JP2578977Y2 - 圧電ポンプ - Google Patents

圧電ポンプ

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JP2578977Y2
JP2578977Y2 JP1991069504U JP6950491U JP2578977Y2 JP 2578977 Y2 JP2578977 Y2 JP 2578977Y2 JP 1991069504 U JP1991069504 U JP 1991069504U JP 6950491 U JP6950491 U JP 6950491U JP 2578977 Y2 JP2578977 Y2 JP 2578977Y2
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JP
Japan
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discharge
piezoelectric vibrator
suction
check valve
piezoelectric
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JP1991069504U
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JPH0521188U (ja
Inventor
壯征 佐藤
英憲 奥山
知伸 冨田
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化成オプトニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は圧電振動子を用いた圧電
ポンプに係り、特に吐出圧,吐出量の大きな圧電ポンプ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電ポンプは図1を参照して説明
すると、ケーシング1の内周面に、圧電振動子2の外周
部を密封支持し、この圧電振動子2に交流電力Paを供
給して該圧電振動子2を振動させることにより流体を吸
込み口3より吸込み用チェック弁4を通してポンプ室5
内に吸込み、このポンプ室5内に吸い込んだ流体を吐出
用チェック弁6を通して吐出口7より吐出する構成にな
っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の従来例にあって
は、ポンプ室5のデットスペースが大きくなると、吐出
圧,吐出量の両方とも低下するため、圧電振動子2とポ
ンプ室5壁を接近した構造にしているが、圧電振動子
2の振動に伴いポンプ室5と衝突すると圧電振動子2が
破壊するおそれがあり、デットスペースを小さくするに
は限界があった。
【0004】本考案の目的はポンプ室内に柔軟性材質か
らなる成形体を挿設することによりポンプ室のデットス
ペースを大幅に小さくすると共に圧電振動子の振動を阻
害せず、かつ圧電振動子の破壊を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案ポンプは上記の課
題を解決し上記の目的を達成するため図1に示すよう
に、ケーシング1の内周面に、圧電振動子2の外周部を
密封支持し、この圧電振動子2に交流電力Paを供給し
て該圧電振動子2を振動させることにより流体を吸込み
口3より吸込み用チェック弁4を通してポンプ室5内に
吸込み、このポンプ室5内に吸い込んだ流体を吐出用チ
ェック弁6を通して吐出口7より吐出する圧電ポンプに
おいて、前記ポンプ室5内には、該吸込み用,吐出用チ
ェック弁4,6の対向部分に孔8,9と該孔8,9を連
通する連通孔10とを有する柔軟性物質からなる成形体
11を挿設して構成する。
【0006】
【作用】このような構成とすることによりポンプ室5の
デットスペースを大幅に小さくでき、吐出圧,吐出量を
増大することができると共に圧電振動子2が振動により
成形体11に衝当しても、該成形体11は柔軟性がある
ので、圧電振動子2の振動を阻害せず、かつ圧電振動子
2を破壊することはない。
【0007】
【実施例】図1は本考案ポンプの1実施例の構成を示す
縦断面図、図2は本考案における成形体の1例を示す斜
視図である。図1においてケーシング1の内面には圧電
振動子2の外周部がシールリング14により密封支持さ
れている。圧電振動子2は例えば圧電体17の両面に電
極18,19を設け、この量電極18,19にそれぞれ
リード線20,21を接続し、全体を保護材22で被覆
してなる。
【0008】ケーシング1には吸込み口3と吐出口7が
設けられ、ポンプ室5の室壁には流通孔15,16を開
閉する吸込み用,吐出用チェック弁4,6が取付けられ
ている。吸込み口3と吸込み用チェック弁4との間及び
吐出口7と吐出用チェック弁6との間にはそれぞれ吸込
み側,吐出側流体室12,13が設けられている。ポン
プ室5のチェック弁側には、該吸込み用,吐出用チェッ
ク弁4,6の対向部分に孔8,9と該孔8,9を連通す
る連通孔10を有する柔軟性物質からなる成形体11が
挿設されている。
【0009】成形体11としては、圧電振動子2の振動
により該圧電振動子2が衝突しても破壊せず変形する柔
軟性物質,例えば軟質樹脂,ゴムの発泡体ゲル状物(P
VA,アクリル酸系樹脂スターチ,ゼラチン等)など、
軟質で弾力性があり、力をかけると変形し、力を抜くと
原型に復元する物質が用いられる。
【0010】上記構成の本実施例において、圧電振動子
2の電極18,19間にリード線20,21を介して交
流電力Paを印加すると、圧電振動子2が振動する。こ
の振動により圧電振動子2が成形体11衝突しても成
形体11が該振動に即応して変形し、圧電振動子2の振
動を阻害せず、かつ圧電振動子2が破損するおそれがな
い。特に成形体11の中央部を肉薄にしておけば、圧電
振動子2の振動を一層良好ならしめ、かつ圧電振動子2
の破損も全く起こらないので好ましい。
【0011】しかして圧電振動子2が振動すると、この
振動により流体が吸込み口3より吸込み側流体室12,
吸込み用チェック弁4を通してポンプ室5内に吸い込ま
れ、このポンプ室5内に吸い込まれた流体は成形体11
の孔8,連通孔10及び孔9を経て吐出用チェック弁
6,吐出側流体室13を通して吐出口7より吐出される
ことになる。
【0012】ポンプ室5内に成形体11が挿設されてい
るので、ポンプ室5のデットスペースを大幅に小さくで
き、吐出圧,吐出量を増大することができると共に圧電
振動子2が振動により成形体11に衝当しても、該成形
体11は柔軟性があるので、圧電振動子2の振動を阻害
せず、かつ圧電振動子2を破壊することはない。特に吸
込み側,吐出側流体室12,13を設けた場合には流体
を溜め、かつ圧力室の役目を果たすので、吐出圧,吐出
量を一層増大させることができる。
【0013】
【考案の効果】上述のように本考案によれば、ポンプ室
5内には、該吸込み用,吐出用チェック弁4,6の対向
部分に孔8,9と該孔8,9を連通する連通孔10とを
有する柔軟性物質からなる成形体11を挿設しているの
で、ポンプ室5のデットスペースを大幅に小さくでき、
吐出圧,吐出量を増大することができると共に圧電振動
子2が振動により成形体11に衝突しても、該成形体1
1は柔軟性があるので、圧電振動子2の振動を阻害せ
ず、かつ圧電振動子2を破壊することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ポンプの1実施例の構成を示す縦断面図
である。
【図2】本考案における成形体の1例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 圧電振動子 3 吸込み口 4 吸込み用チェック弁 5 ポンプ室 6 吐出用チェック弁 7 吐出口 8,9 孔 10 連通孔 11 成形体 12 吸込み側流体室 13 吐出側流体室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−8368(JP,A) 特開 平3−31589(JP,A) 実開 平2−50080(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 43/04

