JP2578211B2 - カプセル - Google Patents

カプセル

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JP2578211B2 JP1185838A JP18583889A JP2578211B2 JP 2578211 B2 JP2578211 B2 JP 2578211B2 JP 1185838 A JP1185838 A JP 1185838A JP 18583889 A JP18583889 A JP 18583889A JP 2578211 B2 JP2578211 B2 JP 2578211B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カプセル、さらに詳しくは作動装置を用い
る多成分混合用のカプセル、とくに歯科用のカプセルに
関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題) このタイプ(西ドイツ特許第1939316号、第4A図)の
既知の混合カプセルは、筒状の容器部内に、壁が容器部
を通過して背面に突出するポット型のピストンを有し、
容器部の後端面上に支持される差込リングを有してい
る。フィルム容器内を空にして、その内容物を混合室中
へ排出させるため、ポット型ピストン内に存在するラム
は当該ラムに作用する機械的手段によって操作される。
機械的手段は、一方でラムを押し出し、他方でその射出
端にある容器部を支持する。また、差込リングは、ピス
トン上に発生した力を容器部に伝達し、その結果、ピス
トンを静止位置を維持することができる。ついで混合カ
プセルは、公知の振動混合器に挿入され、混合室中の成
分を混合させ、混合剤とする。ついで差込リングをはず
し、機械的手段内に再びカプセルを挿入して、混合室の
内容物を射出する。公知のカプセルでは、ピストン周囲
で相互に連結した各部材や差込リングの製造は、伝達の
ために大きな力が必要であって高品質材料を要するた
め、著しく高価であり、このため、公知のカプセルは、
非実用的である。さらに、カプセルから小さな差込リン
グを取りはずすのに、非常にゆるく連結していなけれ
ば、すぐに取り外すのが面倒である一方、連結が非常に
ゆるい場合には混合室に液体成分を完全に移せない危険
性がある。
別の既知の混合カプセル(西独−特許第1939316号、
第1A図)において、混合室の壁はピストンの上流地点で
円周形のビースを有し、このビースは、この地点でピス
トンの通過を制限し、ピストンの移動に対して、破壊と
フィルム容器を空にして混合室を移すための十分な力を
生じ得るような抵抗力を与えている。しかし、この手段
では、かかる抵抗力を正確に決定できないため、破壊と
フィルム容器を空にするために必要な力よりもかなり大
きな力を加えなければならず、その結果射出操作が非常
に困難になる。さらに、公知の装置は、ピストンがビー
ズ通過後に滑るので、射出の間に混合壁の気密性が保証
できなくなる。
別の混合カプセル(ドイツ特許公開第3718326号)で
は、これは先行技術に属するものではないが、フィルム
容器から混合器にその内容物を移す間、静止位置にピス
トンをしっかりと固定するための機械的手段の部材を容
器部壁を通じてピストンに作用させることによって、上
記の欠点を避けている。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は、従来技術の欠点を回避したカプセル
を提供することである。本発明のカプセルでは、フィル
ム容器内の内容物を空にする間、ピストンは静止位置に
確実に保持されており、その生産に伴うコスト増加もな
くかつ使用も容易で、しかも、混合物射出の際に克服し
なければならない著しい抵抗力がないことを特徴とす
る。
本発明による解決法は、ピストンの一部が、静止状態
において射出口から離れた方の容器部・後方端面を越え
て突出して、支持面を形成する径方向の突起を有してい
ることからなる。
この突起は、機械的手段である作動装置と間接的に協
働(共動)することができる。操作の目的、すなわち、
混合室に液体成分を移動させるには、カプセルを作動装
置内へ、その支持構造がピストンとのみ協働するように
