JP2578275Y2 - 自動製図機の画線ヘッド - Google Patents

自動製図機の画線ヘッド

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JP2578275Y2
JP2578275Y2 JP1991077731U JP7773191U JP2578275Y2 JP 2578275 Y2 JP2578275 Y2 JP 2578275Y2 JP 1991077731 U JP1991077731 U JP 1991077731U JP 7773191 U JP7773191 U JP 7773191U JP 2578275 Y2 JP2578275 Y2 JP 2578275Y2
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lead
core
tank
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automatic drafting
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JPH0663388U (ja
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和朗 会沢
寿郎 辺見
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉛芯の繰り出しを行な
うことが可能なチャック体を配備してなる鉛芯繰り出し
手段と、その鉛芯繰り出し手段の後方に鉛芯の貯蔵を行
なう芯タンクとを有する自動製図機の画線ヘッドに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動製図機の画線ヘッドの1例と
して実開昭54−142545号公報が知られている。
詳述すると、外軸7の内側にはチャック1を配備してな
る鉛芯繰り出し手段が配置されている。前記チャック1
の後方には副数本の鉛芯を貯蔵(予備芯)することがで
きる芯タンク(チャック1の後部1C)が連設されてお
り、その連設部は鉛芯がスムーズに鉛芯挿通孔に挿通し
得るように傾斜面(チャック1の段部1A;一般的に約
120度)となっている。
【0003】また、実開昭61−12795号公報には
鉛芯繰り出し機構であるボールチャック機構の後方に
は、芯と略同径の芯ガイドパイプが配置されており、そ
の芯ガイドパイプよりボールチャック機構内に芯が挿通
されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】通常、自動製図機は、
実開昭54−142545号公報の第1図にも記載され
ているように、自動製図機が水平となるよう設置し使用
していた。しかし、近年、描画中の筆記物を確認するた
めに、また確認しやすいように自動製図機を約60度ほ
ど傾けて使用することが好まれるようになってきた。
【0005】しかしながら上述した従来技術の前者にお
いては、自動製図機を傾けた場合画線ヘッドも傾いてし
まい、その結果チャックと芯タンクとの間には傾斜面が
形成されているため、2本目の芯が、その傾斜面を乗り
越えることができなくなる。それ故に2本目以降の鉛芯
がチャックに挿通されず、筆記不能になることがあっ
た。
【0006】また、後者においては自動製図機を傾けて
も2本目の鉛芯はボールチャック機構内に挿通しえ、ま
た、芯ガイドパイプを長くすればするほど、複数の鉛芯
を貯蔵することができるものの、その長さには限度があ
り通常2本分位しか貯蔵できないものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、鉛芯の繰り出しを行なうこ
とが可能なチャック体を配備してなる鉛芯繰り出し手段
と、その鉛芯繰り出し手段の後方に鉛芯の貯蔵を行なう
芯タンクとを有する自動製図機の画線ヘッドであって、
前記芯タンクを画線ヘッド自体に一体的に設けると共
に、芯タンクの内面に、前記チャック体の後端に形成さ
れている鉛芯供給孔と同軸上になるよう鉛芯摺動部を形
成し、且つ、その鉛芯摺動部の軸線と前記鉛芯供給孔と
の軸線とは平行になるように形成したことを要旨とする
ものである。
【0008】
【実施例】以下添付図面に基づき詳細に説明する。図1
は、自動製図機101に画線ヘッドを取付けたときの図
であり、参照符号102は画線ヘッドホルダーで、その
画線ヘッドホルダー102の後端からはノック部103
が突出している。また自動製図機101の側面からは、
前記画線ヘッドホルダー102を把持し、上下動可能な
アーム104が適宜間隔をおいて2組配置されている。
前記ノック部103の後端対向位置には、当接部材10
5が間隔をおいて自動製図機101に設けられている。
【0009】次に画線ヘッドについて説明する(図2参
照)。軸筒1の先端には先部材2が螺着されている。そ
の先部材2の内方には、後述するボールチャック機構と
の間に介在されるスライダースプリング3とで前方に付
勢され、かつ前記先部材2の内面を摺動可能なスライダ
ー4が配置されている。そのスライダー4内には鉛芯を
軽く保持し、合成ゴムなどからなる鉛芯保持部材5が内
接されている。尚、参照符号1aは、画線ヘッドホルダ
ー102に対し軸筒1が常に一定の向き(自動製図機を
傾けた場合には後述する鉛芯摺動面16が下向きになる
よう)になるよう形成された係合段部である。
【0010】参照符号6は、前記スライダー4の後方に
あって、ホルダー1内に配置されたボールチャック機構
である。そのボールチャック機構6は、前方を複数に分
割されて開閉自在であり、かつ閉鎖時において鉛芯Lの
把持が可能な、後端に鉛芯供給孔7aが形成されたチャ
ック体7と、そのチャック体7の頭部外面に形成された
皿上の受座8に載置された転子9と、その転子9を滑動
案内して、前記チャック体7を閉鎖し得る傾斜面10を
有するチャックリング11と、前記チャク体7をチャッ
クリング11に対して後方に付勢するチャックスプリン
グ12とより構成されている。
