U JP 1652093U JP 2579181 Y2 JP2579181 Y2 JP 2579181Y2
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- Japan
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- electrode member
- flux
- reflow furnace
- furnace
- negative electrode
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- Electrostatic Separation (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ソルダーペーストを塗
布したプリント基板のはんだ付けに用いるリフロー炉に
関する。
布したプリント基板のはんだ付けに用いるリフロー炉に
関する。
【０００２】
【従来の技術】リフロー炉は、細長いトンネル状の炉と
なっており、炉内を無端のコンベアが走行している。こ
の炉は、コンベアの進行方向から予備加熱ゾーン、本加
熱ゾーン、冷却ゾーンとなっており、予備加熱ゾーンと
本加熱ゾーンにはヒーターが設置され、冷却ゾーンには
冷却機が設置されている。リフロー炉に設置するヒータ
ーは赤外線、熱風、赤外線と熱風併用等のものである。
なっており、炉内を無端のコンベアが走行している。こ
の炉は、コンベアの進行方向から予備加熱ゾーン、本加
熱ゾーン、冷却ゾーンとなっており、予備加熱ゾーンと
本加熱ゾーンにはヒーターが設置され、冷却ゾーンには
冷却機が設置されている。リフロー炉に設置するヒータ
ーは赤外線、熱風、赤外線と熱風併用等のものである。
【０００３】ソルダーペーストが塗布されたプリント基
板は、無端コンベアに乗せられて予備加熱ゾーン、本加
熱ゾーン、冷却ゾーンを通過することによりはんだ付け
がなされる。
板は、無端コンベアに乗せられて予備加熱ゾーン、本加
熱ゾーン、冷却ゾーンを通過することによりはんだ付け
がなされる。
【０００４】リフロー炉の予備加熱ゾーンは、ソルダー
ペーストが突沸するのを防ぐとともに、溶剤を揮散させ
て印刷形状が崩れるのを防ぎ、さらに電子部品やプリン
ト基板が高温の本加熱ゾーンで受けるヒートショックを
防ぐためにある。一般には、予備加熱ゾーンの温度は１
００〜１５０℃位である。
ペーストが突沸するのを防ぐとともに、溶剤を揮散させ
て印刷形状が崩れるのを防ぎ、さらに電子部品やプリン
ト基板が高温の本加熱ゾーンで受けるヒートショックを
防ぐためにある。一般には、予備加熱ゾーンの温度は１
００〜１５０℃位である。
【０００５】本加熱ゾーンはソルダーペースト中の粉末
はんだを溶融させる所であり、粉末はんだとして共晶は
んだ（６３Ｓｎ−Ｐｂ）を用いる場合は２２０〜２３０
℃が適当である。
はんだを溶融させる所であり、粉末はんだとして共晶は
んだ（６３Ｓｎ−Ｐｂ）を用いる場合は２２０〜２３０
℃が適当である。
【０００６】冷却ゾーンは、本加熱ゾーンで溶融したは
んだを早急に冷却して固化させる所である。
んだを早急に冷却して固化させる所である。
【０００７】ところで、従来のリフロー炉では、炉の出
入口や冷却ゾーンにフラックスが付着して多大な問題を
起こしていた。つまり、これらの所にフラックスが多量
に付着すると、それが炉内を走行中のプリント基板上に
落下することがあり、これがスイッチやボリュームのよ
うな可動部品に付着すると可動を妨げ、コネクターのよ
うな導電部品に付着すると導電性を妨げ、またコイルや
ジャンパー線のような線材に付着すると断線させる等の
問題を起こすことがあった。
入口や冷却ゾーンにフラックスが付着して多大な問題を
起こしていた。つまり、これらの所にフラックスが多量
に付着すると、それが炉内を走行中のプリント基板上に
落下することがあり、これがスイッチやボリュームのよ
うな可動部品に付着すると可動を妨げ、コネクターのよ
うな導電部品に付着すると導電性を妨げ、またコイルや
ジャンパー線のような線材に付着すると断線させる等の
問題を起こすことがあった。
【０００８】従来より炉内のフラックスを除去する装置
が設置されたリフロー炉は提案されていた（参照：特開
平４−２７４８６８）。このリフロー炉は、冷却ゾーン
に冷却装置を設置し、冷却装置に接触したフラックスヒ
ュームを結露させることにより液化させて回収するもの
である。
が設置されたリフロー炉は提案されていた（参照：特開
平４−２７４８６８）。このリフロー炉は、冷却ゾーン
に冷却装置を設置し、冷却装置に接触したフラックスヒ
