JP2006132476A - 圧電気体ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電振動子を用いながら、気体の圧縮が可能な圧電気体ポンプを得る。
【解決手段】平面円形の容積室形成凹部と、この容積室形成凹部と同心のOリング収納環状溝と、上記容積室形成凹部に連通する吸入ポートと吐出ポートとを有するハウジング;及びこのOリング収納環状溝に収納されたOリング上に密着載置されて上記容積室形成凹部との間に可変容積室を形成し、交流電力供給により振動する圧電振動子;を有し、該圧電振動子の振動により上記吸入ポートから可変容積室に気体を吸入し吸入した気体を吐出ポートから吐出する圧電気体ポンプにおいて、ハウジングのOリング収納環状溝の内周エッジを容積室形成凹部の周縁部に交差させた圧電気体ポンプ。
【選択図】図4

Description

本発明は、圧電振動子を用いた気体ポンプに関する。
圧電振動子を用いたポンプは一般に、圧電振動子によって可変容積室を形成し、この可変容積室に吸入ポートと吐出ポートを開口させている。圧電振動子を振動させると可変容積室の容積が変化し、容積が拡大する行程では吸入ポートから流体を吸入し、容積が縮小する行程では流体を吐出する動作を繰り返すことから、ポンプ作用が得られる。
特開2002-106470号公報 特開平7-301183号公報
この圧電ポンプは従来、液体(非圧縮性流体)にのみ用いられていた。これは、圧電振動子の変位量が最大でも直径の0.5%程度と小さく、圧縮性の気体に対しては十分な圧縮比を得ることが困難であるという理由による。圧縮比は、吐出完了時に可変容積室の容積を零にできれば理論上最大となるが、従来このようなポンプは実現不可能と考えられていた。しかし、本発明者によれば、圧電振動子は変位量は僅かでも高周波数(例えば1000Hz以上)での運転が可能であり、圧縮比を高めることができれば、十分気体ポンプとして使用できる。
本発明は従って、圧電振動子を用いながら、気体の圧縮が可能な圧電気体ポンプを得ることを目的とする。
本発明は、気体ポンプとして用いる際の最大の問題点は、吐出完了時に如何に可変容積室の容積を最小にするかにあるとの問題意識に基づき、圧電振動子を容積室形成凹部に容易に沿わせることができる構造について研究の結果、可変容積室形成凹部とOリング収納溝との好ましい関係を見出してなされたものである。
本発明は、平面円形の容積室形成凹部と、この容積室形成凹部と同心のOリング収納環状溝と、上記容積室形成凹部に連通する吸入ポートと吐出ポートとを有するハウジング;及びこのOリング収納環状溝に収納されたOリング上に密着載置されて上記容積室形成凹部との間に可変容積室を形成し、交流電力供給により振動する圧電振動子;を有し、該圧電振動子の振動により上記吸入ポートから可変容積室に気体を吸入し吸入した気体を吐出ポートから吐出する圧電気体ポンプにおいて、ハウジングの容積室形成凹部を構成する曲面中に、Oリング収納環状溝の内周エッジを形成したことを特徴としている。
この内周エッジは、Oリング収納環状溝の外周エッジより低く形成することが好ましい。
容積室形成凹部は、中央部が最も深く周辺部に向けて深さを滑らかに減じるすり鉢状に形成するのが好ましく、Oリング収納環状溝の内周エッジは、このすり鉢状凹部の周縁部に交差させる。
圧電振動子は、Oリング上に位置する部分を含んでその内側が変形(振動)するものであれば使用可能である。より具体的には、中心部の円形金属材料からなるシムと、このシムの表裏面中央に積層形成した一対の円形圧電体と、この一対の円形圧電体の外囲に接し上記シムの周縁表裏に位置する一対の弾性リング部材と、少なくとも可変容積室側の円形圧電体と弾性リング部材を接着する接着フィルムとからなる圧電振動子を用い、円形圧電体と弾性リング部材の境界部分をOリング上に位置させるのがよい。
ハウジングの容積室形成凹部の形状及び深さは、最大負荷時に圧電振動子が振動するとき、該圧電振動子の全面が該凹部に接触するように定めるのが好ましい。
