JP2578299Y2 - 図板傾斜角の表示装置 - Google Patents

図板傾斜角の表示装置

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JP2578299Y2
JP2578299Y2 JP1992088099U JP8809992U JP2578299Y2 JP 2578299 Y2 JP2578299 Y2 JP 2578299Y2 JP 1992088099 U JP1992088099 U JP 1992088099U JP 8809992 U JP8809992 U JP 8809992U JP 2578299 Y2 JP2578299 Y2 JP 2578299Y2
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修 矢田部
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は作図機、フィルムカッタ
ーマシン等において図板を傾斜させた場合の傾斜角を表
示する図板傾斜角の表示装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、X・Yプロッターと呼ばれる作図
機やフィルム切断機等においては、支持台の両側支柱の
上端に図板を回動可能に支持され、図板は周囲のスペー
スに合わせて図板を水平状態から傾斜状態に回動できる
ように構成されている。ところで、図板を傾斜させる
と、その傾斜角度によりペンやカッターの軸心の角度も
変わることになるから、製図用紙に対する筆圧やフィル
ムに対するカッターの押圧力も変えなければならない。
例えば、図板が水平になっている場合よりも傾斜してい
る場合の方がペンの筆圧を大きくしなければならない。
このため、図板の傾斜角度に応じて筆圧の大きさを調整
する装置が設けられている。
【0003】これに対し、従来は図板の傾斜角を表示す
る手段はなかったから、作業者はおおよその傾斜角を目
分量で測って筆圧を調整していた。このため、図面が十
分に濃くならなかったり、フィルムがよく切断できなか
ったりする問題が生じることがあった。
【0004】
【考案の目的】本考案は前記問題点に鑑みて成立したも
ので、図板の傾斜角を簡単な構造によって読み取ること
ができる傾斜角表示装置を提供することをその目的とす
る。
【0005】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係る図板の傾斜角表示装置は、支持台の両
側に設けた支柱の上端の支軸に対し図板を回動可能に支
持させ、上記支柱又は支持台に上記支軸と異なる位置に
取り付けたプーリーにワイヤを懸け、このワイヤの一端
を図板の一点に固定し、他端を図板の他の位置に自由動
可能に保持させるとともに、上記ワイヤの他端位置の近
傍には、上記ワイヤの他端に設けた表示針が指し示す傾
斜角表示目盛りを配置し、上記ワイヤを常時バネによっ
て緊張させることを特徴とする。
【0006】なお、前記図板の両側に図板裏面に対して
垂直の支持プレートを設け、該支持プレートに前記支柱
の支軸を枢着し、前記ワイヤの一端を上記支持プレート
に固定してもよい。
【0007】また、前記プーリーを支柱又は支持台の代
りに図板に取り付け、前記ワイヤの一端を図板の代りに
支柱に固定する構成としてもよい。
【0008】
【考案の作用、効果】前記構成において、図板を支軸を
中心にして回動させていくと、ワイヤの一端の固定位置
も上記支軸を中心に回動する。これに対し、プーリーの
位置は固定されているから、ワイヤの一端からプーリー
までの距離が図板の回動に従って短くなったり長くなっ
たりする。これに応じて、ワイヤの他端の位置も変化す
るから、表示針は表示目盛り上を移動する。したがっ
て、作業者は図板の傾斜角を目盛り板から読み取ること
ができ、これによって正しい筆圧等を選択することがで
きる。
【0009】なお、ワイヤの一端を支持プレートに固定
させる構成のときは、ワイヤの端部の回動軌跡を効率よ
く得ることができる。
【0010】また、プーリーを支柱又は支持台の代りに
図板に取り付け、前記ワイヤの一端を図板の代りに支柱
に固定する場合も、図板の回動に従ってプーリーは支軸
の回りに回転するが、ワイヤの一端は固定されているか
ら、ワイヤの一端からプーリーまでの距離が図板の回動
に従って長くなったり、短くなったりする。これによっ
て、図板の傾斜角を読み取ることができる。
【0011】
【実施例】図1、図2は製図台を示すもので、この製図
台は支持台1の上部に図板2を支持させてなるもので、
支持台1の両側には支柱3が設けられ、該支柱3の上端
には支軸4が設けられている。これに対し、図板2の両
側中央部には図板2裏面に対して垂直となるように金属
製支持プレート5が固定され、該支持プレート5には上
記支軸4が嵌合されている。これにより図板2は上記支
軸4を中心に回動可能に支持されている。
【0012】また、支柱3と図板2との間にはスプリン
グ6が張設され、図板2が常時水平になるように付勢さ
れている。
【0013】さらに、上記支柱3からは支持プレート5
に形成された円弧状の長孔7を貫通する軸8が固定さ
れ、該軸8には先端にコ字形部材9を固定した制動杆1
0が回動自在に連結されている。コ字形部材9の側部端
面はカム面となっており上記支持プレート5に対して緩
やかに面する第1の端面aと、きつく面する第2の端面
bとが形成されている。したがって、制動杆10を回動
操作して支持プレート5に対し第1の端面aを対面させ
ると、図板2を自由に回動させることができ、第2の端
面bを対面させると支持プレート5とコ字形部材9との
間の摩擦力により図板2の回動は停止される。
【0014】次に、上記支柱3には図2、図3(a) に示
すように、上記支軸4と異なる位置に支軸4と平行にプ
ーリー12が取り付けられている。なお、同図(b) のよ
うに、支軸4にも補助プーリー13が取り付けられてい
る。
【0015】また、図板2の傾斜時に下方をなす側の側
端部には案内金具14が固定されている。この案内金具
14は図4、図5に示されるように、細長板状に形成さ
