JP2578199Y2 - 機械式駐車装置の車両搭載装置 - Google Patents
機械式駐車装置の車両搭載装置Info
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- JP2578199Y2 JP2578199Y2 JP1993025035U JP2503593U JP2578199Y2 JP 2578199 Y2 JP2578199 Y2 JP 2578199Y2 JP 1993025035 U JP1993025035 U JP 1993025035U JP 2503593 U JP2503593 U JP 2503593U JP 2578199 Y2 JP2578199 Y2 JP 2578199Y2
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- pallet
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- wheel stopper
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両を載置した状態で
移動する車載パレットを備えた機械式駐車装置の車両搭
載装置に関する。
移動する車載パレットを備えた機械式駐車装置の車両搭
載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両を載置した車載パレットが駐車装置
内を移動する場合には、車載パレットに載置された車両
が車載パレット上を走行しないようにその車輪の移動を
阻止しておく必要がある。
内を移動する場合には、車載パレットに載置された車両
が車載パレット上を走行しないようにその車輪の移動を
阻止しておく必要がある。
【0003】車載パレット上に駐車した車両の車輪の移
動を阻止する車輪止め装置としては、車載パレットの走
行面に固定され、車載パレット上に停止した車両の前輪
又は後輪をその前後から挟持する車輪止め部材が従来か
ら用いられてきたが、車両の駐車装置内への進入時及び
駐車装置からの退出時等の車両の走行時に車輪が車輪止
め部材を乗り越える必要があるため、車輪止め部材の背
を余り高くすることはできないので、車載パレットが駐
車装置内を速く移動する場合等には車輪止めの機能を十
分に発揮することができないという問題があった。
動を阻止する車輪止め装置としては、車載パレットの走
行面に固定され、車載パレット上に停止した車両の前輪
又は後輪をその前後から挟持する車輪止め部材が従来か
ら用いられてきたが、車両の駐車装置内への進入時及び
駐車装置からの退出時等の車両の走行時に車輪が車輪止
め部材を乗り越える必要があるため、車輪止め部材の背
を余り高くすることはできないので、車載パレットが駐
車装置内を速く移動する場合等には車輪止めの機能を十
分に発揮することができないという問題があった。
【0004】そこで、実開昭62−163265号公報
に示されるように、4隅の角度が可変な平行四辺形状の
車輪止め部材を起伏可能に設けておき、車両の走行時に
は車輪止め部材を伏した状態にして車両の走行に支障が
ないようにする一方、車両の駐車時には車輪止め部材を
起きた状態にして車両の走行を阻止する車輪止め装置が
提案されている。
に示されるように、4隅の角度が可変な平行四辺形状の
車輪止め部材を起伏可能に設けておき、車両の走行時に
は車輪止め部材を伏した状態にして車両の走行に支障が
ないようにする一方、車両の駐車時には車輪止め部材を
起きた状態にして車両の走行を阻止する車輪止め装置が
提案されている。
【0005】また、実開昭60−188752号公報に
示されるように、車載パレットにアーム部材を回転自在
に設けると共に該アーム部材をその一端が車載パレット
から車輪側へ突出するように付勢手段により付勢してお
き、車両の走行時には車輪がアーム部材の一端を下方に
押圧してその上を通過可能にする一方、車両の駐車時に
は車輪がアーム部材の一端により移動を阻止されるよう
な構造の車輪止め装置が提案されている。
示されるように、車載パレットにアーム部材を回転自在
に設けると共に該アーム部材をその一端が車載パレット