挿入する。ついで作動させ混合した後に、カプセルを再
び装置内に、特に作動装置の支持構造が容器部と協働し
て、ピストンの混合室方向への移動が自由になるような
位置に挿入する。
しかしながら、作動装置の支持面が容器部とのみ接触
する方が本発明の実施例として優れている。なぜなら、
その場合には正確でない操作による危険性が排除される
からである。このためにピストンの突起を、容器部周囲
へ保持する一方、容器部は作動装置と協働するように設
計する。また、このために作動装置の支持構造と協働す
る横方向の突起を容器部上に設けてもよい。
容器部と協働するピストンの突起は、混合カプセルの
操作中、静止位置でピストンの保持を行うことのみを目
的とする一方、混合後はピストンはできるだけ抵抗が少
なく移動すべきであるから、本発明の特徴であるピスト
ンの突起は、ラムが所定の距離を動いた後、自然に外れ
るようになっている。このことは、突起の遮断機能は、
フィルム容器の内容物を完全に空にするのに十分なだけ
の限られたラムの進行に関与し、その後、当該機能は終
わることを意味する。
本発明の特に有効な具体例では、この原理は、引裂可
能な部材(ブリッジ材)によって、ピストン壁に連結し
た突起によって実現され、裂け易い部分の引裂強度はフ
ィルム容器を空にするのに必要なラムの力よりも大きい
ものである。例えば、この突起は、好ましくは環状円周
フランジとして考案され、フィルム容器を空にするのに
必要な力よりも十分に大きく所定の闘値を越えた時に裂
けてしまう1個またはそれ以上の薄膜性ブリッジによっ
てピストンの壁に接続しうるものである。その結果、ピ
ストンの前方への推進に対する抵抗がなくなり、混合室
の内容物の射出の間における付加的な抵抗力を克服する
必要もない。ブリッジ材は、その断面寸法を非常に正確
に測定できるから、力の闘値も正確に決定できる。
本発明の別の実施例において、突起は、ピストンの径
方向の曲げやすい部材(弾性部材)によって保持され、
またラムの面によって容器部周囲に支持されたその位置
に保持されている。ラムは、静止位置で、突起を通過し
てピストンがフィルム容器をほぼ完全に空にするように
当該ラムが移動する距離だけ後方に突出している。ラム
は、フィルム容器が確実に空になる距離まで押されるや
いなや、突起の径方向への支持がなくなり、その結果、
当該突起は内側にまがり、容器部の後方端面との接触性
支持を失う。液体容器を空にしてからのみ支持が可能で
あることを確実にするために、本発明によれば、突起は
弾性部材によってピストンの壁に結合しており、突起の
離脱がこの部分の所定の弾性歪みの後にのみなされるよ
うにすることができる。換言すれば、ラムの支持面が突
起を通過して後方に突出している距離が、突起が静止位
置からフィルム容器を完全に空にした後の位置へ動く距
離よりもいくらか小さいということである。
(好適な具体例の説明) 次に、添付の図面を参照しながら本発明の代表的な実
施例を説明し、本発明をさらに詳細に説明する。
第1図は、本発明の静止状態のカプセル(第1実施
例)の縦断面図、 第2図は、第1図に示す第1実施例を操作した後の状
態の図、 第3図は、本発明の別の第2実施例を示す縦断面図、 第4図は、空になった状態の第1実施例を示す断面
図、 第5図、本発明の静止状態の第3実施例を示す断面
図、 第6および7図は、各々、第1および2実施例のピス
トンを示した図、 第8図は、本発明の混合カプセルに使用される作動装
置を示す斜視図である。
カプセルは、容器部1、ピストン2およびラム3から
なる。容器部1は、筒状の壁4内に混合室5を形成す
る。この混合室5は、その前方において射出口7を有し
かつ射出用導管9が接合している末端壁6によって輪郭
を形成する。射出用導管9は、混合するまでの静止状態
では、ピン8によって密封されており、このピンでは導
管が実質的に完全に混合室までひろがっており、ピンは
口金10によって外すことができる。
容器部1の壁4は、混合室5の後方に、ピストン2の
効果的なシーリング・ガイドを形成し、また外方突起12
(好ましくは溝13の形状をなす)を有し、この突起12
は、作動装置16のツメ(鉤爪)15と協働するための前方
向静止面14を形成している。容器部1は後方端面17で終
わり、この端面17は、壁4の内面(容器1の内径)より
