JP2578339Y2 - 横型蒸煮装置 - Google Patents
横型蒸煮装置Info
- Publication number
- JP2578339Y2 JP2578339Y2 JP1991057235U JP5723591U JP2578339Y2 JP 2578339 Y2 JP2578339 Y2 JP 2578339Y2 JP 1991057235 U JP1991057235 U JP 1991057235U JP 5723591 U JP5723591 U JP 5723591U JP 2578339 Y2 JP2578339 Y2 JP 2578339Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- raw material
- chamber
- transfer belt
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
- Cereal-Derived Products (AREA)
- Commercial Cooking Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、無端帯状の原料移送ベ
ルト上に積層した米、麦、大豆等の醸造原料を移送中に
蒸気によって加熱処理する横型蒸煮装置の改良に関する
ものである。
ルト上に積層した米、麦、大豆等の醸造原料を移送中に
蒸気によって加熱処理する横型蒸煮装置の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】横型蒸煮装置は実開平1-178829号にみら
れ、また、図1を参照することができる。この常圧横型
蒸煮装置はケーシングの左右両側へプーリ1a,1bがあ
り、その間にエンドレスの状態で多孔の原料移送ベルト
2が張架されている。一方のプーリ1bがモータに連結さ
れ、原料移送ベルト2が回転可能である。左方のプーリ
1a寄りに原料投入口3があり、右方のプーリ1b脇に原料
排出口4がケーシング外へ開口している。
れ、また、図1を参照することができる。この常圧横型
蒸煮装置はケーシングの左右両側へプーリ1a,1bがあ
り、その間にエンドレスの状態で多孔の原料移送ベルト
2が張架されている。一方のプーリ1bがモータに連結さ
れ、原料移送ベルト2が回転可能である。左方のプーリ
1a寄りに原料投入口3があり、右方のプーリ1b脇に原料
排出口4がケーシング外へ開口している。
【0003】この無端帯状の原料移送ベルト2上に積層
された原料5を連続的に蒸煮する横型装置においては、
従来、図3にみられるように、蒸煮原料5が断熱された
側壁6に接触していた。側壁6が単に断熱材7で断熱さ
れた構造では、原料を蒸煮し移動させる間に原料が接触
する側壁6に結露が生じる。その結露水は原料に浸透
し、水分過多の蒸煮原料となる難点があった。この難点
を解決する手段として、特公昭57-24111号には装置の側
壁に装置の全長にわたる蒸煮原料の支持壁を突設して加
熱室を設け、蒸気の導入パイプとバルブを備えた蒸気排
出パイプを設けて加熱するようにしたものが提案されて
いる。
された原料5を連続的に蒸煮する横型装置においては、
従来、図3にみられるように、蒸煮原料5が断熱された
側壁6に接触していた。側壁6が単に断熱材7で断熱さ
れた構造では、原料を蒸煮し移動させる間に原料が接触
する側壁6に結露が生じる。その結露水は原料に浸透
し、水分過多の蒸煮原料となる難点があった。この難点
を解決する手段として、特公昭57-24111号には装置の側
壁に装置の全長にわたる蒸煮原料の支持壁を突設して加
熱室を設け、蒸気の導入パイプとバルブを備えた蒸気排
出パイプを設けて加熱するようにしたものが提案されて
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような加熱装置に
よっても側壁近傍の蒸煮原料の水分過多や原料等の不完
全蒸煮を防ぐことはできるが、蒸気圧の調整手段を要
し、操作が複雑になる欠点がある。
よっても側壁近傍の蒸煮原料の水分過多や原料等の不完
全蒸煮を防ぐことはできるが、蒸気圧の調整手段を要
し、操作が複雑になる欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を本考案
では、無端帯状の原料移送ベルト2上に積層された原料
を常圧状態で蒸煮する装置において、原料が接触する側
壁10を原料移送ベルト2の両端より内方に設けて装置内
壁との間に蒸気通路12を形成すると共に、該蒸気通路12
は原料移送ベルト2下方の蒸気室13と上方の蒸煮室9と
相互に蒸気が通じるようにし、該蒸気室13の蒸気を該蒸
気通路12へ供給する側壁加温構造として解決したのであ
る。
では、無端帯状の原料移送ベルト2上に積層された原料
を常圧状態で蒸煮する装置において、原料が接触する側
壁10を原料移送ベルト2の両端より内方に設けて装置内
壁との間に蒸気通路12を形成すると共に、該蒸気通路12
は原料移送ベルト2下方の蒸気室13と上方の蒸煮室9と
相互に蒸気が通じるようにし、該蒸気室13の蒸気を該蒸
気通路12へ供給する側壁加温構造として解決したのであ
る。
【0006】
【作用】このような構造であると、原料が接触する側壁
の結露がなくなり、蒸煮原料の水分ムラが防止できるの
はもちろんのこと、蒸気室からの蒸気を側壁外方の蒸気
通路へ導くだけでよいので、何らの加熱手段を必要とし
ない。また、蒸気通路へ導く蒸気量は、蒸気通路と連通
する移送ベルトの開口率を小にすることや、ベルト両端
縁と装置内壁との間隙を変えること等で簡単に調節可能
である。
の結露がなくなり、蒸煮原料の水分ムラが防止できるの
はもちろんのこと、蒸気室からの蒸気を側壁外方の蒸気
通路へ導くだけでよいので、何らの加熱手段を必要とし
ない。また、蒸気通路へ導く蒸気量は、蒸気通路と連通