から車輪側へ突出するように付勢手段により付勢してお
き、車両の走行時には車輪がアーム部材の一端を下方に
押圧してその上を通過可能にする一方、車両の駐車時に
は車輪がアーム部材の一端により移動を阻止されるよう
な構造の車輪止め装置が提案されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の車輪止め装置によると、車輪止め部材が起伏可能又は
回転可能であるから車輪止め部材の背を高くすることは
できるが、車輪止め部材は車載パレットの所定位置に取
り付けられる構造であるので、車両の前輪又は後輪のい
ずれか一方の車輪の移動を阻止する機能しか有していな
い。
の車輪止め装置によると、車輪止め部材が起伏可能又は
回転可能であるから車輪止め部材の背を高くすることは
できるが、車輪止め部材は車載パレットの所定位置に取
り付けられる構造であるので、車両の前輪又は後輪のい
ずれか一方の車輪の移動を阻止する機能しか有していな
い。
【0007】このため、車載パレットが駐車装置内を速
く移動する場合等には車止めの機能を十分に発揮するこ
とができないという問題は依然として解決できない。
く移動する場合等には車止めの機能を十分に発揮するこ
とができないという問題は依然として解決できない。
【0008】上記に鑑みて、本考案は、車載パレットが
速く移動する場合でも、車輪の移動を確実に阻止できる
ような機械式駐車装置の車両搭載装置を提供することを
目的とする。
速く移動する場合でも、車輪の移動を確実に阻止できる
ような機械式駐車装置の車両搭載装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、車輪止め部材を車載パレットの走行面に
対して角度可変に設けると共に、該車輪止め部材を車輪
に当接するように車載パレットの本体部に沿って移動さ
せるものである。
め、本考案は、車輪止め部材を車載パレットの走行面に
対して角度可変に設けると共に、該車輪止め部材を車輪
に当接するように車載パレットの本体部に沿って移動さ
せるものである。
【0010】具体的に本考案が講じた解決手段は、車両
を載置した状態で移動する車載パレットを備えた機械式
駐車装置の車両搭載装置を対象とし、車両前後方向へ延
びるように設けられ走行面を車両が走行可能なパレット
本体部と、該パレット本体部の車両前後方向の端部にそ
れぞれ設けられ車両前後方向の端部側に向かうにつれて
下方に傾斜するパレット傾斜部とを有する車載パレット
と、パレット本体部の車両前後方向の両端部にパレット
本体部及びパレット傾斜部に沿って車両前後方向へ移動
可能に設けられた前後一対の車輪止め部材であって、各
車輪止め部材は、車輪が通過可能なように上面が車載パ
レット本体部の走行面と略面一になる第1の角度位置と
車輪の走行を阻止可能なように上面が車載パレット本体
部の走行面に対して傾斜する第2の角度位置との間で回
転可能に設けられた板状体と、該板状体の下面から垂下
するように設けられパレット傾斜部と接しているときに
は板状体の上面を第1の角度位置に位置させると共にパ
レット本体部と接しているときには板状体の上面を第2
の角度位置に位置させる垂下部とを有する前後一対の車
輪止め部材と、車輪止め部材の垂下部を、車輪止め部材
の板状体がパレット傾斜部の上に位置して第1の角度位
置となる車輪通過位置とパレット本体部の上に位置して
第2の角度位置となる車輪停止位置との間を移動させる
車輪止め部材駆動手段とを備えている構成とするもので
ある。
を載置した状態で移動する車載パレットを備えた機械式
駐車装置の車両搭載装置を対象とし、車両前後方向へ延
びるように設けられ走行面を車両が走行可能なパレット
本体部と、該パレット本体部の車両前後方向の端部にそ
れぞれ設けられ車両前後方向の端部側に向かうにつれて
下方に傾斜するパレット傾斜部とを有する車載パレット
と、パレット本体部の車両前後方向の両端部にパレット
本体部及びパレット傾斜部に沿って車両前後方向へ移動
可能に設けられた前後一対の車輪止め部材であって、各
車輪止め部材は、車輪が通過可能なように上面が車載パ
レット本体部の走行面と略面一になる第1の角度位置と
車輪の走行を阻止可能なように上面が車載パレット本体