も大きな直径を有する円周方向のうねを形成するように
内方に面取してもよい。
筒状の壁4はピストン2に気密にフィットし、ピスト
ン2は、前端に有孔壁19を有する。この壁19は、後方で
混合室5を形成し、前端壁6に対して平行であって、開
口部20を有する。また、壁19は壁4と共に協働して漏出
を防止するピストン壁21と、壁4の後端において径方向
突起22とを有し、この突起22は、容器部1の後方端面17
に係合し、この端面を背後からしっかりと支持してい
る。第1実施例において、突起22は環状にピストン2の
周囲を覆うフランジ23として設計され(第6図参照)、
円周状のスロット(溝孔)24によってピストン壁21から
分離しており、わずかな薄さの引裂き可能な部材(ブリ
ッジ材)25でのみピストン壁21と結合している。
第2実施例(第7図)では、突起22は、ピストン壁21
に弾性部材(柔軟な連続部材)27によって結合している
数個のフック26の形態として設計されている。勿論、円
周上に配置した複数のフック26は、切れ目によって相互
に離れており、その結果、相互に衝突せずに内側に湾曲
することができる。
ピストン2内に存在するラム3は、有孔壁19の後面に
平行な端部または前面30を有しており、また、有孔壁19
と共に、フィルム容器32を収納する収納室(空間)31を
形成する。ラム3を前方に押すことによって、収納室31
の容量を収縮させ、次いでフィルム容器32を開口部20の
部分で破壊して、容器32中の液体内容物を混合室5へ移
動させると共に容器32を空にする。この目的のために、
ラム3はピストン内を軸方向に沿って誘導され、また作
動装置16のラム34と協働する後方端面33を有している。
なお、ラム3は図中において中空ではない筒状体として
表されているが、材料を減らすために適当な空洞(複数
も可)またはくぼみを有していてもよい。構造上重要な
点は、有孔壁19に平行な端面と、ピストン2内の軸方向
への誘導と、作動装置16のラム34と協働する後方端面が
存在することであり、また、本発明の第2実施例で、突
起22としてのフック26に隣接する保持面28が存在するこ
とが重要である。
第8図は作動装置の重要な部分を示すものであり、そ
れ自体は公知である。装置本体40から、相互に実質的に
平行な壁またはアーム41が出ており、その末端はツメ15
を形成する内向の径方向フランジで終わり、前記したよ
うにカプセルを支持する役割を果たす。作動装置のラム
34は、装置本体40から、壁またはアーム41の間を介し矢
印の方向に押し、カプセルのラム3を作動させることが
できる。
第1図、第2図および第4図は、本発明のカプセルの
第1実施例の実質的な作動段階を示すものである。
第1図のカプセルは、静止状態にあり、操作のために
作動装置内へ差込む。第1図に示す静止状態から出発し
て、カプセルのラム3が前方へ押されると、圧がフィル
ム容器32にかかり容器が開口部20で破壊するまでフィル
ム容器の内圧が上昇する。ラム3がさらに有孔壁19に向
かって前方に進むと、収納室31の容積が減少し、フィル
ム容器は実質的に空になる。この過程では、ピストン2
はほぼ図示された位置に止どまっていることを想定して
いる。この目的のために、ピストン2は容器部1の後方
端面17に係合した突起22によって保持されている。これ
をより確実に可能にするために、引裂可能な部材(ブリ
ッジ材)25の引裂強度がフィルム容器32を空にするのに
必要な力よりも明らかに大きいようにその強度を決定す
る。
ひとたび、ラム3がピストン2の最先端に到達する
と、引裂可能な部材25を破壊してのみさらに前進するこ
とが可能である。すなわち、突起22を形成するフランジ
23は、引裂可能な部材25と共にピストン2の壁21から切
り離されて、カプセルの後方の作動装置16内へ取り除か
れる。これは、作動操作終了の目視による明白なサイン
となる。次に、カプセルを作動装置からはずし、次い
で、混合室5に集めた成分を混合するために通常使用さ
れる振動ミキサー中に装着する。ついで作動装置内に再
びカプセルを挿入する(第4図)。さらにピストン2の
ラム3を押して、混合物を射出導管9を通って混合室か
ら外に出す。
第2実施例において、突起22として形成されるフック