ュームを結露させることにより液化させて回収するもの
である。
【０００９】
【考案が解決しようとする課題】冷却ゾーンに冷却装置
を設置したリフロー炉は、炉内のフラックスヒュームを
完全に回収することはできなかった。なぜならば冷却装
置に接触したフラックスヒュームだけはここで結露する
が、冷却ゾーンに入ってきても冷却装置に接触しないフ
ラックスヒュームは結露しないからである。ここで回収
されなかったフラックスヒュームは冷却ゾーンの不要な
箇所、たとえば冷却ファンやモーターの軸に付着してフ
ァンの回動を悪くし、冷却効果を低下させたり、あるい
は送風機で攪拌されて予備加熱ゾーンや本加熱ゾーンに
戻り、それが炉の入口や他の冷所で結露してしまうこと
があった。
を設置したリフロー炉は、炉内のフラックスヒュームを
完全に回収することはできなかった。なぜならば冷却装
置に接触したフラックスヒュームだけはここで結露する
が、冷却ゾーンに入ってきても冷却装置に接触しないフ
ラックスヒュームは結露しないからである。ここで回収
されなかったフラックスヒュームは冷却ゾーンの不要な
箇所、たとえば冷却ファンやモーターの軸に付着してフ
ァンの回動を悪くし、冷却効果を低下させたり、あるい
は送風機で攪拌されて予備加熱ゾーンや本加熱ゾーンに
戻り、それが炉の入口や他の冷所で結露してしまうこと
があった。
【００１０】従って、冷却装置でフラックスの回収を行
うリフロー炉では、冷却装置以外の箇所にもフラックス
が付着し、長期間経過するとこれが堆積して走行するプ
リント基板上に落下し、前述のような問題を起こすこと
があった。
うリフロー炉では、冷却装置以外の箇所にもフラックス
が付着し、長期間経過するとこれが堆積して走行するプ
リント基板上に落下し、前述のような問題を起こすこと
があった。
【００１１】本考案は、フラックス回収装置の近傍を通
ったフラックスヒュームは全て完全に回収することので
きるリフロー炉を提供することにある。
ったフラックスヒュームは全て完全に回収することので
きるリフロー炉を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本考案者は、リフロー炉
内で発生するフラックスヒュームは細かい粒子になって
おり、細かい粒子は高電圧をかけるとプラスに電荷され
やすく、しかも電荷した粒子は異電極に引かれる性質の
あることに着目して本考案を完成させた。
内で発生するフラックスヒュームは細かい粒子になって
おり、細かい粒子は高電圧をかけるとプラスに電荷され
やすく、しかも電荷した粒子は異電極に引かれる性質の
あることに着目して本考案を完成させた。
【００１３】本考案は、ソルダーペーストが塗布された
プリント基板を走行させながら加熱してはんだ付けを行
うリフロー炉において、フラックスヒュームにプラスの
電荷を与える陽電極部材と電荷が与えられたフラックス
ヒュームを吸着させる陰電極部材が離間して炉内に設置
されていることを特徴とするリフロー炉である。
プリント基板を走行させながら加熱してはんだ付けを行
うリフロー炉において、フラックスヒュームにプラスの
電荷を与える陽電極部材と電荷が与えられたフラックス
ヒュームを吸着させる陰電極部材が離間して炉内に設置
されていることを特徴とするリフロー炉である。
【００１４】本考案に使用する電極部材は、網、板、棒
等、如何なる形状のものでもよいが、陰電極部材を金網
にすると炉内を流動するフラックスヒュームを含む気体
に対しては気体の流通を妨げることなく、効率的にフラ
ックスヒュームを吸着させることができる。また、これ
らの電極部材は、リフロー炉内の如何なる箇所に設置し
てもよいが、冷却ゾーンに設置すると、電極部材に付着
したフラックスが高温に曝されて炭化したり、電極部材
にこびり付いたりすることがない。
等、如何なる形状のものでもよいが、陰電極部材を金網
にすると炉内を流動するフラックスヒュームを含む気体
に対しては気体の流通を妨げることなく、効率的にフラ
ックスヒュームを吸着させることができる。また、これ
らの電極部材は、リフロー炉内の如何なる箇所に設置し
てもよいが、冷却ゾーンに設置すると、電極部材に付着
したフラックスが高温に曝されて炭化したり、電極部材
にこびり付いたりすることがない。
【００１５】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案を説明する。図
１は本考案のリフロー炉の正面断面図、図２は要部拡大
斜視断面図、図３は図２の正面断面図、図４は他の実施
例の要部拡大斜視断面図、図５は図４の正面断面図であ
る。
１は本考案のリフロー炉の正面断面図、図２は要部拡大