圧電振動子の気体吸入時の過剰な変形を防止し、圧電振動子の全面が容易に容積室形成凹部に接触するようにするため、可変容積室と反対側の面に背圧室を形成し、この背圧室に吐出ポートに連通する排気通路の背圧を及ぼすことが好ましい。
背圧室には、該背圧室への加圧気体の流入を許し、その逆の気体の流れを阻止する逆止弁を設けるのがよい。
圧電振動子は、ユニモルフ型、バイモルフ型、積層型等、交流電圧の印加により振動する圧電振動子であれば、いずれも使用できる。
本発明によれば、自由状態で平面からなる(自由状態では曲面として形成することが不可能な)圧電振動子を吐出完了状態において圧電振動子を可及的に容積室形成凹部に沿わせること、つまり可変容積室の容積を可及的に零に近づけることが可能となるため、気体用の圧電ポンプを得ることができる。
図1ないし図4は、本発明による圧電気体ポンプの一実施形態を示している。ハウジング10には、その上面中央に、平面円形の容積室形成凹部11が形成されている。この容積室形成凹部11は、中心部が最も深く周縁に向けて滑らかに深さを減じるすり鉢状をなしている。その最大深さは、図4では特に誇張して描いているが、その径の1/300〜1/1000程度である。
ハウジング10は、吸気通路20と排気通路30を有するベース部材B上に固定されており、容積室形成凹部11には、その中心に関し対称な位置に、この吸気通路20に連通する吸入ポート21と排気通路30に連通する吐出ポート31が開口している。吸入ポート21は、容積室形成凹部11に面する大径凹部21aを有しており、この大径凹部21aには、中心部にアンブレラ支持孔21bが形成され、周縁部に複数の連通穴21cが形成されている。容積室形成凹部11(ハウジング10)の裏面には、アンブレラ支持孔21bに通じる小径凹部21dが形成されている。吐出ポート31は、吸入ポート21とは逆に、容積室形成凹部11に面する小径凹部31aを有しており、この小径凹部31aには、中心部にアンブレラ支持孔31bが形成され、周縁部に複数の連通穴31cが形成されている。また容積室形成凹部11(ハウジング10)の裏面には、大径凹部31dが形成されている。
吸入側アンブレラ(逆止弁)22には、吸入ポート21の大径凹部21aに最小のクリアランスで嵌まる逆止弁盤部22aと、アンブレラ支持孔21bに嵌まる軸部22bと、小径凹部21dに支持される抜け止め凸部22cとを有している。吐出側アンブレラ(逆止弁)32は、吐出ポート31の小径凹部31aに最小のクリアランスで嵌まる抜け止め凸部32aと、アンブレラ支持孔31bに嵌まる軸部32bと、大径凹部31dに支持される抜け止め凸部32cとを有している。吸入側アンブレラ22は、吸気通路20から容積室形成凹部11内への気体流を許し、その逆の気体流を許さない。吐出側アンブレラ32は、容積室形成凹部11から排気通路30への気体流を許し、その逆の気体流を許さない。
吸入側アンブレラ22の逆止弁盤部22aは、吸入ポート21の大径凹部21aに最小のクリアランスで嵌まり、吐出側アンブレラ32の抜け止め凸部32aは、吐出ポート31の小径凹部31aに最小のクリアランスで嵌まる。さらに、吸入側アンブレラ22の逆止弁盤部22aと吐出側アンブレラ23の抜け止め凸部32aは、容積室形成凹部11の面形状に沿う形をしている。
ハウジング10には、容積室形成凹部11と同心に、Oリング収納環状溝12が形成されている。このOリング収納環状溝12は、該環状溝の中心軸と同心の内外の縦壁12a、12bと、この内外の縦壁12a、12bと直交する底壁12cとを有しており、内周縦壁12aが容積室形成凹部11の曲面中に形成されている(内周縦壁12aの上端部内周エッジ12a’が容積室形成凹部11の曲面に交差している)。すなわち、容積室形成凹部11は上述のように、すり鉢状の曲面からなっており、内周エッジ12a’は、この曲面の周縁部に交差している(容積室形成凹部11と内周エッジ12a’は一本の円形エッジによって画成されている)。その結果、内周エッジ12a’の断面は、図4に誇張して示すように、90゜より小さい角度をなしている。また、Oリング収納環状溝12の外周縦壁12bの上端部エッジ12b’は、Oリング収納内周エッジ12a’より高い。外周エッジ12b’の外周側には、環状溝12の軸線に直交する振動子支持面(挟着面)12dが形成されている。