れ、その基端部は図板2に固定され、先端部には図板2
の表面に平行な目盛り板15が形成され、目盛り板15
には傾斜角表示目盛り16が表示されている。また、案
内金具14の中間部の外側面には一対の案内片17が形
成され、さらに目盛り板15に対応する部位には貫通孔
18が形成されている。
【0016】上記プーリー12にはワイヤ19が懸けら
れ、その一端19aは支持プレート5に固定されてい
る。ワイヤ19の他方の側は図板2の側面に沿って張設
され、ワイヤ19の他端側にはL形片20が連結され、
該L形片20によってワイヤの他端19bが構成されて
いる。L形片20の先端には表示針21が屈曲形成され
ている。そして、ワイヤ19は図板2の側面に沿って張
設され、上記L形片20は案内片17の孔17aに挿通
案内され、表示針21は貫通孔18を貫通して目盛り板
15の傾斜角表示目盛り16を指し示すように突出して
いる。このとき、図板2が水平状態のときは表示針21
が傾斜角表示目盛り16の「0°」を、水平に対し60
°に傾けたときには「60°」を指し示すように設定す
る。また、L形片20の中途部には段部23が形成さ
れ、該段部23と案内片17との間にはバネ22が配置
され、これによりワイヤ19の上記他端側は上記L形片
20に自由動可能に保持されているとともに、ワイヤ1
9が緩む方向に移動してもバネ22によって緊張するよ
うに保持される。
【0017】前記構成において、図板2が水平状態のと
きは表示針21が傾斜角表示目盛り16の「0°」を指
し示している。これに対し、図板2を支軸4を中心にし
て回動させていくと、支持プレート5も回動するので、
ワイヤ19の一端19aの固定位置も上記支軸4を中心
に図2の円弧pのように回動する。これに対し、プーリ
ー12の位置は固定されているから、ワイヤ19の一端
19aからプーリー12までの距離が図板2の回動に従
って短くなる(線q、r参照)。このため、ワイヤ19
は緩むから、表示針21はバネ22によって表示目盛り
16上を移動する。制動杆10によって図板2の回動を
停止させたときに、表示針21は回動停止時点の図板2
の傾斜角を指し示すことになる。図板2を傾斜状態から
水平状態に回動させる場合も同様である。したがって、
作業者は図板2の傾斜角を目盛り板15から読み取るこ
とができ、これによって正しい筆圧等を選択することが
できる。
【0018】なお、ワイヤ19の一端19aは支持プレ
ート5でなく、図板2の他の位置に固定してもよい。ま
た、プーリー12を支柱3又は支持台1の代りに図板2
に取り付け、前記ワイヤ19の一端19aを図板2の代
りに支柱3に固定する構成でもよい。この場合も、図板
2の回動に従ってプーリー12は支軸4の回りに回転す
るが、ワイヤ19の一端19aは固定されているから、
ワイヤ19の一端19aからプーリー12までの距離が
図板2の回動に従って長くなったり、短くなったりす
る。これによって、図板2の傾斜角を読み取ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る図板傾斜角の表示装置を備えた製
図台の図板2が水平の状態のときの正面図である。
【図2】上記製図台の側面図である。
【図3】(a) (b) はそれぞれ図2のXーX線及びYーY
線上の断面図である。
【図4】案内金具部分の拡大平面図である。
【図5】案内金具部分の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 支持台 2 図板 3 支柱 4 支軸 12 プーリー 16 傾斜表示目盛り 19 ワイヤ 21 表示針 22 バネ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台の両側に設けた支柱の上端の支軸
    に対し図板を回動可能に支持させ、 上記支柱又は支持台に上記支軸と異なる位置に取り付け
    たプーリーにワイヤを懸け、このワイヤの一端を図板の
    一点に固定し、他端を図板の他の位置に自由動可能に保
    持させるとともに、上記ワイヤの他端位置の近傍には、
    上記ワイヤの他端に設けた表示針が指し示す傾斜角表示
    目盛りを配置し、上記ワイヤを常時バネによって緊張さ
    せることを特徴とする図板傾斜角の表示装置。
  2. 【請求項2】 前記図板の両側に図板裏面に対して垂直
    の支持プレートを設け、該支持プレートに前記支柱の支
    軸を枢着し、前記ワイヤの一端を上記支持プレートに固
    定したことを特徴とする前記請求項1記載の図板傾斜角
    の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記プーリーを支柱又は支持台の代りに
    図板に取り付け、前記ワイヤの一端を図板の代りに支柱
    に固定したことを特徴とする請求項1又は2記載の図板
    傾斜角の表示装置。
JP1992088099U 1992-11-30 1992-11-30 図板傾斜角の表示装置 Expired - Fee Related JP2578299Y2 (ja)

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JPH0648429U JPH0648429U (ja) 1994-07-05
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4115773A1 (en) * 2021-07-06 2023-01-11 Nisi Group S.r.l. Sofa-bed or armchair-bed with articulated mechanism

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4115773A1 (en) * 2021-07-06 2023-01-11 Nisi Group S.r.l. Sofa-bed or armchair-bed with articulated mechanism

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