斜視断面図、図３は図２の正面断面図、図４は他の実施
例の要部拡大斜視断面図、図５は図４の正面断面図であ
る。
【００１６】リフロー炉１は細長いトンネル状の炉２と
なっており、該炉は予備加熱ゾーンＰ、本加熱ゾーン
Ｒ、冷却ゾーンＣから構成されている。予備加熱ゾーン
Ｐと本加熱ゾーンＲの上下部には熱風吹き出し型ヒータ
ー３…が設置されており、冷却ゾーンＣの上下部には冷
風吹き出し型の冷却機４、５が設置されている。炉２内
にはプリント基板を搬送する無端のチェーンコンベア６
が矢印Ａ方向に走行している。
なっており、該炉は予備加熱ゾーンＰ、本加熱ゾーン
Ｒ、冷却ゾーンＣから構成されている。予備加熱ゾーン
Ｐと本加熱ゾーンＲの上下部には熱風吹き出し型ヒータ
ー３…が設置されており、冷却ゾーンＣの上下部には冷
風吹き出し型の冷却機４、５が設置されている。炉２内
にはプリント基板を搬送する無端のチェーンコンベア６
が矢印Ａ方向に走行している。
【００１７】炉２内には陽電極部材７と陰電極部材８が
設置されている。実施例ではこれらの陰電極部材と陽電
極部材を下側の冷却機４に設置したもので示してある。
設置されている。実施例ではこれらの陰電極部材と陽電
極部材を下側の冷却機４に設置したもので示してある。
【００１８】冷却機４は同一面に吸入口９と排出口１０
があり、これらの吸入口と排出口は流通路１１で連通し
ている。排出口１０に入る部分の流通路にはファン１２
が設置されており、また吸入口９の下部の流通路には受
皿１３が設置されている。
があり、これらの吸入口と排出口は流通路１１で連通し
ている。排出口１０に入る部分の流通路にはファン１２
が設置されており、また吸入口９の下部の流通路には受
皿１３が設置されている。
【００１９】吸入口９内には陽電極部材である複数本の
金属線１４…が張設されており、これらの金属線は冷却
機４に絶縁された状態で外部に導き出されていて、図示
しない直流電源の陽極に接続されている。また金属線１
４の下方には陰電極部材となる金網１５が張られてお
り、これも冷却機４に絶縁された状態で外部に出されて
いて、図示しない直流電源の陰極に接続されている。こ
れらの陽電極部材と陰電極部材の間には５，０００〜
６，０００Ｖの直流の高電圧がかけられるようになって
いる。
金属線１４…が張設されており、これらの金属線は冷却
機４に絶縁された状態で外部に導き出されていて、図示
しない直流電源の陽極に接続されている。また金属線１
４の下方には陰電極部材となる金網１５が張られてお
り、これも冷却機４に絶縁された状態で外部に出されて
いて、図示しない直流電源の陰極に接続されている。こ
れらの陽電極部材と陰電極部材の間には５，０００〜
６，０００Ｖの直流の高電圧がかけられるようになって
いる。
【００２０】排出口１０には多孔質の金属板１６が設置
されている。冷却機の排出口に設置する多孔質の金属板
としては、白金を電鋳して多孔質としたものが適してい
る。この金属板にフラックスが付着した場合は、これを
高温に加熱すると白金の触媒作用でフラックスが無煙・
無臭状態で燃焼し、奇麗に除去できる。
されている。冷却機の排出口に設置する多孔質の金属板
としては、白金を電鋳して多孔質としたものが適してい
る。この金属板にフラックスが付着した場合は、これを
高温に加熱すると白金の触媒作用でフラックスが無煙・
無臭状態で燃焼し、奇麗に除去できる。
【００２１】次に本考案のリフロー炉におけるフラック
スヒュームの回収状態について説明する。図示しないプ
リント基板がチェーンコンベア６で搬送されて炉２内に
入ると、予備加熱ゾーンＰと本加熱ゾーンＲに設置され
た熱風吹き出し型ヒーター３…で加熱される。するとプ
リント基板に塗布されていたソルダーペーストは加熱さ
れてフラックスが気化し、フラックスヒュームとなって
窒素のような気体とともに炉２内を流動して冷却ゾーン
Ｃに入ってくる。
スヒュームの回収状態について説明する。図示しないプ
リント基板がチェーンコンベア６で搬送されて炉２内に
入ると、予備加熱ゾーンＰと本加熱ゾーンＲに設置され
た熱風吹き出し型ヒーター３…で加熱される。するとプ
リント基板に塗布されていたソルダーペーストは加熱さ
れてフラックスが気化し、フラックスヒュームとなって
窒素のような気体とともに炉２内を流動して冷却ゾーン
Ｃに入ってくる。
【００２２】フラックスヒュームを含んだ気体が冷却機
４上に来ると、冷却機内ではファン１２が回動している
ため、気体は図３の矢印のように吸入口９に引き込まれ
る。ここで気体中のフラックスヒュームは陽電極部材の
金属線１４によりプラスの電荷が与えられる。するとプ