圧電振動子13は、この実施形態ではバイモルフ型を用いている。図5は、バイモルフ型圧電振動子13の模式図で、中心部の平面円形の金属材料からなるシム13aと、その上下(表裏)の中央に積層形成した平面円形の一対の圧電体13bと、シム13aの上下(表裏)の周縁部に圧電体13bの外囲に接触させて積層形成した一対の弾性リング部材13cとを有しており、表裏の圧電体13bと弾性リング部材13cがそれぞれ接着保護フィルム13dで接着されている。
シム13aは、導電性の金属薄板材料、例えば厚さ0.2mm程度のステンレス薄板や鉄系合金または銅薄板から構成される。圧電体13bは、例えば厚さ0.3mm程度のPZT(Pb(Zr、Ti)O3)から構成されるもので、その表裏方向に分極処理が施されている。この分極処理は、シム13aの表裏に位置する一対の圧電体13bにおいて同方向である。つまり、図において、一対の圧電体13bの分極方向を矢印aまたはbで表すと、分極方向はシム13aを挟んで同一方向である。
一対の圧電体13bのシム13a側の面は、該シム13aと全面的に導通するように接着され、シム13a側と反対の露出面には、全面的に膜状電極が形成されている。この膜状電極は、例えば導電ペースト(銀ペースト)を印刷(スクリーン焼成)することで形成することができる。また、膜状電極はシム側にも形成することがある。これらの膜状電極の材料や形成方法は各種周知である。
以上のバイモルフ型圧電振動子13は、シム13aを一方の共通電極とし、一対の圧電体13bの露出面(膜状電極)を他方の共通電極として、交番電界を与えると、表裏の一方が伸び他方が縮む(正逆に弾性変形する)動作が繰り返される。図では、シム13aと圧電体13bに接続される配線の図示は省略している。
以上の圧電振動子13は、Oリング収納環状溝12内にOリング14を収納した状態で、芯合わせをして該Oリング14及びOリング収納環状溝12の振動子支持面12d上に載置され、カバー部材15の周縁に形成した環状押圧面15aと振動子支持面12dとの間に挟着保持される。その結果、容積室形成凹部11と圧電振動子13との間に可変容積室11aが形成される。Oリング14と圧電振動子13は、この状態において、図4に示すように、Oリング14上に、圧電振動子13の圧電体13bと弾性リング部材13cの境界部Xが位置するように寸法が設定されている。このように、圧電振動子13の変形部分(圧電体13b)をOリング14上に位置させ、容積室形成凹部11の形状と深さを圧電振動子13の変形性能を考慮して定めることにより、圧電振動子13を容積室形成凹部11側に変形させるとき、可及的に圧電振動子13の全面を容積室形成凹部11に沿わせることができる。
カバー部材15には、環状押圧面15aの内側に圧電振動子13との間に背圧室16を形成する凹部15bが形成されている。カバー部材15とハウジング10には、図2に示すように、背圧室16を排気通路30に連通させる背圧通路17が形成されており、この背圧通路17と背圧室16は、背圧ポート18を介して連通している。背圧ポート18は、吸入ポート21、吐出ポート31と同一構造であり、背圧室16に面する大径凹部18aを有し、この大径凹部18aには、中心部にアンブレラ支持孔18bが形成され、周縁部に複数の連通穴18cが形成されている。背圧室16の裏面には、アンブレラ支持孔18bに通じる小径凹部18dが形成されている。背圧アンブレラ(逆止弁)19は、背圧ポート18の大径凹部18aに最小のクリアランスで嵌まる逆止弁盤部19aと、アンブレラ支持孔18bに嵌まる軸部19bと、小径凹部18dに支持される抜け止め凸部19cとを有している。背圧ポート18(背圧アンブレラ19)は、背圧通路17から背圧室16内への気体流を許し、その逆の気体流を許さない。なお、背圧室16の密閉性を高めるため、図4に示すように、可変容積室側と同様の構造でOリングを設けることができる。