部の走行面に対して傾斜する第2の角度位置との間で回
転可能に設けられた板状体と、該板状体の下面から垂下
するように設けられパレット傾斜部と接しているときに
は板状体の上面を第1の角度位置に位置させると共にパ
レット本体部と接しているときには板状体の上面を第2
の角度位置に位置させる垂下部とを有する前後一対の車
輪止め部材と、車輪止め部材の垂下部を、車輪止め部材
の板状体がパレット傾斜部の上に位置して第1の角度位
置となる車輪通過位置とパレット本体部の上に位置して
第2の角度位置となる車輪停止位置との間を移動させる
車輪止め部材駆動手段とを備えている構成とするもので
ある。
【0011】
【作用】上記の構成により、前後一対の車輪止め部材を
構成する各車輪止め部材の板状体は、上面が車載パレッ
ト本体部の走行面と略面一になって車輪が通過可能にな
る第1の角度位置と、上面が車載パレット本体部の走行
面に対して傾斜して車輪の走行を阻止する第2の角度位
置との間で回転可能であり、また、車輪止め部材駆動手
段は、車輪止め部材の板状体と一体に設けられた垂下部
を、車輪止め部材の板状体がパレット傾斜部の上に位置
して第1の角度位置となる車輪通過位置とパレット本体
部の上に位置して第2の角度位置となる車輪停止位置と
の間を移動させるので、車両の走行時に、車輪止め部材
駆動手段により、車輪止め部材の板状体を第1の角度位
置(板状体の上面が車載パレット本体部の走行面と略面
一になって車輪が通過可能になる角度位置)にすると、
車両の走行に対して支障がなくなると共に、車両の駐車
時に、車輪止め部材駆動装置により、車輪止め部材の板
状体を第1の角度位置から第2の角度位置(板状体の上
面が車載パレット本体部の走行面に対して傾斜して車輪
の走行を阻止する角度位置)に回転させると共に車輪通
過位置から車輪停止位置まで移動させると、車輪止め部
材の板状体が車輪に当接して該車輪の移動を阻止する。
構成する各車輪止め部材の板状体は、上面が車載パレッ
ト本体部の走行面と略面一になって車輪が通過可能にな
る第1の角度位置と、上面が車載パレット本体部の走行
面に対して傾斜して車輪の走行を阻止する第2の角度位
置との間で回転可能であり、また、車輪止め部材駆動手
段は、車輪止め部材の板状体と一体に設けられた垂下部
を、車輪止め部材の板状体がパレット傾斜部の上に位置
して第1の角度位置となる車輪通過位置とパレット本体
部の上に位置して第2の角度位置となる車輪停止位置と
の間を移動させるので、車両の走行時に、車輪止め部材
駆動手段により、車輪止め部材の板状体を第1の角度位
置(板状体の上面が車載パレット本体部の走行面と略面
一になって車輪が通過可能になる角度位置)にすると、
車両の走行に対して支障がなくなると共に、車両の駐車
時に、車輪止め部材駆動装置により、車輪止め部材の板
状体を第1の角度位置から第2の角度位置(板状体の上
面が車載パレット本体部の走行面に対して傾斜して車輪
の走行を阻止する角度位置)に回転させると共に車輪通
過位置から車輪停止位置まで移動させると、車輪止め部
材の板状体が車輪に当接して該車輪の移動を阻止する。
【0012】また、各車輪止め部材は、車載パレットの
パレット本体部の車両前後方向の両端部にそれぞれ設け
られているため、パレット本体部の上に位置する車両の
車輪に前後方向から当接して車輪の移動を阻止すること
ができる。
パレット本体部の車両前後方向の両端部にそれぞれ設け
られているため、パレット本体部の上に位置する車両の
車輪に前後方向から当接して車輪の移動を阻止すること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0014】図1は本考案の一実施例に係る機械式駐車
装置の車輪止め装置を示す平面図、図2は図1における
II−II線の断面図、図3は図2の要部の拡大図、図4は
図1におけるIV−IV線の断面図、図5は図1におけるV
−V線の断面図であって、同図に示すように、車両を載
置した状態で移動する車載パレット10の本体部10a
の車両前後方向の両端部には、車両前後方向の外方へ行
くにつれて下方へ向かう傾斜部10b,10bがそれぞ
れ形成されている。
装置の車輪止め装置を示す平面図、図2は図1における
II−II線の断面図、図3は図2の要部の拡大図、図4は