【0011】前記ボールチャック機構6の後方で、軸筒
1の内面には芯タンク13が形成されている。その芯タ
ンク13の前方には、前記チャック体7に形成された鉛
芯供給孔7aの軸線と同軸上に形成された鉛芯挿通孔1
4と傾斜面15とが形成されている。また芯タンク13
は、図3、図4に示すように芯貯蔵部が断面形状が扇形
に形成されており、その頂部は鉛芯摺動部16となって
いて、前記鉛芯挿通孔14とその軸線が同軸上になって
いる。
【0012】さらに、芯タンク13の後方には、前記鉛
芯挿通孔14と同軸上に鉛芯押圧杆17が、弾撥部材1
8により後方に付勢され摺動自在に配置されている。参
照符号103は、前記鉛芯押圧杆17の後端に固定され
ているノック部である。
【0013】尚、芯タンク13の断面形状は図4に示す
ように鉛芯摺動部16に鉛芯が通過し得る程度の幅を有
し、鉛芯が1本程度待機し得る縦溝19を形成してもよ
く、また図5に示すように鉛芯の幅と略同幅の芯タンク
20を形成し、鉛芯を1列状に貯蔵しても良い。図3、
図4に示すような構成をとることにより貯蔵されている
他の鉛芯とのかみあいが無くなり、よりスムーズに鉛芯
摺動面16に鉛芯を供給することができ、強いては鉛芯
供給孔7aに鉛芯が確実に供給される。
【0014】次に作用について説明する。芯タンク1
3、20の中に配置されている複数本の鉛芯の中の1本
が鉛芯摺動面に載置され、鉛芯挿通孔14から鉛芯供給
孔7aに挿入される。そしてチャック体7の芯把持部に
鉛芯を導くために当接部材105にノック部103を当
接させる。その当接により鉛芯押圧杆17が押圧され、
鉛芯をも押圧(前進)する。また、自動製図機を60度
位傾けた場合においても、鉛芯摺動面16が下向きとな
り鉛芯供給孔7aと同軸上になるので鉛芯は、スムーズ
に鉛芯供給孔7a内に挿入される。
【0015】図6は、本願考案における芯タンク13の
種々の形状を,後端を押圧することにより鉛芯の繰り出
しを行なうことが可能な後端ノック式のシャープペンシ
ルに適用した例である。係合段部22aが外周に形成さ
れた軸筒22の先端には、スライダースプリング23に
より前方に付勢されたスライダー24を摺動自在に有す
る先部材25が螺着されている。
【0016】また、軸筒22の内側には、先端に鉛芯の
把持を行なうチャック体26が固定され、弾撥部材27
により後方に付勢された芯タンク28が配置されてお
り、前記チャック体26はチャックリング29により開
閉されるようになっている。さらに、前記芯タンク28
の後端にはノック部103が圧入嵌合、螺着などにより
着脱自在自在に取付けられている。
【0017】尚、芯タンク28の断面形状は、前述した
ように図3乃至図5の形状などの種々の形状が採用可能
である。
【0018】
【考案の効果】本考案は、鉛芯の繰り出しを行なうこと
が可能なチャック体を配備してなる鉛芯繰り出し手段
と、その鉛芯繰り出し手段の後方に鉛芯の貯蔵を行なう
芯タンクとを有する自動製図機の画線ヘッドであって、
前記芯タンクを画線ヘッド自体に一体的に設けると共
に、芯タンクの内面に、前記チャック体の後端に形成さ
れている鉛芯供給孔と同軸上になるよう鉛芯摺動部を形
成し、且つ、その鉛芯摺動部の軸線と前記鉛芯供給孔と
の軸線とは平行になるように形成したので、自動製図機
を水平に設置した場合でも、約60度位まで傾けて設置
し、筆記しても2本目の鉛芯を確実にチャック体内に供
給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【図2】本考案の実施例を示す要部縦断面図である。
【図3】図1に相当するA−A線断面図である。
【図4】図3に相当する他の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】図3に相当するさらに他の実施例を示す断面図
である。
【図6】本願考案を後端ノック式のシャープペンシルに
適用した場合の実施例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1、22 軸筒 1a,22a 係合段部 2 先部材 3、23 スライダースプリング 4、24 スライダー 5 鉛芯保持手段 6 ボールチャック機構 7、26 チャック体 7a,26a 鉛芯供給部 8 受座 9 転子 10 傾斜面 11、29 チャックリング 12 チャックスプリング 13、28 芯タンク 14 鉛芯挿通孔 15 傾斜面 16 鉛芯摺動部 17 鉛芯押圧杆 18、27 弾撥部材 19 縦溝 20 芯タンク 103 ノック部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛芯の繰り出しを行なうことが可能なチ
    ャック体を配備してなる鉛芯繰り出し手段と、その鉛芯
    繰り出し手段の後方に鉛芯の貯蔵を行なう芯タンクとを
    有する自動製図機の画線ヘッドであって、前記芯タンク
    を画線ヘッド自体に一体的に設けると共に、芯タンクの
    内面に、前記チャック体の後端に形成されている鉛芯供
    給孔と同軸上になるよう鉛芯摺動部を形成し、且つ、そ
    の鉛芯摺動部の軸線と前記鉛芯供給孔との軸線とは平行
    になるように形成したことを特徴とする自動製図機の画
    線ヘッド。
JP1991077731U 1991-08-31 1991-08-31 自動製図機の画線ヘッド Expired - Lifetime JP2578275Y2 (ja)

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JPH0663388U JPH0663388U (ja) 1994-09-06
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JPH01288497A (ja) * 1988-05-17 1989-11-20 Mutoh Ind Ltd X−yプロッタにおける筆記芯自動供給装置

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