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1)の内周面に、圧電振動
    子(2)の外周部を密封支持し、この圧電振動子(2)
    に交流電力(Pa)を供給して該圧電振動子(2)を振
    動させることにより流体を吸込み口(3)より吸込み用
    チェック弁(4)を通してポンプ室(5)内に吸込み、
    このポンプ室(5)内に吸い込んだ流体を吐出用チェッ
    ク弁(6)を通して吐出口(7)より吐出する圧電ポン
    プにおいて、前記ポンプ室(5)内には、該吸込み用,
    吐出用チェック弁(4,6)の対向部分に孔(8,9)
    と該孔(8,9)を連通する連通孔(10)とを有する
    柔軟性物質からなる成形体(11)を挿設して構成する
    ことを特徴とする圧電ポンプ。
  2. 【請求項2】 成形体(11)の中央部を肉薄とする請
    求項1の圧電ポンプ。
  3. 【請求項3】 吸込み口(3)と吸込み用チェック弁
    (4)との間及び吐出口(7)と吐出用チェック弁
    (6)との間にそれぞれ吸込み側流体室(12)及び吐
    出側流体室(13)を設けてなる請求項1の圧電ポン
    プ。
JP1991069504U 1991-08-30 1991-08-30 圧電ポンプ Expired - Lifetime JP2578977Y2 (ja)

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JPH0521188U JPH0521188U (ja) 1993-03-19
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JPS648368A (en) * 1987-06-30 1989-01-12 Kenzo Hoshino Pump

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