図1におけるIV−IV線の断面図、図5は図1におけるV
−V線の断面図であって、同図に示すように、車両を載
置した状態で移動する車載パレット10の本体部10a
の車両前後方向の両端部には、車両前後方向の外方へ行
くにつれて下方へ向かう傾斜部10b,10bがそれぞ
れ形成されている。
【0015】車載パレット10の本体部10aの車両前
後方向の両側には第1のガイド部材11A及び第2のガ
イド部材11Bがそれぞれ車両前後方向へ移動自在に設
けられており、該第1及び第2のガイド部材11A,1
1Bは、板状の本体部11aと、該本体部11aの両側
に設けられた側部11b,11bとからなる。
後方向の両側には第1のガイド部材11A及び第2のガ
イド部材11Bがそれぞれ車両前後方向へ移動自在に設
けられており、該第1及び第2のガイド部材11A,1
1Bは、板状の本体部11aと、該本体部11aの両側
に設けられた側部11b,11bとからなる。
【0016】第1のガイド部材11Aの各側部11b同
士の間における車載パレット10の傾斜部10bの上に
は第1のガイド部材11Aの各側部11bに回転自在に
支持された第1の車輪止め部材12Aが設けられ、第2
のガイド部材11Bの側部11b同士の間における車載
パレット10の傾斜部10bの上には第2のガイド部材
11Bの各側部11bに回転自在に支持された第2の車
輪止め部材12Bが設けられている。第1及び第2の車
輪止め部材12A,12Bは、それぞれ車両前後方向に
対して垂直な方向に延びる帯状体12aと、該帯状体1
2aの中央部に互いに対向して垂下するように設けられ
た一対の垂下板12b,12bと、該一対の垂下板12
bに架設されたピン部材12cとを有しており、車載パ
レット10の本体部10aに沿って第1及び第2のガイ
ド部材11A,11Bと共に車両前後方向へ移動可能で
ある。
士の間における車載パレット10の傾斜部10bの上に
は第1のガイド部材11Aの各側部11bに回転自在に
支持された第1の車輪止め部材12Aが設けられ、第2
のガイド部材11Bの側部11b同士の間における車載
パレット10の傾斜部10bの上には第2のガイド部材
11Bの各側部11bに回転自在に支持された第2の車
輪止め部材12Bが設けられている。第1及び第2の車
輪止め部材12A,12Bは、それぞれ車両前後方向に
対して垂直な方向に延びる帯状体12aと、該帯状体1
2aの中央部に互いに対向して垂下するように設けられ
た一対の垂下板12b,12bと、該一対の垂下板12
bに架設されたピン部材12cとを有しており、車載パ
レット10の本体部10aに沿って第1及び第2のガイ
ド部材11A,11Bと共に車両前後方向へ移動可能で
ある。
【0017】第1及び第2の車輪止め部材12A,12
Bが車載パレット10の傾斜部10bの上つまり車輪通
過位置に位置するときには、第1及び第2の車輪止め部
材12A,12Bは、第1の角度位置つまり帯状体12
aの上面を車輪が通過可能なように帯状体12aの上面
が車載パレット10の本体部10aの走行面10cと略
面一になる角度位置となる。また、第1及び第2の車輪
止め部材12A,12Bが車載パレット10の傾斜部1
0bから本体部10aの上に移動すると、垂下板12b
が車載パレット10の本体部10aの上面に沿って移動
するので、第1及び第2の車輪止め部材12A,12B
は第2の角度位置つまり帯状体12aの上面が車載パレ
ット10の本体部10aの走行面10cに対してほぼ4
5度の角度に傾斜する角度位置となる。
Bが車載パレット10の傾斜部10bの上つまり車輪通
過位置に位置するときには、第1及び第2の車輪止め部
材12A,12Bは、第1の角度位置つまり帯状体12
aの上面を車輪が通過可能なように帯状体12aの上面
が車載パレット10の本体部10aの走行面10cと略
面一になる角度位置となる。また、第1及び第2の車輪
止め部材12A,12Bが車載パレット10の傾斜部1
0bから本体部10aの上に移動すると、垂下板12b
が車載パレット10の本体部10aの上面に沿って移動
するので、第1及び第2の車輪止め部材12A,12B
は第2の角度位置つまり帯状体12aの上面が車載パレ
ット10の本体部10aの走行面10cに対してほぼ4