上記構成の圧電気体ポンプは次のように作動する。図示しない電源回路によりバイモルフ型圧電振動子13のシム13aと表裏の圧電体13bの両面に交番電界を与えると、該圧電振動子13が正逆に弾性変形(振動)する。圧電振動子13が背圧室16側に弾性変形するとき(可変容積室11aの容積が増大する方向に弾性変形するとき)、吸入ポート21(吸入側アンブレラ22)が開いて吸気通路20から可変容積室11a内に気体(空気)が流入し、容積室形成凹部11側に変形するとき(可変容積室11aの容積を減少させる方向に変形するとき)、吐出ポート31(吐出側アンブレラ32)が開いて可変容積室11a内の気体が排気通路30に吐出される。排気通路30からの吐出圧力は、背圧通路17、背圧ポート18(背圧アンブレラ19)を介して背圧室16に及ぼされる。
このポンプ動作において、Oリング14を収納したOリング収納環状溝12の内周エッジ12a’は容積室形成凹部11の周縁部に交差している(臨んでいる)ため、圧電振動子13は吐出サイクルのときに容積室形成凹部11に全面的に沿うように弾性変形することができ、可変容積室11aの容積を可及的に零にすることができる。また、Oリング収納環状溝12の内周エッジ12a’が外周エッジ12b’より低いことも、圧電振動子13を滑らかに変形させるために効果がある。さらに吸入側アンブレラ22の逆止弁盤部22aと吐出側アンブレラ23の抜け止め凸部32aが、容積室形成凹部11の面形状に沿う形をしている点も可変容積室11aの容積を可及的に零にするために有利である。従来のOリング収納環状溝では、内周エッジ12a’の内側にも、外側の振動子支持面12dと同様の軸線に直交する振動子支持面が形成されており、この振動子支持面が圧電振動子13の容積室形成凹部11に沿う滑らかな変形を妨げていた。なお、背圧室16を形成しない場合には、背圧室16側の接着保護フィルム13dは省略することが可能である。
また、Oリング14上に、圧電振動子13の圧電体13bと弾性リング部材13cの境界部Xを位置させることで、より確実に圧電振動子13を容積室形成凹部11に密着させることができる。さらに、背圧室16には、可変容積室11aから圧縮気体が吐出される際の背圧が及ぼされるため、可変容積室11aの容積が増大する際の圧電振動子13の変形が抑制される。以上の相乗効果により、圧電振動子13の正逆の振動による圧縮比を高め、気体ポンプとして動作させることができる。
図6と図7は、背圧室16に排気通路30の背圧を及ぼす場合(図6)と、及ぼさない場合(図7)との性能を比較したものである。両図の(A)は、流量と圧電振動子13の駆動周波数との関係、(B)は流量と吐出側の負荷との関係を調べたものであり、図7の比較例では、比較例1から3を調べている。背圧室16に背圧を導くか否か以外の構成は、同一である。
この性能比較から明らかなように、背圧室16に背圧を導くことにより、同一駆動周波数であれば流量を増加させることができること、及び同一負荷であれば流量を高めることができることが分かる。
背圧室16に背圧を導く以上の実施形態は、圧縮比を高めるために効果があるが、背圧室16に背圧を導く構成を省略しても、本発明の圧電ポンプは気体ポンプとして動作させることができる。
本発明による圧電気体ポンプの一実施形態を示す分解斜視図である。 組立状態における図1のII-II線に沿う断面図である。 ハウジングの平面図である。 図3のIV-IV線に沿う、縦方向を拡大して示す断面図である。 バイモルフ型圧電振動子の模式分解斜視図である。 (A)、(B)は、本発明による圧電気体ポンプの特性例を示すグラフ図である。 (A)、(B)は、比較例の圧電気体ポンプの特性例を示すグラフ図である。
符号の説明