26が第1図および第7図に示すような位置に設けられて
いるならば、ピストン2は、操作段階の間のみ、容器部
1の後方端面17上で支持することも可能である。これ
は、フック26がラム3の外面または保持面28に接触して
いるという事実によって達成される。この状態は、外面
の後方端29がフック26を通過し、その結果、第3図に示
したようにフック26が内側にそり返ることによって終了
する。容器部1の後方端面17の前記うねが面28から遠け
れば遠いほど、フック26を内側に傾斜させようとする曲
げモーメントが大となり、後方端29がフック26を通過す
るやいなや第3図に示した結果が容易に得られる。外面
28の長さは、上記結果が、ラム3の前面30がフィルム容
器32の残骸に対し前進して有孔壁19に到達しこれにより
弾性部材27が僅かに引っ張られた時にのみ得られるよう
に寸法を定める。ラム3がさらに進むにつれて、フック
26は、第3図の図中下側に示すように内側に安全に折れ
曲がり、その結果、抵抗がかからなくなり、ラム3およ
びピストン2がともにさらに前進する。この段階で、カ
プセルの操作が終了する。混合室5内に集められた成分
を混合し、ついで第4図に示すように射出することがで
きる。
第5図に示す第3実施例では、ピストン2の突起22
は、操作段階で容器部1の後方末端面上に保持されるの
ではなく、作動装置16のツメ15上に直接保持されてい
る。もっぱら成分の混合後にだけ、ツメ15が容器部1の
溝13にはまるように作動装置16内にカプセルを挿入す
る。構造および機能の他の点は他実施例と同一である。
本発明は、とりわけ、操作段階で力を伝達するための
構造上の手段によって、ピストン2と容器部1の間の気
密接触が害されないという利点を有する。従って、本発
明のカプセルを、例えば、吸湿性、または混合前は有毒
であるために大気から遮断しなければならないような成
分に使用できる。これとは逆に、このような物質に使用
される公知のカプセルは、さらに防護用袋中に封入しな
ければならない。壁4とピストン壁21の相互の気密接触
を促進するために容器部1は柔軟性を有する材質、例え
ばポリエチレンなどから構成することができ、ピストン
2は容器部1の内径に対して所定の障害物を有すること
が出来る。一方、有孔壁19の好ましくない変形によっ
て、フィルム容器32が完全に空にならないという危険性
がないように、ピストン2はより硬い材質から構成され
る。
操作段階の完全を期するために別の手段、すなわち、
フィルム容器32内容物の混合室5への完全な移動手段を
講じ得る。また、操作段階の完了後にラム3/ピストン2
の意図しない前進を防止しうる装置を設けてもよく、こ
の装置は、混合ののちに混合物をカプセルから射出しう
るように、カプセルを作動装置からはずしたのちにの
み、手動ではずすことができるようにする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の静止状態のカプセル(第1実施例)
の縦断面図、 第2図は、第1図に示す第1実施例を操作した後の状態
の図、 第3図は、本発明の別の第2実施例を示す縦断面図、 第4図は、空になった状態の第1実施例を示す断面図、 第5図、本発明の静止状態の第3実施例を示す断面図、 第6および7図は、各々、第1および2実施例のピスト
ンを示した図、 第8図は、本発明の混合カプセルに使用される作動装置
を示す斜視図である。 図面中、主な符号はつぎのものを意味する。 1……容器部 2……ピストン 3……ラム 4……筒状壁 5……混合室 6……前方壁部(末端壁) 7……射出口 8……ピン 9……射出用導管 10……口金 12……突起 13……溝 14……前方向静止面 15……ツメ(鉤爪) 16……作動装置 17……後方端面 19……有孔壁 20……開口部 21……ピストン壁 22……突起 23……フランジ 25……引裂可能な部材(ブリッジ材) 26……フック(突起) 27……弾性部材(柔軟な連続部材) 28……保持面 31……調整室(空間、収納室) 32……フィルム容器

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成分を混合しかつ得られた混合物を射出す
    るために、作動装置16と共に使用されるカプセルであっ