ラスの電荷が与えられたフラックスヒュームは、金属線
１４の下方にある陰電極部材の金網１５に引かれ、金網
に付着する。金網に付着したフラックス量が多くなると
金網から落下し、下部に置かれた受皿１３に溜る。受皿
に溜ったフラックスは適宜廃棄する。
４上に来ると、冷却機内ではファン１２が回動している
ため、気体は図３の矢印のように吸入口９に引き込まれ
る。ここで気体中のフラックスヒュームは陽電極部材の
金属線１４によりプラスの電荷が与えられる。するとプ
ラスの電荷が与えられたフラックスヒュームは、金属線
１４の下方にある陰電極部材の金網１５に引かれ、金網
に付着する。金網に付着したフラックス量が多くなると
金網から落下し、下部に置かれた受皿１３に溜る。受皿
に溜ったフラックスは適宜廃棄する。
【００２３】このようにしてフラックスヒュームが取り
除かれた気体は、ファン１２でさらに排出口１０に送ら
れる。排出口１０には多孔質の金属板１６が設置されて
おり、気体はここで分散して金属板から均一に吹き出
て、上方を通過するプリント基板を冷却するようにな
る。
除かれた気体は、ファン１２でさらに排出口１０に送ら
れる。排出口１０には多孔質の金属板１６が設置されて
おり、気体はここで分散して金属板から均一に吹き出
て、上方を通過するプリント基板を冷却するようにな
る。
【００２４】図４〜５は、本考案の他の実施例である。
吸入口９には上部に陰電極部材の金網１７、その下に陽
電極部材の金属線１４、またその下に陰電極部材の熱交
換器１８、さらにその下に陰電極部材の金網１５が設置
されている。陰電極部材の金網１５、１７及び熱交換器
１８は冷却機４とは絶縁状態で外部に導き出されてお
り、図示しない高圧の直流電源の陰極側に接続されてい
る。陽電極部材の金属線１４も冷却機４とは絶縁状態で
外部に導き出されており、図示しない高圧の直流電源の
陽極側に接続されている。
吸入口９には上部に陰電極部材の金網１７、その下に陽
電極部材の金属線１４、またその下に陰電極部材の熱交
換器１８、さらにその下に陰電極部材の金網１５が設置
されている。陰電極部材の金網１５、１７及び熱交換器
１８は冷却機４とは絶縁状態で外部に導き出されてお
り、図示しない高圧の直流電源の陰極側に接続されてい
る。陽電極部材の金属線１４も冷却機４とは絶縁状態で
外部に導き出されており、図示しない高圧の直流電源の
陽極側に接続されている。
【００２５】図４〜５に示すように、排出口１０の多孔
質金属板１６の下に電熱ヒーター１９を設置してもよ
い。金属板１６にフラックスが付着した場合、該電熱ヒ
ーターで金属板を加熱すると、付着したフラックスが金
属板の触媒作用により無煙・無臭状態で除去できるよう
になる。
質金属板１６の下に電熱ヒーター１９を設置してもよ
い。金属板１６にフラックスが付着した場合、該電熱ヒ
ーターで金属板を加熱すると、付着したフラックスが金
属板の触媒作用により無煙・無臭状態で除去できるよう
になる。
【００２６】図４〜５に示す冷却機でのフラックスヒュ
ーム回収状態は、吸入口９から侵入してきたフラックス
ヒュームを含む気体が陽電極部材の金属線１４でフラッ
クスヒュームにプラスの電荷が与えられる。するとプラ
スの電荷を帯びたフラックスヒュームは陰電極部材の熱
交換器１８と下方の金網１５に吸着される。しかしなが
ら、フラックスヒュームを含んだ気体が熱交換器１８の
近傍を通過するときに、電気的に引かれるばかりでな
く、熱交換器で冷やされるため、ここで結露して熱交換
器に付着するようになる。即ちこの冷却機は、フラック
スヒュームに電荷を与えて陰電極部材に吸着させるのと
同時に、強制的に冷やすことにより結露させて熱交換器
に付着させるという相乗効果でさらに回収効果を上げよ
うとするものである。
ーム回収状態は、吸入口９から侵入してきたフラックス
ヒュームを含む気体が陽電極部材の金属線１４でフラッ
クスヒュームにプラスの電荷が与えられる。するとプラ
スの電荷を帯びたフラックスヒュームは陰電極部材の熱
交換器１８と下方の金網１５に吸着される。しかしなが
ら、フラックスヒュームを含んだ気体が熱交換器１８の
近傍を通過するときに、電気的に引かれるばかりでな
く、熱交換器で冷やされるため、ここで結露して熱交換
器に付着するようになる。即ちこの冷却機は、フラック
スヒュームに電荷を与えて陰電極部材に吸着させるのと
同時に、強制的に冷やすことにより結露させて熱交換器
に付着させるという相乗効果でさらに回収効果を上げよ
うとするものである。
【００２７】吸入口９の上部に張設した金網１７は、金
属線１４のプラスの電荷が上方を通過するプリント基板
の電子部品に悪影響を与えないようにシールドするため
のものである。