5度の角度に傾斜する角度位置となる。
【0018】車載パレット10の本体部10aの手前側
(図1における下側)には、車両前後方向へ延びる第1
の螺子部材14Aが回転自在に設けられており、該第1
の螺子部材14Aには第1のナット部材16Aが螺合し
ている。これにより、第1の螺子部材14Aを左側から
見て時計回りに回転すると第1のナット部材16Aは図
1の左側へ移動し、第1の螺子部材14Aを左側から見
て反時計回りに回転すると第1のナット部材16Aは図
1の右側へ移動する。同様に、第1の螺子部材14Aの
手前側には第2の螺子部材14Bが回転可能に設けられ
ており、該第2の螺子部材14Bには第2のナット部材
16Bが螺合している。これにより、第2の螺子部材1
4Bを左側から見て時計回りに回転すると第2のナット
部材16Bは図1の左側へ移動し、第2の螺子部材14
Bを左側から見て反時計回りに回転すると第2のナット
部材16Bは図1の右側へ移動する。
(図1における下側)には、車両前後方向へ延びる第1
の螺子部材14Aが回転自在に設けられており、該第1
の螺子部材14Aには第1のナット部材16Aが螺合し
ている。これにより、第1の螺子部材14Aを左側から
見て時計回りに回転すると第1のナット部材16Aは図
1の左側へ移動し、第1の螺子部材14Aを左側から見
て反時計回りに回転すると第1のナット部材16Aは図
1の右側へ移動する。同様に、第1の螺子部材14Aの
手前側には第2の螺子部材14Bが回転可能に設けられ
ており、該第2の螺子部材14Bには第2のナット部材
16Bが螺合している。これにより、第2の螺子部材1
4Bを左側から見て時計回りに回転すると第2のナット
部材16Bは図1の左側へ移動し、第2の螺子部材14
Bを左側から見て反時計回りに回転すると第2のナット
部材16Bは図1の右側へ移動する。
【0019】第1の車輪止め部材12Aのピン部材12
cには第1のワイヤ18Aの一端部が固定されており、
該第1のワイヤ18Aは、その一端部から中央パイプ部
材20の内部を左側へ延びた後、第1の左側プーリー2
2Aで方向転換され、その後、第1の左側パイプ24A
の内部を通って第1のナット部材16Aの左側側部に固
定されている。また、第1の車輪止め部材12Aのピン
部材12cには第2のワイヤ18Bの一端部も固定され
ており、第2のワイヤ18Bは、その一端部から右側へ
延びた後、第1の右側プーリー23Aで方向転換され、
その後、第1の右側パイプ26Aの内部を通って第1の
ナット部材16Aの右側側部に固定されている。
cには第1のワイヤ18Aの一端部が固定されており、
該第1のワイヤ18Aは、その一端部から中央パイプ部
材20の内部を左側へ延びた後、第1の左側プーリー2
2Aで方向転換され、その後、第1の左側パイプ24A
の内部を通って第1のナット部材16Aの左側側部に固
定されている。また、第1の車輪止め部材12Aのピン
部材12cには第2のワイヤ18Bの一端部も固定され
ており、第2のワイヤ18Bは、その一端部から右側へ
延びた後、第1の右側プーリー23Aで方向転換され、
その後、第1の右側パイプ26Aの内部を通って第1の
ナット部材16Aの右側側部に固定されている。
【0020】以上説明した、車載パレット10の本体部
10a及び傾斜部10b、第1の螺子部材14A、第1
のナット部材16A並びに第1及び第2のワイヤ18
A,18Bによって、第1の車輪止め部材12Aを第1
の角度位置と第2の角度位置との間で回転させると共に
車輪通過位置から車輪停止位置まで移動させる駆動伝達
手段が構成されており、第1の螺子部材14Aを左側か
ら見て時計回りに回転すると、第1のナット部材16A
が図1の左側へ移動するので、これに伴って第1の車輪
止め部材12Aは第2のワイヤ18Bに牽引されて図1
の右側へ移動し、第1の車輪止め部材12Aは該第1の
車輪止め部材12Aが第1の角度位置となる車輪通過位
置に移動する。このため、第1の車輪止め部材12Aの
上を車輪が通過可能である。一方、第1の螺子部材14
Aを左側から見て反時計回りに回転すると、第1のナッ
ト部材16Aが図1の右側へ移動するので、これに伴っ
て第1の車輪止め部材12Aは、第1のワイヤ18Aに
牽引されて図1の左側へ移動し、図2の一点鎖線で示す