10 ハウジング
11 容積室形成凹部
11a 可変容積室
12 Oリング収納環状溝
12a 内周縦壁
12b 外周縦壁
12a’ 内周エッジ
12b’ 外周エッジ
12c 底壁
12d 振動子支持面(挟着面)
13 圧電振動子
13a シム
13b 圧電体
13c 弾性リング部材
13d 接着保護フィルム
14 Oリング
15 カバー部材
15a 環状押圧面
15b 凹部
16 背圧室
17 背圧通路
18 背圧ポート
18a 大径凹部
18b アンブレラ支持孔
18c 連通穴
18d 小径凹部
19 背圧アンブレラ(逆止弁)
19a 逆止弁盤部
19b 軸部
19c 抜け止め凸部
20 吸気通路
21 吸入ポート
21a 31d 大径凹部
21b 31b アンブレラ支持孔
21c 31c 連通穴
21d 31a 小径凹部
22 吸入側アンブレラ(逆止弁)
22a 逆止弁盤部
22b 32b 軸部
22c 32a 32c 抜け止め凸部
30 排気通路
31 吐出ポート
32 吐出側アンブレラ(逆止弁)
B ベース部材
X 境界部

Claims (7)

  1. 平面円形の容積室形成凹部と、この容積室形成凹部と同心のOリング収納環状溝と、上記容積室形成凹部に連通する吸入ポートと吐出ポートとを有するハウジング;及び
    このOリング収納環状溝に収納されたOリング上に密着載置されて上記容積室形成凹部との間に可変容積室を形成し、交流電力供給により振動する圧電振動子;
    を有し、
    該圧電振動子の振動により上記吸入ポートから可変容積室に気体を吸入し吸入した気体を吐出ポートから吐出する圧電気体ポンプにおいて、
    ハウジングの上記容積室形成凹部を構成する曲面中に、上記Oリング収納環状溝の内周エッジを形成したことを特徴とする圧電気体ポンプ。
  2. 請求項1記載の圧電気体ポンプにおいて、上記Oリング収納環状溝の内周エッジは、該Oリング収納環状溝の外周エッジより低い位置に形成されている圧電気体ポンプ。
  3. 請求項1または2記載の圧電気体ポンプにおいて、上記容積室形成凹部は、中央部が最も深く周辺部に向けて深さを滑らかに減じるすり鉢状をなしている圧電気体ポンプ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の圧電気体ポンプにおいて、上記圧電振動子は、中心部の円形金属材料からなるシムと、このシムの表裏面中央に積層形成した一対の円形圧電体と、この一対の円形圧電体の外囲に接し上記シムの周縁表裏に位置する一対の弾性リング部材と、少なくとも可変容積室側の円形圧電体と弾性リング部材を接着する接着フィルムとからなり、
    上記円形圧電体と弾性リング部材の境界部分が上記Oリング上に位置している圧電気体ポンプ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の圧電気体ポンプにおいて、ハウジングの上記容積室形成凹部の形状及び深さは、最大負荷時に上記圧電振動子が振動するとき、該圧電振動子の全面が該凹部に接触するように定められている圧電気体ポンプ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載の圧電気体ポンプにおいて、上記圧電振動子の可変容積室と反対側の面には背圧室が形成されており、この背圧室に吐出ポートに連通する排気通路の背圧が及ぼされている圧電気体ポンプ。
  7. 請求項6記載の圧電気体ポンプにおいて、上記背圧室には、該背圧室への加圧気体の流入を許し、その逆の気体の流れを阻止する逆止弁が備えられている圧電気体ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110985360A (zh) * 2019-11-29 2020-04-10 昆山龙朋精密电子有限公司 一种微型压电风扇

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