属線１４のプラスの電荷が上方を通過するプリント基板
の電子部品に悪影響を与えないようにシールドするため
のものである。
【００２８】以上説明した如く、本考案のリフロー炉
は、気体中のフラックスヒュームに陽電極部材でプラス
の電荷を与えて、それを陰電極部材に付着させるように
したため、ここを通過する気体はフラックスヒュームが
完全に除去されるという優れた効果を有している。
は、気体中のフラックスヒュームに陽電極部材でプラス
の電荷を与えて、それを陰電極部材に付着させるように
したため、ここを通過する気体はフラックスヒュームが
完全に除去されるという優れた効果を有している。
【図１】本考案のリフロー炉の正面断面図である。
【図２】本考案の要部拡大斜視断面図である。
【図３】図２の正面断面図である。
【図４】他の実施例の要部拡大斜視断面図である。
【図５】図４の正面断面図である。
１ リフロー炉 ２ 炉 ３ 熱風吹き出し型ヒーター ４、５ 冷却機 ６ チェーンコンベア ７ 陽電極部材 ８ 陰電極部材 １４ 陽電極部材の金属線 １５ 陰電極部材の金網 １８ 熱交換器
Claims (3)
- 【請求項１】 ソルダーペーストが塗布されたプリント
基板を走行させながら加熱してはんだ付けを行うリフロ
ー炉において、フラックスヒュームにプラスの電荷を与
える陽電極部材と電荷が与えられたフラックスヒューム
を吸着させる陰電極部材が離間して炉内に設置されてい
ることを特徴とするリフロー炉。 - 【請求項２】 前記陰電極部材は、金網であることを特
徴とする請求項１記載のリフロー炉。 - 【請求項３】 前記陰電極部材は、熱交換器であること
を特徴とする請求項１記載のリフロー炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993016520U JP2579181Y2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | リフロー炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993016520U JP2579181Y2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | リフロー炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670281U JPH0670281U (ja) | 1994-09-30 |
| JP2579181Y2 true JP2579181Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=11918555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993016520U Expired - Lifetime JP2579181Y2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | リフロー炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2579181Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4580590B2 (ja) * | 2001-06-21 | 2010-11-17 | パナソニック株式会社 | フラックス除去方法及び装置 |
| JP2018122198A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | フラックス回収装置およびリフロー装置 |
| JP6606670B2 (ja) * | 2017-01-30 | 2019-11-20 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | フラックス回収装置およびリフロー装置ならびにフラックス回収装置における気体交換方法 |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP1993016520U patent/JP2579181Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0670281U (ja) | 1994-09-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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