ように、第2の角度位置となると共に車輪停止位置つま
り上面が車載パレット10上の車両の図1の右側の車輪
に右側から当接して該車輪の移動を阻止する位置に移動
する。
10a及び傾斜部10b、第1の螺子部材14A、第1
のナット部材16A並びに第1及び第2のワイヤ18
A,18Bによって、第1の車輪止め部材12Aを第1
の角度位置と第2の角度位置との間で回転させると共に
車輪通過位置から車輪停止位置まで移動させる駆動伝達
手段が構成されており、第1の螺子部材14Aを左側か
ら見て時計回りに回転すると、第1のナット部材16A
が図1の左側へ移動するので、これに伴って第1の車輪
止め部材12Aは第2のワイヤ18Bに牽引されて図1
の右側へ移動し、第1の車輪止め部材12Aは該第1の
車輪止め部材12Aが第1の角度位置となる車輪通過位
置に移動する。このため、第1の車輪止め部材12Aの
上を車輪が通過可能である。一方、第1の螺子部材14
Aを左側から見て反時計回りに回転すると、第1のナッ
ト部材16Aが図1の右側へ移動するので、これに伴っ
て第1の車輪止め部材12Aは、第1のワイヤ18Aに
牽引されて図1の左側へ移動し、図2の一点鎖線で示す
ように、第2の角度位置となると共に車輪停止位置つま
り上面が車載パレット10上の車両の図1の右側の車輪
に右側から当接して該車輪の移動を阻止する位置に移動
する。
【0021】第2の車輪止め部材12Bのピン部材12
cには第3のワイヤ18Cの一端部が固定されており、
該第1のワイヤ18Cは、その一端部から中央パイプ部
材20の内部を右側へ延びた後、第2の右側プーリー2
3Bで方向転換され、その後、第2の右側パイプ26B
の内部を通って第2のナット部材16Bの右側側部に固
定されている。また、第2の車輪止め部材12Bのピン
部材12cには第4のワイヤ18Dの一端部も固定され
ており、第4のワイヤ18Dは、その一端部から左側へ
延びた後、第2の左側プーリー22Bで方向転換され、
その後、第2の左側パイプ24Bの内部を通って第2の
ナット部材16Bの左側側部に固定されている。
cには第3のワイヤ18Cの一端部が固定されており、
該第1のワイヤ18Cは、その一端部から中央パイプ部
材20の内部を右側へ延びた後、第2の右側プーリー2
3Bで方向転換され、その後、第2の右側パイプ26B
の内部を通って第2のナット部材16Bの右側側部に固
定されている。また、第2の車輪止め部材12Bのピン
部材12cには第4のワイヤ18Dの一端部も固定され
ており、第4のワイヤ18Dは、その一端部から左側へ
延びた後、第2の左側プーリー22Bで方向転換され、
その後、第2の左側パイプ24Bの内部を通って第2の
ナット部材16Bの左側側部に固定されている。
【0022】以上説明した、車載パレット10の本体部
10a及び傾斜部10b、第2の螺子部材14B、第2
のナット部材16B並びに第1及び第2のワイヤ18
C,18Dによって、第2の車輪止め部材12Bを第1
の角度位置と第2の角度位置との間で回転させると共に
車輪通過位置から車輪停止位置まで移動させる駆動伝達
手段が構成されており、第2の螺子部材14Bを左側か
ら見て反時計回りに回転すると、第2のナット部材16
Bが図1の右側へ移動するので、これに伴って第2の車
輪止め部材12Bは第4のワイヤ18Dに牽引されて図
1の左側へ移動し、第2の車輪止め部材12Bは該第2
の車輪止め部材12Bが第1の角度位置となる車輪通過
位置に移動する。このため、第2の車輪止め部材12B
の上を車輪が通過可能である。一方、第2の螺子部材1
4Bを左側から見て時計回りに回転すると、第2のナッ
ト部材16Bが図1の左側へ移動するので、これに伴っ
て第2の車輪止め部材12Bは第3のワイヤ18Cに牽
引されて図1の右側へ移動し、第2の角度位置になると
共に車輪停止位置つまり上面が車載パレット10上の車
両の図1の左側の車輪に左側から当接して該車輪の移動
を阻止する位置に移動する。
10a及び傾斜部10b、第2の螺子部材14B、第2
のナット部材16B並びに第1及び第2のワイヤ18
C,18Dによって、第2の車輪止め部材12Bを第1
の角度位置と第2の角度位置との間で回転させると共に