する移送ベルトの開口率を小にすることや、ベルト両端
縁と装置内壁との間隙を変えること等で簡単に調節可能
である。
【0007】
【実施例】図2は本考案の実施例であって、図1中A−
A相当拡大断面図である。この例では、蒸煮室9内にお
いて、側壁10と装置本体内壁11間に蒸気通路12を設けて
加温構造とした例である。すなわち、側壁を2重にして
その間を蒸気通路としている。多孔の原料移送ベルト2
上に積層された原料5を原料移送ベルト2下方の蒸気室
13内に充満している蒸気吹込口8aからの蒸気で連続的に
蒸煮しながら、この蒸気の一部が蒸気通路12を通って側
壁10を加温し、そして排気口8bから排出されるのであ
る。
A相当拡大断面図である。この例では、蒸煮室9内にお
いて、側壁10と装置本体内壁11間に蒸気通路12を設けて
加温構造とした例である。すなわち、側壁を2重にして
その間を蒸気通路としている。多孔の原料移送ベルト2
上に積層された原料5を原料移送ベルト2下方の蒸気室
13内に充満している蒸気吹込口8aからの蒸気で連続的に
蒸煮しながら、この蒸気の一部が蒸気通路12を通って側
壁10を加温し、そして排気口8bから排出されるのであ
る。
【0008】蒸気室13からの蒸気が蒸気通路12のみを通
過しないように、移送ベルト2の両縁の蒸気通路12に通
じる部分の開口率を中央部分の開口率より小にするなど
の工夫を加えるだけで側壁10を簡単に加温することがで
きる。
過しないように、移送ベルト2の両縁の蒸気通路12に通
じる部分の開口率を中央部分の開口率より小にするなど
の工夫を加えるだけで側壁10を簡単に加温することがで
きる。
【0009】
【考案の効果】本考案の横型蒸煮装置は側壁での結露が
皆無であるため、均質な蒸煮原料を得ることが可能であ
り、その結果良質の麹又は醸造製品が得られる。蒸煮装
置の基本構造に何らの変更を加えず、簡単に側壁加温構
造とすることができるので、設備量の増大もなく経済的
である。
皆無であるため、均質な蒸煮原料を得ることが可能であ
り、その結果良質の麹又は醸造製品が得られる。蒸煮装
置の基本構造に何らの変更を加えず、簡単に側壁加温構
造とすることができるので、設備量の増大もなく経済的
である。
【図1】横型蒸煮装置の正面図である。
【図2】実施例の図1中A−A相当拡大断面図である。
【図3】従来例の同拡大断面図である。
2 原料移送ベルト 8a 蒸気吹込口 8b 排気口 9 蒸煮室 10 側壁 11 内壁 12 蒸気通路13 蒸気室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 27/00 - 27/64 A23L 1/20 A23L 1/10
Claims (1)
- 【請求項1】 無端帯状の原料移送ベルト上に積層され
た原料を常圧状態で蒸煮する装置において、原料が接触
する側壁10を原料移送ベルト2の両端より内方に設けて
装置内壁との間に蒸気通路12を形成すると共に、該蒸気
通路12は原料移送ベルト2下方の蒸気室13と上方の蒸煮
室9と相互に蒸気が通じるようにし、該蒸気室13の蒸気
を該蒸気通路12へ供給する側壁加温構造としてなる横型
蒸煮装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991057235U JP2578339Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 横型蒸煮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991057235U JP2578339Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 横型蒸煮装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051423U JPH051423U (ja) | 1993-01-14 |
JP2578339Y2 true JP2578339Y2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=13049878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991057235U Expired - Fee Related JP2578339Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 横型蒸煮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578339Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6400881B2 (ja) * | 2012-10-11 | 2018-10-03 | カワタ工業株式会社 | 麹原料の蒸煮方法及び装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5724111A (en) * | 1980-07-21 | 1982-02-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Signal synthesizer |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP1991057235U patent/JP2578339Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH051423U (ja) | 1993-01-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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