    て、 当該カプセルは、容器部1と、容器部1内を移動可能な
    中空ピストン2と、ピストン2内を移動可能なラム3と
    を備え、 容器部1に混合室5を形成すると共に、当該混合室5の
    前方壁部6において射出口7を形成し、かつ容器部1の
    後方を開口させ、 ピストン2に、容器部1の後方に延在するピストン壁部
    21と、当該壁部21の後端に引裂き可能な部材25によって
    連結した径方向突出部22と、混合室5の後方壁を形成し
    かつ射出口7の後方に存在する有孔壁19とを設けると共
    に、有孔壁19の後方に、液体成分を含有するフィルム容
    器32を収納するための収容室31を設け、 第1段階としてラム3を収納室31内を前方に移動させる
    ことによりフィルム容器32の液体成分を有孔壁19の孔20
    に通して混合室5内へ移動させ、次いで、第2段階とし
    てラム3と共にピストン2を容器部1の前方に前進させ
    て引裂き可能な部材25を破壊し、これにより当該部材25
    を突起22と共に切り離してピストン2をさらに前進さ
    せ、これにより混合物をカプセルから射出させるに際
    し、 前記引裂き可能な部材25が、上記第1段階において容器
    部1の後端に設けた後方端面17と当該突起22が係合して
    ピストン2の前進を実質的に阻止するのに充分な強度で
    あってかつ上記第2段階において当該部材25が破断して
    離脱するのに足りる強度を示す ことを特徴とするカプセル。
  2. 【請求項2】突起22が環状フランジである請求項1記載
    のカプセル。
  3. 【請求項3】成分を混合しかつ得られた混合物を射出す
    るために、作動装置16と共に使用されるカプセルであっ
    て、 当該カプセルは、容器部1と、容器部1内を移動可能な
    中空ピストン2と、ピストン2内を移動可能なラム3と
    を備え、 容器部1に混合室5を形成すると共に、当該混合室5の
    前方壁部6において射出口7を形成し、かつ容器部1の
    後方を開口させ、 ピストン2に、容器部1の後方に延在するピストン壁部
    21と、当該壁部21の後端に弾性部材27によって連結した
    径方向突出部22と、混合室5の後方壁を形成しかつ射出
    口7の後方に存在する有孔壁19とを設けると共に、有孔
    壁19の後方に、液体成分を含有するフィルム容器32を収
    納するための収容室31を設け、 第1段階としてラム3を収納室31内を前方に移動させる
    ことによりフィルム容器32の液体成分を有孔壁19の孔20
    に通して混合室5内へ移動させ、次いで、第2段階とし
    てラム3と共にピストン2を容器部1の前方に前進させ
    て弾性部材27を突起22と共に後方へ屈曲させ、これによ
    りピストン2をさらに前進させて混合物をカプセルから
    射出させるに際し、 前記弾性部材27が、上記第1段階において容器部1の後
    端に設けた後方端面17と当該突起22が係合してピストン
    2の前進を実質的に阻止するのに足りる柔軟度であって
    かつ上記第2段階において当該部材27が後方へ屈曲する
    のに充分な柔軟度を示す ことを特徴とするカプセル。
  4. 【請求項4】ラム3が液体成分を含有するフィルム容器
    32の表面と接している静止状態において、突起22の後端
    からラム3の後端までの水平距離が、ラム3がフィルム
    容器32を空にするのに必要な移動距離と実質的に同じで
    ある請求項3記載のカプセル。
  5. 【請求項5】ラム3が液体成分を含有するフィルム容器
    32の表面と接している静止状態において、突起22の後端
    からラム3の後端までの水平距離が、ラム3がフィルム
    容器32を空にするのに必要な移動距離よりも短い請求項
    3記載のカプセル。
JP1185838A 1988-07-18 1989-07-17 カプセル Expired - Fee Related JP2578211B2 (ja)

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