車輪通過位置から車輪停止位置まで移動させる駆動伝達
手段が構成されており、第2の螺子部材14Bを左側か
ら見て反時計回りに回転すると、第2のナット部材16
Bが図1の右側へ移動するので、これに伴って第2の車
輪止め部材12Bは第4のワイヤ18Dに牽引されて図
1の左側へ移動し、第2の車輪止め部材12Bは該第2
の車輪止め部材12Bが第1の角度位置となる車輪通過
位置に移動する。このため、第2の車輪止め部材12B
の上を車輪が通過可能である。一方、第2の螺子部材1
4Bを左側から見て時計回りに回転すると、第2のナッ
ト部材16Bが図1の左側へ移動するので、これに伴っ
て第2の車輪止め部材12Bは第3のワイヤ18Cに牽
引されて図1の右側へ移動し、第2の角度位置になると
共に車輪停止位置つまり上面が車載パレット10上の車
両の図1の左側の車輪に左側から当接して該車輪の移動
を阻止する位置に移動する。
【0023】尚、図示は省略したが、第1及び第2の螺
子部材14A,14Bの開放端(図4及び図5における
左端)にナットランナが係合するソケットを設けると共
に車両乗入れ部に上記のナットランナを設け、該ナット
ランナにより第1及び第2の螺子部材14A,14Bを
回転するようにしてもよい。この場合、ナットランナと
しては、その回転駆動部に設定値以上の回転負荷が作用
すると、第1及び第2の螺子部材14A,14Bに対す
る回転の付与を停止するトルク検出手段を備えているこ
とが好ましい。
子部材14A,14Bの開放端(図4及び図5における
左端)にナットランナが係合するソケットを設けると共
に車両乗入れ部に上記のナットランナを設け、該ナット
ランナにより第1及び第2の螺子部材14A,14Bを
回転するようにしてもよい。この場合、ナットランナと
しては、その回転駆動部に設定値以上の回転負荷が作用
すると、第1及び第2の螺子部材14A,14Bに対す
る回転の付与を停止するトルク検出手段を備えているこ
とが好ましい。
【0024】また、上記実施例においては、第1及び第
2の車輪止め部材12A,12Bが前輪の前側及び後輪
の後側からそれぞれ当接する構造であったが、これに代
えて、第1及び第2の車輪止め部材12A,12Bが前
輪又は後輪にその前後から当接する構造にしてもよい。
2の車輪止め部材12A,12Bが前輪の前側及び後輪
の後側からそれぞれ当接する構造であったが、これに代
えて、第1及び第2の車輪止め部材12A,12Bが前
輪又は後輪にその前後から当接する構造にしてもよい。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る車輪
止め装置によると、車載パレットのパレット本体部の車
両前後方向の両端部に設けられた各車輪止め部材の板状
体は、車輪通過位置においては第1の角度位置になり、
その上面が車載パレット本体部の走行面と略面一になっ
て車輪が通過可能になると共に、車輪停止位置において
は第2の角度位置になり、その上面が車載パレット本体
部の走行面に対して傾斜して車輪の走行を阻止するた
め、各車輪止め部材は、車両の走行時には車両の走行に
対して支障がなくなると共に、車両の駐車時には車輪の
移動を阻止することができるので、車両の走行には支障
がないと共に駐車中の車両の車輪の移動を確実に阻止す
る。
止め装置によると、車載パレットのパレット本体部の車
両前後方向の両端部に設けられた各車輪止め部材の板状
体は、車輪通過位置においては第1の角度位置になり、
その上面が車載パレット本体部の走行面と略面一になっ
て車輪が通過可能になると共に、車輪停止位置において
は第2の角度位置になり、その上面が車載パレット本体
部の走行面に対して傾斜して車輪の走行を阻止するた
め、各車輪止め部材は、車両の走行時には車両の走行に
対して支障がなくなると共に、車両の駐車時には車輪の
移動を阻止することができるので、車両の走行には支障
がないと共に駐車中の車両の車輪の移動を確実に阻止す
る。
【0026】このため、本考案によると、車載パレット
が速く移動する場合でも車輪の移動を確実に阻止できる
ので安全性が高い車輪止め装置を実現することができ
る。
が速く移動する場合でも車輪の移動を確実に阻止できる
ので安全性が高い車輪止め装置を実現することができ
る。
【図1】本考案の一実施例に係る機械式駐車装置の車輪
止め装置を示す平面図である。
止め装置を示す平面図である。
【図2】図1におけるII−II線の断面図である。
【図3】図2の要部の拡大図である。
【図4】図1におけるIV−IV線の断面図である。
【図5】図1におけるV−V線の断面図である。
10車載パレット 10a 本体部 10b 傾斜部 12A 第1の車輪止め部材 12B 第2の車輪止め部材 14A 第1の螺子部材 14B 第2の螺子部材 16A 第1のナット部材 16B 第2のナット部材 18A 第1のワイヤ 18B 第2のワイヤ 18C 第3のワイヤ 18D 第4のワイヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 車両を載置した状態で移動する機械式駐
車装置の車両搭載装置であって、車両前後方向へ延びるように設けられ走行面を車両が走
行可能なパレット本体部と、該パレット本体部の車両前
後方向の端部にそれぞれ設けられ車両前後方向の端部側
に向かうにつれて下方に傾斜するパレット傾斜部とを有
する車載パレットと、 上記パレット本体部の車両前後方向の両端部に上記パレ
ット本体部及びパレット傾斜部に沿って車両前後方向へ
移動可能に設けられた前後一対の車輪止め部材であっ
て、各車輪止め部材は、車輪が通過可能なように上面が
上記車載パレット本体部の走行面と略面一になる第1の
角度位置と車輪の走行を阻止可能なように上面が上記車
載パレット本体部の走行面に対して傾斜する第2の角度
位置との間で回転可能に設けられた板状体と、該板状体
の下面から垂下するように設けられ上記パレット傾斜部
と接しているときには上記板状体の上面を上記第1の角
度位置に位置させると共に上記パレット本体部と接して
いるときには上記板状体の上面を上記第2の角度位置に
位置させる垂下部とを有する前後一対の車輪止め部材
と、 上記車輪止め部材の垂下部を、上記車輪止め部材の板状
体が上記パレット傾斜部の上に位置して上記第1の角度
位置となる車輪通過位置と上記パレット本体部の上に位
置して上記第2の角度位置となる車輪停止位置との間を
移動させる車輪止め部材駆動手段と を備えていることを
特徴とする機械式駐車装置の車両搭載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025035U JP2578199Y2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 機械式駐車装置の車両搭載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025035U JP2578199Y2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 機械式駐車装置の車両搭載装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682318U JPH0682318U (ja) | 1994-11-25 |
JP2578199Y2 true JP2578199Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=12154660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993025035U Expired - Lifetime JP2578199Y2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 機械式駐車装置の車両搭載装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578199Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP1993025035U patent/JP2578199Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682318U (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980407 |